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第4回長崎市情報化推進計画策定委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006689

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

総務局総務部情報システム課

会議名

第4回長崎市情報化推進計画策定委員会

日時

平成24年3月19日(月曜日) 午後3時~午後4時30分

場所

長崎市議会第3会議室

議題

  1. 長崎市情報化推進計画(素案)について
  2. 長崎市情報化推進計画策定委員会からの提言について

審議結果

1 長崎市情報化推進計画(素案)について

資料に基づいて事務局から説明。

委員長
メールで皆さんにお示ししたものから一部変更されている。結果的にわかりやすくなった。ご意見があれば伺いたい。

素案の最後の「(3)今後の取組み検討事例」が「3情報化の推進にあたって」の中に入っているが、これはこの中の方がいいのか。4として別にしてもいいのではないか。

事務局
「3情報化の推進にあたって」の位置付けとして、推進体制を整備する必要がある、どういう風に進めるか、どういった検討事例があるのか、検討をどういう風にやっていくのか、という事例を例示したかった。体制と連動させている。例示はしているが、これを全部取り組むというわけではない。本計画はアクションプランではないこともあり、こういう整理をさせていただいた。

委員長
パブリック・コメントの状況はどうか。

事務局
平成24年3月12日から実施しているが、今のところ、具体的な意見等の応募はない。

事務局
平成24年3月8日に市長を交えた都市経営会議に本計画を諮らせていただき、概ね了承をいただいた。その中で、情報化という切り口で言えば、今がまさにそういう時期ではないか、という三役の意見があった。現在、情報システム課が長崎市の各所属でやっている情報化の統括をしているが、CIOといった市の情報化を統括する職を置いたらどうか、といった市長からの指示もあり、組織も総務部で検討していく。そういった組織的な問題も、提言書に盛り込んでいただければと思う。

委員
こういった計画は、住民の意識と歩調を合わせていく必要があると思う。

37ページに市民意識調査によって穴を埋めていくと読み取れるが、パブリック・コメントにしても、ホームページに掲載して意見があったらくださいというだけでは、なかなか意見は集まらない。住民と歩調を合わせていくやり方として、いろいろ考えていかないといけないという課題認識を持っている。今のところの考えがあればお聞きしたい。

委員長
パブリック・コメントは、どこもあまり機能していないのが現実。見える行政を推進していく。情報公開制度のような形だけではなくて、情報化の中でもっと柔軟な形で幅広く情報を提供していく。市政情報から様々なものについて。見える情報化を進めていくのが、パブリック・コメントもそのつながりとは思う。情報提供の逆の形として、どういう風に市民の意見を吸い上げていくのか。一時、情報化が前の時代に電子掲示板があってどこも返答するのが大変なことになり、取りやめになったことがあった。今の時代は、いろんなソーシャルメディアの中に新しい形態も出てくる。今後、行政からの見える行政をどう作っていくのか、市民からの意見を吸い上げ反映する仕組みをどう作っていくのか。

事務局
これまで、長崎市の情報化がどこまで進んでいるかが見えなかった。積極的に出していなかった。そうした中、生活に様々な情報機器が入り込んでいる。全市的に見ると、どこが不便でどこが便利か、個々のレベルでしか把握できなかった。本計画で示している、「市民等の利便性・満足度の向上」という部分が大きな目標の一つであるので、市民等の満足度の向上をどう推し測るのか確かに必要。市民意識調査の項目も、情報化といった切り口ではなくて、どういう風に情報を得ているかというもの。市民意識調査の項目ももう少し情報化を実感できるようなアンケートのとり方もある。市民の意見をどう吸い上げるのかは非常に難しい部分でもある。これをやっていかないと、情報化の尺度が我々もわからない部分があると思う。具体的に市民意識調査をさせていただく。アドバイザー会議等の場面で意見を聞きながら、次に反映させていく形を考えている。協働という話の中で、事業をローリングさせていく。

委員
現在の情報公開やパブリック・コメントは、形だけと日頃から感じている。行政の中の情報化以外のドキュメント、資料についても、公開したものを必要な方がホームページ等に取りにいく形が主流となっている。今後、テレビ等の色々なメディアを積極的に使ったり、説明会に行って説明したりといった形がどれだけ現実的にとれるか。また、さらに突っ込んでわかりやすく説明しようとすると、文章でのオーサライズされた情報だけではなくて、わかりやすいドキュメントを作るとなると、一つの情報が二重三重に膨れていく。行政側がフランクに発言するのには、行政としての責任もあるので、簡単にはできないと思う。先ほどCIOの話もあったが、行政でもなく、市民側でもない、客観的に理解して説明するようなもう一つの位置付けがあった方が良いのではないか。客観的に行政はこういった情報発信を行っていると市民に伝える組織の必要性を感じている。

事務局
本委員会のような場面の中でご意見をいただいたものをアップしていく。また、それを積み重ねていく。段取りを踏んでいかないと、市民の方々もわかりにくい。こうした積み重ねが情報化を、情報発信をどのようなメディアでやるのかにつながっていく。メディアを使えない人にどう伝えるのか。こういう場を作りたいと考えている。

委員

市民との協働や市民へのわかりやすさといった表現がわかりやすいと思った。本計画には、産学官民が協働でという中で、具体的にランタナやD-FLAGが書いてある。ランタナでは、市役所のOBの方や長崎総合科学大学の先生や院生等のリテラシーの高い人が市民として色々な活動に参加していた。そういった方々をアドバイザー会議等にリクルートしていくのも良いのではないか。D-FLAGには、小さい企業も入っている。地域SNSのような形がうまくできれば良いと思う。

委員長
中身的にはよろしいか。本計画をアクションに移して、どれだけ具現化していくのかが一番重要なところ。来年度以降、少しでも進化していくことを期待したい。

2 長崎市情報化推進計画策定委員会からの提言について

事務局
事務局から説明。

委員長
いろんな意見を皆さんからこの委員会で出していただいた。その中から5点に絞って文書化した。

  1. については、ICTを大いに活用してほしいが、システムを入れるとそれだけで満足してしまって、持続的な運用ができていないという例が非常に多い。そういうことがないように、ちゃんと仕組みを作って、それを動かす人をちゃんと育成してもらいたい。いろんな外部の人たちの意見を大いに活用してほしい。
  2. は、協働や連携につなげていくことの重要性、仕組みを作っていくことの重要性を述べている。
  3. は、何か新しいことをすることもあるけれども、既存の色々な業務を情報化の視点で捉えてみたときに、様々な運用が考えられる。既存のやり方だけではなくて、ICTという形での業務の改善をぜひ進めてほしい。
  4. は、分析や進捗等、マネジメントをちゃんとやる体制をとってほしい。ここに「マネジメント」という言葉を入れたい感じ。評価も大事。
  5. は、若い人たちに期待を持てるといった内容。といった5点を書かせていただいた。

委員長
行政評価をするとき、情報化に限らず指標を作成し、指標への達成度を数値化せよ、とよく言われる。行政運営の中でやらざるを得ない。国もよく書かれているが、そういうものか。

事務局
決算時、事務事業評価で毎年報告している。事業の評価であって計画の評価ではない。

委員
評価をしていく、どこか統括する、強力にこれを進めていくようなところが必要と感じる。同じようなことをやっているところが幾つもあって、コストがかかりもったいない。

統括する部門があって、それを評価して、また変えていく体制が必要ではないか。

委員長
このことは大事なことで、別に項目立てしてもよいか。最適化を行っていく上で、どういった仕組みが理想なのか。そういう意味でCIOも大事だと思う。統合的に見ていく、そこで予算のチェックをやっていく。情報化はどの所属も出している。一番に出したいくらい。

事務局
市長からも都市経営会議の中で、CIOという言葉が出てきた。情報化を進める上で、ガバナンスをどうするのか。最高情報統括官というのが、他の自治体を見れば、市長や副市長であったりする。当然、ここが権限を持っている。予算も人も権限を持っている。情報化を進めるには、そういう人たちがCIOとなって、テクニカルな部分については、CIO補佐官といった位置付けで情報システム課は行っていけばいいのかと思う。現在、情報化に関する予算については、情報システム課もヒアリングに参加している。この事業が有効かどうかも話をさせていただいている。事業には、ICTの利活用という部分が小さな部分での仕組みの中で出てくる。経営会議の中でも、情報化を進める上で、統括する仕組みが望まれている、そういう空気が庁内にもある。今後、CIOを頭に、CIO補佐官、外部の委員と連携をとり、市民の声を聞きながら進めていく仕組み、体制づくりを考えさせていただいている。提言の中に盛り込んでいただければ、後ろ支えになる。一つ項目を設けさせていただいて作らせていただきたい。

委員長
長崎市くらいの人口規模の自治体になると、なかなかその辺が難しい。

事務局
せっかく本計画を策定した、意見もいただいた。今後もご協力や辛口の意見等をいただきたい。

副委員長
組織機構の改革につながると思われるが、どこかから提言しないとなかなか進まないのか。

事務局
外部からのご意見は原動力になる。提言があったほうが進む力が強くなる。

副委員長
役割を持たせながら、分担してチームワークでやっていく。各部署が縦割りできちんと仕事をする。横の連携がとれていない。CIOの設置は横串をさす。ICTはどこの分野にも共通する話であるので、ぜひその辺を盛り込んでいただきたい。すべての業務に対して、PDCAサイクル、毎年、年度計画や見直し、場合によっては外からの監査も必要となる。

委員
ワンストップというキーワードが出てきているが、人間が生まれてから死ぬまでのライフサイクルは決まっている。それに基づいて、その時に提供すべき情報があると思う。そういう情報をプッシュ型で発信できれば、市民一人一人が長崎市から大事にされていると感じるのではないか。それが自治体のサービスの差につながっていく。そういう方向のサービスがかなえば良いと思っているが、どんなにお金がかかるのはわかっているので、少しでもそういった方向の提言ができればと思う。

委員長
提言に入れてもらいたいと思うのが、市役所の建替え、公会堂の建替え等、新しい庁舎を目指している。新しい庁舎を建てる時の、自治体としての新しい発想の中での仕組み。情報化を一つの視点においた新しい市役所づくりを目指してほしいという一言を入れたいと思う。ワンストップサービスも含めて、情報化社会に見合った庁舎のあり方。多くの委員から提言されている。一言入れていただければありがたいと思う。

事務局
それは庁舎建替えという切り口ではなくて、電子市役所という切り口でいいのか。

委員長
ある意味、電子市役所で包括できるかもしれない。単にワンストップでできるということではなくて、市民に対して、来やすい、そこにくれば情報が何でもわかる。遊びにこられる市役所を作ってほしい。

事務局
今日のご意見を踏まえ、委員長ととりまとめをさせていただく。

閉会

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電話番号:095-829-1124

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