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平成23年度第1回長崎市地域福祉推進市民協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006653

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民局福祉部福祉総務課

会議名

平成23年度第1回長崎市地域福祉推進市民協議会

日時

平成23年11月1日(火曜日)午後3時30分~午後5時30分

場所

長崎市社会福祉会館 4階大会議室

議題

  1. 会長の選任について
  2. 今後の推進方策について
  3. 住民座談会から小地域計画につながる運営について
  4. 新たな地域活動の事例について
  5. その他

審議結果

開催に先立ち、会議の成立と会議の公開について報告。

福祉部長あいさつ、事務局紹介(長崎市職員及び長崎市社会福祉協議会職員)、委員紹介(自己紹介)

議題1 会長の選任について

委員長及び職務代理者を選出。

議題2 今後の推進方策について

(資料に基づき、事務局から説明)

質疑等は次のとおり。

委員
社協支部の結成されていない所はいつぐらいまでにできるのか。計画期間の5年間でできるのか。

事務局
現在54の社協支部がある。旧長崎市内と野母崎地区で10地区がまだ支部が設立されていない。未設置地区については、働きかけを行っており、支部を結成してもらい、住民座談会を開催し、小地域計画を策定していきたい。

小学校区が71あるが、小学校区イコール社協支部となっていないところもある。三重や東長崎、琴海地区など一つの支部にいくつか小学校区が入っているところもあるので、地区によって小地域計画の策定のやり方を模索していきたい。

議題3 住民座談会から小地域計画につながる運営について

(資料に基づき、事務局から説明)

質疑等は次のとおり。

委員
地域をよくするための新たな活動や今やっている活動を活性化させるためには、「ヒト」と「カネ」が必要になってくると思う。地域みんなで元気になりましょうとか会議を持ちましょうとか挨拶運動をしましょうなど意識だけではなかなかうまくいかないと思う。市のお金の支援がないとプランの作りようがないという気がする。

事務局
地域の支援については後程議題5のその他で市の考え方を説明したい。

委員
小規模の座談会をひとまとめにして、例えば1年に1回とか大きなイベントができないか。よその状況を知るため、座談会を実施したところのボランティアイベントとか交流会などができないのかなと思う。横のつながりが大事。何か一つでも解決策が出てくるようなことがないと。世の中おかしくなりつつあるので、スピードアップして年に1回大きな広場で座談会をやるとかできればいいなと思う。

委員
昨年座談会に参加したが、よその地区の事がわからない状態で座談会が始まったので、地域の方々はどういった意見を出していいのかわからずなかなか意見が出て来なかった。自分の地区では街灯をつけてほしいとか公園を整備してほしい、空き家を撤去してほしいなどの意見が出たが、よその地区がどのような問題を抱えているのか前もって提示してもらったら意見も出しやすかった。冊子が出来上がってはじめてよその問題点がわかったので次回から自治会などに冊子を事前に見せてもらうとスムーズにいくと思う。

事務局
地域から出た意見はホームページで公開はしているが、みなさんがホームページを見られる環境ではないので、今まで地域を回ってきた中でよく出る100個の課題を整理して作成しているのでその活用について社協と協議していきたい。その地域にしかない課題というのもあるので、住民の方が参加しやすく、いろんな意見が出るような方策を社協とともに考え、改善していきたい。

委員
社協支部は社協の下部組織ではないと思うが、間をつなぐのは中間のNPOの形は取れなかったのだろうかと考えている中で、2年間の策定期間の結果、おそらく社協が支部を作るという方向性で来たのだろうと思うが、住民の自主性を大事にするという意味では、少しやり方を考えないと上から押し付けられていると捉えられ兼ねないという印象を持ったので、考えながら進めてほしい。

事務局
社協支部は任意の団体で下部組織ではない。市内小学校区を単位ぐらいにして自然発生的な感じでできている。地域の中で地域福祉を推進する立場でいろんな形で機能している。上から押し付けではなく、支部が自発的にやりたいことについて社協に相談があり、社協から助成をしたりしている。あくまでも実施主体は支部である。社協からこうしていただけないかとか支部を作ってくださいとかいう相談はしている。

委員
ささえあいプランを作るうえで重要なのは、それぞれの内容を選別して、どこがどれをできるのか、例えば社協支部でできる仕事、自治会でできる仕事。公園の問題が出てきた時には管理をしている自治会でできる。街灯が少ないというのも自治会でできるということでまず問題点の仕分けをし、仕事の振り分けをする。もう一つは、最終的な目的として身体の障害を持った方や小さい子どもの家庭内虐待の問題、独居老人の問題など行政が365日目を向けることができない問題を地域の中で担ってくれませんかということが大きな目的だと思う。振り分けをしないと何もかもささえあいプランの中でやっていくのは無理があると感じている。

会長
事務局の説明からいえば、3月にできたささえあいプランをどうやって住民参加の仕組みにつなげていくかという時に、小地域にある程度区割りをした中で、自主的な住民の参加の仕組みを作っていくことがまず必要である。その時に考えられるのが社協支部という形で区割りをしていくということである。今後、未開催地区を含め、座談会を小地域ごとの地域福祉計画と呼ばれるわがまちプランにつなげていくということが事務局側からの提案である。委員会としてはこの提案を拒否するのではなく、精査しつつ、支援しながら見守っていきたいと思う。いくつか貴重な意見をいただいたが、市社協と社協支部の関係、社協支部と自治会等住民団体との関連、役割分担。わがまちプランを作っていくということを全市的にどうやって周知していくかということで、必要であれば様々な会合やイベントを考えていただきたいという提案が出た。今後もっと詰めていかなければと思う。

議題4 新たな地域活動の事例について

(資料に基づき、事務局からダイヤランド地区のささえあいの仕組みづくり及び小江原地区の朝市について事例紹介)

質疑等は次のとおり。

会長
議題3の中で、わがまちプランの中身について確定したものはないという話があったが、あくまでも地域福祉活動計画の小地域計画版なので、サイズは小さくなっても誰もが安心して暮らせるまちづくりのため、わがまちではどうあるべきかを考えるとするべきならば、地域にお住いの方々はどういう暮らしの課題をお持ちなのかということをしっかり把握しておく必要がある。ニーズキャッチという言い方をするが、ニーズキャッチの仕組みがわがまちプランの中にきちんと位置づけられる必要がある。ニーズをつかむとその課題を様々な支援につなげていかないといけない。ニーズを支援につなげていくためのシステムをどう作っていくかという2点を共通にわがまちプランに含めておかないと安心して暮らせるプランにはならないと思う。

議題5 その他

(市民局長より「地域コミュニティのしくみづくり」について説明)

市民局長
今年の8月の局制を伴う組織改正で、市民局長の特命事項として市長の方から「地域コミュニティのしくみづくり」と「長く元気でプロジェクト」という2つのプロジェクトが与えられた。

市長が今年の4月に選挙で当選する際に、地域のコミュニティのしくみづくりを考える検討会を設置しますとマニュフェストで申し上げた。検討会を立ち上げるにあたって、市長と話をした中で、地域福祉計画を含め、地域のあり方を検討するにあたっては、この協議会の皆様が3年間にあたり、地域の福祉の事についてずっと協議をしていただいたので、この協議会の中で地域コミュニティのあり方についての協議、相談、意見を伺うこととしてはいけませんかと市長に話を持ち上げた。

今後、地域福祉では、地域の中で、社協が中心となって小地域計画を作っていくが、大きな目的である住民の方々が地域で安心して暮らせるしくみを作るには、これまで縦割りだった行政を見直して、局制により横の連携を取って地域の方に入っていきたいと考えている。

具体的にいうと地域の方に行政が例えば地域ごとに担当制を引いて、総合的な窓口、地域からの相談は一個の窓口を通じて市が受けますというようなしくみを含めてできないかというのを検討していきたい。住民座談会や小地域計画を作るにあたって地域で様々な課題が出てくる。行政がすべてできるわけではなく、地域だけで解決できないこともたくさんある。そういったものについては当然市がいろんな情報を提供する。あるいは市にとってもっと重要なのは地域で今何が起きているかということを絶えず行政が把握できるかということは、市が事業を新たに打つ時に、まさに住民の方のニーズに合った事業が展開できるということである。

今、個別に、ごみの問題であれば環境部、こどもの問題であればこども部、福祉であれば福祉部、健康であれば市民健康部などいろんな相談がきているが、これをトータル的に地域担当みたいな形で市が相談できるようなしくみを作っていきたいと考えている。この目的はずばり言うと地域の力をつけるためである。行政が災害の時にすべてできるわけではない。地域での声掛けとかつながりが、この地域福祉計画の目的と同じように達成することが一番の目的なので、そのためには行政がある程度そういったしくみを作りたいと思っている。

地域によってはうまくいっている所、新興団地でうまく連携が取れていない所などいろいろあると思うので、画一的な市のしくみを作ってそれを地域に当てはめようとするとおそらくうまくいかないと思う。私どもとしてはゆるやかに地域に合った入り込み方をしながら、年数はかかるかもしれないが、そういった形で進めて行きたいと思っているのだが、ご相談は、地域のコミュニティのあり方の検討をこの協議会の委員の皆様にお願いしていいかどうかということである。

さきほど委員から出た意見で、マンパワーやお金の問題もあるといった部分は、地域コミュニティの中の部分で検討させていただければと思っている。

質疑等は次のとおり。

会長
事務局の方から提案があったが、市の機構改革の流れ、あるいは市長のマニュフェストを受けてということだが、様々な部署を横断的に住民の視点に立ち、地域コミュニティのしくみづくりを検討する部署ができたということである。

これを地域福祉計画の運営管理をするこの委員会で、地域コミュニティのしくみづくりも含めて検討していいかどうかという提案だと思う。私の立場からいうと、地域コミュニティとは何かがきちんと位置づけられる必要があるのではないかを思う。通常であれば地域コミュニティとは広くまちづくり、「K」という文字が頭に多くつく。例えば「観光によるまちづくり」、「環境によるまちづくり」、「介護」、「子育て」、「教育」、「工業」とか。そういうものを通したまちづくり何も福祉だけのまちづくりではないという視点もあるが、ただ「誰もが安心して暮らせるまちづくり」というキーワードであるのは共通のところである。誰もが安心して暮らせるまちづくりという範囲で関わってくる地域コミュニティのあり方ということでいえば、十分議論すべきではないか。

委員
市が一生懸命頑張りたいということであれば我々でできることはみんなで応援してやっていいのではないか。

会長
異論がなければ事務局からの提案も含め、今後の協議の対象にしていきたい。コミュニティづくりとは広くまちづくりということであり議論に含めていきたい。

委員
まちづくりは負の部分から入ると、不便だ不満だと愚痴になってくるが、いい所を出してもらってうちのまちではこんな事をやっているよというのをどんどん出していって、ほかのまちが興味を持つような周知をしていくといいと思う。今日現場で一番動いている社協の若い人から説明を受けたが非常にわかりやすく、わかったものを地域に持って帰ることができると思う。これからも社協の経験をどんどん出していってもらえると勉強になる。

会長
よく元気をもらうという言葉があるし、座談会でも最初にこういうまちにしたいというイメージから入っていくこともあるしいろいろ参考にしていきたい。

事務局
次回開催は年明けを予定している。さきほど局長から説明があった部分も事前に通知等でお知らせできればと思っている。日程については会長と調整のうえ、各委員に連絡することとする。

(以上)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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