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平成23年度第1回男女共同参画審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006642

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部男女共同参画室

会議名

平成23年度第1回男女共同参画審議会

日時

平成23年4月25日(月曜日)午後2時~

場所

男女共同参画推進センターアマランス研修室

議題

男女共同参画計画について ほか

審議結果

(開会)

事務局
本日の会議に先立ち、先の東日本大震災で亡くなられた方に対しまして哀悼の意を表し、御冥福をお祈りするとともに、被災地の一日でも早い復興をお祈りして、黙祷を行います。
御起立願います。黙祷。

(黙祷)

事務局
ありがとうございました。

事務局
ただいまから、平成23年度第1回長崎市男女共同参画審議会を開催します。本日の審議会委員の出席は12人で、「長崎市男女共同参画推進条例」第26条第2項の規定により、本日の審議会が成立していることをご報告いたします。

それでは、男女共同参画室において、平成23年4月1日付で人事異動があり,当審議会に関わる職員に変更があったため、紹介いたします。
(男女共同参画室長、自己紹介)

事務局
それでは、これからの議事進行は、会長にお願いいたします。

会長
議題2(1)「パブリック・コメント募集の結果について」、事務局に説明を求めます。

事務局
第2次長崎市男女共同参画計画(素案)へのパブリック・コメントについて、説明いたします。パブリック・コメントの募集は、平成23年3月10日から4月9日までの期間で実施し、匿名の1人による1件を除いて、13人から延べ25件の意見が寄せられました。この13人、延べ25件の内訳は、長崎市内在住の方が2人で、延べ8件、市外在住の方が11人で、延べ17件です。

募集の際には応募資格を長崎市内在住の方、市内へ通勤・通学をしている方、長崎市の納税義務者のいずれかと規定しておりましたが、今回はこの要件を満たさない市外に居住している方からも多くの意見が寄せられたため、この応募資格にかかわらず、意見を取りまとめたものです。

25件の意見の内容は、計画全般についてのものが3件、基本計画についてのものが4件、行動計画及び前期行動計画についてのものが18件で、詳細な内訳は資料に括弧書きにて掲載しているのでご参照願います。

それぞれの意見や長崎市の考え方については後ほど説明いたしますが、意見により計画の文言を、その趣旨に沿って修正したもの、より分かりやすい形に改めたものが各1件あり、その他の23件は計画を実施するうえでの参考としたいと考えております。なお、パブリック・コメントの結果は、ホームページなどを通じて公表予定です。

それでは、資料「第2次長崎市男女共同参画計画(素案)へのパブリック・コメント募集の結果について」の2枚目をご覧いただきますようお願いいたします。
(資料の読み上げ)

会長
パブリック・コメントの内容と長崎市の考え方について、質問や意見はありませんか。

委員
パブリック・コメントの募集に応じた人に市外在住の方が多いということを事務局としてはどう捉えていますか。

事務局
市外というより、ほとんどが県外在住の方で、意見全体の4割を占めるメディアに関する意見が多いと考えております。

委員
県外在住の方の意見も受け容れるということですか。

事務局
募集段階では、応募資格を長崎市内在住の方などに限定していたところですが、県外在住の方からの意見への対応について、パブリック・コメントを実施する市の広報広聴課に確認したところ、ある程度は市の考え方を明示したほうが望ましいとのことであったので、今回の対応となりました。

委員
県外からの意見に影響を受けて、男女共同参画計画が全国で均質化されるのは、いい面もあれば、悪い面もある。この計画は長崎市の現況を綿密に調査し、その特徴を把握したうえで、案を策定したものであり、そのような本来あるべき姿になるよう希望します。

会長
ほかに意見、質問はありませんか。(意見なし)

会長
議題2(2)「第2次長崎市男女共同参画計画(案)の修正について」、事務局に説明を求めます。(資料の読み上げ)

会長
説明があった修正案について、意見や質問はありませんか。(意見なし)

会長
全体を通して、その他について、意見や質問はありませんか

委員
16ページ、推進目標3)にて、「セクシュアル・ハラスメントを含めDVを防止するための」という表現があるが、セクシュアル・ハラスメントがあたかもDVに含まれるものであるかのような内容になっています。誤解を招きかねないので修正してほしい。

事務局
ご指摘のとおりに修正したいと思います。

委員
そのように修正するのであれば、その前の「また、都道府県労働局雇用均等室に寄せられたセクシュアル・ハラスメントの相談件数もここ数年増加傾向にあることから家庭や職場といった生活の場での暴力被害の実態が浮き彫りになっています」という部分も「セクシュアル・ハラスメントの相談件数の増加傾向」と「家庭や職場の暴力被害の実態」を直接的に結び付けた表現になっているので、併せて修正した方がいいと思います。

委員
セクシュアル・ハラスメントは暴力ではないという見解でしょうか。

事務局
セクシュアル・ハラスメントが暴力ではないということではありません。

「セクシュアル・ハラスメントの相談件数の増加傾向」と「家庭や職場の暴力被害の実態」が直接的に結び付くのではなく、「また」の前の文章にある「DVの相談件数の増加傾向」と「セクシュアル・ハラスメントの相談件数の増加傾向」が並列関係で、その両方が「家庭や職場の暴力被害の実態」に掛かるという意図の文章でございました。しかしながら、「また」の前に句点があるために、その意図がうまく伝わらない文章になっているので、その部分は分かりやすいものに改めたいと思います。

委員
セクシュアル・ハラスメントは、暴力に該当することは論を待たない。しかし、単に暴力というと、物理的な暴力を思い浮かべるのが一般的な市民の感覚であると思うので、分かりやすい表現、誤解を招きにくい表現が必要という意味です。

会長
パブリック・コメントにおいて「メディアにおける人権尊重」に対して、表現の自由を阻害するものであるとして、多数の意見が寄せられていますが、読み手に誤解を招くような表現が含まれていないか、意見を出してほしいと思います。

委員
寄せられた意見では、性や暴力の表現が人権侵害となる根拠がないということであると思います。この分野は、戦前に集中的に言論弾圧を受けたために警戒しているのだと思いますが、現在は情報技術の進歩によって、写真や映像が瞬時に広範囲に拡散し、その被害の回復はほぼ不可能です。小説や漫画も含めて、これは表現の自由を超越した人間自身の尊厳の破壊であり、表現の自由の侵害と主張する人にも議論して歩み寄ってほしいと思います。

委員
今回の計画では、人権上問題のある報道などがなされた場合に、申し入れを行うなどの具体的な行動を起こすような取り組みは挙げられていませんが、マスコミにも頻繁な人事異動の中で、人権問題を十分に理解しないまま、報道などに携わっている人もいると思われるので、何かと規制するのではなく、まずは、人権意識の啓発を兼ねたマスコミとの定期的な懇談の場を設けて、お互いの理解を深めたほうが建設的ではないでしょうか。ただ、この審議会は長崎市に限られたものであり、一方のマスコミはテレビ局、新聞社ともに最小の単位でも長崎県全域に及ぶものであるため、県の方でこのような取り組みを行うことが望ましいと考えます。

委員
現場の視点で問題を捉えることは大切なことです。

このような議論の際に、規制する理由が、青少年の健全育成に有害であるという「見る側」の視点でのみ書かれているが、「見られる側」の視点からの議論が必要であり、有害とか無害というのではなく、「見られる側」として性を見世物にするような表現をしてほしくありません。

会長
33ページの取組番号32「フィルタリングの活用・指導」について、パブリック・コメントで多くの意見が寄せられていますが、意見された方々は、取り組み自体にそのような意図はないにも関わらず、まるで学校教育課がフィルタリングで選別する情報の内容にまで干渉し、表現の自由を規制するかのような誤解をしているようです。ちょっとした表現の問題だが、せっかくの計画なので、例えば「普及・促進」などを意味するような誤解を招かないようないい表現がないでしょうか。

事務局
今回の意見を学校教育課に伝え、実態を確認したうえで、表現を工夫したいと思います。

委員
現場の教職員は、世間に向かってやり過ぎをしないように心がけているもので、あまりこちらから言うまでもないと考えます。教職員にはそもそも子どもを守る決意があるでしょうから、適切な表現にしてほしいと思います。

委員
この取り組みの対象は、PTAですので、教職員ではないことは明確にしておきたい。

また、先ほどの「普及・促進」という表現であれば理解できますが、「活用・指導」という表現については、「活用」の「指導」であれば意味が通じますが、「活用」と「指導」は別の性格のもので、並列にするのはおかしいので、表現は考える必要があると思います。

事務局
学校教育課としては、施策の方向(8)の「有害サイトに対しては、フィルタリングで隔離するなどの予防も必要となります」との表現を受けて、父兄、つまりPTAに対して、子どもたちを有害情報から守る方法としてフィルタリングについて周知するという意図であると思われるので、活用を指導することは問題ないと考えます。

しかし、活用と指導を並列にすると分かりにくいため、趣旨を変えず、後退した表現にならないように学校教育課と協議のうえ、修正したいと思います。なお、この取り組みに表現の自由を侵害する意図がないことは、改めて申し上げておきます。

会長
趣旨は理解していますが、意見された方々には誤解があったようですので、誤解によりせっかくの計画がその有効性を損なうことがないようにという意味で意見したものです。他に意見はありませんか。

委員
細かいことですが、計画はすべての人にとって分かりやすいように、新旧対照表裏面の32ページ3行目の「女性や子どもを専ら性的」の「専ら」をひらがなに変えたほうがよくないでしょうか。

会長
ひらがなに変更したいと思います。

委員
先ほどのフィルタリングの件ですが、それほどフィルタリングが広く認知されているとは言えない現状では、「活用」ではすでに当たり前のこととして知っているものを使いましょうというような印象を受けるので、フィルタリングの「周知」や「普及」などの意味を含んだ表現の方がふさわしいと感じます。

また、計画の冒頭にある目次ですが、「第1章 計画の概要」については、詳しい記載がありますが、「第2章 基本計画」はあまりに簡略化されていますので、もう少し内容が見えるようなものを記載してほしいと思います。

事務局
目次は、3つの推進目標のほか、主要課題などもありますので、その程度までは詳しい記載をしたいと思います。
会長
計画を手に取った人が目次を見て、内容に興味を持ってもらえる程度にはしたほうがよくないでしょうか。
委員
「パブリック・コメント募集の結果について」、質問したい。

不景気に加え、震災や原発事故の危機に直面した中で、急務でない男女共同参画計画の事業は時期を改めるべきとの趣旨の意見がありますが、「急務でない」との意見に対する事務局の見解を伺いたいと思います。

事務局
男女共同参画社会基本法の中で男女共同参画社会の形成は喫緊の課題であると謳っていることから、急務ではない事業とは捉えておりません。この意見に対する「長崎市の考え方」の表現に不足があるとの意見でしたら加筆したいと思います。

委員
国際的に遅れた事業ですので、ぜひ重要課題として進めてほしいと思います。
また、予算について、女性や子どもに関する予算を削って他の事業に充当するようなことがないようにしてほしい。

会長
議題2(3)「答申(案)について」、事務局に説明を求めます。

事務局
これまでの審議の結果を踏まえて、市長に諮問に対する答申を行うもので、「第2次長崎市男女共同参画計画について(答申)」との表題の事務局が作成した案に沿って説明いたします。(資料読み上げ)

事務局
このほかに意見があれば、追加や訂正を行いますが、事務局の案としては、この6項目を挙げております。

会長
説明に対する質問、意見並びに追加する項目はありませんか。

委員
1から6までの項目のうち、3以外は市への要望ですが、3は学校に対する直接の要望です。学校への直接の要望ではなく、学校の現場がその重要性を認識できるような施策を展開すべきというような表現とすべきではないでしょうか。

事務局
教職員の任命権は県にあり、また、学校現場の所管は教育委員会にあります。もちろん、市長には市長部局と教育委員会の相互の調整を行う権限はありますが、市長部局が所管する審議会において、任命権が異なる教育委員会に対する意見や要望を市長に答申するという形になってしまうので、委員の指摘のとおり表現を変えさせてほしい。

委員
ただ、3の趣旨は、価値観が固まってしまった大人ではなく、子どもの頃から男女共同参画を意識させるような施策であり、とても望ましいものなので、この精神が消えないような内容にしてほしい。

委員
文書に掲載する順番であるが、3の内容はとても大事な内容ですので、3番目に掲載されているのは不満です。1は総論なので、1番目に掲載されるのは当然だが、3は2番目にしてほしい。(委員により協議)

会長
それでは、1、3、4、5、2、6の順番に掲載して答申すると決定し、私から市長に答申いたします。事務局から何かありませんか。

事務局
今後の流れは、会長の発言のとおり、市長へ答申を行い、その後、庁内で意思決定をして計画策定となります。計画の巻末につける資料は、長崎市男女共同参画推進条例など前回の計画と同程度のものを考えております。

また、昨年11月に実施した調査研究の報告は、現在整理中であるため、夏に予定している次の審議会で審議していただきたいと考えています。

本日の審議会の会議録は、後日送付するのでご確認いただきたい。

会長
その他、何かありませんか。

委員
長崎市の第4次総合計画に男女共同参画についての文言を記載してもらえるようになりました。これまでになかったことなので、ぜひ報告させていただきます。

会長
他にありませんか。なければ、平成23年度第1回長崎市男女共同参画審議会を終了いたします。長時間にわたるご審議、ありがとうございました。
(閉会)

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