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平成23年度第2回長崎市自主文化事業検討委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006629

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

経済局文化観光部文化振興課

会議名

平成23年度第2回長崎市自主文化事業検討委員会

日時

平成24年3月14日(水曜日)午後2時~

場所

長崎ブリックホール3階会議室2

議題

(1)平成24年度自主文化事業の計画について

(2)その他

審議結果

事務局:24年度事業説明

(1)平成24年度予算について

委員
周年系の事業以外を見ると、350万円くらい減っている。そのなかで広告宣伝費80万も減っている。これから強化していかないといけないところといっているところだが。

事務局
財源を5パーセントカットしないと財政が認めてくれない。確かに広報へのご意見は上がっていたが、事業をなくすのか、それ以外のところか、どこを切り詰めいていくかという兼ね合いによる。

委員
演劇公演はマイナス160万と大幅に削減されているが。

事務局
24年度の演劇公演が(財)地域創造の演劇ネットワーク事業(あなた自身のためのレッスン)によるもので、全国の公共ホール4館で開催し、全体事業費の3分の2を地域創造からの助成を受け、残りの3分の1を4館で均等割りする額で公演できるからである。

委員
他の委員の皆さんもいかがか。予算が減っているのはしょうがない。どこも人件費はカット、業務量は増える、という世の中なので。少ない予算の中で頑張ってやるしかない。お金がかからない方法で告知などやり方を考えていかないといけない。スタッフの皆さんの働きが大きいということ。職員自身も宣伝マンに徹しないといけない。

事務局
なかなか広報が難しい。今年度も思うようにいかず、苦戦した。やり方を考えなければならない。

委員
「まちなか音楽会」と「ラウンジコンサート」の共通点として、市民音楽家の発表の場ということがあげられるが、屋内か屋外という違いはあるにせよ、一つにまとめることは考えないのか。

事務局
まちなか音楽会は、当課が文化観光部という観光の側面・まちづくりの側面を持ち合わせており、まちの賑わいを作るという意味合いも持っているものである。

委員
ならば、ラウンジで提供するものと、まちなかで提供するものは、質が違うのでは。まちなか音楽会はただの発表の場ではないということ。魅せ方が違う。区別しないといけない。文化振興課での意義をはっきりさせないと曖昧になる。予算が少ないのであればなおのこと1つに統合すればという話になる。例えば隔年にするとか、相当頑張って練習しないと出られないような音楽会でないといけないのでは。

委員
ブリックホール15周年記念事業は特に集中して、命がけでやっていただきたい。

委員
私がこの委員会に入れていただいたときから同じで、音楽の事業がかなり占めている。音楽が取り組みやすいということがあるのはわかるが、もっと他の「文化」が入ってもいいのでは。また、どの時点で、予算の意見をすればいいのか。来年再来年まで決まっているのでいつもわからない。また今言っても活かされないし、次に組立てていただく際に、やはり音楽の方は恵まれていると思う。講師の方を招いたりするのは、伝統文化サイドも望んでいる。どう考えてもアンバランスでは。

委員
音楽以外の分野も、どういう形でだしていくか、伝わるようにしなければならない。鑑賞なのか、人材の育成なのか、切り口をはっきりする必要もある。新規は認めにくいそうなので、どこかに重ねるのか、スクラップアンドビルドなのかも考える必要がある。

事務局
タイミングとしては8月より前の段階で意見をいただければ反映できる。予算を決める時は、今やっていることをやりながらなので、アクションプランに沿ってはいるが、余裕が職員にない。今までの経験を、今のうちに次どのような方向性をもっていくか考えていければよいのだが。それがこの場になると考えている。

(2)その他(これまでの自主事業一覧をみて、今後の事業のあり方についてのフリートーク)

事務局
24年度までやることは決まっているのだが、25年度、どういうものをしていくべきなのか、探っていく作業を一緒にしたい。どんどんアイデアを出していただければ。

委員
私は皆様方と違い、専門的な分野の人間ではないので、客観的な立場で意見させていただきたい。流れのバランスを変えるにはかなりのパワーと予算が必要。非常に継続して価値がある事業もあるが、新陳代謝もよくしなければいけない。そこで提案だが、予算枠と時間的な枠と、整理する枠をつくってはいかがか。一つチャレンジ枠のようなものをあけるというものだ。枠の中にいろんなジャンルを試行的に入れてみて、バランスについては時間と期間がかかるので、じっくり時間をかけて一緒にやっていけば。どうしても中で削らないといけないことが出てくる。これがある意味新陳代謝で、増額もなく可能ではないか。

委員
いい意見だ。未来枠、夢のたまご枠のようなものだ。

事務局
この枠の中で新たなものを探れれば確かにいい。

委員
今年度で廃止となる演劇による表現力育成事業について。教育的要素が高いからということで廃止とのことだが、では、教育側で取り込めるのか。私も県からの委託などで類似事業を受けているが、精一杯しても10校強が限度。演劇やアートの力で、子どもたちの今の自己表現力を伸ばすという意味でも必要であるはずなのに、削られているのは残念。色々な文化活動があるが、子どもが触れる機会はそうない。お祭りのようにたくさんのワークショップがあって、市民活動でやっているものに触れてみる。それが子どもたちの日常につながっていくと思うのだが。

委員
お祭りのようなたくさんのワークショップと言えば「たのシックフェスティバル」。予算が減ってしまって残念ではある。触れて、いいきっかけづくりになるのだが、なかなか理解していただくのは難しい。ただ残ったことはよい。ゼロになると大変なので頑張っていきたい。

事務局
「たのシック」はスペース的な問題もあるが、他ジャンルのワークショップも一緒に出来るのでは。先日の国際イベントでも、お茶の席に伝統文化の先生が来たりしていい交流が図れていると思う。

委員
同じようなことをやって集客が減るよりは、一緒に盛大にやってほしい。

委員
私はどちらかというとコンサートなど参加者側で出ている。私の生徒もオーケストラにのらせてもらったが、オーケストラに参加しただけで本番では本当に「オーケストラの音」を創りあげていた。凄いことだと思う。このような参加型は今後とも継続していただきたい。長崎はおくんちなどお祭り好き。もっと参加して、そしてもっと発信できれば。

委員
先を見て25年度から枠組みを考えてくださる時に、日と枠をとっていただきたい。こちらも具体的に出して動きを作らないといけないが。伝統文化も他のいろんな分野と交流したいという意見を出す場をつくってほしい。取り入れて欲しいと考えている人もいる。

委員
伝統文化は流派・会派などがあるが、意見を集約することができるのか。協会とかになると、若い世代の意見が反映されないこともあるのでは。過去をみれば、市が加担しなくてもできるといった意見もあったりする。どのようにすれば皆さんのお気持ちを拾えるのだろうか。そのあたりの意見はまとめることはできるのか。

委員
協会と協力して可能なことであると思う。長崎全部で集まって機会を設けることができるので、例えば「日本舞踊で」意見を出すというようなことも可能。意見を出さないと動かないわけなのだから私は努力したいと考えている。

委員
文化事業について、学校に出向く事業などは教育委員会など他所管と被る部分もあると思うが。

事務局
例えば当課のアウトリーチ事業についていえば、スクールコンサートという事業を学校教育課がしており、議会でも整理するよう指摘があっているが、それを統合されたとしても数は担保されないことは想像できる。子どもたちに触れる機会をたくさん創出する必要がある。他のものでもいえることだが、数が必要なものでもあるからそれぞれでやっている。

委員
数多く触れさせることがいいだろう。

事務局
全員に分け隔てなく触れさせなければならないのが教育委員会。でも少人数は少人数でしか伝えることのできないよさがある。それが文化振興課のアウトリーチのミッションでもあり、それを数多くこなすしかない。なお、文化振興課の伝統文化体験教室は学校へ行ってではなく、公募でやっているという点で、教育委員会と開催方法が異なっている。いずれにせよなかなかわかっていただけない問題である。

委員
例えば平和に関するコンサートは平和とならざるを得ないのではないか。合わせられる部分については合わせる。マダムバタフライもそうだろう。

委員
両方でしっかりやればいい。単純に二つあるから一つで、というのはいかがなものかと。もちろん交流することによって質を高められたりするものはいいと思うが。また、なかなか役所にお任せしてもね、市民の方からもやっていかないと、という想いもある。

委員
何をしたいかを出し合うというテーブルを持って、集まった分野の人たちが何ができるかを考え合うような機会をもてたらいい。

事務局
この場で持ち帰ったものをまたここで出してもらいたい。

委員
考えたり、行動することは大事だと思う。私も以前ブリックの市民公募の脚本を書いて出したことがある。とにかく参加することに意義があるから。そうしないと意見が上がらないから。

委員
例えば、会議としてではなく、もっと気軽に話に行ける場所があればいい。自由にきてもらって30分程度話したりする。そういうときにチケットなども預ければいい。伝えたいということは逆にそういう意識も持っているわけだから。「あそこにいけば情報が揃っている」、そんな多目的な場所、帰りにはチラシを持たされるとか。それがもっと日常的にあると、共有化もすすむのだろうけど。

委員
お話をしているうちにアイデアが浮かんだりもする。

委員
担当をつくりますか。いっぱい聞かせてもらうのは発見になるのでは。

事務局
是非来ていただければと思う。ただ採用していいものも出てくるかもしれないが、一気に意見がたくさんこられても難しかったりすることが出てくるかもしれないが。

委員
集めた意見をこの委員会にかけて答えを出せば何の問題もない。そのための委員会でもあるのでは。

事務局
これからは固まる前にも皆さんにお話を伺いするようにしたい。

委員
いつも出席するときには決まってしまっている。大変なのは十分理解している。ただもっと、事業の担当の係員の皆さんにも一緒のテーブルについてほしい。そういったところから反論も欲しいし、応援もしたいし。抱え込んだら大変だと思うので。せっかくなので職員の皆さんの想いを順番にいただきたい。

事務局
23年度は主に音楽の担当だったが、それだけではなく日々の事務業務にも追われ、皆さんの意見を聞く機会もなく申し訳なく思っている。委員の方の仰るように、音楽や演劇は予算をかけているが、伝統文化は確かにそうではないので、他の分野もできないのか考えながら、事務業務だけではなく、立ち止まって考えたいと思う。

事務局
今お話を聞かせていただいて、チャレンジ枠を設けるのは非常にいい考えだと思う。まず予算のことから考えるのではなく、企画を考えること。一人ではなく皆でもちあえれば。確かに話すことで思いつくこともある。新しい方向性を見いだし、チャレンジできればと思う。

事務局
私は施設の整備、毎年継続的に開催するものの担当が多かったが、今後は委員の皆さんのご意見を踏まえ、もっとよりよいものを創りあげていきたいと思う。

委員
まずは是非ご自身が楽しんでほしい。それがないと伝わるものも伝わらないし始まらない。ご招待するのでまずはコンサートに来ていただきたい。

 事務局
これまで音楽と演劇が厚かった理由のうちの一つに(財団法人)地域創造の存在がある。当課はプロパーがいない中でノウハウを構築していく中で、この機関からノウハウを学んだり、助成を得ながらいまの型を作っていった。当財団が音楽と演劇に強みを持っていたことがひとつの理由であり、逆に美術や伝統文化に強みを持っていればまた全く正反対の状況になっていただろう。ただこれからはご指摘のとおりもう少しバランスも考えなければいけない。しかし、現状で完全にゼロからというのは厳しい。音楽のように、もっと具体案を提示してほしい。そうすればこちらが他分野で築き上げてきたノウハウも活かしながら新しいものが作れるはずだ。そういった意味でもチャレンジ枠は試行的なことができるので非常によいアイデアだと考える。また、皆さんとお話する時間というのは絶対一番無視してはいけない時間。コミュニケーションをはかることでいろんなことを知り、気づけないことにも気づくことができる。だから遠慮なくお話に来てほしい。

事務局
私はまだ役所に入ったばかりで、大きなことはできないが、わからない中で、意見の上がったことをいかに反映できるかということを意識してきた。小さなことかもしれないが、来年度のいけばなの体験教室では、もっとたくさんの子どもたちに体験できるよう、お花を小さくして、参加できる人数を増やすことを企画している。

事務局
最初は分からない中でやっていたので、昔はよくお話を聞いていた。会として開くのは難しいかもしれないが、もっと皆さんの話に耳を傾けて、お話を聞かせていただければと思っている。ご意見を聞かないと私たちは形にできない。思い出すと以前は市民参加舞台などでも日舞も出ていただいていた。もっと交流を図りたい。

事務局
職員は8人だが、自主文化事業だけ見てもすごいボリュームである。これに施設管理もある。職員が減った中でこれをやっていくのも大変な状況。もっと絞りこんで委託にすることも必要だろう。予算もなかなか削れない。総合計画で「芸術文化あふれる暮らしを創出する」と掲げており、まちづくりの側面からも、まちなか音楽会などをうまく活用し、長崎のまちなかに、音楽だけでなく伝統文化なども多くの人に触れてほしいという想いを職員が具現化しようと一生懸命努力している。指定管理も平成26年までで新しくなり、文化振興プランも変わる時期を迎える。それに伴い今後もこのまま続けていくのか。アウトリーチなどは10年が経つ。どのようにするのかビジョンを見出す必要がある。抜本的な話をしつつ、フリーな意見を聞いて取り込んでいければ。

委員
反省を踏まえながら進む文化振興課は方向を間違えていないことが確認できた。いいことだ。あとは広報宣伝の問題は宿題として残っているのでこちらもきちんと取り組んでいただきたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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