長崎市の附属機関等について(会議録のページ)
担当所属名
経済局文化観光部文化振興課
会議名
平成23年度第1回公会堂等文化施設あり方検討委員会
日時
平成23年10月4日(火曜日)午後2時~
場所
長崎市公会堂会議室
議題
- 委員長、副委員長の選出
- 委員会の設置趣旨及び今後のスケジュールについて
- これまでの検討経過、現状と課題など
審議結果
会議の基本的事項(公開・会議録)について
会議は公開すること、並びに会議録は要点記録とすることについて承認された。
議題1.委員長、副委員長の選出
事務局から、委員長・副委員長を互選する旨の規定を説明。事務局から推薦し、承認いただくことを提案し、承認。事務局から委員長、副委員長を推薦し、承認された。
議題2.委員会の設置趣旨及び今後のスケジュールについて
事務局より説明
議題3.これまでの検討経過、現状と課題など
事務局より説明
主な質疑応答
1 安全面について
東日本大震災の直後なので、安全性を第一に考えながら進める必要がある。
2 規模について
- 公会堂自体1800人の施設なのになぜ小さい施設を要望するのかわからない。時津や長与といった周辺にも中ホールがある。大は小を兼ねると言う。現在と同規模の施設を残して欲しい。
- ダンス公演に関しては、ブリックホールは規模も経費的にも大きすぎる。1000人~1200人の施設が一番適当ではないか。
- 演劇は総合芸術であり、大きなホールは劇場との対話ができない。(演者と観客との間に距離感があり、息遣いなど感じにくい)800人~1000人の劇場が必要である。多目的は無目的である。
- 劇場は街の顔であり、それが長崎における公会堂だ。公会堂しか使わない。老朽化しており、建て直さなければならないが、2000人も3000人もの客は呼べない。
- ミュージカル、オペラなど大きなショーはブリックホールでいいが、クラシックや息遣いまでお客さんに届けるお芝居などは、中ホール、小ホールを作って欲しい。
- クラシックコンサートを開催する場合、規模や音響面から言うと、1000人前後の中ホールが適当である。質の高い音楽はホールが育てるものである。専門的なホールが必要になってくる。
3 機能面について
- 今の公会堂は安全性のこともあるが、空調が一番の問題だ。建て替えという方向で、施設の規模にかかわらず、舞台機構をきちっとしたものを作っておくべきだ。
- 舞台芸術を観ればいい、聴けばいいという時代ではない。満足できる時間と空間が必要だ。良い時間を過ごせたと満足できるような質の高い専門性の高いホールが欲しい。
- 建て替えるとすれば、新しい公会堂に美の殿堂、文化の殿堂との連動した役割を持たせられないか。
4 現在の建造物について
- 建て替えなければならないのであれば、今の外観の面影を少し残せないか。
- 耐震性、音響、空調設備等から建て替えは止む無しと思うが、どんな風に建て替えるか。DOKOMOMOの近代建築100選に選ばれている事に対して長崎市民の文化度が問われるのではないか。
- 文化的な価値ある建造物をどうやって残していくか。残さないとしてもどう後世に伝えていくのか考える必要がある。また市役所という機能と文化芸術の創作や練習、発表の場、文化芸術に親しむことの融合というのも新しい時代の姿になるかもしれない。未来の子供たちに役に立つ考え方で検討してみてはどうか。
5 まとめ
- 建て替えの方向で意見は一致しているのではないか。次回からは建物の価値や文化的機能、規模の面など、論点を整理して議論を深めていく。