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平成22年度第2回第2次長崎市水産振興計画策定委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006603

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

水産農林部水産振興課

会議名

平成22年度第2回第2次長崎市水産振興計画策定委員会

日時

平成22年8月30日(月曜日)午後3時~午後5時35分

場所

メルカつきまち5階会議室

議題

(1)現水産振興計画の評価と課題について

(2)漁協等関係機関のヒヤリング結果ついて

(3)次回開催について

(4)その他

審議結果

(1)現水産振興計画の評価と課題について

事務局
第1次長崎市水産振興計画の実績評価について説明(省略)

A委員
質問ですけれども、地産地消の魚センターの設置というのは、どの程度具体的に検討していたのかお聞かせ下さい。

事務局
具体的には丸尾町の方で、施設の建替え時期に合わせて取組んできましたが、平成16年のオイルショックで漁連の持出が大きくなり断念しました。赤字を出してまでするのは困難だろうと言う事で議会に報告しました。「ふるさと雇用事業」という制度ができましたので、野母崎三和漁協に委託して街中に朝市を設置しました。長崎の魚をPRし、地域の魚を食べてもらう計画です。支援できる所は振興計画に盛り込んで行きたいと考えています。

B委員
魚の直売所の数が少ないと思います。消費者からすると野菜の直売所が増えているので、それと一緒に魚の販売はできないでしょうか。もっと多いとよりPRする場所と機会が増えると思います。

C委員
そうだとは思いますが、実際やる方にとってみると魚と野菜は全然違うと言うことを認識していただきたい。街中の直売所で魚がある時は問題はないが、時化があり自然相手の仕事ですから店を出した以上「時化だからゼロです。」という訳にはいかない。それで今、苦労しています。野菜中心の中で魚を販売すると売上は順調です。

事務局
各漁協それぞれ努力されています。農産物と水産物を同レベルで扱うのは無理がありまして、市内全体で30箇所あるが農産物を主体として水産物を取り扱うとか地域地域のやり方をされています。私どものPRとか戦略が少し足りないというご指摘は受け止めたいと思います。

D委員
長崎おさかな倶楽部とはどういう物ですか。

事務局
でじま朝市がありますが、そういったものの大きな物で、残念ながらできませんでした。街中で情報発信する場として「おさかな倶楽部」を続けて、ホームページでもお知らせしているところです。

E委員
学校給食のゼロ予算とはどういう仕組みですか。

事務局
学校給食会に審査会があります。試作品を作っていただいた物を提案して品評会で採用されます。ただ品数がある程度まとまった量が揃わないとなかなか難しいです。
栄養士の先生がどういった物を望んで、どういう規格の物を幾らくらい必要か聞き取り、事前に地場産である説明をし、何度も試食をしてもらった物を審査会にかけています。聞き取りを加工業者に投げて製品を作っていただく。これがゼロ予算の部分です。職員が動くだけという。

E委員
まだ伸びる余地はあるのですか。

事務局
あると思います。

F委員
一番最初は少し商品開発の予算をつけていただきました。色々商品を提案しても県外と競争したら負ける面もあります。ただ、魚の鮮度は地元で獲れるものがいいわけですから、こういう物をこういう値段で作ってくれと言う事であれば、値段的には十分に可能だと言う事です。

G委員
実績の評価で成果があったものは書いてありますが、基本施策の項目の中の評価で抜けているところがあります。それを書いていただければと思います。

事務局
全て書くのはどうかと思います。事務局で全部チェックしたのですが、あえて書いてないところもあります。

C委員
漁協や漁業者も1)Tを使った発信をやりたい気持ちはあります。情報発信基地として立ち上げても時間がかかります。漁場造成は効果があり、生産の安定化が必要です。野母崎は資源はありますが水揚げは落ちています。高齢化や資源にしても今の漁業のあり方、複合的な漁業の取組、1人でやるのは難しいから何人かでやるよな協業化で経営を安定させる。そう言う考えを持って基盤づくりとして藻場の再生、資源管理にどう取組か課題と定義とチャレンジを計画に盛り込んで欲しい。

H委員
地産地消で学校給食はありますが、ホテル、旅館のデータを取っていませんか。

事務局
取っていません。

C委員
旅館やホテルは価格がとてもシビアです。

H委員
この前、ホテルオークラの人に定置網を曳いてもらったら、こんなに色んな魚が沢山取れるのと、長崎のファンになって帰られました。

(2)漁協等関係機関のヒヤリング結果について

事務局
資料により漁協・関係機関ヒヤリング結果について説明(省略)

H委員
直売所の売上はありますか。

事務局
ありますが今は持っていません。
2箇所~3箇所は出せます。市がやつてる所に鮮魚を置くと売上は確実に増えます。みさき駅さんわがいい例です。

C委員
直売所で儲けようとは思っていません。生産者に売り場を提供するという考えです。一つの直売所で考えると転換期ですが、直売所の売上がどうのこうのではなく、売る場所が増えることはいいことだと思っています。

事務局
生産者の育成ですが、「みさき駅さんわ」は当初70人~80人で始まりましたが、今では生産者が300人~400人となっています。野菜を作りそこで消費する。後継者対策も含め大きな役割を持っています。

I委員
直売所が増えて魚市は困らないのですか。

C委員
野母崎三和漁協は、15億円は魚市、3億円が直売で販売しています。割合からしたら魚市中心に水揚げしています。

1)委員
直売所が増えて、漁協・農協の手数料が減ったと言われています。

事務局
青果市場は確かに2割は落ちています。青果に出すのは品質が厳しいので全体的に下がっています。

C委員
下がっているのは、生産そのものが下がっています。野母崎もまき網が止めた影響が出ています。漁獲の基幹でもあるアジの水揚げ、刺網の生産量も落ち込んでいます。水揚げが上がらないとどうしようもないです。

J委員
魚市がこっちに在った時は、野母や茂木も持って来やすかった。遠くなった事で持ってきにくくなり、小売も減り、市場で取扱う地元売りは減ってきた。発送するのがほとんどです。地元の一般消費者やホテルなどもっと地元の物を使わないと駄目だと思います。

C委員
直売所を推進するのは、魚が獲れても獲れなくても価格が変わらない。魚価の低迷が続いています。魚市にもお願いし、売り場と価格の確保をし、生産者の所得が取れるようなものにしたいと思っています。

J委員
市場機能を持った第2の魚市があったらいい。そうしないとスーパーには勝てません。

C委員
でじま朝市に来ている人が、魚が綺麗でこの値段でいいのですかと驚いています。

J委員
他所から人が来ても食べに行こうといっても場所がない。長崎で揚がっている「アラ」を食べさせる場所がない。

B委員
漁協合併して8漁協あるのですか。

事務局
西彼、橘湾、大村湾の3つが望ましいとやってきましたが、なかなか難しい。A漁協とB漁協の合併の話はあります。

K委員
魅力ある水産業づくりとは何だろうか。これは、水産業のためになる複合漁業とかありますが、アンケートを取られた時にあったのですか。

事務局
安定した漁業をする時は、儲かる漁業をしないといけません。水産業はかつて3K、きつい、汚い、危険と言われていました。悪循環がありましたが、儲かるためには資源管理となってくるのではないでしょうか。

K委員
販売の場をしっかりした物づくりをすること。「でじま朝市」は魅力的で美味しい。あそこを拠点にPRして行くといいと思います。魚でお客さんは喜んでいます。中には反発する人も出て来ていますが、地産地消の推進をやっていると思います。

事務局
加工品で東京向けは地元向けとは違うと言われましたが、どういう事ですか。

F委員
地元は生食感覚で塩分を薄くします。商品は5日間保存が利きます。長崎魚市がありますから、安い時に原料を仕入れ保管となると組合員個人はきついので、組合でまとめて原料を購入し、組合員に加工してもらうようにしている。量を売る考えですと沼津と同じようになってくると思います。東京向けは塩分を強くして、チルドで売っている。

1)委員
長崎から原料が行って沼津産で東京で売られているの。

F委員
長崎のを東京で売る方が難しいと思います。

L委員
長崎は生が先に出てきます。以西や中国船で年間「レンコ」が揚がりますが価格が非常に厳しい。冷凍で-35度の保存は利くのですか。

F委員
魚の色は空気に触れると落ちてきます。

L委員
年間的に使ってもらえばいいのですが、「レンコ」は増えています。

A委員
一本釣は許可が要らない。磯建て、タコツボなど他の組合は複合的にしていないの。?「カキ」の養殖もある。磯場が荒れウニの異常繁殖でそれをつぶしています。一般の潜りたい人もいっぱいいるので、ウニをつぶさせてその後自由に泳がせるとか。
放流効果があまりないと言われていますが、水産センターがありますが何の種苗を生産しているのですか。

事務局
大村湾で放流したものが外海で獲れているとか、自分達が放流しても他で獲れています。何か資料はないでしょうか。

K委員
放流して県を越えて獲れています。今、放流した後の回収の研究に入るようにしています。マニュアルを作って示して行きたいと思います。

C委員
ヒラメ、タイはおかげさまで放流効果があります。放流には自分達もお金を出しています。車エビがめちゃめちゃで300万尾放流していますが、減っています。有明海も同じで虚しいです。アワビも放流して効果がない。海藻がない。放流しても戻ってこない。今までやってきたから効果がないやつは止めて効果のある物を放流したら。A委員さんが言った複合化は、漁師が減ってきて許可は余ってきている。その辺を検討していきたい。観光は地域全体で押さえたほうがいい。良い人ばかりならいいが、そうでない人もいます。

事務局
複合も、刺網、養殖をしている人は、資源は減っていないと言います。多くの漁業をすることで、感じているのがここには後継者もいます。1つの業種しかしていない。魚が獲れだして漁に行っている。それで魚の数が減っていると言うのではないでしょうか。資源は減っているが、1人当りの漁獲量は減っていないと思います。

C委員
魅力ある水産業づくりで茂木が魚礁を止めてと言われるが、野母崎では8割は魚礁で釣っている。漁師は効果的な魚礁造りは止めて補助金をと言っているのだろか。魚礁造りは必要である。また、環境・生態系事業で藻が生えて来た所もあります。

E委員
環境・生態系は大掛かりな方がいい。全地区でやった方がいい。石灰藻がウニを誘引する。自分達が生活できるようにウニを呼んで海藻を食べさせる。それで痩せたウニになっている。

C委員
中核的漁業の制度を使って脇岬で協業化を行った。樺島地区でもやりたかったが同じ物は駄目となった。いいことをするなら同じ内容でもできるようにしてもらえないだろうか。

A委員
実例があるから話はしたい。

K委員
長崎の蒲鉾の意見を聞いて、板付き蒲鉾とか板を10枚集めればとか、何かに使えるとかやればいいんじゃないでしょうか。

F委員
それはもうやりました。板付けは美味しい魚を入れて作ると単価が1,000円になるので消費者は買ってくれません。長崎の竹輪は美味しいが、日水が安くで売っているから消費者はそれが竹輪と思っています。長崎は揚げ蒲鉾だと思っています。

H委員
赤潮の問題、九州宮崎の口蹄疫問題がありましたので、危機管理も入れるのを検討して欲しい。

事務局
検討したいと思います。
次回開催は平成22年9月27日から10月初めの開催を予定しています。水産振興計画の考え方を添付していますのでご参考にしてご提案下さい。次回は水産センターの役割も含めて整理した物をご議論して欲しいと思っています。

委員長
5年、10年後の姿、長崎らしさを思い浮かべて、5~10年後はこうなっている。と提案書に飾らない言葉で書いて欲しいと思います。次回開催は事務局より調整いたします。
本日は長時間にわたりご検討いただきありがとうございました。
これで終了させていただきます。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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