ここから本文です。

平成22年度第1回長崎市少年センター運営協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006592

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 こどもみらい課

会議名

平成22年度第1回長崎市少年センター運営協議会

日時

平成22年5月11日(火曜日)午後3時~

場所

市民会館2階 第2研修室

議題

協議事項
1.平成22年度長崎市少年センター運営方針及び努力事項について
2.平成22年度長崎市少年センター事業計画について など

審議結果

(1)平成22年度長崎市少年センター運営方針及び努力事項について

事務局
資料に基づき説明

委員
4つの警察署とは、よく連携をとろうということで(昨年まで)やってきたが、以前よりもサポートセンターとの連携が十分でなかったと反省している。サポートセンターも近くなり、情報交換をし、補導委員に情報を提供しながら補導活動の充実に努めていただければと考える。

事務局
補導委員と一緒にサポートセンターに挨拶にいき、サポートセンターが取り組んでいることを説明いただいた。こちらが取り組んでいる状況についても話し、その中で今後も研修会等を一緒に進めていけそうだというお話をいただいた。これからまた、緊密に連携をとりながら活動していきたい。

委員
サポートセンターでも補導委員の方々が巡回をなさったときに、積極的に一緒に活動していきたい。

(2)平成22年度長崎市少年センター事業計画について

委員
先ほどから警察との連携ということを言われたが、補導委員の方との連携が可能であればできないか。
木村副会長:県警の補導員との連携は、できているところとできていない地区がある。今年度から、県警の補導員と連携して活動できるような話し合いをしていこうと思っている。どの程度連携ができているのか実態がつかめていないので、精査をして今年度からはお互いに交流できるようなものにしていかないといけないと思っている。
サポートセンター、生活安全課の委員もおられるので、もしバックアップできるものがあれば教えていただきたい。

委員
警察では、警察の補導員と警察官が合同で街頭補導を定期的にやっている。月1回の県下一斉街頭補導をやっている。

委員
サポートセンターでは以前、市の少年補導委員と県の少年補導員とで一緒に巡回をしたことがある。定期的に行っているものはない。4月に少年センターと補導委員の方がみえて、連携をすすめたいとのお話があったので、そういう要請があれば検討していきたいと考えている。

委員
現状では、地域の市の少年補導委員と地域の補導員との仲が良いといったような、地域の結びつきの中での活動がなされている。私達は同じ補導を月2回しているわけだから、できれば一緒に回れるような体制を作りたい。私は三重地区だが、年に3回ほど琴海町で一緒に合同パトロールを行っている。できればそういったものを他地区に広げていきたいという思いが私たちとしてはある。地域的に上手く連携できているところと、そうでないところがあるので、県警やサポートセンターにも御協力をお願いしたい。

委員
そういうのがうまくいくと良い。

委員
最終的に子どもを守るという目的は一緒である。

事務局
今年度4月に梅香崎中学校区の補導委員と県警の補導員との合同の補導活動と懇親会を行うとのご案内をいただき、所長と私が参加した。公園の横に新しい交番の前に集まり、その派出所の警察官の方もご紹介いただきながら、総勢20人で4つの班に分かれて校区全域を回った。その後、懇親会でそれぞれの補導状況を報告しあいながら、梅香崎中学校区の子どもたちを一緒に守ろうという願いのもとに素晴らしい交流をしているなと感じた。

委員
相談業務から次に発展したケースはあるのか。

事務局
相談業務は9人の職員でやっている。一番多いのは子育てに悩んでいるお母さん、不登校も含めて我が子がうまく適応できていないことに悩んでいるお母さん、お父さんである。私たちが今一番苦慮しているのが、子育てをされているお母さんが精神的に悩まれ、病を持ち、なかなか子育てができていない状況をどうしていけば良いのかということである。
子育て支援課としては、施設等の利用についていろいろな所と相談をしながら、(母親自身が)一旦休まれて、自分の心の回復を目指すという方法をとったりしている。支援センターの方にもお世話になっている。子育て支援課だけではなく、多くの関係機関のご支援をいただきながら、やらないといけない状況だと感じている。

委員
家庭裁判所にやってくる子どもというのは、県警や児童相談所、支援センターを経由してくるのがほぼ100%で、補導から直接うちにくるという子はいない。ある程度指導の手が入って、それプラス何らかの指導が必要ということでやってくる子どもたちである。それだけ家庭の環境も、子どもたちが学ばなければいけない課題も、学び得ていないことだけでなく、発達障害などで長い間苦慮されたケースで来ることが多くなった。
ただ件数は非常に激減している状態にある。数年前と比べると3分の2近くになっている気がしている。
ケースも二つに分かれており、最近は高校生が多い。万引き事案は、家庭裁判所では軽微な部類に入る。後は、普段は普通の生活を営んでいるのだが、性犯罪など極端な非行に走っているケースである。
最終的に我々は司法判断を下すが、我々のところに来る頃にはかなり破綻しているので、修復していくのに多くの皆さんの協力と時間を要する。子どもたちの場合は、多少破綻していても回復の兆しを持っている場合が多いが、その前に家庭が疲弊していて、親の方に家庭を修復する力が殆ど見受けられない。これは恐らく、補導や相談に紛れ込んでいるタイプだと思うが、できるだけ早い段階で多くの機関などと協力しながら、手を入れた方が良いのではないかと思う。
家庭裁判所には正式な手続きを経てきたものしか扱えないので、非行防止というような行動はとりにくい。唯一手が打てるとすれば、事件性を帯びるようなものや犯罪、非行という部類に補導が及ぶようであれば早い段階でお話をしていただいて、直接、また警察や支援センターを通して、関わりを持たせてもらえればありがたい。

委員
一番緊急的に対応するのは虐待で、通報があれば、厚生労働省では48時間以内、長崎県では、24時間以内に子どもが安全か確認しなければならないとなっている。併せて最近多いのはDVの相談で、母親が夫から暴力を受け、着の身着のままで、子どもを連れて逃げてきているという事例がある。
従来は、母親は婦人相談所、子どもは児童相談所と、母子を分けて保護していたが、同伴児童ということでお母さんと併せて保護しているが、中学校以上の男のお子さんは児童相談所で保護している。母親と子どもの二重の相談が多いなと感じている。

委員
小学校と中学校の生活指導部会というのは、いつ頃どんな形で開催されているか。

委員
中学校については、基本的に月1回、第3水曜日に開催している。長崎市内の公立・私立中学校の生徒指導主事が参加し、単一の中学校だけで対応するのが難しい生徒指導の問題について情報交換等をさせていただいている。その際には、学校教育課生徒指導係や少年センターに参加していただき指導していただいている。携帯電話特にメール関係については、県警のサイバー関係の課にご協力いただいているという話も聞いている。

委員
小学校については、年5回、4月、6月、9月、11月、2月に生活指導部会ということで協議している。中学・高校になると生徒指導部という名称になるが、小学校では、生活全般ということで、家での生活、学校での生活、地域での生活についての情報交換等を行っている。その場合も、学校教育課生徒指導係、長崎市少年センターの指導を受けながら、適切な指導ができるように協議している。また、2月には各学校で努力した点について、情報交換を行い、1年間の総まとめをやっている。

委員
4月にある地域で万引き事案が続いたとき、その地区に行き、スクールサポーターを通じて規範意識の低下について話をさせていただくことがあった。(説明があった)生活指導部会などの会議ときに、参加させていただくことは可能か。

委員
公立と私立も一体となって生徒指導主事会があるが、携帯電話やブログのことなど、(その内容を)各校生徒指導部に流している。携帯電話については、初年度、学年の始めに保護者に啓発や注意事項、携帯電話を生徒に持たせないことなどを指導している。

委員
小学校、中学校、高校には、それぞれ、組織ごとに警察との情報交換の場があり、それとは別に、長崎署、大浦署、稲佐署、浦上署、4警察署管内で、学校警察連絡協議会があるかと思う。そのような組織の中での情報交換が有効ではないかと思われる。

(3)少年補導委員の追加選任について

質疑なし

(4)平成22年度少年補導委員辞令交付式について

委員
補導委員はどうやって推薦されているのか。

事務局
一般補導委員195人については、それぞれの中学校区で、連合自治会長、育成協会長、その中学校区のPTA会長の三者から推薦をいただいて、各地区から推薦してもらっている。大型店舗については、センターから出向き、店舗の情報等が補導に重要な情報となっていることを伝え、店長に推薦をお願いしている。
中学校・高校については、それぞれの学校長から推薦していただくという形になる。

委員
70歳定年制の総括というか、どのように効果的だったのか。他都市の状況はどうか。

事務局
70歳定年制により、少年センター及び少年補導委員協議会と話をする中で、組織内が非常に活性化した、そのことが、必然的に次の担い手の育成につながったという話を聞いている。併せて、研修の機会が必要だということで、研修会が充実した。その会を通しても、お互いの意見がたくさん言えるようになったという意見を聞いている。

事務局
他地区だが、他地区では定年制はしかれていない。次の担い手が見つかりにくいということで、そのまま続けられている。70歳超えても頑張れるという話もあるが、担い手が見つからずに続いているというのが現状である。

委員
県で進んでいるのは長崎市だけである。所長から話があったとおり、後継者の問題などもあり基本的にそれぞれのセンターの取組ということで考えている。現状では定年制はとらないが、今後どうしていくかというのは当面の問題だと思う。県の補導員についても70歳定年としているが、色々なメリット、デメリットもあり、当面、現状のままだと思う。

(5)第39回長崎市少年補導委員協議会総会について

質疑なし

(6)その他

委員
長崎市は学校選択制を活用していたが、23年度に学校選択制を見なおすということになった。原則として地域の学校に通うということを考えている。その後は、
1.近ければ指定校区以外の学校に行っても良い
2.強い意志を持って部活動を続行したいと思うけれども指定学校に部活動がない場合は隣の学校にも行っても良い
というこの2点を残したい。ただし、選択制で学校へ行っている子どもたちや、その兄弟については近隣校に通学をするということになる。24年度からは地域の学校に通学をするということになる。

委員
私も3年間学校の教育現場いたが、地域の一般の補導委員さんに献身的に回っていただき、本当に頭が下がる思いであった。特に学校の補導委員と一緒に回らせていただき、地域の詳しい情報を学校へ伝えてもらい、非常にすばらしい取組だったと思う。
また、スクールサポーターには、定期的に回っていただき、学校経営の立場からいろいろな相談をさせてもらい、たくさん助けていただいた。

委員
少年センター運営協議会は年3回になっている。(少年補導委員の改選の年は、)9月の第2回の時に委員の承認が必要だが、今年の9月(第2回)はどんな中身の会にするのかお尋ねしたい。どうしても (開催の必要がある)ということでなければ、補導活動とか、研修活動とかの方にエネルギーを少年センターの方も費やしていただいた方が子どものためになるんじゃないかと思うが、その辺をお聞かせ願いたい。

事務局
まだ年間のなかでの内容について把握していないが、年間3回になっており、9月の分については今のご意見を参考にし、検討させていただきたい。

委員
市補協と少年センターが一緒になって、長崎の子どもたちを守るんだという取組を、アーケードとか、そういうところで存在感を示していただきたい。また、地区別の研修会も、補導委員さんが関わることによって、情報交換にもなり、今後も是非協力的に進めて欲しい。
もう1点だが、携帯の無料ゲームが最近宣伝も多く、そういった中で子どもたち同士が急接近している。その中で見知らぬ者同士が、知り合って、グループ化してしまうという話を最近よく聞く。ある小学校の卒業生を中心にグループができているという話も聞く。このような情報について、小学校、中学校はそれぞれの部会の中でもやっていくが、県警や関係機関などと協力しながら、(無料ゲームサイトが)どういった危険性があるのかというような情報も発信していただければと思う。

委員(司会)
今日の会議では、それぞれの立場でなければ分からない、貴重な意見を沢山いただいて感謝している。この協議会は年3回行われているが、それぞれの立場から、今の子どもたちどう見ているのか、何が足りないのか積極的な発言をこれからもお願いし、今日の会を閉じたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ