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平成21年度長崎市都市交通審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006588

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

都市計画部交通企画課

会議名

平成21年度長崎市都市交通審議会

日時

平成22年2月15日(月曜日)午前10時~

場所

長崎市消防局5階講堂

議題

議題

  • 仮称)伊王島大橋架橋後の島内交通計画について

報告

  • 長期未着手都市計画道路見直し候補路線の選定結果と今後の進め方について

情報提供

  • コミュニティバスらんらんのルート変更予定について
  • 琴海地区におけるデマンドタクシーの試験運行状況について

審議結果

1.議題:仮称)伊王島大橋架橋後の島内交通計画について

事務局
資料に基づき説明(省略)

A委員
伊王島地域振興会から炭鉱閉山跡地活用の要望を受けているが、パークアンドライド駐車場の場所はどのような経緯で決めたのか。

事務局
駐車場の位置については地域審からの要望を受けているが、橋が供用された後の島内交通としては基本的にパークアンドライドという考え方が示されている。出来るだけ橋の袂に近い場所という要望で、当初の想定としては、民間の企業用地を無償譲渡という形で市が引き受けて駐車場にする考え方があった。その後、民間企業との色々な交渉の中で無償譲渡は非常に厳しいという回答を得た。併せて、この民間の企業用地を駐車場として整備をするためには、非常に護岸が痛んでおり、土地の改修費等の問題があった。来島のほとんどの方がやすらぎ伊王島を利用するという現状がある中で、やすらぎ伊王島横のグラウンドをパークアンドライド駐車場としたほうが、来島者にとって快適であるという判断をした。

A委員
パークアンドライド駐車場および臨時駐車場として予定しているこの場所で、今何か他に、大きな催し物等は年間どれくらいあっているのか。

事務局
今のところ特に大きな催し物には使われていないようだ。現状として、グランドの一部はある程度草がきれいに刈られていて楽に整備ができる状況である。今のところはパットゴルフ等で使われているが、それほど利用は多くないということを聞いている。

A委員
やすらぎ伊王島を利用、宿泊される方の駐車場は別に確保されているのか。

事務局
基本的に車で来られる方のほとんどが、やすらぎ伊王島を利用されるであろうという推測をしており、このパークアンドライド駐車場を共有することを考えている。

A委員
今、香焼恵里まで来ている路線バスと伊王島島内のコミュニティバスとの連絡はどうなるのか。

事務局
バスについては、伊王島大橋が有料になるか無料になるかまだ決定されてないため、バス事業者の判断材料が揃っておらず未確定。香焼恵里まで来ている路線バスを島内に延周するという考え方、また島内のバスを香焼恵里まで伸ばすという考え方もあるだろう。伊王島大橋が有料か無料かということが大きな判断材料となるので、今後具体的に検討を進めていきたいと考えている。

B委員
駐車場は、できれば橋の袂付近で検討してほしい。架橋されれば予想以上の人出となるだろう。島のメイン通りの整備はある程度できているが、灯台までの道路整備は不十分。観光メインなので、島内一周道路などの環境整備も重要。来島した人は、駐車場で乗り換えず、そのまま車で周るのではないか、何か対策は。

事務局
駐車場は橋の袂にというのが元々からの地元の要望であったが、やすらぎ伊王島の横に着目したのは、島内に観光に来られる方のおそらく大半がやすらぎ伊王島を起点とした島内観光が想定され、アクセス面を考えたときに、やすらぎ伊王島の横に駐車場がある方が利用しやすいのではないかと考えたからである。駐車場の容量が足りるかは開通してみないとわからないので、当面はやすらぎ伊王島横のグラウンドでと考えているが、例えば手前の民間の企業用地も借用可能ということであれば対策を考えていきたい。渋滞の懸念は、メイン通りについては、県道でその交通容量を勘案すると相当の台数が来ても十分対応できると思われ、現在の想定では問題ないと判断をしている。パークアンドライドについては、例えば島内の一日周遊券のようなものとパッケージにして、バスの割引や何かの割引などを考え、利用しやすいような形を考え周知を図りたい。島のイメージとしても、環境にやさしいといった方向で啓蒙活動を進めていきたいので、基本的にはパークアンドライドで、あとは二次交通の利用、できれば徒歩で、という枠組みを整理し、住民の方が懸念している生活道路への車両の進入をなるべく防ぐ方向にしていきたい。

B委員
伊王島大橋ができれば、鷹島肥前大橋の開通時どころではないと思う。

事務局
松浦市の鷹島肥前大橋は昨年4月に供用開始され、開通当時は相当な混雑が発生したと松浦市から聞いている。その後も逐次情報を入手しているが、現在は概ね落ち着き、計画交通量に近い台数に減っている状況。伊王島大橋の開通に当たっては、一定規模の駐車場は用意する中で、その動向を見極めながらの対策と、新たな対策が必要であれば随時検討していくという形で望みたい。

C委員
島内はそれほど広いわけではないので、バスよりも自転車の利用者が多くなってくるだろう。幹線道路でも自転車利用者がかなり増えると思うので、幹線道路における自動車と自転車との分離をどうのように考えているのか。

事務局
自転車レーンもしくは遊歩道を確保することは現状では難しい。幹線道路は若干路肩が広いので、明確な自転車レーンとしての確保は困難だが、自転車利用者に道路の端を走行するように促して、自動車運転者にも自転車が多いということを周知できればと考えている。

D委員
子供を持つ親の意見として、もう少し具体的に自転車対策とか歩行者対策とか考えてほしい。

事務局
観光客に自転車を貸し出すときに、パンフレット等で注意喚起を行ったり、また地元の人にも交通安全を呼び掛けたい。開通までには具体的な対策、検討をしていきたい。

E委員
駐車場の障害者用スペースには屋根を取り付けてほしい。また島内のバスは車椅子でも利用できるよう低床バスを考えてほしい。信号機についても、障害者に配慮した専用の信号機を設置してほしい。自転車もそうだが、電動アシスト付きの車椅子などもあれば面白い。

F委員
島のいいところを見ていただくためには、極端だが、来島者は必ず自転車に乗り継いでいただいて、島内は車で動けないほどの強い規制をかけるなどしなくては。

会長
一番重要なのは島内の規制をどうするのかということ。例えば交通規制をかけてわざと通りにくくしたり、通行料金を設定するなら高めにしたりなどで、流入する交通量も変わってくると思われるが、不確定要素が多々あるため、様々な想定をし、具体的な検討を重ねていくことが大事。

G委員(代理)
警察や公安委員会の交通規制というやり方は非常に厳しくなるので、難しいとは思うが、道路の拡幅や歩行者・自転車専用道路を造るなど、少しでも歩行者や自転車利用者が使いやすように道路を整備し、安全な通行方法を探していく方向がよいと思う。

H委員
交通部門だけでなく、観光部門等との横の連携や合同会議などを架橋前の今から持ち、伊王島について総合的な議論をした方がよい。

2.報告:長期未着手都市計画道路見直し候補路線の選定結果と今後の進め方について

事務局
資料に基づき説明(省略)

F委員
都市計画道路に指定されていると、いろんな意味で建築の制限がかかるが、結果として通りの景観やまちなみが守られている。一番危惧するのは、この都市計画道路の指定を外すことによって、今良好に保たれているまちなみが壊されてしまうのでは、ということ。まちなみを保全するための何らかの方策を打った後に、都市計画道路の指定を消すということをしてほしい。

事務局
機械的に存廃の決定をするのではなく、起こりうる諸問題を地元の方々に説明し、深く考えていただきながら判断をいただき、決定していきたい。また、まちなか再生事業の中で、景観の保全については都市計画道路の見直しともリンクさせて、総合的なまちづくりはどうあるべきかを基本にして、判断をしていきたいと考えている。

3.情報提供

  • コミュニティバスらんらんのルート変更予定について
  • 琴海地区におけるデマンドタクシーの試験運行状況について議題等

事務局
資料に基づき説明(省略)

B委員
琴海地区のデマンドタクシーは利用料金が非常に安いが、利用が多くなると補助金額もかなり膨大な額になるのではないか。

事務局
乗れば乗るほど補助金は増えていくシステムだが、元々、福祉乗合タクシーということで200円で運行していたが、それでも利用が非常に少なく、90%を超える補助金をいくらかでも低減させるということと、利用者の利便性を向上させるという観点からデマンドタクシーの運行を実験することとなった。まだ運行半年だが、問題点が見えてきたので、制度設計も含め、今、見直しの作業をしている。予定だが、4月以降も中身を少し変え、あと半年ほど運行し、そこで十分な検証を行いたい。

会長
今後、持続可能というのは一つの大きなキーワードになる。一つの地域だけではなくて、市全域に同等なサービスを受けられるのが基本で、実証実験を続けながら持続可能な地域公共交通の検討が必要である。

1)委員
らんらんのルートはかなり路面電車と競合しているが、どういう位置付けでルートを設定したのか、また、実際の利用客層は。

事務局
現行と反対回りの新しいルート設定は、地域の要望等を受けての設定。また、路面電車については、平成13年頃に都心部で環状運行の社会実験をしたが、将来的にも現状の路面電車の路線では環状運行は出来ないという結論に至ったため、電車が実現できなかった都心部での回遊性をらんらんの一つのキーワードにしている。らんらんを主に利用されている方は、ご年配の女性の方が多い。平日においての利用は、ほとんど、7割~9割近くが一般市民のご年配の女性という調査結果が出ている。また、ランタンフェスティバル期間中は市民が半分、観光客が半分という利用結果が出ており、市民の足としては現行の反時計回りのルートが、一方、観光客には、今回新たに設定する時計回りのルートが利用しやすいのではという視点で見直しを行っている。

1)委員
平均乗車人数はどれくらいか。

事務局
らんらんは年間約20万人を超える利用があり、平成20年度のデータでは、一日あたり583人の利用である。

A委員
今回らんらんは反時計回り、また南山手も中島川沿いも走るというこで、観光に特化した変更になってきているが、観光部やコンベンション協会と協議はしたのか。

事務局
当然ながら文化観光部と、ルートのあり方、バス停の位置なども詳細に協議をして決定している。また、コンベンション協会とも、現在、市の観光施設入館料とセットになったらんらん乗車券の販売の打合せを行っている。

A委員
これだけの観光スポットを周るわけだから、利用者に対しての行程や案内などの仕方はどうなっているのか。

事務局
車内の放送で、通常のバス停の案内と併せて観光地の情報も流すようにしている。また、パンフレット等にルートを示した形で掲載する等して、らんらんの活用を周知している。従来からあるバスロケーションシステムも、併せて活用いただくよう準備をしている。

事務局
ご意見・ご提案は、今後の本市の交通施策、そして当然ながら本日の議題になった案件についても活かしていきたい。非常に時間が短く限られていたので、本日の話題で何か意見等あれば、FAX、電話、Eメール等も活用いただいて、意見をいただきたい。
閉会(正午)

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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