ここから本文です。

平成22年度第2回長崎市食育推進会議

更新日:2013年3月1日 ページID:006575

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

福祉保健部健康づくり課

会議名

平成22年度第2回長崎市食育推進会議

日時

平成22年12月15日(水曜日)午後2時~

場所

長崎市消防局庁舎5階講堂

議題

  1. 新委員の辞令交付
  2. 食育推進会議会長・副会長の選出
  3. 平成22年度食育関連事業実施状況報告

審議結果

(3)「平成22年度食育関連事業実施状況報告」

事務局
各課から資料に沿って事業の説明。

委員
11月の食卓の日フェスタに歯科医師会も参加させていただきましたが、非常に良い内容のものでした。ただ、もう少し早く関係団体にも周知をしていただきたいと思います。

ながさきの食推進室
来年からは、更に幅を広げて、なおかつ早く広報活動を行いたいと思います。

委員
他県での話ですが、アジの油揚げを給食で出している県があると伺いました。これは非常に良いことだと思います。子供たちにとって噛む事は非常に大切なことですので、長崎市でも魚や、かたいものをもっと給食に出して欲しいと思います。さらに、機材や設備の関係もあると思いますが、将来的に自校炊飯の推進もしていただきたいと思います。

健康教育課
長崎市でも平成15年から水産振興課の協力もありまして、あじ・さばなどの水産加工品18品目を給食に使用しています。さらに平成18年から長崎の伝統食文化でもある鯨を年に数回給食に出しております。これは30年ぶりだということです。

水産振興課
現在長崎市産の魚を使用している割合は高いですが、給食に出る量が少ないという問題があります。例えばアジなどはそのまま揚げて食べるのが1番望ましいのですが、やはり骨が引っかかるなどの問題があるため、調理技術をあげていく必要があります。今後は作り手のカリキュラムの中で魚料理についても実習をしていきたいと考えております。

委員
私も自校炊飯は推進していただきたいと思います。さらに水産品については、現在給食に出したくても量が少なく、手に入らない状況ですので、安定供給をお願いしたいと思います。

水産振興課
水産品の安定供給については、私どもも苦労しているところであります。水産品は区単位で分けるなど工夫はしておりますが、やはり自然のものですので今後も柔軟な対応をお願いしたいと思います。

健康教育課
長崎市では全国でも珍しく、委託業者がステンレス容器でご飯を配達するという制度を9割の学校で取っております。自校炊飯につきましては、学校の給食施設改築の際には可能ならば炊飯施設を入れますが、改築の予定が無いところに炊飯施設を入れるのは非常に厳しい状況でございます。今後も委託業者による配達が主体になるかと思います。

会長
今年度から開催された弁当男子コンテストについて、外部からの評価等のことをもう少し詳しくご説明お願いいたします。

健康づくり課
国民健康・栄養調査結果概要最後のページを見ていただいても分かるように20歳・30歳代男女の欠食率は非常に高いです。このコンテストに参加していただいた方の中にも、寮母さんがいて朝食作ってもらっても食べないという方もいらっしゃいました。今回はNHKの全国放送でもとりあげていただいたので、それ程興味深いものであったのではないかと思います。

会長
ありがとうございました。若い世代の欠食率に着目したのは以前の会議で、それからこのコンテストを開催するに至ったと思うのですが、コンテスト開催後に果たしてこのコンテストが若者に対して広報的役割があったのかというとまだまだ定着してないと思います。

委員
私共食生活改善推進協議会では、若い母親向けに料理教室を行なっています。先日おやつ作り教室をしたのですが、こんなに簡単に作れるのかとびっくりしていました。やはり、食育には、子ばかりではなく、親の教育も必要だと感じました。あと、テレビ番組で各県オリジナル給食活動の紹介をしていましたが、長崎でもぜひオリジナルの給食活動をして欲しいと思います。

委員
今回の弁当男子コンテストは非常に良いものだったと思いますが、食卓の日フェスタの中で、ぜひそのお弁当を紹介して欲しかったです。また、若年層の欠食率が高いということですが、共働きでも食事は必ず摂りましょうという啓蒙・啓発をもっとしていかなければならないと思います。また、他県でやっていると聞きましたが、学校では、各クラスに1つずつ炊飯器を用意し、毎日当番制でこども達に作らせたら良いのではないでしょうか。食べることをもっと身近に感じることができるようにして欲しいです。

委員
昔は食についての授業時間が多かったですが、現在は食事を作る時間が非常に少なく、どちらかというと、何を食べるかと選ぶ時間の方が多いです。食についての授業時間数は小学生で40時間、中学生で25時間、高校生で20時間程度です。現代の若い親は食事を作るのに関わったことがないまま大人になっています。ご飯は、「えさ」ではなく、会話をする等して「食事」にしていかなければならないと思います。あと弁当男子コンテストは開催して終わりではなく、コンテスト後に参加者団体の欠食率がどう変化したのかを調査しても良いのではないでしょうか。

委員
全国の児童センターでは、子育てのことや食事のことなどを話し合う「おやじの会」というものが発足しているようですが、長崎市ではどうでしょうか。

委員
長崎市でも10数校あります。今言われたものと意味合いが同じかは分かりませんが同じ趣旨ではあると思います。

委員
野母崎地区で実施している、通学合宿とありますが、これはただ物を作って食べるだけではなく、宿泊を通して様々な体験が出来る非常に意味深い事業ではないかと感じました。もう少しこういう活動が広げていって欲しいと思いました。

会長
弁当男子コンテストには、本日ご出席されている熊本委員の西彼農業協同組合の方も参加されていたようですが、その後何か団体の中で変化などはございましたか。また、何かご意見等ございますか。

委員
コンテストに参加した職員は、非常に関心を持って自主的に参加していました。今までの議論を聞いていて感じたことは、親に対して家庭の中で食育をして欲しいと意見が出ていますが、今の親は子供の部活の送り迎えなどでとてもじゃないですが時間が無いです。もう少し現実的に考えて事業等を行なっていただきたいです。あと、学校に農園がありますが、もう少し普及させて、野菜を作る段階から、料理するまでを教科の中に組み込んでいただきたいです。

委員
こどもの部活動で親にも時間がない現状ではありますが、できるだけお弁当は作っていただきたいと思います。

委員
やはり、自分で物を作って食べるということは、子供の教育において非常に重要なことだと思います。立山や本河内等は高齢化が進んで、高齢者の方々が使わなくなった畑がたくさんありますので、子供たちが泥まみれになって野菜を作れるような場所を提供できたら良いと思います。

ながさきの食推進室
そういう畑を管理される方がいらっしゃれば可能だと思います。現在人気があるのは三重や竿の浦、琴海、高島にある市民農園です。これをもう少し広げていければと思います。しかし、やはり管理の問題などがありますので、なかなか厳しい状況にあります。今後検討させていただきます。

委員
弁当男子コンテストは非常に良い試みだと思いますが、調理時間60分は長すぎると思います。実際に朝から60分もかけてお弁当は作れません。保育所の立場から言わせていただくと、30分料理をお勧めします。あと、保育所では食についてかなり勉強します。しかし小学生になって、食を勉強し始めるのは4年生くらいからになりますよね。その間のブランクが大きいため、せっかく食について保育所で身につけたのに子供たちが全然成長していないと感じます。もう少し継続的に食について勉強させなければいけないと思います。

委員
行政側で長崎市の食に関しての問題等を集めるシステムが大事だと思います。

健康づくり課
健康長崎市民21という計画の中で、食に関してのアンケートも取っています。やはり、そういったアンケートをとらない限りなかなか問題点等は見つかりにくいです。現在食育推進計画に掲げているアンケート項目に関しても、もう少しサンプル数を増やしたいとは思っていますが、現時点でシステムが完成しているということではございません。

委員
学校の方では、県下的に3年に1度、小学5年生と中学2年生を対象に食も含めた生活実態調査を行なっています。

委員
地産地消については、行政と農業団体との話し合いでもっと進めていけるのではないかと思いますので、話し合いの場を提供していただきたい。

委員
本日始めて会議に出席させていただきましたが、非常に参考になる話を聞かせていただきました。早速帰ってから団体の中で話をしたいと思います。

委員
食卓の日フェスタに子供3人を連れて参加させていただきましたが、給食のコーナーなどは子供がすごく興味を持っていました。あのようなフェスタは大人向けのものが多いので、ぜひ多くの子供が参加できるようなものも実施していただきたいと思いました。あと、生産者出前講座は非常に良い事業で、子供が目を輝かせていました。しかしそれ以上に親が長崎の食について知らないことばかりだという事に気づいて、興味を持って聞いていました。こういう小さいことの積み重ねが大事だと思いますので、次年度以降も継続よろしくお願いします。

副会長
現在毎月19日を食卓の日と定めて、様々な事業を実施していますが、さらに掘り下げた形で今後はやっていっても良いのではないかと思います。例えば協力団体に19日の朝の朝礼では食についての話をしてもらうとか、19日に食に関するリーフレットを配ってもらうとか、それを家庭に持ち帰って家族で話をしてもらうとか、また、学校では学校長が子供たちに食卓の日の意味を教えるなどのやり方があると思います。私たちの会議も各団体等に紹介していただいて、様々な提案があがってくれば、この会議もより活かされるのではないかと思いますので、よろしくお願いします。

委員
食卓を囲むときにテレビがついていると、なかなか会話が弾まないことが多いですので、食卓の日にあわせてノーテレビデーがあっても良いのではないでしょうか。

会長
ありがとうございました。長崎市の食育は「早寝・早起き・朝ごはん」、「地産地消の推進」、「家族で食卓を囲む」という3点が中心です。本日私が1番気になったことは、やはり、広報の方法です。もう少し事前に関係団体に知らせたり、多くの人を集めたり、小さいことの積み重ねが大きいものになりますので、今後はそのあたりに徹底していただきたいと思います。以上を持ちまして、本日の議題は終了といたしますが、本日の協議内容を参考として、次年度以降に反映できるものについては予算化等よろしくお願いいたします。以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類