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平成22年度第1回清掃審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006566

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境総務課

会議名

平成22年度第1回清掃審議会

日時

平成22年7月29日(木曜日)午後2時~午後2時50分

場所

長崎県市町村会館4階第1会議室(長崎市栄町4-9)

議題

  1. 新西工場の建設について
  2. 合併地区におけるし尿料金の見直しについて(野母崎地区・三和地区・外海本土地区・琴海地区)

審議結果

1 新西工場の建設について(環境整備課長の説明後、質疑に入る)

委員
せっかくでございますので、2、3点お尋ねをしておきたいと思います。この処理能力の点について、150トン炉を2基つけると、以前は200トンでございますけれども、この理由としてはごみの減量化がだんだん進んできていること等の説明がございました。大体それで理解をする訳ですけれども、能力の中身につきまして、いろいろと近年においては、中身がどんどん進んできてまいりますので、大体、私個人的には、トンあたり約1億程度の工事費がかかるだろうと理解をしておりますけれども、差支えがなければ概略で結構ですので、150トン炉2基で工事費としてはどれ位かかるのかという点を、お尋ねしておきたい。
それからもうひとつ、このストーカー方式ですけれども、通常は、先入れ後出しというような方式を現在採用していると思いますが、これが先入れ先出しになるのか従来どおり先入れ後出しになるのか、そのところを確認しておきたいと思います。まずはこの2点、お願いします。

環境整備課長
まず、建設費用でございますが、まだ、例えば地下の構造とか、煙突の高さというところがまだ詳細に出ておりませんので、はっきりとした金額というのは、まだ出ません。ただ、通常1トンあたり4千万から5千万円程度というのが言われております。したがいまして、300トンといたしますと、4千万円とすると120億、5千万円とすると150億ということで、120億ないし、150億、総事業費としてその程度がかかるのではないかと今想定しているところでございます。ご指摘がありました先入れ後出しということですが、通常ここのストーカー炉の場合は、ごみとして炉の中に入った順番に灰となって出ていきますので、現在の東西工場について、先入れ後だしという意味が私にはよく把握できませんが、通常、先に入れたごみが先に灰となって出てくるというところですので、これは新しいストーカーでも同じでございます。

委員
わかりました。先入れ後出しと私が申し上げたのは、大きなメーカーさんによってタイプはいろいろございまして、最初、現在の炉ですと、ホッパーにごみが入り、それをバケットで取って炉の中に放り込む、つまり、先に入ったごみを最後に、最後のごみを先に取って入れる形になり、これが先入
れ後出しになります。ある大手企業さんの場合は、ごみを放り込んで、下の方から、油圧で押し出して炉に放り込んでいきますから、先入れ先出しということになります。まあ、そういったことで、お尋ねをしてみたわけでございます。ということは、現在の方式で考えておられるということで理解をさせてもらっていいということですね。

環境整備課長
まず、パッカー車でごみを運んできますと、ごみピットというごみを溜めるところへ入ります。そこからごみの投入口に入るのは、これは先出しでもなく、後出しでもなく、要は溜まったごみは常に撹拌をしておりますので、上のごみをとるとか、下のごみをとるとかではなくて、まぜて入れるというところです。そして、ごみピットから取ったごみは、ごみの投入口に入りますが、それは先に入ったごみが燃えて灰になって先に出ていくということです。

委員
撹拌したのを放り込むということですね。
 

委員
今、ご説明いただいた150トン規模の炉を2基備えるとのことですが、その灰処理といいますか、現在は大型トラックで三京クリーンランドへ、そこに灰処分していると思うのですが、その方法は今後もやっていくわけですか。

環境整備課長
灰処理の方法でございますけども、先ほど溶融という話をしましたが、最近は、溶融炉というところも一部導入されております。溶融炉にすれば、溶融スラグ化といいまして、砂粒状といいますか、石ころ状のスラグというのができて、それにつきましては、例えば道路の路盤材とか、そういうふうにリサイクルする用途もございます。ただ現実問題として、他都市の状況を見てみますと、あんまりうまくリサイクルできていない。要は、使い道がないというような状況もございます。一番大きいのは、溶融スラグ化するためには、ものすごい量の燃料、あるいは電力を必要とします。
したがいまして、長崎市は、当然有限ではありますが、処分地は一定程度持っておりますので、焼却場により溶融スラグ化するのではなく、そのまま、灰として、飛灰の場合は薬剤処理をして、今の三京クリーンランドに持って行って埋める。そういう計画でおります。

委員
説明がありました用地の変更について、いきさつをお尋ねしますが、この中で、平成20年の5月に新西工場建設地検討委員会を設置し、この検討委員会の中で結論が出て、この用地の指示が出たとなっております。ところがその後、この清掃部会としては、不適切であるということで別に変更したというような説明があった訳です。せっかく委員会で出た結論が、反故になったと、そして今度新しく部の方で決めたということで、そこの経緯がどうなったのか、それで結局うまく収まったのかどうかということを私はちょっと懸念するわけです。説明の中では、簡単に結論は出て、部会で新しく違った
所に収まったとしているけれども、ここのところは、委員会いうものの権威ということを考えた場合に、そこはうまく収まったのか、今後何もそういうところについては、しこりは残らないのかということが懸念されるわけですが、その点については、どうなっているんですか。

環境整備課長
私の説明の仕方がまずかったのかもしれないですが、平成20年11月に、新西工場の建設場所としては、この用地検討委員会から、この今、建設を計画しております西部下水処理場敷地内、それともう一つ、三京クリーンランドの敷地内とこの二つが適切であるという委員会からの報告が出たわけです。その二つのうち、どちらの方が適切かいうことを市役所の内部で協議をいたしまして、西部下水処理場の方が適切だろうというふうに判断をいたしまして、平成21年2月から西部下水処理場の地元の方と交渉を開始したということで、検討委員会からの意見をなしにして違う所にしたということではございません。検討委員会の意見を参考にして、二つ選択肢がありましたので、そのうちの一つを市役所として選んで、そこを選択したというところでございます。
 

委員
それは、しこりが残らずに収まったということですか、委員会としても。委員会と部会との間の関係は、しこりが残らずにうまく収まったのかというところを聞いているのですが。

環境整備課長
委員会からの報告で、委員会から二つ選択肢が挙げられて、その二つの内の一つを長崎市として選択した訳ですので、そのしこり等については全くございません。

委員
(資料)写真の建設候補地の右側の大きな空き地が、今後、どのように使われていくのかをちょっと知りたいんですけど。

環境整備課長
写真のほうの赤くぬったところ(新西工場建設候補地)の右上ということでよろしいでしょうか。
右上のほうにちょっと一つ青い細長い建物がございますが、これは民間の運送会社の建物でございます。その右上からずっと左上のほうにかけて広い土地がございますが、これは県の工業団地となっておりまして、県が工場を誘致するために持っている土地ということで、基本的には、県が今後とも工場を誘致するということになっていくのではないかと思います。
2 合併地区におけるし尿料金の見直しについて(野母崎地区・三和地区・外海本土地区・琴海地区)(廃棄物対策課長の説明後、質疑に入る)

委員
今ご説明いただきましたけれども、下水道の普及による減少といいますか、それが大幅に考えられるのは、野母崎地区と三和地区ですね。将来的に、平成24年度には野母崎地区が664、三和地区が1,170に減少するという想定ですが、それ以降も、激変するという状況を想定しているのでしょう
か。

廃棄物対策課長
一応、こちらに載せておりますのは、24年度までの状況がどうなるかということでございまして、野母崎地区におきましては、脇岬の浄化センターが21年度に供用開始をしておりますので、大きく減少していくと見込んでおりまして、その後は、若干逓減傾向と申しますか、ここまでは大きく落ち込まないのかなというふうに見ているのですが、今の予測でございまして、あくまでもこれは22年度から24年度までの状況を、現在の施設の整備等、普及率等に基づきまして予測した数字でございますので、将来的には、少なくとも増えることはないんですけれども確実に減っていくと、ただ、ゼロにはならないんですけれども確実に減っていくという状況であるということでございます。

委員
下水道の普及について、そういう想定をするのは分かるのですが、それに伴いまして経営の悪化といいますか、そういうことを加味してこういうふうに現行料金の見直しということで、私ども清掃審議員にこのことを了解してほしいということで提案されている訳ではないのでしょうか。

廃棄物対策課長
冒頭ご説明をいたしましたが、若干補足したいと思います。現在、今回提案をしている合併地区は、許可地区ということになっておりまして、今、長崎の手数料条例で400円という上限がございますが、この400円の上限までは、許可業者が基本的には決定するということでございまして、今回、220円ということでございますので、法的には400円までは業者さんが原価計算に基づいて収支が合わなくなったところで、改定をお願いするという形になっております。
基本的には、市の方として決定するという形ではございませんので、今回の清掃審議会にはご報告という形でご理解いただければというふうに思っております。以上でございます。

委員
主旨についてはよくわかりましたけれども、やはりこれは、ただ報告というだけではなく、許可業者だから市とは直接関係ないと言ったら語弊がありますけれども、清掃業務そのものが、市の許可業者であろうとなかろうと責任はやっぱり免れないと思います。清掃審議会には、ただ単なる報告だけ、では私は済まされないだろうというふうに考えておりますが、市の見解はどうでしょうか。

廃棄物対策課長
おっしゃるとおり非常に公共的な料金の側面がございますので、今回報告というような形になっておりますけれども、市の方としても業者の方で決定できるといいながらも、公共的な料金でございますので、当然提案を受けまして、市独自の原価計算で算定をして、最終的には住民負担が増える部分があり、住民負担に大きく影響してまいりますので、できるだけ住民負担がいかないようにと思っております。とは言いながら、業者さんも収支が合わないと、業務自体が成り立たないということになりますので、その調整を市の方でやっていくということで、今回、住民負担をぎりぎりのところで、この220円のところでやむを得ないのではないかということで、非常に精査した数字でございます。業者さんとも何とかこの数字で大丈夫だろうということで、協議が整った数字でございます。以上でございます。

委員
今の説明で、まあ了解はいたしましたけれども、これは当然今後も料金改定は必要になる状況になるだろうと思いますので、今後とも市の方としても、十分検討していただきたいと思います。

会長
他に何か質問はありませんか。それでは、その他の件について何か質問がございましたらお願いします。

委員
産業廃棄物協会の中の会員の方で産業廃棄物の許可業者でありながら、一般廃棄物の許可業者もたくさんいらっしゃいます。
処理料金が、今、長崎市の方が1キロ6円、100キロ600円となっておりますが、101キロで1,200円になる訳ですよね、100キログラム計算をしておりますので。ですから、必ず我々業者は101キロ、110キロでも1,200円のお金を払わなければいけない。この件をちょっと見直してほしいと思います。
それから、佐世保の方は10キロ単位までで一応計算しているみたいで、空車の秤も佐世保の方を調べてみますと、2回秤となっております。2回秤はこちらの方は大変だろうと思いますけれども、車も長年使っておりますと、錆びたり、泥が付いたり、あるいは荷物を積み込んだりして車自体は重くなっていきますので、年に1回か2回ぐらいの見直しがあっていいのではないかと思います。
我々業者も困っておりますので、何とかその件を取り上げていただきたいと思います。以上でございます

環境総務課長
一点目の料金の件でちょっとお答えさせていただきます。実は、このごみの搬入手数料という料金は、わかりやすく言いますと、業者さんがごみ処理場に持ってきたときに、その重さによってごみ料をいただくという料金でございまして、平成17年に大幅に改正いたしました。
そして平成21年からは100キロ600円という単位でやっております。条例上も100キロ単位としておりますので、今言われましたとおり、極端に言いますと、101キロ持ってきても、次の単位に行きますので、600円プラス600円ということで、1,200円というのは事実でございます。ただ、通常、業者さんは2トン車で持って来られるケースが多ございます。そうしますと、理論上ごみが2,000キロ入っていると、そうしますと、そこで2,000キロであれば、600円×20でございますで、そういった料金がでますが、2,001キロになりますとプラス600円ということで、その誤差といいますか、そういったのは大体5%~10%程度は行政が過分にもらっている可能性はあります。
大体、年間の手数料収入というのが2億5,000万程度ございますので、そういきますと、大体1,000万程度はそいった可能性は、否定はできておりません。
そういった意味でいきますと、確かに単位を小さくすればするほど正確になるというのは事実でございますが、もう一つは、計量の精度の問題もございます。1キロ単位で誤差なく出るものか。誤差が若干生じれば、もう少し単位を上げるということも検討する必要がございますので、これについては、こちらも機械面の部分も含めて十分検討させ、内容が固まりましたらご報告したいと思いますので、よろしくお願いします。
それから、長崎市の場合、最初に車を登録していただきます。例えば、1台の重さが3トンある場合、ごみの搬入をするときに計量器に載っていただきますと、計量器では、例えば3トンの車にごみを積んでいれば5トンと出るわけです。5トンから登録した3トンを引いた2トンを実質ごみ量としておりますので、確かに、委員言われましたように、車の重さが一番最初に登録したときよりも重たくなっていれば、それだけ料金をいただくことになります。
ごみの料金以外に車が重くなった料金も含めていただくことになりますので、軽くなった車もある可能性はありますが、車がいろんな備品を着けて重くなれば、その分料金に跳ね返るということでございます。
長崎市は非常に許可業者というのが多く、そういった意味でいきますと、登録作業というのも相当手間がかかる部分もございますので、例えばそれをひと月に1回やるというのはとても不可能でございますが、定期的に見直すというのについては、先ほどの単位の問題とあわせて、検討させていただきたいというふうに考えます。以上でございます。

委員
ごみの件ではないんですが、この下水の本管というのは、長崎市の管轄の部分は全部入っているのですか。
私は長崎市の辻町ですけれど、本管が入っているのに、汲み取りが入っている所があるので、どっちの方向で進めているのでしょうか。下水に切り替えるようにやっぱり進めているものなのですか。

廃棄物対策課長
下水道の普及率ですけれども、旧長崎市内の普及率は今、現在92.8%ということで公共下水道の有無は92.8なんですが、本管がきても、低地にあるとか、土地の形状の問題とか、他人の隣接地をですね管を通さないといけないとか、あるいはどうしても高齢者で、もうそこまで、水洗工事ができないとか、いろいろな理由がございまして、どうしても水洗化ができない世帯があるんですけれども、基本的には法的には水洗化をしていただくという形になっておりますので、方向としてはそういうことでございまして、できるだけ下水道の方としても、いろんな補助制度の問題ですとか、ポンプアップをする補助金の助成とかいろんな方面を駆使して、基本的には下水道にしていただく方向になっております。
ただ、旧町あたりでいきますと、どうしても下水道の土地の高低差がありすぎて、下水道にかなりコストが掛かりすぎるところは、一定この区域に関しては、合併浄化槽やりましょうということで、外海の出津地区あたりは今回、2年前に下水道の事業認可区域からはずして、逆に合併浄化槽の区域にするというような、そうような国の指導もございまして、そういうケースもございます。以上でございます。

委員
下水本体はきているけれども、工事をしないところというのは、合併浄化槽になるのですか。

廃棄物対策課長
基本的に市内では、合併浄化槽といいますか、何とか下水道に繋いでいただくというのが基本ですけれども、やはりこの区域の中でも、そういう離れたような区域の場合は、そういう合併浄化槽も検討する必要があるのではないかというように考えます。

委員
それでは、今現在はまるまるそのまま汲み取っているわけですね。何もしないで。

廃棄物対策課長
今、現在は、つないでないところは汲み取りがされているということでございます。

会長
他にはありませんか。なければ本日の清掃審議会を終了します。(午後2時50分閉会)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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