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平成22年度第3回 長崎市環境審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006559

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境保全課

会議名

平成22年度第3回 長崎市環境審議会

  • 日時:平成22年11月10日(水曜日)午前10時15分~正午
  • 場所:長崎市立図書館 新興善メモリアルホール

議題

  1. 長崎市第二次環境基本計画(案)について
  2. その他

審議結果

議題1 「長崎市第二次環境基本計画(案)について」説明

事務局
審議スケジュール、パブリック・コメント説明
事務局
長崎市第二次環境基本計画(第1部)説明
会長
「めざす環境像」について意見を伺います。
委員
既に平成13年度に「ながさき環境都市宣言」ということで、ながさきの環境都市宣言を謳いながら、そのサブタイトルに、このタイトルがあるということであれば、めざす環境像について別のものを提案というご要望がありましたが、整合性を事務局はどう考えて、どういう風に我々は議論したらいいのかご説明ください。
会長
前回、「人と自然と文化が輝きつづけるまち長崎」というのは非常にぼやけて、具体的に何か分からないということで、ホタルの飛び交うまちとか、そういった具体的なことを入れたらいいのではという意見だったと思うんですが。そうすると、委員が言われたとおり、今この長崎市の環境都市宣言を見ると、下の5項目謳っているのに、「小鳥のさえずり、ホタル狩りができるような豊かな自然」、と具体的に述べていますが、ここにサブタイトルを入れるかどうかということを、今言っているのではないかと思うのですが、事務局の方はどう捉えておりますか。
事務局
今の環境像の件ですが、基本的には、この都市宣言でもありましたし、前回の第一次の方でも掲げているこの「人と自然と文化が輝き続けるまち長崎」というのを事務局としては環境像にしたいと考えています。ただ、今までの議論でもありました分かりやすいキャッチフレーズとか、そういうものがあった方が、市民にとって分かりやすいのではないかということがありますので、これについて、是非ご意見等をいただければと考えています。
委員
平成13年の環境都市宣言の中に、「人と自然と文化が輝き続けるまち長崎」のところに5項目ありますが、骨子はいいんだけど、もう少し市民がもっと踏み込んでイメージし易い文言に変えたらどうか。例えば2番目にあるホタル狩りという、ホタル飛び交う思い出に残る川づくりだとか、もうちょっと市民が川とふれあいながら何か感じることのできるような、そういう文言に少し変えていくという手立てだと、この平成13年の環境都市宣言の文言を活かしながら、もう少しスマートに市民がイメージして行動を起こしやすいような修正というのはどうかなと私は考えます。
会長
11ページのこの下で、「人と自然と文化が輝き続けるまち長崎」はこれは変えることなく押さえておくと。その下の文言の3行をもう少し具体的に、輝き続ける長崎のまちはどういうものかということを入れるということですか。
委員
「人と自然と文化が輝き続けるまち長崎」でいいのだけど、ポイントとなるイメージを整理してあげる。最初の表紙裏のこの文言を活かしながら、サブタイトルがいくつか入っていて、それを思い浮かべれば長崎が豊かな自然と、あるいは我々の生活と自然との循環だとか、共生だとか、イメージできるようなものが入ってくれば、より市民に分かりやすいのかなということをイメージしています。
委員
私の発想なんですが、環境像になっているんですけど、ある意味、第二次環境基本計画のテーマみたいなものを掲げて、第二次基本計画ではこういった環境像というか、テーマを目指しますというそういったものをここにあげればいいと、そういうイメージでいいのでしょうか。そうすると、この本物の環境像は変えないのだけれど、二次、三次と発展していく中で、それぞれその時に重点課題、今回もあると思うのですが、そこで目指すものをあげると、私個人としては、市民感覚として何をやれば今回はいいのかということで、分かりやすいのかなと捉えたのですが、そういったイメージでいいんでしょうか。
委員
私の意見としましては、理念があって、その理念を言葉で市民が理解できて、そして行動を起こす。例えば、後の方の、川の汚れっていうのは、相変わらず生物化学的なデータでいくら良くなったと。それを市民はあまりよく分からない。もう少し市民がイメージできるような、ホタル飛び交う思い出に残る川という風にすれば、それはどういうことなのかっていう、ホタルの会の方たちなんか、行動されてますよね。そういういろんな川づくりに対して、そういう方たちとも市民が行動だとか川づくりを共有して行動を起こしていく。そういう方向につなげるために何かアイデアはないかなというイメージです。
委員
今の議論の中で、12ページから基本目標というのがあるのですが、その中に具体的に書かれています。だから、この「めざす環境像」というのは1本ばちっとしたものを作りたいという意図だと思いますので、この文言をそのまま行くか、やめるか、あるいは一つサブタイトルを付けるかっていう議論をされた方が、僕はいいような気がしますが、いかがでしょうか。
会長
実際、現実にはこの環境都市宣言の中で謳ってますから、もう少し分かりやすくするためにはサブタイトルを付けた方がいいと。あと具体的にはもう次の章から説明しているから、サブタイトルをちょっと付けるかどうかというご意見でよろしいですか。
委員
「めざす環境像」を先に決めてというよりかは、第2部、第3部とありますのでね、そのあたりを詰めていって、最後そういうイメージを統括的に考えるという作業に入った方がいいのではないでしょうか。
委員
一通り議論したうえで、そこから出てきたものを集約した後でそれらしい文言にかえたらどうでしょうか。
会長
これからこの基本計画を議論する中で、この環境像というのを皆さん方の意見を集約して、その中で出てくるものだと思いますから、この案はペンディングしといて、もう1回議論するということで進めたいと思いますがよろしいですか。それでは、大きな内容はそれでございましたけど、これを読んで、文言とかおかしいなというところはありませんか。
委員
大気・悪臭、水質・土壌というのがありますが、一般的にはこの地盤沈下とか廃棄物というのが本来なら入ってくるのだと思いますけど、これが抜けてるように思いますがその辺は、どうなんでしょうか。本来ならここに地盤沈下というのが出てきて然るべきかなと思いますけれど。
事務局
まず生活環境という中に、ごみの問題等が入っていないという点ですが、ここは、14ページと15ページをお開きいただきたいと思います。この14ページの左から2つ目、環境の分野というのがありまして、ここで生活環境あるいは循環型社会という分け方をしています。これは、現行の計画ですと、生活環境の方に循環型社会の廃棄物の問題が入っていました。今回はこれを見直し、まず、生活環境ということで、典型7公害を一つにまとめて、ごみの問題とは切り離しています。それで、市民の皆様により分かりやすいグループを作りたいということで、公害の問題とごみの問題ということで、今回はここで切り離して、新たに循環型社会と生活環境という2つの大きなグループに分けています。
それからもう1点、地盤沈下の件ですが、確かに典型7公害の中に地盤沈下もあります。実は長崎市におきましては、地盤沈下の現象等が見られないということがあり、今回の基本計画の中からは地盤沈下に関する記載は省いているということです。
委員
本来であれば入れるべきだと思いますけど。分かりました。
会長
この内容はまた次の議題の時に出していただけると思いますが、現在この議論している11ページまでで、何か気付いたところはありませんか。
委員
最初の4ページのところに、環境分野ということで図があり、5本の柱が書いてありますが、右側に生活があって更に大きくなって自然があって地球環境があって。一方、左側に人が関与するということで、循環型社会、都市環境となっていますが、これが第1部の12ページのところでは、この並びの順番が変わっているのですが、これは統一した方が見やすいと思います。
委員
資料1のA3で、三者で取り組む計画というのは非常に結構かと思うのですが、計画の実効性の確保ということで、いわば計画の評価とか点検とかでPDCAの中でCをやるというのは結構かと思います。それで、事業者は削減目標があると思うので、市全体の中でどうだということを。そうすると事業所に持ち帰ってそれを反映できるのではないかと思います。気になるのはA3には市民と書いて計画書では市民(団体)と書いているのですが、一番気になったのは、これはパフォーマンスだけで市民を入れているのではないか。三者でやりましょうというのもかっこいいですけど、市民はチェックをやって持ちかえって何に活かすのか。具体的にチェックしてそこで得たものを市民はどうフィードバックをかけるのかというところはどう考えているのかお聞きしたい。
事務局
今の実効性の確保の分ですが、ここにも「ながさきエコネット」という言葉を出していると思うのですが、実は今、持続可能な社会づくりということで、それに向けて市民総参加の行動をしようとネットワークづくりをやっています。今年(平成22年)、10月16日にそのネットワークの立ち上げを行ったところで、このネットワークというのが、市民であるとか市民団体、それから学校とか事業所、行政も含めて今ネットワークを組んでいます。そのネットワークの中でまず評価というものをやっていこうというのが一つ趣旨であります。今までは、市だけで中身についての点検をやっていたのですが、ネットワークの中で市民団体とか事業者の方も入っていますので、そういうところで点検をしていこうというのが一つです。それから市民のフィードバック、確かに難しいんですが、ネットワークに参加している市民の方もいますし、あとは評価の結果を受けて、行政の方が市民の方にこういうことで働きかけをやっていくことで、一人ひとりの市民の今後の環境行動に繋げていけるようにしたいということです。
委員
一番気になっているのはそこの作りこみを何かしないと絵にかいた餅で、よくこの手の話は多いですよね。だからそこをどう作りこむかというのを念頭に置いていただかないと。先ほど冒頭にもお話があったように、市民の方々は何をやっていいのか分からない「ながさきエコネット」を活用してもいいけど、そういう情報発信までにとどめるのか、この読み方であったら、市民も参加して、チェックして、それを持ちかえって自分らの活動に反映させますよってとれますよね。そこのところは、具体的に市民に関しては、情報の共有までしか考えていないだとか、そのへんのところをはっきりしとかないと、言葉が独りで走っていて、よくある行政のかっこいい言葉を述べているけど、実質は何も出来ていない。自分らの活動をパフォーマンスだけで終わらせているところになってないかというのがちょっと気になって。だから是非、その辺の作りこみをどうするのかということを考えていただく必要があるのではないか。
委員
計画実効性の確保のところですね、やっと外部評価が入ってきたかなという。そういう点ではすばらしい、一歩前進だと思います。それで、今、委員が言われたことについて、多分、市民みんながチェックするというのは、家庭における電気、それからいわゆる個人でチェックできる、そういうものを徹底するわけですけど。もう一つはここに書いてあるのは、どう環境基本計画に基づく評価というか、長崎市の目指す目標が、どういう風に達成されたか、市民がどう満足しているか、そういうことをきちっと、多分皆でやるのは大変なので、たぶん外部評価委員会みたいなものを作って、そのあたりを徹底して市民が評価する、もちろん行政の人も入って、例えば具体的にいうと、北海道のニセコ町というのがそれをやっています。非常に分かりやすい評価図を市民に公開している。そういうやり方っていうのがここでできるかどうか、それによっては一歩前進だとイメージしています。そういう意味では、今までなかった環境評価の外部評価が一歩入ってきたという意味では、一歩前進だと思います。行政という組織の中で、そういう評価の情報が公開されていなかったところに一つ課題があったのではないかなと私は考えています。
委員
段階的にはこういう形でスタートして、そして三者、市民、業者、市の役割、義務と責任、これを明確にして、これを日頃から出来るところから手を付けていく。まず環境に対する意識をどう高めていくかとういうのがまず一つになるでしょう。それから市民としては出来る限り、シンプルライフに移行をしていく。現在では大量生産大量消費にどっぷりつかった生活がほとんどですので、できるかぎり、買い物に行く時にはマイバッグ持参を義務付けるというところからすれば、市民は手が出せるし、可能であるというようなことの具体的なご議論を深めていけば出口が見えてくるのかなという気がします。業者の方にしては、今までは売れるものを作ってどんどん売っていましたが、これからの時代はそうじゃない。やはりその、商品を設計する段階から、消費・廃棄までのことも考えたシステムの構築がまず不可欠の時代になってくるというようなことがあるのではないか。役所としては、世の中がうまく動くような条例の整備であったり、そういったものに頭を使って提供していく、やはりこの地域住民、業者、市の三位一体となった義務と責任を構築していくということに尽きるのではないかと思います。その辺から議論していただければ出口が見えてくるのではないかと思います。
委員
ながさきエコネットの活用と書いてありますが、これもまだスタートしたばかりで我々がこの作業をやっているのですが、環境団体の方の繋がりを今やっていて、メディアとか、経済とか福祉とかまちづくりとか、多様な他の分野の人たちが乗っかってくるステージをイメージしています。だからプラットフォームづくりというのをやっているのですが、今その過渡期で、必要があれば行政、市民、業者、あるいは専門家の方たちがそこに乗っかって、例えばその外部評価をやる場合には、誰がどう評価するか、そのあたりも自由に意見交換できて対処できるような、エコネットをイメージしています。行政の方もそのあたりを期待してる面もあると思うんですが、まだ走り出したばかりで、十分市民の皆様に認知されるほど組織が出来上がって無くて、試行錯誤しながらやっているところです。ということで、ご理解いただければと思います。
事務局
関連して事務局の方からお答をさせていただきたいと思いますけども、今まで環境基本計画といえば、法の裏打ちというか、直接的ではないのですが、いわゆる全国各都市で、どこを見ても金太郎飴的に内容が一律一緒だということで、我々は今回の見直しにあたって、それでは実効性が伴わないだろうということで、当審議会の委員のお知恵も拝借しながら、より市民に身近なものとして親しみを持っていただける、そういう計画づくりをしようということで、アンケートに始まって、ご承知の手順を踏んできたわけなんですが、ご指摘のこの計画のいわゆるプラン、ドゥー、シーに関しては、やはりなかなか難しいところがあって、今回も提案させていただいておりますが、まずは、それぞれの項目の中で数値目標を直接その事業を反映したものでなければ、代替目標を設定し、それをしっかり結果の周知も含めて、市民に理解していただくことによって、実効性をまずは高めさせていただこうと考えています。そういった結果を、市民の意見、感想等も吸収しながら更に次の一歩へと繋げていきたいと考えています。
委員
分かりました。私が意図したのは、例えば資料1でいけば、今検討しているのは平成23年度から32年度ですので、前半については、例えば外部評価を入れて、その結果を市民なりに公表して認識をあらたにしていただいて、後半の3年とか5年で最終的には市民も実際のチェックに入っていくのだというふうな段階的な表示をしていただいた方がいいのではないかなとそう思いました。だから、最終形を多分書かれているのだろうと思うのですが、多分、環境のいろんなシステムをやっている方は、こういう書き方をすると、じゃあ市民はどうフィードバックするのかというところを分からないままに、言葉が独り走りしないかというところで非常に懸念があったということです。非常にわかりましたので、その辺はご検討いただきたいと思います。
会長
市もPDCAをやりながら、チェックしながら。これは多分10年だけど5年あたりで中間見直しみたいな格好をやるわけでしょう。だからその時にまたやると、今過渡期で特に外部評価なんか入ると非常に市民の目に見えてくると思いますからよろしくお願いいたします。
委員
2ページのところの背景目的のところに、言葉としては、例えば国の環境関連法とか書いてあるんですが、市民が見るときに、どういう法律によってこの計画がどう見直されたのかというのが、多分、ここには書けないので、後ろの資料のところに出てこないと国とか県の政策とこの市の計画がどう絡んでいるかが見えないと分かりにくいのかなと思います。逆に子どもが勉強するにしても、これを資料としたときに、元は何を見ればいいのか資料が何もないということになりますので、要望ですが、そういったところを、資料につけてますというのを注釈を入れて、分かりやすい背景、関連性を示していただければと思います。
もう1点ですが、10ページの下の赤点線で囲まれた2.のところの1行目ですが、我々の社会経済活動を公平な役割分担の下にで、「公平な」とありますが、ちょっと違和感があります。公平な役割分担というのは基本的にできないんじゃないか。要するに、立場が皆さん違うわけで、例えば上の方の立場、行政の上の方の人は、それにあったやり方、考え方に基づいていろんなことができるわけで、一般の例えば主婦の人であれば自分でやれる範囲というのはものすごく限られてるわけです。したがって、適切な役割分担が本来あると思うんですが、表現として公平なというのはおかしいのではないかと思います。
会長
これは事務局検討をお願いします。2ページなんかにもですね、非常に接続詞が多い。例えば6行目に、「多くの人々が訪れています。しかしながら」というのはこれ要らなくても。「これまで私たちは」で。それからその次の平和の下に、「また、今日の地球環境においても」って、「また」とかですね。非常に接続詞が多いということ。それから3ページの一番上の両かっこ1は、「この長崎市の基本計画は」うんぬんで、最後に「するための計画です」、計画は計画ですとこの表現はダブった表現ではないかなと。それからこの中に全て「この計画は」と、例えば4ページなんかでも、一番最初「この計画は」、それから両かっこ2も「この計画は」、この計画ってこれはこの計画だから「計画」でいいのではないか。このと、あえて強調する必要はない。「計画は」でいいのではないかなと思います。このあたりちょっと検討していただきたいと思います。
委員
一つ分からないのは、市民がこれまで取り組んできた成果とか評価とか、そういう継続性がどうもよく分からない。そういう点では、もう少しこれまでの取組みの評価が活かされるような、例えば2ページなんかに入れられないものか。ゼロからのスタートのような感じがどうもして、じゃあ我々は一体今まで何を取り組んできたのかと。その成果の上に今回の問題があり、提案があるわけですから、そういう点、ちょっと気になっているところです。
事務局
今までの取組みの評価ということで、確かに一次の計画を作って10年間、市民の方も含めて、いろんなことに取り組んでいただいています。この辺のことを踏まえた計画ということで、作りこみはしているんですが、その辺の表現が不足しているということだと思いますので、その辺を少し文言を整理させていただきたいと思います。
委員
11ページの「めざす環境像」というところなんですが、前回の基本計画を見ると、こちらの方には副題として「みんなの知恵と行動で未来へつなぐ、海と緑と歴史のまち」という図が書いてありまして、具体的にいろんなことが書いてあるんですが、市民の方が見て分かりやすいという点では、こういう書き方の方が非常にイメージしやすくて、いいんじゃないかという気がするんですけど、その辺はいかがでしょうか。
事務局
これはこの一次計画の案の段階で、環境審議会の方で審議していただきました。その中である委員さんの方からイメージ図を載せた方がいいんではないかということで、その委員さんの関連の大学の学生の方にご協力をお願いして、このようなイメージ図を作っております。やはりイメージであってなかなか計画と整合がとれているかと言われましたらちょっとずれているようなところもありますけども、もしよろしかったら先生方にご協力をいただければ、この計画の中に挿入できればと考えております。
委員
前回の絵は、私のところでやったのですが、ここでも皆さんが今議論されていますが、市民と環境基本計画どうなのって言ったときに、まったく伝わらない。伝わらないから少なくともイメージだけでもということで、実は私が強引に描かせてもらったところなんです。今回は、私のイメージではその時期のその機能というのがかなり進んできて、そういう絵が要るのか、あるいは全く要らないのかもしれないし、作業の様子を見ながらまた皆さんで考えたらどうか考えています。
事務局
長崎市第二次環境基本計画(第2部第1章)説明
委員
例えば22ページから始まる水と土壌というところなんですが、まず現状と課題というのがあって、1枚ページをめくっていただいて、個別目標、それから私たちの取組みと、こういう構成になっていると思います。非常に項目が多くてなかなか難しいのかもしれませんが、これを見て、例えば継続的な取組みで良くなっていくもの、若しくは緊急の対策が必要であるものというのが、重みづけが違うと思うのですが、それを見ながら最後に数値目標のところにきますと、例えば25ページですけど、浦上川のBOD値がどうあるべきであるというのが書かれています。一方、説明の中には中島川のことなんかも書かれていますし、ここの数値目標というのが、どういう位置づけになるのか。いろいろ問題がある中で、これは優先的に取り組むべき数値目標なのか、それとも抽出してきた数値目標なのかというのが、若干分かりにくいのではないかなという気がいたします。
事務局
数値目標は、施策がそれぞれありますけれども、施策がどれだけ進んでいるかというものを表すものとして、代表的なものとして記載しています。先ほど言いましたこれを優先してやるとかいうことではなくて、本施策の進み具合というのをこの成果指標に書いているもので、確認をしながらやっていこうというような趣旨です。
委員
自分たちの役割が伝わりにくいのではないか思います。読む方にとってみれば、どれを真っ先に取り組むことなのかとか。もうちょっと説明があった方がいいのでは。
委員
20ページですが、前からお話しをしてお願いしているのですが。18ページに、大気ということで、平成21年の5月に、今まで発生をしていなかった光化学オキシダントの注意報が出たということで、多分今後かなり厳しくなっていくだろうと。それで、市民、あるいは長崎市としての取組みとしては、20ページに個別目標とか、あるいは具体的なものが書かれているので、これは何も否定しませんが、これはやっていくべきだと思います。前からお話ししているのは、特に大気に関しては、我々が努力しても出来ない部分、越境の分があります。この点については前回もお答えはいただいているのですが、我々は何もできませんと。長崎市としてはなにもできませんよと。ギブアップという風に私はこれが受け取れるわけです。そこについては、どうするのですか。我々も同時に長崎市内で大気環境を良くするために努力しますよと。それからやっぱり大本は中国が悪い、韓国が悪いと言っているのではなくて、やはり共通なので、その辺のところについて、横断的な施策というところで何も書かれていないのですが、特に福州とか上海とかそういったところで何か環境教育をやるとか考えられないのか。この個別目標なり取組みでいけば、よそから来るものは我々は何もできません、ギブアップですと読み取れるのですが、この辺どうでしょうか。あと10年間の目標・計画では一歩踏み込んだものが書けないのかなと、非常に情けないなという気がするのですが。いかがでしょうか。
事務局
長崎市単独でやれることっていうのは確かに限界もありまして、そういうことで、こういう計画を作っているところです。ただ、広域的な取組みというのも重要で、この計画の、88ぺージ、89ページに計画の推進体制というものを載せています。この89ぺージの右下に、広域的な連携・協力というような文言を載せていまして、県であるとか周辺の市町とか一緒になって対応していかなければいけないということで、計画上はこういう記載で、頑張っていきたいということで考えているところです。
委員
平和に関してはガンガンやっているではないですか。環境に関してはなぜやれないのですか。そこを踏み込めないのですか。それはやるべきだと思います。そうでないと、いつまでたってもあなた任せです。中国任せです。測っています、モニタリングしています、当たり前の話です。ここに書かれているのは。ではどう踏み込んで行くのかということが大事なのではないですか。それをやっているのではないですか、平和では、それと同じような形はできないのでしょうか。元から断たないとよくならないからという、そういう意見は反映できないのかといっているのですよ。どうでしょうか。無理ですか。国とか県があてにならないから、市からやれといっている、やらないのかと言っているのですよ。平和はやっているでしょ。違いますか。原爆が落ちているからやっている訳ですか。そしたら公害。ダイオキシンで人が死んだらやるのですか。これから厳しくなると思います。そこを一歩二歩踏み込めないのか。10年先のことを考えているわけですよね。どうですか。
事務局
確かに、環境施策の中でもナガサキイズムというのを強く全面に出して主張できれば素晴らしいことだと思います。あとは実効性の問題かなと思います。長崎が単独でやるよりも、やはり広域、オール長崎県、オールジャパン、いわゆる全日本でやった方がご指摘の点については高い効果が望めると思います。ただ、こと平和に関しては、長崎が辛い歴史がありますので、そういったのを踏まえて長崎から情報を発信することによって、それなりの成果、実効性があるという観点から、積極的に取組みをさせていただいておりますので。大気汚染とは内容を異にするものと私どもは認識をいたしております。ただ、大気汚染というのは深刻な課題ですので、それを受けては長崎市が果たすべき役割ということについてしっかりこの中で明記して、着実に実行に移していきたいと思っています。
委員
県とか国とかじゃなく、やはり主導権を持ってやるべきだと思います。具体的に聞きますが、県とどういう連携をとろうとしたのか、アクションは起こされましたか。結局、県が動かない、国が動かないから我々は黙って見ときますよ。そしたらどんどん市民の大気環境というのは悪化していくわけです。それに対してやっぱり何かアクションを起こすべきなのではないかと思います。そこに踏み込んで何か個別目標を掲げられないのか。そうでないと、市役所は黙って長崎市民の大気環境、悪化を指をくわえて見ていますよという風に捉えてもおかしくないですよ。私はそう解釈しました。是非一歩踏み込んで、10年先のことも考えてやらんと、多分もっと厳しくなると私は思います。よろしくお願いします。
事務局
そういったご意見もあるということをしっかり心にとめながら、今後の環境行政にあたっていきたいと思っていますので、この点についてはそういうことでよろしくお願いしたいと思います。
会長
現実には、光化学オキシダントは対馬あたりでもかなり出ています。それから長崎市でも酸性雨の値がかなり強く出ていますから、長崎市自体もかなり被害を受けてるというような、実態もどんどん出てくると思いますので、そのあたりも、今の委員の意見を踏まえて、積極的に打ち出すような形を、前向きとこれは非常に政治的な話ですから、そういうことを踏まえて検討をお願いします。
委員
それに関連してるのはですね、64ページの地球環境の第5章のところなんです。第5章のところで、そのあたりを、地球環境問題という視点で、含めて書かれればいいのかな。そういったところを関連付けて、ここでは地球温暖化ということで二酸化炭素のことが中心になって書いていますが、それ以外のことも含めて書かれると、例えば流木の問題だとか、いろんなことも含めて書けると思いますので、少し表現を工夫されたらいいのかなと思います。
委員
25ページの数値目標がありますね。浦上川のBOD。で現状と目標。この場合に、この数値だけ環境基本計画に入れるのが適当であるのかどうかという判断ができないものですから、意見として言うのですが、このBOD値の下にちょっと隙間がありますが、こういうところに市民の生活の上で分かりやすい、非常にきれいな水だよとか、いろんな表現がありますが、何かそんなものを下に入れてあげると、市民がのぞいた時に、この程度にいくのかとか、そういうのも一つ啓発として、これは。そういって見たときに市民が分かりやすい。他の所も似たようなところで、例えば29ページなんかも騒音というのがありますね。環境基準の達成率というのがありますけど、現状がレベルでどの位なのか、それがどの位になるのっていう、そのあたりを下の方に、市民が見たときに分かりやすい表現をこの中に盛り込むのがいいのかどうか判断できないのですが、そのあたりの工夫があると市民が見たときに分かりやすいのではないかという意見です。
委員
典型的なのが、18ページ、19ページの図になっているんですけど、図があまり統一されていない。例えば平成も「平成」って書いたり「H」って書いたりしてあると思いますが、そのあたりをきちんと整合を取られた方がいいと思います。また、普通、グラフとか図のタイトルは上にあったり下にあったりというのがあって、写真は下にきちんとなっていたりするのですが、図は上になったりしていますので、そこも整合をされた方がいいかと思います。
委員
土壌のところですが、23ページのところで、土壌について書いているのですが、25ページの方では何も書いてない。先ほどの地盤沈下ともしかして似たようなことがあるのかもしれないのですが、件数として少ないからそういう取組みが書かれないのか分かりません。もしそういうことであれば、そのあたり少し明記された方がいいのかもしれないなと思います。
事務局
土壌汚染に関しまして、平成21年度につきましては実際に土壌汚染というのが完全に発見できませんでした。今年(平成22年)の4月に法律が改正されて届出が必要になりましたが、平成22年度になりましたらどのような取組みを行うかというのが出てくるかと思いますので、そのことにつきまして、市の取組みとして明記しておくようにしたいと思います。
委員
10年間の計画なんで、土壌汚染ってずっと続くじゃないですか。現状でも土地の転売とかでは常に問題になるので、やはりしっかり書いた方がいいかと思います。
事務局
平成22年度に実際そういう問題がでてきていますので明記するようにします。
委員
まず18ページのところですが、中ほどに「平成21年度は光化学オキシダントと浮遊粒子状物質の2項目が環境基準を達成しませんでした。」というのがありまして、下の図には年間の最高値というのと環境基準非達成日数というのがあるのですが、この達成しなかったということの定義というのが分からないと思ったのが1点、21ページのところの中ほどに市役所の取組みがあるのですが、ここの2番目で、「光化学オキシダント注意報発令時等の緊急時には、県と連携して、迅速に対応します。」となっていますが、どういう対応なのかというのがピンとこないですね。それと30ページ、ここの両かっこ2で環境ホルモンという言葉が使われていますが、確かに分かりやすい言葉だとは思いますが、最近、あまり環境ホルモンという言葉は使われていなくて、内分泌かく乱化学物質とか、そういう正確な言い方になってきていると思うんですが、これも10年続くというようなことを考えたら、この言葉の使い方の是非というのを検討していただければと思います。
事務局
まず、光化学オキシダントの環境基準の評価方法ですが、昼間5時から20時の時間帯において、1時間値が0.06ppm(ピーピーエム)以下であれば環境基準達成ということです。0.06ppm(ピーピーエム)超えれば環境基準非達成ということです。
委員
年間を通じて1日でもその基準を上回った時に達成しなかったという言い方になるのか。
事務局
そうです。1日の中で昼間5時から20時の時間帯において、1時間値が超えたら非達成ということです。
委員
市民にとってみれば、いたずらに不安をあおるようなところもありますよね。こういう言葉っていうのは。後ろの資料で示される予定なのか、そういったこともあるかと思うんですが。
事務局
今回諮問の案ということで資料編は付けておりませんが、環境基準につきましては、全面的に資料編の方でどういう基準があってどういう数値があるということで、資料編の方でフォローしたいと考えています。
事務局
「県と連携して対応します。」というのは、県と長崎市と一応役割分担をしています。注意報の発令はあくまでも県が発令をします。マスコミ関係も県が対応します。長崎市については、市民に対して注意報が発令されましたということで、防災無線を通じて広報をします。それと、学校関係。手順書というのを作っていて、その手順書に従って市と県と役割分担をして対応しているところです。
環境ホルモンについては、実際に正確な表現に変えたいと思います。
委員
かっこ付けで書かれた方がいいですよ。「環境ホルモン」を残されて、かっこで内分泌かく乱化学物質ということで書かれた方がいいと思います。
事務局
次回審議会開催案内
会長
今日は31ページまで大体審議したわけですが、もう1度これを見ていただいて、このあたりをちょっと変えたらいいじゃないか、ということをもう1回チェックしていただいて、事務局の方に意見を頂ければと思います。それから特に「めざす環境像」については、これからまた進めていきますので、そのイメージ、我々のイメージというのをもう少し慎重に考えていただきたいと思います。
事務局
事務連絡
会長
本日の審議は終了します。

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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