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平成22年第4回 長崎市社会福祉会館建替え検討会

更新日:2013年3月1日 ページID:006526

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

福祉保健部福祉保健総務課

会議名

平成22年第4回 長崎市社会福祉会館建替え検討会

  • 日時:平成22年11月19日(金曜日)午後3時30分~午後5時20分
  • 場所:長崎市議会第4会議室

議題

長崎市社会福祉会館建替え検討会報告書(案)について

審議結果

会長
前回第3回までに各委員から出された意見を元に、事務局で「報告書(案)」をまとめている。これを叩き台に委員の皆様から意見をいただきたい。では事務局から説明をお願いしたい。
事務局
項目1「はじめに」から3「建替えの必要性」まで資料に基づき説明
会長
事務局の説明について、質問はあるか。
(質問なし)
会長
では、次の項目をお願いしたい。
事務局
項目4「新しい社会福祉会館の役割」について資料に基づき説明
会長
ではこの内容について質問や修正意見はあるか。
委員
3つの想定項目とあるが、委員会として検討する中で想定したという意味なのか、それともそれ以前の前提になっているということか。
事務局
こちらは議論を深めていく中で、委員の了承を得た上で、想定項目とした方がよいと思われた要素を記載している。
委員
ということは、検討会の中で想定した上で議論してほしいという意味か。
事務局
この前提の中で、ある一定の方向性をお示しいただいたというまとめとさせていただいた。
委員
気になるのが「3つの想定項目」の前段での「お断りしておかなければならない点がいくつかある」という表現が報告書としてどうかという点と、「障害者支援機能を付加していない」というのはやはり言葉としてきついのではないかということ。ハートセンターがあるとはいえ、会館に来て相談があれば親切に応対するのは大前提であるはずだ。
委員
私も「行政機能を対象外にしたこと」という表現と「障害者支援機能を付加していない」という表現が気になる。ワンストップサービスはあってしかるべきだし、障害者の支援をしないという訳ではないのだから。前提としてはいいのかもしれないが、報告書として明文化するのはどうか。
会長
前提がなければ議論が進められないからという意味であったと思うが、確かに表現については検討したほうがよいかもしれない。「行政機能を対象外にしたこと」は、行政機能との連携を十分に配慮しながら社協のあり方を検討するという趣旨に。「障害者支援機能を付加していない」は支援機能はハートセンターが担うが、相談、連携については十分配慮するという趣旨で見直すということで。
委員
地域福祉の中心拠点となるべき施設であるが、今の形は何かのサービスを受けに行くことが前提としてあるような表現になっている。もっと広く一般市民に対して開かれていて、それらの方の中にはたまたま高齢であるとか障害がある人もいる、というようなニュアンスにならないか。それと3「建替えの必要性」の中に、「現状では車椅子の利用者が使いにくい」ということを加えてほしい。
委員
各委員の意見に賛成であるが、具体的に表現を柔らかくするということでは「3つの想定項目」を「議論の前提とした事項」としてはどうか。また3点目についていえば、もりまちハートセンターでサービスが総合的に提供されているのは事実であるから、それをふまえて議論を進めたのだという表現にすれば排除していることにはならないのではないか。例えばそれぞれ項目を起こして、「障害者支援機能を付加していない」は「障害者支援機能について」、「行政機能を対象外にしたこと」は「行政機能について」のように。1点目については「建替え場所について」とすれば、現在地を前提に議論してきたということがわかる。そうすれば我々の議論する範囲について自ずと決まってくるような気がする。
会長
いま委員がいわれたように、それぞれ「建替え場所について」「行政機能との関連について」「障害者支援機能との関連について」とするといいようである。他になにか?
委員
アンダーラインもはずしてほしい。
委員
そこは1.「建替え場所について」のように項目立てしたらよいのではないだろうか。
会長
それでは次の項目について説明をお願いしたい。
事務局
項目5「新しい社会福祉会館に期待される機能」について資料に基づき説明
委員
中身について異論はないが、柱のうち1.2.は語尾が「~機能」で揃っているので、3.「利用環境の改善」については、施策としてユニバーサルデザインの推進が挙げられているし、利用環境の改善は建設にあたって改善していく、また建設後も環境のよさを発信していくことが大事である。それもふまえて「ユニバーサルデザイン機能」としてはどうかと思う。
会長
この修正意見について、ご意見はあるか。項目が変わったら、それにあわせて内容も変えなくてよいか?
委員
バリアフリーのよさを市民に発信してくという意味で、3.には「発信機能」を加えるのもよいかもしれない。
会長
それでは次の項目について説明をお願いしたい。
事務局
項目6「報告書まとめ」について資料に基づき説明
会長
新しい会館に期待される機能の1.-2「高齢者関係団体の活動拠点」については、広く「福祉関係団体」ではどうか。また1.-3「子育て関係団体の活動拠点」と1.-6「保護者交流の場の設置」は一本化できるのでは。それと1.-7の「国際交流の場の設置」とあるが、具体的には何を指しているのか。
委員
1.-10の「相当数の会議室」の「相当数」というのはあいまいなので、表現を変えたほうがよいのでは。
事務局
国際交流の場については、現在、社会福祉会館では実施されていないと思うが、長崎市としてはブリックホールにおいて国際交流のサロンとして2階に図書や交流スペースが設置されている。今回記載したのは、諸外国の留学生など国内外を問わず総合的に会館を利用してほしいという意図である。
会長
1.-5の「自治会の活動拠点」については、自治会としての利用は現状どうであるか。
事務局
現状としては、自治会の上位団体である保健環境自治連合会の事務局が本庁の自治振興課内にある。各自治会の活動としてはそれぞれの地区公民館で会議等を行っている。
委員
障害のある方の住宅に関する相談はどちらになるか。
事務局
バリアフリー化されている民間住宅は少ないので公営住宅を案内するが、その場合の問い合わせ先は住宅課になる。既存住宅のバリアフリー化については障害福祉課の住宅改修の補助を案内する。知的障害、精神障害のある方がなかなか住居が見つけられないという相談については、「やまぼうし」という団体が長崎市の委託を受けて家主との折衝などを行っている。
委員
ワンストップサービスのような窓口としてはどこになるか。
委員
2.-1の項目にあるように、社協のほうで貸付も含めて対応している。障害者だけでなく、生活困窮者も対象としている。
委員
福祉教育という文言もどこかに入らないか。車椅子を貸し出すだけでなく、学校教育の場での啓発といったものが。
委員
2.-9に福祉体験学習という社協の事業がある。小中学校からの体験学習のニーズが増えていて、社協から出張講座をしている。
委員
できれば施策の項目として福祉教育という言葉がでてくればと思う。また市民への情報発信の側面として、ユニバーサルデザインが完備されていることでそれ自体が勉強になるということも考えられる。
委員
2.-9の「多様な世代が参加できる各種定期講座やイベントの開催」の後に続けて、「開催をとおした福祉意識の醸成」という言葉があってもいい。その一方で世間の中で福祉イコール介護のようなイメージが広がっている気がするので、福祉にはもっと広い意味があるということを伝える趣旨で、ボランティアなどを通して地域住民が参加できる機会を作るというのが期待される機能としてあるのでは。
委員
学校で福祉の種を作って地域の中で育てるという「ふれあい学習」を進めている。高齢者、障害者も交えて小さいときから顔が見える関係作りをする。それが1.-7の事業にあればと思う。
委員
意識の啓発というのは委員からの意見に同感である。1.の中の項目にあるのが適当ではないかという気がしている。1.-7に「教育と福祉の連携」のような要素があるのが大事だと思う。
委員
施策の性質としては、1.地域福祉活動推進機能には主に拠点、場としての機能があって、2.福祉総合支援機能には行う内容が記載されているという整理になっているのではないかと思う。1.-7に福祉意識を育てる場の設置としての表現があって、2.-9にそこで実施されるプログラムが記載されるという関連性になればうまくまとまる気がする。
会長
それでは2.-9の施策の箇所に「福祉意識の醸成」という言葉を入れるということでよいか。それと3.-1のユニバーサルデザインの項目に関連して「情報発信」の要素を加えるとの発言があったが、2.-8にも「必要に応じた情報提供」という記載があるので、こちらとの整合性をどうするか。
委員
3.利用環境の改善について、外から中が見えるデザイン、来館者が気楽に出入りしやすいデザインという要素を加えてはどうか。それと2.-3の「高齢者の生涯学習の場の設置」とあるが、生涯学習は高齢者と限定されるものではないと思うのだが。
会長
それでは「高齢者の生涯学習」は「生涯学習」に修正ということで。
委員
3.のユニバーサルデザインに関する情報発信について言えば、ユニバーサルデザインとしての施設の存在そのものが情報発信しているということになると思う。設計思想を来館者が感じるという意味での情報発信ということで。3.-1「すべての人にやさしい施設設計」に加えて「~施設設計と情報発信」としてはどうか。
会長
それでは3.-1についてはそのように修正するということで、2.-8の考え方とはまた別ということでよいか。ところで私からだが1.-2の「高齢者関係団体の活動拠点」は「福祉関係団体」ということでよいのではないか。
事務局
そのように修正したい。
会長
1.-3に「子育て関係団体」とあり、1.-6にも「子育て世代」と2つあるがその整合性は。
事務局
1.-3の「子育て関係団体」は1.-2の「福祉関係団体」と統合したい。
委員
ひとつ確認だが、1.-2に記載があるのは常駐している現入居団体だと思うが、1.-3に記載のあるファミリーサポートセンターはどういう位置づけになるのか。
委員
ファミリーサポートセンターや子育て支援ネットワークは業務として社協が委託を受けている事業になる。子育てサロンは各社協支部で実施されている事業であるが、取りまとめ事務は社協本所で担当している。
委員
私はむしろ1.-3と1.-6を子育て関係ということで統合してはどうかと思う。
事務局
それでは「子育て関係団体の活動拠点と保護者交流の場の設置」という修正としたい。
委員
1.-1に自治会活動の要素が記載されているなかで、さらに1.-5で「自治会の活動拠点」の項目立てされていることを考えると、「社協支部活動拠点」を項目立てしてもよいのでは。
委員
1.-5は自治会としての拠点がないということでの趣旨だと思うのだが。
事務局
各地区の単位自治会としては公民館等が活動場所としてあるが、総合的な拠点となる場所が現在のところ自治振興課の事務局だけであるという状況をふまえて、新しい会館の機能として盛り込ませていただいた。
委員
1.-10「無料で利用できる相当数の会議室」は、やはり「相当数」をカットしたほうがよいと思う。
会長
1.-7に「交流サロン、調理室、カフェの設置」とあるが、ここでのカフェとはどのようなものを想定しているか。
事務局
来館者が気軽に集える場所としてのカフェ、というご意見があったので記載している。イメージとしては県立美術館や市立図書館のようなものであると思う。
委員
3「建替えの必要性」の2.に「高齢者の利用が多い施設」という表現があるが、高齢者に限定せず「市民の利用が多い施設」としたほうがよいのでは。
会長
委員から外から見える建物との意見があったが、具体的にはどういうものか。
委員
壁やドアがガラスづくりで外から見える構造になっているもの。クローズドな箇所を作らないという趣旨である。
委員
盛岡の施設でやはりパーテーションも透明というものがあった。目隠ししたい時はブラインドをする。透明なので外からの光も取り込めるようになっていた。
委員
この建物は市民の暮らしをいかに良くしていくかというのが大前提であって、市民が必要な時にいつでも行けるような運営を心がけてほしい。また社協は市の中心部の方が認知度が低い印象があるので、広く市民に認知してもらえるような建物や機能になってほしい。
委員
「新しい社会福祉会館に期待される機能」として示されたものが、もし今の場所に建替えた場合、本当にスペースとして収まるのかどうかちょっと疑問に思う。それと検討過程でせっかく他都市の類似施設の事例が事務局から示されていたので、参考事例として報告書内に記載があった方がよいのではないか。
事務局
今回の報告はあるべき社会福祉会館の理想像であると考えている。しかし敷地面積や予算などの制約は当然かかってくる。報告を受けた後の実施段階の設計において調整されてくるものであり、(平成22年)12月までという期限の中で、報告書の段階で図面を記載するというのは困難であると判断している。ご提案のあった他都市事例集は別冊として提出したい。
委員
今後のスケジュールはどうなるか。
事務局
議会終了後(平成22年)12月に報告を行うが、具体的な内容については報告書を受けた後、市内部で十分に検討を行って、場所、予算等が意思決定された後の話になるので、現段階では具体的なスケジュールがお示しできないことはご了承いただきたい。
会長
それでは報告書(案)についての審議は以上としたい。なお、今回が最後の検討会となるので、本日の協議内容の反映は、語句等の修正含め、会長に一任いただきたいがよいか。
(異議なし)
それではそのように取り扱わせていただきたい。
時間となったので、本日の検討会はこれで閉会とします。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

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