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平成21年度第4回 長崎市文化振興協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006498

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

文化観光部文化振興課

会議名

平成21年度第4回 長崎市文化振興協議会

  • 日時:平成22年3月29日(月曜日)午後2時~
  • 場所:長崎ブリックホール3階 会議室4・5

議題

平成21年度長崎市文化振興協議会協議報告書について

審議結果

事務局
(開会、協議会成立及び欠席委員の報告)
今回は、これまで3回の協議を踏まえた平成21年度の報告書についての協議となる。
それでは、田中会長に議事の進行をお願いしたい。
会長
それでは、議事の進行を行う。
平成20年度の協議会で人材育成に関する協議を展開する中で、練習の場・発表の場の環境整備が一つの大きな課題として浮かび上がった。
また、文化団体等からも環境整備についてご意見・ご要望も寄せられていることから、今年度は「環境整備」をテーマに焦点化し、主にハード面について協議を行ってきた。
協議会の中では、委員の皆さんから様々なご意見をいただき、そのご意見を集約した形で平成21年度の協議報告書案を作成した。
今回は、報告書案をたたき台に、皆さんからのご意見をいただきたい。それをまとめて市長に報告する。協議報告書案が事前にお手元に送られているが、内容について事務局から説明を。
事務局
(概略の説明)
会長
事前に文化振興課と打ち合わせを行い、会議が実りあるものになるよう工夫をしている。これまでの意見を完結にまとめた、よい報告書になっているのではないか。本日の欠席者等から事前にご意見はあったか?
事務局
事前にいただいたものはない。
会長
では、みなさんからご質問は?
(補足)「1 はじめに」の部分について
委員
主にハード面の整備とあるが、環境整備はハードとソフトの両面に渡るものということを大前提にし、今回はハードを議論したとしていただきたい。
委員
「人材育成・後継者の育成」とあるが、「後継者の育成」を入れているところに意味があるのか。ここを強調したい何かがあるのか。
事務局
前年度(平成20年度)の報告書の文中に文言としてあったので含めていた。実際は「後継者の育成」は「人材育成」の中に含まれていると考えていただいていい。
会長
伝統文化など、人材育成の中でも「後継者の育成」が課題として明確な部門については「後継者の育成」で整理してもいいのでは。
(補足)「2 本市の文化環境について」の部分について
事務局
(説明)
委員
「総合的に考えることは困難」「個別に議論を絞り込むのも困難」というトーンが続いている。それでは中身が薄くなるので、再考してはどうか。
優先度を分析して個別に考えることができないのか。また総合的な議論はできないのか。以上については、もう一度議論をした方がいいのではないか。
会長
総合的な問題については、議論にかける時間の制約があり議論が深められていないが、重要なテーマと認識しており、議論が進んでいく中で考えるという趣旨で書かれていると思う。
特に今年度(平成21年度)の議論については総合的な視点も大事だが、まずは具体的な問題から始めることに終始したという論になっているかと思う。今年度の報告書には具体的なものについて記述されているが、総合的なものは今後の課題として残るという論調にしなければならないと思う。
委員
先ほどの意見と同感。確固とした結論はでていないが、皆さんから提案はたくさんでてきた。こういう課題が挙げられたという形で、議論の中にでてきたいくつかを列挙するという形はいかがか。
会長
課題を列挙して、結論は急がないという形で書きましょう。
(補足)「3 文化活動の拠点施設について」の部分
事務局
様々な要望を踏まえたアートセンターの設置について協議することで、具体的に見えてきた課題を書いた。議論では既存施設を活用したもの、また面的な整備の考えが強く出てきたため、それを表の形で整理した。
会長
文章にすると不鮮明になるので、表の形で分かりやすく整理してもらった。
演劇・音楽専用ホール、美術の創作スペース、邦楽堂、文化団体の情報交換スペース、練習スペースの整備など。
委員
邦楽堂は絶対に欲しい。大きなものでなくていいので、500~800席程度の席数でいいということを追加して欲しい。また、若い人が展示会場を欲しがっている。適当な大きさの展示場を欲しい、ということを追加してお話したい。
事務局
ギャラリースペースは展示場も意識しているが、美術の色合いが強いので展示場の色がもっと出るように修正したい。
委員
美術的なものだけでなくて、学用品などを展示できるような会場も欲しい。
委員
長崎市内にたくさんホールがあるが、なぜ使えないものばかりなのか。多目的ホールは響かないように作らなければならないのか。条例において運用を柔軟かつ積極的に考えることで解決することも多いと思う。市で積極的なホール運営と、ホールを作る際の音響設計をきちんと考えて欲しい。響かないように作る積極的な理由がわからない。
会長
このあとに公会堂の具体的な定義について記述している部分がある。協議でも非常に大きな議論があった。今回の報告書の目玉でもあるので、足を止めて確認したい。そこについては文章を読んでもらい、丁寧に確認したい。
事務局
(文章読み上げ)
会長
中心的な課題である公会堂問題についてこのようにまとめたいと思う。この部分は特にじっくり協議をしたい。
委員
非常によくまとまっていると思う。前提として存続すべきであるとういうことが一つ。改修か立て替えかは結論が出ていないので、これでいいのでは。
また、専門委員会の設置とあるのは新しい考えで非常によい。
会長
大規模改修か、建て替えかについては非常に大きな問題。議論では建て替えの方向性に大きく傾いていたと思うので、市長にはそのように伝えたい。具体化に向けた検討会ついては、踏み込んでいきたいと思うので、きっちり書いておきたい。
グランドデザインについてはいかがか。
委員
グランドデザインは文化振興協議会が語るべきところではない。したがって協議したことを反映してもらえるよう働きかけてもらうことが必要。また、グランドデザインは経済に傾倒しがちだが、それだけでなく文化の立場からの意見を伝えることが必要。
アートセンターにしても、どこまで議論を進めるのか、文化振興協議会の中できちんと優先順位をつけ、協議を進めていけるような協議会になれば。
公会堂についてはしっかりと市長に報告していただきたい。
会長
具体的な問題に踏み出す第一弾が公会堂問題ということになると思う。優先順位をつけて協議する、グランドデザインについて検討する会議に対して文化振興協議会の影響をどう与えるかも大事だという発言があった。
経済界はいかがか。
委員
長崎県は10年後に人口が10万人減少すると見込まれている。その地盤沈下をどう食い止めるかについて、経済界の若手からの具体的な発言がここ1、2年続いている。その中では文化環境の整備も欠かせないとの意見も強く出ている。
会長
経済界のプロジェクト会議の協議の中で文化について語られているのは喜ばしい。
委員
文化振興協議会で考える公会堂のあり方についてだが、読んでいくうちに今の公会堂の形態をそのまま存続するというイメージで受け取られそう。文化活動の拠点施設としての今後の在り方に関する意見や、演劇・音楽専用ホールを作るという意見があったはず。あくまでも市民の交流の場・発表の場として整備というのが文化振興協議会の意見ではなかったか。単なる同じ規格の箱の建て替えと感じないように書き加えては。
会長
「文化活動の拠点施設としての」と冠をつけたい。
委員
委員の一致した意見として、「専用ホールを作る」というものがあったはず。それははっきりと明記した方がいいのでは。
会長
確かにそう。多目的であるブリックホールとの住み分けという視点からも意見があった。
委員
全体的にいくつか問題が混在している印象がある。建物としての価値についてなど。建築物としての価値を正確に計ることも必要ではないか。それが確定すると具体的な議論が進められるのでは。
公会堂は先日、館内を視察したが、録音設備などかなり古かった。骨董的な価値まで行っているのでは。
委員
コンセプトとしては大ホールや多目的ホールを残すということではないことを明記する必要があるのではないか。
委員
公会堂をどうするかという話になった場合に。例えば演劇専用となった場合、ブリックでは音楽ということでいいのかという問題がでるのではないか。先ほどからグランドデザインについて話があっているが、実際にグランドデザインを検討している場はあるのか。
事務局
具体的にグランドデザインについて協議する場は無かった。耐震診断という部分で市役所・公会堂・市民会館を診断しており、まだ結果はでていない。その結果や皆さんからのご意見を踏まえてどのような方向性にするか、市としても来年度検討する形になる。それがまさにグランドデザインになるのではないかと思う。
委員
長崎の公共施設は一部を除いて、かなり老朽化している。施設のあり方について意見交換会があり、自分も委員として要望を伝えた。人口が減っていく中で現存する施設を同じように建て替えていいのか、そこに市民が何を求めているのかを受け止め、将来のあるべき姿を総合的に考えていかなければならない。
意見交換会では、その部分を総合的に検討する組織体を作り検討していきたい、という形で議論をしたことを報告したい。
委員
いくら事前に申し入れをしても、どのようなものになったかは実際に完成してからしかわからない。そこを踏み込んで審議できるように検討委員会で進めてもらえたら。
公会堂はおくんちの中心地でもあるので、館内からその様子が見られるような、またそれだけでなく他にもいろんな使い方ができるような場所に出来たら。
会長
この文化振興協議会は、市の中でどのようなたち位置にあるのか、重要度はどの位なのか。グランドデザインについて協議する場としての会議の在りようは。
事務局
グランドデザインは、まちづくりなど様々な視点から協議するものとなる。文化振興協議会としては文化の立場からの協議は出来るが、全体的なビジョンについてまで踏み込むことは難しい。文化ゾーンの構築など文化の視点からのグランドデザインの在り方は協議して主張できると思う。
委員
専門委員会を作ったときに、我々の意見をしっかり言えるようにして欲しい。専門家の手に検討の場が渡ってからも意見が通るような位置を確保して欲しい。
委員
市民会館も耐震診断に入っていると聞いて、それぞれ特化した専門性のあるホールが出来るようになるのではと夢が見える。
その際に具体的に踏み込んだ意見を反映できれば、一番望ましい。
事務局
市民会館を建て替える前提ということが目的ではなく、耐震診断を実施し使用に耐えられるものかを測っている。その中で、大型施設にどのような機能が必要なのかなどを市民の皆さんから意見をいただきながら計画を立てたいというのが市当局の狙いである。耐震診断をしているから新しいホールをということではない。
会長
協議会の発言を生かせるように、市には頑張ってもらいたい。
委員
長崎市は「まちなか再生マスタープラン」を策定している。それに沿って粛々と進めればいいのではないか。
委員
建物を発注するときに、長崎市ではどのような形が取れるのか。指名コンペのような形でやっているようだが。費用がどの位かかるのか具体的に詰めてみる必要があるのではと常々考えている。
八代市には著名な建築士の手による美術館がある。それらの費用を確認してみてはどうか。
(補足)「4 長崎市の今後の環境整備について」の部分
事務局
(読み上げ)
委員
「今後の文化環境の整備」と謳っているが、ある意味ではこれまでの議論を踏まえたまとめの場所になると思う。その意味では他都市の事例を詳しく紹介した後に、2行でまとめるのは心許ない。今後どのような視点に立つべきかという意見があったと思う。そこで、長崎市の指針的なものを一つ二つ挿入すると文章がまとまるのではないか。
委員
賛成。ここのブロックは内容が薄くなっているように感じる。これまでの議論の結論をここでまとめるのがいいのでは。

  1. 都市戦略に基づいたもの
  2. 長崎市の都市経営の中における文化振興協議会の位置づけ
  3. 他の市の機関・協議会とのリンクが明確に貼られること。

そこまで明記すれば、事例はあまり挙げる必要はないのではないか。
会長
意見をぜひ取り入れたい。
委員
私は事例を挙げておいた方がいいと思う。長崎の特性を踏まえた文化ゾーンの考え方をもっと積極的に盛り込んではどうか。
委員
二人の意見に賛成。議論の結論をきちっと示し、これからの意思表示をするべき。優先順位をつけて進めるところまで、我々が詰めていかなければならない。できれば何年以内に結論を出したいというところまで書いていいのではないか。
行政に物申す協議会であるならば、きっちりと我々の意思表示をすべき。
会長
同感。優先順位を早急につけるのは難しいが、そのように進めるという方向性を示すのは必要だと思う。議論が堂々巡りにならないように具体的に議論を進めていきたい。
(補足)「5 終わりに」の部分
事務局
(読み上げ)
会長
何かあるか。
ではこの前段の4を充実させることとしたい。協議報告書の内容については今日の意見を整理するので、会長一任でよろしいか。資料は委員の皆さんにお送りする。
事務局
本日いただいた意見を踏まえ、報告書を再度まとめ直したい。
会長
本日の協議については以上。事務局、よろしいか?
事務局
来年度の協議について、提案やご意見等はないか?
委員
いろんな会合に出ているが、結論が次年度にバージョンアップできる会議は少ないと思っている。しかし、やろうと思えばできる。そのような協議会になればここで発言する意欲も湧いてくる。
会長
会議は開発的なプロジェクト的なものでなければならない。来年は一歩も二歩も進んだ形で協議を進めることができればと考えている。
それでは、これをもちまして第4回長崎市文化振興協議会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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