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平成21年度第1回 長崎市図書館協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006488

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

図書館

会議名

平成21年度第1回 長崎市図書館協議会

  • 日時:平成21年7月29日(水曜日)午後2時~
  • 場所:長崎市立図書館3階会議室

議題

  1. 長崎市立図書館の利用状況
    ア 長崎市立図書館の利用状況
    イ 市民の声(要望等)について
    ウ これまでのイベント等の実績と今後のスケジュール(イベント等紹介)
  2. 質疑等
  3. 長崎市子ども読書活動推進計画の策定について(審議事項)

審議結果

質疑応答
委員
今日は協議委員の出席が少ないのがさびしい。今の館長の説明の中で感じたが、これだけ数多くの市民の皆さんの細かい要望に対して、非常に丁寧に対応していることはたいへん良いことだと思う。
中には対応が難しい人もいるようだが、それは裏を返せば、図書館を大事にしたいという声かもしれないし、これからもこういう形でのきめ細かい回答をしていただければありがたい。ちょっと心配なのは、キレる人がいるという話があったこと。今私は保護司をしているが、思わぬところで思わぬ事件がよくあり、新聞に載らないこともたくさんある。安全管理という面では、やはり特定の人が度々来て不穏な動きがある場合については、警察などへの連絡も整備しておく必要があるかという気がする。
委員
このような大きな図書館があることを知らない方も多いのではないか。もったいないことと思う。実は私も香焼に住んでいて、ここには月に一回来るかどうかというところ。今も夏休みのわりに親子連れがさほど多くない気がする。おはなしの部屋に何組かの親子の方が自由に安らいでいたりして、あの部屋が親子のふれあいの部屋になっているのかなという気がする。
委員
確かにいろんな催しものなど頑張っていると思う。私は、友の会でリサイクル市をお手伝いしているが、こんなにたくさんの方がもう一度この本を読んでみようと、本を活かそうとしているのだなと思う。私たちが本を読まなくなったと言われるわりには、本はまだ読まれているのではないかという気がする。特に子どもの本のコーナーの売れ行きが早いので、子どもに本を伝えたいという親が多いのだなというのが実感。ぜひ、続けてほしいと思う。

Q(委員)3ページの平成20年度の利用状況数によると、貸出点数のところに備品7とあるが、それは何のことか?
A(事務局)紙芝居の台のことである。

Q(委員)映像文化ということで、映写機などをここから借りて地域のふれあいセンターなどで学習会に使うことがあると思うが、映像機器の貸出は年間でどのくらいあるのか?
A(事務局)今まで中央公民館で行っていた視聴覚ライブラリーを市立図書館で引き継いだ。数については手元に資料がないので調べてから報告したい。

Q(委員)これからは、映像を使っての学習会もここが拠点になるので、今後はぜひそのような数字も載せてほしい。また、先日から、貸出した図書が切り取られていたり落書きがあったりといった利用者のマナーが非常に問題になっていたが、今はそれが少なくなったという気がする。玄関口に置いてある図書館振興財団発行のマナーブックを置いたのは良かったと思う。他の公民館にもこれを置いていただければもっと浸透するのではないかという気がする。
Q(委員)私は勤め先も住んでいる地域も南部なので、なかなかこちらまで来て本を探すことが少ない。ふれあいセンターのパソコンで検索して予約をし、センターに送ってもらうことが多いのが実情。ここを利用する時も、あまりにも広すぎて自分がほしい本をすぐに探すことができないことがある。もう少し足を運んで、図書館のことも良く知って、すぐに目的の本を借りられるようになりたいと思う。また、香焼中学校に司書が入ったが、初めの時期は、まず蔵書点検をするために本の貸出しがしばらくできない時期があった。しかしそのときも、司書の先生が近くの香焼図書館から子どもたち向けの本を借りてきてくれ、実施することができた。
子どもたちは司書の先生に「こういう本を読みたい」と気軽に話しかけ、司書の先生は図書館に本を探しに行き、借りてきた本について子どもたちに声かけをしてくれた。司書の先生が配置され、部分開館ではあるが毎日開館できたことで、結果、昨年(平成20年)の同じ時期と比べると貸し出し数が増え、少しずつ効果が出てきていると感じている。
Q(委員)私も自宅が諫早なので、なかなかこちらまで来る機会がない。今、この事業計画を見て、こんなににいろんなことをされているんだと感じた。子どもたちに対し、映画会の案内などを図書館から時々配るのだが、親の車に乗ってこちらまで来なければならないという事情もあって、子どもたちにこちらに来らせるには親に働きかけなければならないと感じる。司書の先生が入ったことで、うちも貸出冊数が伸び、図書館に人がいるということがこんなにいいことなのかと思った。
Q(委員)香焼中学校に中学校では1校だけ司書の先生が来るということでとてもうれしかった。司書の先生もプレッシャーがあって大変なようだが、実績を積んだ香焼図書館と相談しながら進めていって、よい成果を残してほしいと思う。

「長崎市子ども読書活動推進計画」の策定について

審議事項
事務局
長崎市子ども読書活動推進計画素案について、昨年(平成20年)の3回の協議会の中でたくさんの指摘や助言があった。委員の方々の意見や市民から寄せられたパブリックコメントを入れて、最終案として今回提示しているので、本日の協議会で承認していただければ、(平成20年)12月の長崎市議会定例会への報告を経て、本年度中(平成21年度)に発刊を予定している。漏れていることなどご意見があればお願いしたい。
委員
過去の協議の中で各委員から出された意見がきちんと整理されて、よりいっそう良いものになったと思う。事業を進めていく中では、歩み出して実施してみないとわからないこともあるので、市議会を通してこれが具体化されて、訂正箇所の必要があれば、暫時訂正をしていくという方向で良いのではないか。百点満点を狙うと時間もかかるし、出されたことの中でどうしても気になるところを委員さん同士が加除修正をして最終結論にすればよいと思う。

Q(委員)全体が見えるわけではない私たちの意見をきちんと受け止めていただき、それが文章化されていることをありがたいと思った。また、5ページの「子ども読書活動推進計画」と「関係機関との連携の中の図書ボランティアの育成と活動」は、子どもたちを図書ボランティアのような形で図書館に関わらせて本との距離を縮めようという意味か?子ども文庫としての団体貸出を充実してほしいという声に対し、新しい本を入れるなど対応の早さにもありがたい気持ちを持っているが、子どもと図書ボランティアとはどういう形で関わっているのか教えてほしい。
A(事務局)図書ボランティアというのは、子どもではなくて、子どもの読み聞かせに対する図書ボランティアという意味であり、そういうボランティアをされている方との連携という意味である。

Q(委員)図書館としては、これからは図書館の職員だけではく、読み聞かせボランティアを増やしていこうという姿勢か?始めの頃は基本的に図書館の職員でやるという方向だったと思うが、それが変わったということか?
A(運営事業者)今も基本的には変わらない。図書館の職員がやるべき仕事は図書館職員がやる。ただ、読み聞かせやお話をしてみたいという方がいらっしゃれば育成をして差し上げるし、学校で要求があればボランティアとしてお出かけいただくということ。そういうことは、図書館書職員だけではとても間に合わないので、考え方としては全く変わっていないと理解している。

Q(委員)職員で補える部分は頑張って、どうしても無理なところはボランティアで、ということか?
A(運営事業者)補うという考え方ではなく、基本的には図書館業務にくっついた専門的な仕事と考えている。なぜ専門的かというと、読み語りをすることによって本の善し悪しを子どもの反応で知ることができるから。それは児童サービスをする職員にとっては必須の条件。それはそれでおさえた上で、それ以外に、ボランティアをされるお母さんたちに、基本を踏まえた上で出かけていっていただきたい。そのためには研修をやっておくべきだろうと考えてのこと。
A(事務局)図書ボランティアというのは、市立図書館だけのボランティアという細かい意味ではなく、長崎市全体の図書ボランティアの育成をしようという意味。そのように意味が読み取れないようであれば、文章を加除する必要があるかもしれない。目標が「子どもたちの読書活動を推進する」ということなので、家庭地域の読書活動の推進の中に図書ボランティアの育成と活動の活性化がある。すなわち、広い意味での図書ボランティア育成という市の読書計画ということになる。
委員
学校司書が配置されたことは大きなことと思う。学校ボランティアの間では、自分たちのやっていることは学校司書の配置という願いと相反することなのではないかという意見が常々出ていた。しかし、放っておけないからやっているところがあった。しかし、学校図書館司書だけでは手が回らないということも実際にはあり、そういった面をボランティアが補う必要があるのではないか。できればモデルの4校だけでなく、予算の関係もあるとは思うが、司書の配置を進めてほしい。

Q(委員)団体貸出は、団体貸出室の中にあるものだけ?
A(事務局)はい。

Q(委員)一昨年(平成19年)のことだが、香焼中学は蔵書数が少なく学校の本だけでは学習できなかったので、平和学習のために香焼図書館の司書さんに選書してもらった。その時は、三和公民館やふれあいセンターなどからも集めてもらったのだが、今年(平成21年)は、「色んな所から団体貸出としては集められない。香焼図書館の中のものしか貸し出せない。団体貸出としては集められない」と言われたのだが。一昨年(平成19年)は、香焼図書館で他の図書館の本も集めてくれて借りることができたが。
A(運営事業者)基本的には、団体貸出は各図書館公民館でやろうと思えば出来る。
一昨年(平成19年)のそれは、おそらく、そのときにいた職員の方の個人的なサービス精神でやったということだと思う。今回どうなるかということは、今回の香焼の担当がどう考えるかによると思う。やって良いとか悪いということにはなっていない。
委員
私の場合は近くに大きな図書館があるので恵まれていると思う。学校図書館司書が入ったことで、自分が出向かなくても司書の方が選書、貸出してきてくれることは助かる。
運営事業者
学校で資料を使う場合には、ひとつの学校が使うと他の学校が使えなくなるという問題が起こるので、使いたい資料については、あらかじめ要望を出してもらえれば、予算的な問題もあるが団体用に何らかの手立てを講じることができる。できれば、学期が始まった当初に使う予定のあるものを教えてほしい。
委員
今、中学校の図書館部会の研修の中で、平和学習や人権学習で過去に使った図書のリストを作る計画をしている。そのような本のリストがきちんと作れたらお願いに来たい。
運営事業者
ぜひ、お教えいただければ。
委員
学校司書の配置はうれしい。私たちは、「学校図書館に人を」ということですすめてきたので、4校だけのモデル校にしても大前進だと思う。このように文章化されていることで司書の先生が増えていくかもしれないと思うとうれしい。今までは、15分間の中休みでは図書委員の子どもたちは貸出の仕事をすることができず、結局昼休みだけの図書委員の活動だった。それが、今年(平成21年)5月から司書の先生が配置されたことで、子どもたちが自分の行ける時間に図書館に行って貸出ができるようになった。結果的に貸出冊数が、高学年の例では昨年(平成20年)1学期860冊だったものが、今年は1600冊となっている。6月にあじさい読書月間ということで1人3冊貸出の試みをしたこともあるかもしれないが、やはり、司書の先生が図書館にいてくれることで、いろいろな学校活動に忙しい高学年の子どもたちが自分の都合のいいときに図書館に行けることが大きいと思う。また、1年生の子どもはひらがなを習いたてで、貸出カードの記入がうまくできず、時間の都合で貸出ができないまま次の授業に行くこともあった。しかし今は、司書の先生が「書いててあげるから休み時間に本を取りにおいで」と言える。子どもたちは授業に間に合い、本も借りることができる。そうしているうちに子どもたちも字が書けるようになっていき、子どもの機会を潰さないでやれる。そういう人がいることは本当にいいことだと思う。ただ、じれったいと思うのは、司書の先生の勤務時間の関係で、私と打合せをする時間がなかなか取れないということ。他の先生方も、いろいろな担当があってなかなか図書館に足を運ぶ時間がないので、司書の先生が常勤になり職員室に机があれば、司書の先生と他の先生とが資料について話す時間もできるのではないかと思う。
学校司書の配置をするならば、これから数を増やしていただきたいし、時間も長く、できれば常勤としていただきたい。そのことにより一層子どもと本が結びつくと思う。
会長
本当に図書館は「人」が大事だと思う。専門職員の配置も大切だと思う。そのことが推進化計画に比較的大きく取り上げられていることは将来に希望が持てると思う。
委員
私は、日見地区で保健所の取り組みをきっかけに14、5年前から地域の未就学の子どもたちを対象にお遊び教室を続けているが、保育士さんが来てくれるところは数少ないので、実際には読み聞かせの経験の少ない老齢の民生委員がしている例が多いというのが実情。子どもとの関わりやその場における人の活かし方がまだできていないと感じる。また学童保育の現場でも、子どもたちに本とのかかわりを持たせることを形にしていくことがとても難しいと感じている。年齢に応じた読み聞かせの本のリストもあるが、選書に始まり、声の出し方、間の取り方、リズムなど、実際の現場では悩むことが多い。しかし、そういう問題はあっても、地域にまずそのような場を作るためにボランティア育成は大切。そのために、手遊びなど含め1,2歳児への対応のアドバイスなど、図書館職員の方の具体的で豊富な情報の提案をしてもらいたい。子育て支援センターや乳幼児健診の場など、様々な場でも生かせるように作って配布してもらいたい。
運営事業者
そういうリストはあるので、機会を作って提供できるようにしたい。
会長
それはこの案の中に組み込むということか、具体的に図書館で対応することを考えてほしいということか。
委員
掲げた目標が、それで終わって月日だけが過ぎてしまうことのないように、具体的実際的に見通しのきくようなものを考えてもらいたい。
会長
案の中に具体的な表現を盛り込むことは難しいかもしれないが、要望としてはわかった。
事務局
現在、ふれあいセンターや公民館のお遊び教室などへの保育士の派遣事業をしている。人数も増やしているので、要望を出してもらえば保育士が出向いて専門的な読み語りをすることができる。十分な内容かどうかはわからないが、相談してもらえばある程度の対応はできると思う。また、ブックスタートの取り組みとして、それぞれの年次にふさわしい本のリストを図書館に作ってもらい、97,98%の検診実績のある長崎市の乳児検診時に一人ひとりのお母さん方に配っている。図書館が発行する月齢や年次に合った推奨図書のリストはこれからもいろいろな活用を考えている。ここに書かれていることは絵に描いた餅にならないよう実行に移せるよう考えている。
運営事業者
読み聞かせに対する、年齢に応じた選書、お話の時間、語り方などについて、きちんとしたものを作ってボランティア育成をしていきたい。すでに始まっているところにはそういう資料を配れるように考えていきたい。
委員
読み聞かせをやりたいがなかなか先に進めないという方のために、「読み聞かせボランティア手引き書」のような要点を簡潔に整理した冊子を作ってもらえば、ボランティアをやる人が一層増えていくと思う。それから、12ページの「図書ボランティアの養成を図る公民館講座を開始する」という項目を取り上げていただいたのはありがたい。人材育成や生涯学習の推進を考えるとき、その拠点となるのは地域の図書館や公民館である。その拠点でボランティアの養成をして、その方々が地域の読書活動を進めていくことを実現してほしい。図書の貸出が伸び悩んでいるところもあるようなので、そういう取り組みによって地域に根ざした図書ボランティアを増やすことが大事ではないかと思う。
運営事業者
公民館による貸出の差は、そこに本好きの方が関わっているかどうかが大きい。そうでないと、どんなに本を送っても個人まで本が届くような取り組みがなされない。それに、地域の公民館は本の選択肢の幅がどうしても狭いので、地域の要求にどこまで応えられるかはそこに関わる人次第と言える。
委員
特に外海地区などは、遠藤周作記念館もあり文化遺産の町でもあるので、図書館の利用がもっと増えていくように、そのような地域での人材育成を重点的に考えてほしい。

Q(委員)読み聞かせボランティアというのは、図書ボランティアの中に包含されるのか、全く別のものなのか教えてほしい。
A(事務局)図書ボランティアの中に読み聞かせボランティアが入っている。

Q(委員)読み聞かせボランティアと読み語りボランティアは同じことか?
A(運営事業者)同じ。元々は読み聞かせといっていたが、言い方が少し押し付けがましいということで、読み語りと言うようになった。「図書ボランティア」や「読み語りボランティア」などの言葉を改めて今後文書の中で整理する。
委員
役に立ちたいという市民力を活かすために、ボランティアに対し、緊張したり難しく構えなくてもいいということをわかってもらい、やりたい人の裾野を広げて行ってもらいたい。

Q(委員)8ページの事業計画の中の11月12月に行われる予定の「ボランティア養成講座」は、平成21年度はどういう内容でするのか?
A(運営事業者)今年度募集したボランティアの育成の読み聞かせ講座で、司書が指導する。
委員
私は図書ボランティアをして15年になるが、当初10人いたメンバーも今は半数に減った。誰でもできるボランティアといっても、やはりみんなの中で読むのはとても緊張もすることだし、一方子どもにとっては、その本が初めて出会う本ということも多い。誰でもできるということは間口が広がってとても良いことだと思うが、やはり、声の出し方や子どもの心理的なことなども含めた多方面のノウハウを知り、子どもを広く捉えるためのある程度の研鑽を積むことはとても大切なことと思う。私も香焼図書館の司書さんのセッティングでそのような勉強会を経験し、とても良かったと思っている。
運営事業者
そのようなことも、ここの司書でほとんどできると私は信じている。一回で終わりではなく、時間をかけて毎年繰り返してステップアップし、新規の試みにも取り組んでいきたい。
委員
長年読み語りの経験を積んでいる方のお話を聞くことは、とても勉強になると思うのでそういう機会も作ってもらいたい。
運営事業者
各地の公民館や学童保育の場所にそういう方が出られるような機会を作るということからやっていく。昨年(平成20年)、専門の方を東京からお呼びして機会を作ったが、参加が少なく、市民の理解が浸透していくまでには少し時間がかかるかも知れない。おっしゃることはわかる。
会長
言葉の表現には若干工夫の余地があるが、基本的にはこの素案でよろしいか?
全員
はい。
会長
ひとつ意見がある。2ページ「施策の方向」の「子どもたちの読書習慣作りや読書関連施設の充実のためには、子どもと本をつなぐ人が重要である。保護者の理解を促す取り組みはもちろんのこと、子どもの読書活動に関わる人材の育成やボランティアなどに対する活動の支援、学習機会の提供など、支援体制の整備が必要となっています。」の文章の中に、図書館の専門職員のことを入れてほしい。ボランティアを前面に出しすぎるよりも図書館職員のほうがもっと大事ではないかと思うので、「図書館および学校図書館で働く職員の専門職意識の定着や高揚を図る必要」との意味合いの言葉を付け加えてもらえるとありがたい。
会長
このようなことで、素案に対する皆さんの了解を得られたと、承認していただく。
事務局
「ドメスティックバイオレンスと離婚」というタイトルのマップが手元にあると思うが、これは鳥取県立図書館ですでに実施されていて、視察に行った議員から長崎市立図書館でも導入してはどうかという話があった。今ほぼ完成に近い形でここにマップができているが、最終的には少しプラスして完成させて当館1階のできるだけわかりやすい場所に設置することを検討している。マップ導入の主旨は、市民の皆さんの悩みや提案事項に対し、職員を通さなくてもマップの中の情報によって解決のための糸口や具体的な相談機関の所在などを知ることができるようにということからである。専門書や専門家の紹介も載っているので、できるだけ早い時期の設置を考えている。
委員
私たちの年代にとっては、「離婚の手続きと進め方」などを読むと、離婚を勧めているような感じを受ける。
会長
現実には需要があるということだろう。
委員
この議題とは別だが、子どもが平気で親の命を狙ったり親が子どもの命を狙ったりと、今日本人の心が少し病んできたのかなと思う。そういう社会にしないためにも、読書を通して人づくりをしていかなくてはと思う。
委員
大賛成。
会長
われわれの任期としてはこれが最後の協議会になると思いますので、ひとこと挨拶させていただきたい。私は、この長崎市立図書館を作るための計画検討委員会や建築計画委員会に当初から関わってきた。図書館の方向性まで関わりを持ち、また、その運営までを見届けたいとの思いから一種の年寄り役として会長を引き受けた。委員の皆様には建設的な方向でいろいろな意見を出していただき、また図書館・教育委員会側の方には、われわれの意図することを受け止めていただいたと思う。この1年7ヶ月の間、今日を含めて5回の会議を通して、図書館の前途が良い方向に向かって歩いているという見通しがついたように実感している。委員の方々ご苦労様でした。お互いに良かったと共感して終わることができればありがたいと思う。
委員
会長のすばらしいリードで楽しい会に参加できたことにお礼を申し上げたい。
委員
最後に図書館に対する要望がある。私も図書館に関わってきて、「図書館は建物1、資料1、そこで働く人が8」と学んできた。人は急には育たないものなので、そこに働く人を時間をかけて大事に育ててほしいと思う。「図書館というものは、開館してから5年間は黙っていても人が来る」と言われている。今の図書館や市の本当の努力はその後に見えてくるのだろうと思う。せっかく司書の勉強をして力を持っている司書の方々を大事に育てていただきたいと願っている。私は、利用者のプロになりたいと思っているのでどうぞよろしくお願いしたい。
島内
ボランティアの立場でここに関わらせてもらって初めはとまどったが、その立場で意見を言わせてもらったことは意義があったと思う。図書館は大事な文化なので、これからも大きく成長してほしいと思う。
係長
平成21年度、次回の協議会は3月末を予定している。次回の協議会は、新委員での開催となる。長崎市図書館条例により、「再任されることを妨げない」となっているので、皆様にまた声をかけることもあろうかと思う。その依頼等手続きについては、(平成21年)12月頃に改めてきちんとした文書にてお願いしたいと考えている。
会長
他に意見、質問がなければ、今回の図書館協議会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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