ここから本文です。

平成21年度第1回 長崎市民水泳プール運営審議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006481

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民生活部スポーツ振興課

会議名

平成21年度第1回 長崎市民水泳プール運営審議会

  • 日時:平成22年2月1日(月曜日)午後3時~
  • 場所:市民会館2階 第1会議室

議題

  1. 委員の任期の変更について
  2. プール利用者数の推移について
  3. 次期指定管理者選考状況について
  4. 国体に向けての施設整備について

審議結果

報告事項1 委員の任期の変更について

平成21年4月から委員の任期を2年と変更した。

報告事項2 プール利用者数の推移について

市民総合プールにおいては、夏季水泳教室の受入等指定管理者の努力で年々利用人数を伸ばしている。
市民木鉢プールにおいても、周辺人口の増大に併せて、積極的な周知を行い、さらには、水泳教室の受入拡大を行うなど、利用者増対策に積極的に取り組んだことから、年々利用者数を伸ばしている。
市民小ヶ倉プール及び市民網場プールは少子化の影響で年々利用者数は減少している。

報告事項3 次期指定管理者選考状況について

市民総合プールは過去からの経緯により非公募にて、長崎游泳協会を指定管理者として平成22年度以降も指定する。((平成21年)11月議会において承認済)市民木鉢プールについては、指定管理者は公募による選考が原則という長崎市の方針に沿って、公募を行ったが、当初は応募者が集まらなかったため、再公募において応募条件を「長崎市内に本社を有するもの」から「長崎市に支店または営業所を有するもの」に変更し、1社応募があった。
この1社については、(平成21年)12月の選考審査委員会において採択されたため、2月議会に指定議案を上程予定。

報告事項4 国体に向けての施設整備について

「スタート台改修」は新基準が適用されたら、改修を行う。
「電光掲示板整備」は、現在使用している電球の在庫がなくなること、中央競技団体の指摘で選手から見えにくいとの指摘もあることから改修を予定。
「冷房設備改修」は、室内冷房機能が十分でないため、整備するもの「大型映像装置」はリースで、「観覧席設置」は仮設で対応する予定
C委員
まず、冷房設備について、当プールの夏場は非常に暑い。改修後は恒常的に冷房を入れるのか、大会の時だけ入れるのか。また、総合プールと同じような造りで、福岡県営プールがあるがここでは窓にカーテンを取り付けている。このような対策はとられないのか。
もう1点、国体に向けた大会の件で、昨年(平成21年)、一昨年(平成20年)と大きな問題となったサブプール(大会の時にウオーミングアップをする場所)の問題ですが、大会においては、水深が深いプールが必要であると、併せてシンクロや水球、游泳協会の古式泳法に関しても深いプールがいると思うが、この設置についてはどうなっているか。
事務局
冷房機能が充実した場合、大会時など観覧席に人が多く集まるときにのみ動かすことでいいのでは、夏の平常時において冷房は必要ないと思う。
サブプールについては、もともと県水泳連盟と県との間で設置する旨の約束事が交わされていた。
その後、長崎県の財政状況の悪化なので、実現なされていない経過があるが、その後それなら長崎市が設置という話もあったが、それはできない旨の話をしている。
長崎県が既存の市民総合プールに建設、または補助を出すという話であれば市としては問題ないと考えている。
現在、県水連、県保健体育課、県国体準備課あたりで仮設を設置しようかなどの検討がなされているようだ。
B委員
県教育委員長として、新潟・兵庫など他県のプールを見にいったが、あまりにも観覧席のギャップを感じている。
国体は各県から40人きても2000人必要、一般は入れない。本当に大丈夫かと心配になってしまう。
事務局
15年に開催されたゆめ総体も仮設で対応している。2巡目はコンパクト国体といって施設を新設するのではなく、ある施設を整備して利用する手法がとられている。しかしながら、他都市の施設をみると「これ新設では?」というようなものもある。国体を開催するにあたっては市単独の財源ではできないので、補助メニューを利用していきたい。
現実的には約1000の固定席に仮設272席を加えた内容で対応する予定。

審議事項 競技力向上のための市民総合プール利用調整について

国体を控え、水泳競技においても、競技力向上を図る必要がある。
現状、市民総合プールにおいては、個人利用をはじめ、水連加盟団体等いろんな団体が定期的に練習等に利用しており、競技力向上を図る練習会を拡大するならば、その利用者との利用調整を行う必要がある。
過去において、民間教室が多くあり、その調整に長い時間を要した。
プール利用形態として、一般個人のほか、団体利用や水泳教室、大会利用や競技力向上に伴利用など様々な利用形態がある。
そのため、一般が泳ぎやすいよう利用のルールがいくつかあり、市民総合プールの利用については、団体利用が原則25メートルとし、50メートルプールを一般用としていることなどがある。
また、プールの水深について、25メートルプールは1.2~1.4メートルの水深としているが、50メートルプールは0~3メートルと水深の変更ができる。なお、50メートルプールは2分割でき、それぞれ水深を違えさせることができる。
一般個人利用は減少している傾向にある。
以上の状況のなか、今後、競技力向上対策に向けた練習場所確保の拡大を図っていくにあたっては、関係機関で協議することになるが、現行ルールを変更することも検討していくことになるので、今回審議会の審議事項とし、各委員のご意見を賜りたいと考えている。
C委員
実は市民総合プールは九州でも屈指の高速プールである。記録出やすいので、九州で大会を行うなら、長崎で開催してくれと言われるようなプールである。そこで中総体など県内の大会は以前まで県内持ち回りであったが、現在はほとんどの大会がこのプールで実施されている。
しかしながら、大会はここのプールでできるけど、練習はというとなかなかできない。
平成15年長崎インターハイに問題になったのは、一番強化をしたい時間帯において水深が浅いなど普段の練習ができない現状があった。
ほとんど練習ができないまま、長崎インターハイ大会を迎え、長崎市内の選手はあまりいい成績を残せなかった。
大会を開催していく上で選手の活躍というのは非常にモチベーションも上がっていくが、この間はそうではなかったというのが反省点としてあがった。
そういう状況であるため、現在の強化策としては、一般市民に迷惑がかからないよう開場前の早朝に行ったり、休場時間中に借りたり、春休み、冬休みの平日午前中に行うなどしている。
国体に向けては、大会運営に相当エネルギーをつぎ込まないといけないため、選手強化がおろそかにならないかという意見もある。あとシンクロ、水球の練習環境として面での練習が必要であり、今後の練習場所が悩みどころだ。
そこで50メートルの分割利用ができないかなどを考えている。私どもも当然市民の方がプールにきて使いにくいといわれないようしたい。
あと、児童生徒が泳げるような環境をつくっていきたい。
そのためには、具体的な提案として、土曜日、日曜日に関し、時間を区切って水深を深くしていただくなど弾力的な運用をしていただきたい。また、夏季水泳教室などで使用しているような50メートルプールを分割してレベルの違う子供を一緒に練習しており、こういうことが平常時にできないかということを思っている。
B委員
私どもも指定管理者として競技力向上は非常に大事と思っている。ただ、一般の利用は昔より少なかったとはいえ、いまだ全体の43%を占めている。50メートルを恒常的に分割した場合は、市民総合プールの魅力をなくすことになり、一般からクレームが来るのではないかと思う。
今後、競技力向上を図るにあたり、市民に不便を生じることについての対策をとらないといけない。
たとえば、「現在長崎国体に向け選手強化のため練習中」などのような表示をすることで、一般市民に理解をえることは重要と思う。まだまだ一般のかたは長崎国体の会場に市民総合プールであるということも知らないかたも多いのではないか。
ただ強化選手という基準を明確にして、民間スイミングクラブなどに属している強化選手を水泳連盟でまとめて利用することは前向きに検討したい。
C委員
現在年に何回か長崎県水連が市水連を含め県内の強化選手を集めて、50メートルプールを使って合同練習会を実施している。
市と県の水泳連盟は少し立場が違って、市水連としては、水泳人口の底辺拡大策という観点からも私たちが利用することによって、市民の利用が阻まれることはできるだけ避けたい。50メートルを全面利用することより、50メートル分割利用の方が一般利用者との共存がしやすくなる。
市民総合プールの現状のコース利用は、銭湯のつぼ湯の利用であり、1つのつぼ湯に知らない者同士は2人入らないけど、知り合いであれば、もともとのスペースはあることから複数人入る。
その心理を考えると50メートルのままコースを利用させると1コースの中に人がいたりするともう他は入れないという感覚が生じるが、真中から分割することで、半分は従来通り一般が利用、また、残りを水連が面として利用すれば効果的ではないかという考え方だ。
これは委員の皆さんにおかれても、実際に足を運ばないとわからないと思うので、これがいいのかどうかは、今日結論はでないと考える。
市水泳連盟としても、水泳の普及という意味においても、市民との共存をすることで市民皆泳を目指していくことが本意である。
事務局
一般利用者との施設共存の問題はいろんな競技で出てくる。ただ水泳の特徴として、泳ぎの練習場所として、プール以外の代替施設がないことがあげられる。
そうすれば、さきほど田中委員から出されたように市民の国体に関する意識の醸成が非常に重要になってくる。
これはテニスにしても同様で、松山テニス場などは利用率が非常に高く、一般の利用希望も多い。
そのようななか、「2014長崎国体にむけ未来の選手が頑張っています」という垂れ幕などを練習場であるテニス場で掲げることにより、利用できにくいことに対する一般利用希望者の反応は大きく違ってくると思われる。
また、市民総合プールでの利用について、競泳だけでなく、シンクロ、水球など何でもかんでもここで練習しようとすると、一般との共存、水深の問題など複雑となり、調整がますます困難となる。
この場では具体的な結論はでないと思われる。
競技力向上のための練習場所の確保が必要であるなか、大会の主会場になっている市民総合プールでは恒常的に一般利用や既存団体が使用している。
これを審議会に議題としてあげさせていただいたのは、その進むべき方向性として、現在一般中心に利用をさせている50メートルプールの使い方について、競技力向上対策への利用拡大してよいかということである。細かいことをここでお話すればまたパニックになってしまうので、詳細は今後実務レベルで関係機関において検討していきたい。
B委員
休館日や土曜日、日曜日の早い時間など一般と一緒にしなくてもいろいろ方法があると思う。指定管理者としては施設の管理を任せられている以上、プールの利用者を減らしてはいけないという責務があるが、游泳協会も水連加盟の一団体として、競技力向上には是非協力していきたいと考えている。
会長
テニス協会では、去年(平成21年)から中央から毎月、指導者を呼んで練習をしているが、ただ練習をさせるだけではもったいない。その練習中にテニス場の壁に「26年国体に向けがんばれ」というのを掲げ市民への国体に向けた市民への意識付けを図っている。
県民の力、市民の力、みんなを巻き込み、意識を一つにしたいという狙いがある。
長崎で国体を開くにあたって、たくさんの時間とお金を使うが、これが終わって何も残らないのでは非常にもったいないと思う。何か国体を契機として、市民のスポーツに関する関心などが盛り上がればいいなとも思う。
審議事項については以上でよろしいでしょうか。
事務局
今回のご出席の委員さんのなかで、特に公募委員さんはご自身の考えや意図をもって委員になっております。
よかったら、審議事項とは直接関係ないかと思いますが、今後よりよいプールにしていくために、委員さんが感じている意見をここでお話していただければと思います。
D委員
私の知人で、10歳になる多動症の男の子をもつお母さんがいるが、市民総合プールを利用するにしても、更衣の都合でお母さんでは連れていきにくい状況である。できれば個室があったらいいと思うし、個室であっても鍵が下についていたら、子供は常にじっとしていないため、子供自身が鍵をあけて、お母さんが更衣中であれば子供を追っていけない状況になる。
市民総合プールでは、私の子供も水泳教室で大変お世話になった。だからもっといろんな人に利用してもらいたい。そのためには、この市民総合プールがちょっと特徴をもった利用者に対しても、もっと間口を広げていただけるような施設になったらいいなという思いで公募委員に応募しました。
事務局
市民総合プールには一般の男女更衣室とは別に障がいをもった方のための個室の更衣室がある。ただ、積極的に周知をしていないので余り知られていないのかもしれない。受付に表示するなどの対応する。
また、鍵についてもいろんな利用者の方を想定して、下の方と併せて、上の方に付けるなどの対応をしたい。(現在は車いすの方が使いやすいよう下の方に付けている)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ