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平成21年度第2回 長崎市史刊行委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006476

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部市史編さん室

会議名

平成21年度第2回 長崎市史刊行委員会

  • 日時:平成21年10月19日(月曜日)午前11時~正午
  • 場所:市役所3階 第2応接室

議題

「新長崎市史」編さん事業計画の見直しについて
委員及び事務局の発言内容
(議事)

1 刊行時期について

委員長
今回刊行委員会を開催する理由は、市史編さん員会から3つの事項について事業計画の見直しをしてほしいとの申し出があったことによるものでございます
最初に、編さん委員会の委員長でもありますA委員から刊行時期について、ご説明をお願いいたします。
A委員
本年(平成21年)4月20日に刊行委員会におきまして刊行次期についてご協議いただき、決定されたところでございます。
その後、編さん委員会で目次、執筆者等の検討を行い、2巻近世編につきましては、大まかな仮目次、執筆者案がまとまりかけております。
しかしながら、事業計画のとおり、平成22年度末までに刊行するためには、印刷には1年余りの時間がかかることがわかり、逆算すると平成22年3月に、わずか半年余りで原稿を完成しなければならないことになります。
つきましては、見直し案のとおり、それぞれの刊行時期を変更していただきますようお願いいたします。
委員長
今のご提案は、最終平成25年度までには刊行を終わるということで、A委員から説明がありましたが、ご意見はありませんか。
B委員
今回の変更は、全体計画の5年間を変えないで、各巻の刊行時期を変更するというものです。近代については、資料の関係で現行の刊行時期では厳しいので、現代と近代の刊行時期を入れ替え、現代については、市の全体像を早く知っていただきたいという観点からも早く刊行した方がよいと思います。
C委員
全体計画は変わっていないので、今回の変更で内容が良くなるのであればよいと思います。
委員長
この案で進めていくことで、よいでしょうか。
(全委員了承)

2 巻のページ数について

委員長
次に、巻のページ数について、A委員の方から説明をお願いします。
A委員
編さん委員の中から、B5判1000ページの本は厚く、重いため、市民の皆様が読まれる場合に不便ではないか、また、コピーもしにくいなどのデメリットがある。上下2分冊にした方がいいのではないかとの意見が出ており、ご検討いただければと思います。
D委員
4巻を8巻にしたいということですが、1000ページ1冊と500ページ2冊の価格はどうなるのですか。
事務局
事務局の方で、1000冊印刷した場合の複数の見積もりを取って試算をしております。結論を申しますと、分冊の方が3,000円程度割高になっています。
委員長
内容によっては、1000ページを均等に半分ではなく、厚さによって3分の1、3分の2ということも想定されますか。
A委員
当然あり得ます。
D委員
市民の皆さんが読みやすいということも、一つの判断要素であると思います。そうであれば、安い方が購入しやすい。
また、巻の内容によっては、均等な量の2分の1にはならない。厚さが内容によって不規則になるのであれば、1冊
1000ページの方がいいと思います。
B委員
ダイジェスト版を出しますよね。
事務局
事業計画では、ダイジェスト版を刊行する予定ですが、現時点では、具体的なイメージは固まっていません。
A委員
1000ページが厚いか薄いかについては、使用する紙質の問題もあります。どういう紙を使用するかで、厚さが違ってきます。
E委員
原則、分冊に賛成です。ただし、コピーのことを考えると、デジタル化やDVDのようなものを同時に作っていくことも必要と思うのですが、そのような考えはないのですか。
事務局
事業計画では年表にITを活用してはということで、準備をしているところです。
委員長
本体自体では、ITを活用する計画はないのですか。
事務局
本体については、1000ページを目安にペーパーでの印刷ということで、刊行委員会のご承認をいただいております。
B委員
そもそも1000部の発刊数では、市民に配る量はほとんどなくて、大学や図書館に寄贈して終わってしまうと思います。したがって、市民に読んでもらうことを議論しないといけない。市民にはダイジェスト版を読んでもらう。より詳しく知りたい方は、本編をどうぞということであれば、分冊までは必要ないと思います。
F委員
専門的な市史、長崎市史は2つあるが、あれを全部読む人は、普通はいません。
G委員
中高生に長崎の歴史をしっかりと教えることは絶対に必要だと思います。分冊にし、DVDもつくり、中高生に理解して貰えるように作った方がよいと思います。
委員長
1000部の印刷の場合、大体図書館や公的機関に寄贈した後、どの程度残るのですか。
長崎と同程度の都市の状況はどうなっているのですか。
事務局
寄贈先については、500部程度と考えております。他都市の状況については、各都市まちまちですが、大体印刷した半分くらいを寄贈しています。
A委員
分冊については、出来上がったものを分売可能とするかどうかだと思います。
委員長
近世編など巻によって売れ方が異なるということは考えられるのですか。
A委員
分売可能であれば考えられます。
委員長
分冊については、ダイジェスト版がどのようなものになるのかとか、DVDの使い方、発刊部数が絡んでくることになります。
B委員
分冊について、今決める必要があるのかという気がします。出来上がり状況を見ながらでいいと思います。
委員長
その場合、ダイジェスト版の内容、発刊数、発刊時期、本編のページ数が固まってくる時期などが関係します。
F委員
A委員は市民が興味を持つ市史をつくろうと考えています。本編とダイジェスト版は別に考えるべきではないかと思います。
B委員
もちろん、ベースは正史です。平成22年度末には、1巻目となる近世編の第一原稿が出てきます。
その時点でどういうダイジェスト版をつくるかを考える。最終的に刊行委員会でどういうダイジェスト版をつくるか、分冊をどうするかについて決めていけばよいのではないかと思います。
委員長
B委員の案は、分冊については、単純に1000ページを500ページにするということではありません。本編の発刊数、値段の設定、ダイジェスト版の発刊時期、内容、対象等をどのようにするのか、総合的に計画をつくって決めるという内容ですが、どうでしょうか。
事務局
印刷のスケジュールで申しますと、先程A委員が申し上げたように、印刷で1年かかります。予算的には来年度(平成22年度)の当初予算に平成22年度と平成23年度のまたがり予算を計上することになります。したがって、遅くとも年内には、方針が決まらないと予算が組めない状況になりますので、その辺りはご理解願いたいと思います。
委員長
この事業は、何百年の間に何回も行われる事業ではないので、拙速に決めるよりもある程度データが集まった後で判断したほうが、刊行委員会としても責任ある判断ができるのではないかと思います。
平成22年度に編さん委員会で議論した後、刊行委員会で決定するということでよいでしょうか。
事務局
予算的には、1巻でも分冊でも対応できる形にしたいと思います。
委員長
そうであれば、作業を進めていただいて、分冊については、編さん委員会から案が出された時点で、刊行委員会として判断するということにさせていただきます。
(全委員了承)

3 編の名称について

委員長
次に、編の名称について、A委員の方から説明をお願いします。
A委員
第1巻の名称につきまして、自然部分の名称を自然・地理編としておりましたが、自然科学の専門家によりますと、自然・地理・生物編としなければおかしいということでした。しかしながら、名称が大変長くなりますので、まとめて自然編とした方が適切であるとの意見でございましたので、第1巻は自然編、先史・古代編、中世編としていただきますようご検討ください。
委員長
第1巻を2分冊にする場合は、どのような分け方になるのですか。
A委員
自然編で1冊、先史・古代編及び中世編で1冊ということになります。
委員長
名称については、見直し案でよろしいでしょうか。
(委員全員了承)

4 その他

委員長
その他について事務局から報告をお願いします。
事務局
(配付資料に基づき、第2巻 近世編 仮目次(案)について説明)
H委員
遊学者の問題は、長崎にとっては、非常に重要なテーマですが、項目として取り上げることについて、議論はあったのでしょうか。
A委員
遊学者については考慮しています。H委員のご意見を参考に議論を深めたいと思います。
F委員
キリシタン史については、中世で書かれるのですか。
事務局
キリシタン史は中世と近世の両方で取り上げます。
B委員
ご報告とお願いですが、現代編では「長崎の未来予想図」をつくろうと考えています。その分野の専門家を中心に経済や環境など30年後はどうなるか、どう変えていく必要があるかを書いていただく。タイムカプセル市史、全国でも初の試みで、将来に向かっての市史を書いてみたいと思いますので、市長をはじめご出席の方にもご協力をよろしくお願いします。
F委員
「第7章 近世長崎の生活」の中で、年中行事と多彩な生活文化の項目がありますが、これは、旧長崎市だけではないですよね。野母崎とかも入ってくるのですか。
A委員
入れるつもりです。
事務局
F委員のご指摘についてですが、年中行事については、旧長崎市のエリアを取り上げ、第4章あたりで、合併町のエリアを取り上げるということで、執筆者の先生方はご協議されているところです。
A委員
色々微妙な問題があります。しかしながら、今日市域が拡大している状況を踏まえ、気配り、目配りをしながら執筆していかなければと考えております。
委員長
さらに詳しい内容を知りたい場合は、それぞれの町史を読んでいただくということで、全部取り込むのも無理ですし、それが良いとも思えません。そういうことでよいでしょうか。
それでは、本日の刊行委員会は以上を持ちまして終了いたしました。ご協力ありがとうございました。

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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