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第3回 地球温暖化対策実行計画協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006435

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名 環境部環境保全課

会議名

第3回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

  • 日時:平成21年11月5日(木曜日)午後2時~
  • 場所:長崎市立図書館 1階多目的ホール

議題

  1. 重点事項の検討について

審議結果

1 重点事項の検討について

会長
今日は第3回目で、議題は「重点事項の検討について」となっております。この検討の仕方ですが、お手元の方に評価票が配られていると思います。これに皆さんで重点事項として、優先的に取り組むものという視点から評価をしていただいて、その集計結果を基に議論して、重点事項を決めるという手順で進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
全委員
了承
会長
まず、前回までの意見を取りまとめた資料1、資料2について説明をしていただきます。取り組みの中の項目で、これを進めることで企業として多大な損失、損害を受けるという利害が絡むものがあるかもしれませんので、議論の上で、取り除くという手続きが必要かもしれません。事務局から説明をいただいた後、皆さんからご意見をいただきたいと思います。その上で、採点をしていただくという手順で進めたいと思います。事務局の方から説明をお願いします。
事務局
資料1の「重点プロジェクト検討資料(具体的な取り組み)」のテーマ「A 活動を広げる」から「B 環境教育」について説明。(省略)
会長
テーマの「A 活動を広げる」は取り組みが1項目、「B 環境教育」については1.から5.まで5項目ありましたが、ご質問、ご意見はありませんか。
委員
取り組みの主体に実践、あるいは実施と書いてあるが、どういうふうに違いを考えたらいいのか。
事務局
実施というのは行政の方で使っていまして、いろんな取り組みを実施していく、制度を実施するという捉え方をしています。実践というのは、市民、事業者の方に出てきていますが、取り組みを行う、行動を行うというふうに理解していただきたいと思います。
会長
今後、具体的にどのような関係で、どういったパートナーシップで進めて行くのかということについては、これから議論していただかなければいけない部分が結構あるのではないかと思っています。ここは当面、参考として見ていただいたらよろしいかと思います。それでは、テーマの「C 省エネ行動を市民運動として広げる」、「D エコポイント」の説明をお願いします。
事務局
資料1の「重点プロジェクト検討資料(具体的な取り組み)」のテーマ「C 省エネ行動を市民運動として広げる」、「D エコポイント」について説明。(省略)
会長
ただいま「C 省エネ行動を市民運動として広げる」、「D エコポイント」ついて説明がありましたが、各項目をご覧になってご質問はありませんか。後で、評価票に優先順位の評価点を記入していただきますが、ご質問はないでしょうか。ここで便宜的にテーマごとにA、B、C、Dと分けてありますが、これらはお互いに関係が深いものがありますがよろしいですか。それでは次に進めさせていただきます。テーマの「E 自動車に依存した暮らしからの脱却」について説明をお願いします。
事務局
資料1の「重点プロジェクト検討資料(具体的な取り組み)」のテーマ「E 自動車に依存した暮らしからの脱却」について説明。取り組み「7.自転車利用に適した道路環境整備」の取り組みを検討すべき具体的な事項の中で「駐車場の整備」を「駐輪場の整備」と修正。(省略)
会長
ただいま「E 自動車に依存した暮らしからの脱却」の1.から10.までの取り組みについて説明がありましたが、ご意見、ご質問はありませんか。
委員
「1.ノーマイカー(デー)の推進(マイカー抑制)」の取り組みを検討すべき具体的な事項の中に、「駐車料金軽減」とありますが、駐車料金を安くすると車を使う人が増える訳ですから、外した方がいいのではと思います。それから「8.公共交通機関を利用しやすい環境整備」の中に「電車延伸」とありますが、別の協議会でいろいろ何度も議論された中で、実現されていない話ではないかと思います。理想としてはいいと思いますが、ここに挙げておくべきかどうか議論していただければと思います。
会長
2点ご指摘がありましたが、皆さんと意見交換したいと思います。第1点目は、「1.ノーマイカー(デー)の推進(マイカー抑制)」のところで「駐車料金軽減」とありますが、駐車料金を安くすると自動車利用の動機づけになるのでというご指摘ですが、もしかしたらパーク&ライドで郊外から来て町中に入るところでの駐車料金の軽減かなという気もしますが。そうでしたら、もう少し説明が必要だと思います。皆さんいかがでしょうか。事務局の方で、これについて説明がありますか。
事務局
会長が言われるとおり、これはパーク&ライド等の自動車から公共交通機関への乗換えのための措置だと解釈しています。
会長
例えば、時津方面から来られる場合に、松山駐車場を利用して、バス、電車など公共交通機関の利用を進めようとしている訳ですから、そういった場合の駐車料金を軽減するということが分かるような記述に変えたいと思います。
全委員
了承
会長
それでは2点目の電車延伸ですが、実施可能時期のところに「中長期的な視点からの対応が必要」と書かれていますが、同じような視点から「電車延伸」をここに記載することは適切でしょうかというご指摘ですが。これについて、いかがでしょうか。事務局の方で、説明がありますか。
事務局
これまでいろんな機会で電車の南北延伸については、いろんなところから要望が上がっております。電車の登坂能力とか困難な面もありますが、市として断念した訳ではありませんので、ここに記載しておきたいと思います。
会長
事務局の方から説明がありましたが、ここで決めたからと言って、これから検討を始める検討課題として、優先的にやっていきましょうというふうに理解していただいたらよろしいかと思います。他にございませんか。
委員
実施可能時期のところに「早期取り組み可」というのと「中長期的な視点からの対応が必要」とありますが、後で重点プロジェクト評価票に採点をする時に、長期的な対応が必要なのだが、今から手をつけてやらないと出来上がらない重要なものだというような評価は、それはそれでいいのですか。
会長
そのように理解してください。私からの質問ですが、「7.自転車利用に適した道路環境の整備」の中に、「駐車場の整備」ありますが、これは「駐輪場の整備」の方が適切ではと思いますが。
事務局
「駐輪場の整備」で結構です。
会長
それでは、「7.自転車利用に適した道路環境の整備」の具体的な事項は、自転車・ミニバイクレーンの整備、駐輪場の整備とします。それから、エコドライブとノーマイカーの推進が1.と3.に分けて書かれています。県の方ではエコドライブもいっしょに取り組んでいますが、このままでいいですか。
全委員
了承
会長
他に皆さんの方からないでしょうか。
委員
「9.公共交通機関利用促進のための財政支援」で利便性の対策を考えているが、便利なのも当然必要ですが、料金を安くしたら公共交通機関を利用する人が増えるのでは思います。公共交通事業者の方も、安く運行する努力をしていただき、どうしても無理だという場合は、行政の方で補助をしてでも料金を安くすることが必要ではないかと思います。
会長
もともと提案の中には、そういった経済性についてふれていたのではないかという気がします。利便性の言葉の中に、経済性というのは含んで考えていいのかということですが。
委員
これはどういう意味合いですかね。交通事業者による積極的な利便性向上施策推進のための支援というのは。もし、事務局の方で、これに対しての支援策があれば教えていただきたい。
事務局
取り組みの方で、公共交通機関利用促進のための財政支援とありますので、利便性と運賃の両面を含めて、公共交通機関利用促進のための財政支援という枠で記載しているので、両方含むということで解釈していただいていいと思います。
会長
経済性も含めてということです。私もここは重要だと思っていますが、自転車との関係で自転車を利用した時に、自転車をバスに乗せられる、ぶら下げられるというか。そういうことも検討課題に含めて、考えるということにしたいと思いますがよろしいでしょうか。そのようにすすめていきたいと思います。他に、ご意見はありませんか。
委員
「2.カーシェアリング推進」の実施可能時期が「準備期間が必要」となっていますが、取り組みを検討すべき具体的な事項では、「次世代自動車によるカーシェアリング」で終わっていますが、中身がどういうことで「準備期間が必要」なのか分からない。納得のいく説明をお願いしたい。
事務局
現在、カーシェアリングは、大都会の駅前周辺で実施されています。資料で右の取り組みの主体のところで、行政は実施、事業者は実施となっています。一般的にはレンタカー事業者とか、あるいは団地の中でしたら団地の中にそういう組合を作るなどして、実施されています。そういうことで、事業主体をどこにするのか、また、そのための市の方での接触、交渉とか必要と思われますので、「準備期間が必要」と考えています。
会長
いまの説明でよろしいですか。
委員
行政のところが、「協力」と書いてあるのが若干消極的な感じがしたのと、準備期間が整うことがあるのか、「中長期的な対応が必要」というのとどう違うのか。ちょっと分かりにくいと思いまして。
会長
市民がやるべきだと思うようなことを、市民が進めると行政もサポートしてくれるのではと思いますので。
委員
「4.次世代自動車の普及促進」「5.公共交通機関の次世代自動車への転換」で、次世代自動車とはどういうのを想定しているのですか。この両方は、リンクしているのではないかという気がするのですが。公用車の率先導入と、バス・タクシーの転換促進は、どのようにかぶっていくのかなと気になりまして。
会長
ここは少し説明を加えていただくということで。まず、一つは次世代自動車について、共通の認識を持ちましょう。
事務局
「4.次世代自動車の普及促進」の方は、小型車をターゲットに考えておりまして、次世代車というのはプラグインハイブリッド車、今年度から発売されている電気自動車を想定しています。また、「5.公共交通機関の次世代自動車への転換」の方は、次世代自動車と同じ名前を使っていますが、バスは天然ガス車を想定しています。若干、小型車と大型車の低公害車というのは、違うのではないかということで分けて書いています。後は、議論をお願いしたいと思います。
会長
よろしいでしょか。
委員
先ほど会長が言われた自転車とバスとの連携というのは、例えば、バス停まで自転車を利用してバスに乗り継ぐというのはあり得るかと思いますが、バスに自転車を積んでというのはどうかと思います。ローカル線で列車に自転車を載せるのは、全国的に例がありますが、バスはちょっと厳しいのではと思います。先ほどのバスの次世代自動車は、CNGバスが県営バスに1台導入されています。価格が高いこともあり、低公害車が開発される中で安い車が開発されると、普及促進していくのではないかと思っています。
会長
バスと自転車の関係を少し考えるということでしたら、今の段階でよろしいですね。
委員
テーマが「E 自動車に依存した暮らしからの脱却」、趣旨等が「自動車からの二酸化炭素を減らす」という部分で、たくさんの取り組みがあります。テーマというのは取り組みのメッセージで非常に大事なものではないかと思います。ここは自動車からの排出を減らすというのと、もう一つ自転車の利用を増やすという項目に分けて、自転車を増やすというメッセージをちょっと上のレベルに出した方がいいのではないかと思います。
会長
そうするとテーマの段階で、二つに分けるということですね。
委員
その方がメッセージとして、出しやすいのでないかと思います。
会長
今日のところは、このままでこの後の作業を進めたいと思いますが、もしこれを検討資料としてまた使っていく時には、今の提案を尊重していくことにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
全委員
了承
会長
それでは、各項目に対して、こういうことをしては困るというご意見は無かったと理解して、全て評価の対象に加えることにしたいと思います。次に、テーマの「F 再生可能エネルギーの有効活用」、「G ごみ・リサイクル」、「H 温暖化を防止するその他の取り組み」について、説明をお願いします。
事務局
資料1のテーマの「F 再生可能エネルギーの有効活用」、「G ごみ・リサイクル」、「H 温暖化を防止するその他の取り組み」について説明。(省略)
会長
それでは、ただいま説明いただいたテーマのF,G、Hの各項目について、ご質問、それと、これを対策として取り上げることについて、何か不都合なことがありましたら、ご指摘いただけたらと思います。
委員
「F 再生可能エネルギーの有効活用」の「3.様々な手法によるエネルギーの供給」で、風力発電、メガソーラー、バイオマス発電、海水温度差発電など書いてありますが、風力発電は技術的に完成されたものであるので、この項目と切り離した方がいいと思います。それから、「G ごみ・リサイクル」のところで、右の方に排出量削減率が書いてあるが、廃棄物によるCO2(二酸化炭素)排出量は、平成18年度で9万数千トンあるのですが、これを見ますとごみをゼロにしても2千トンしか削減できないことになる。これだと、ごみは削減する意味がないというような印象を持つと思われる。それで、9万1千トンのCO2(二酸化炭素)を排出しているのは、廃棄物の何が排出しているのか説明していただきたい。
会長
2点ありましたが、1点目の風力発電とその他のものを分けた方がいいのではないということです。分けることに異論がなければ、ご指摘のとおりにしてよろしいかと思いますが。いかがでしょうか。
全委員
了承
会長
それでは、ここはFの3.と4.に分けます。評価票を出していただいて、一番下の方にFの4.として風力発電という項目を入れてください。事務局の集計表の修正もお願いします。2点目の排出量について、事務局から説明をお願いします。
事務局
純然たる燃やせるごみ、一般廃棄物として計算しています。ご存じのように、食べものとかそういうものは換算しないということになりますので、その計算でしています。一般廃棄物がなぜ二酸化炭素の排出量が大きいかと言いますと、一般廃棄物の中にプラスチックという分別されていないごみが混入しています。それが燃焼することで、二酸化炭素排出量が増えるということです。また、産業廃棄物の場合は、廃油など今では有効利用がかなり進んでいますが、それを処分するのに二酸化炭素排出量が増えるということです。それらを足した時に、9万トンという数字になるかと思います。その辺の仮定というのは非常に難しいので、純然たる燃やせるごみとして計算しています。
委員
誤解を招く場合は、消した方がいいのではないでしょうか。
事務局
今後は除きたいと思いますが、ここの中ではあくまでも参考ということで、ご理解をいただきたいと思います。
会長
条件上でもいろいろと変わりうるので、その当たりの数字の取り扱いについては、また、説明させていただきたいと思います。他にございませんか。
委員
「H 温暖化を防止するその他の取り組み」の「4.海外への技術移転」で、「市内企業が有するCO2(二酸化炭素)削減技術の海外への移転」というのを重点項目として取り上げていますが、その内容が具体的にどのようなことかと資料2を確認すると、三菱長崎のIGCC(石炭ガス化複合発電)を例にして挙げてあります。こういったものを海外へ移転するとか、技術供与するとかというのは、重点テーマとしてどのような議論をされようとしているのか見えないのですが。実際に、そういうテーマとしてふさわしいかどうかということも含めて、お伺いしたいと思います。
会長
私自身も少しこういった技術移転について、どう取り扱うのかというのは少し疑問を感じていなかった訳ではないのですが。これは、事業者の活動を支えるというか、後押しするという意味で重点事項の中に取り上げているのではと。具体的にこれを進めるに当たっては、個々の事業者の判断ですので、ここに上げることの適切さというものも出てくると思いますが。そういう意味では、省いた方がよろしいですか。今のような考えでいいのでしたら、ここにとりあえず入れておくということでもよろしいですか。
委員
技術を受けるとか、供与という考え方に、ビジネスとして用だっていけばいいと思うのですが。
会長
例えば、ODAのような公的な資金が入っていくというような仕組みの中で、技術を移転するというようなことであればいいのですかね。実施可能時期に「中長期的な視点からの対応が必要」と書いてあるので、そういうことだと思いますが。皆さんどうですか。
委員
長崎市としての実行計画の中には、ちょっと趣が違うのかなという感じがしますので、外した方が無難ではないかと思います。
会長
ここからは外すということで、よろしいでしょうか。海外の技術移転については、線を引いておいてください。その他に、ございませんか。
委員
地元の企業で技術力を高めて、海外というのは大げさかもしれないが、市外、県外に打って出るような時には、長崎市の計画として支援体制を構築しておいたらと思います。そのような観点から、産業構造の変革であるとか、市内の企業の方もビジネスチャンスとして捉えていただけるように、このような支援を行うということを残していただければと思います。
会長
検討課題として残していきたいというご意見がありました。これは、長崎市としての公的な部門に負うところが大きいですが。
委員
海外という話ではなくて、県内でCO2(二酸化炭素)削減技術を普及していこうという活動だというふうに理解すれば、いいと思います。
委員
移転という言葉でなくて、普及というふうに書き変えたら、普及するのは無償提供ではなくて有償でもいいのではないですか。移転というのが、あげるような雰囲気にとれるのです。
会長
普及とすれば、海外という言葉もいらないですね。
委員
先進技術の普及促進とか。
会長
それでは、取り組みのところを「CO2(二酸化炭素)削減技術の普及促進」とします。よろしいですか。
全委員
了承
会長
皆さんからご意見をいただきましたが、全て推進するという方向で考えて、異議がないような結果だったと理解しますが、よろしいでしょうか。
全委員
了承
会長
それでは、そういう議論を踏まえて、今説明していただいたテーマのAからHまで、それぞれの取り組みがありますが、取り組みごとに皆さんの方で評価をしていただきたい。評価票を出していただいて、点数を入れていただきますが、テーマのところで一つだけ変わっています。Fの4.を追加していただき、風力発電としてください。評価点につきましては、優先度が高いと考えた場合は3点、優先度が中程度だと考えた場合は2点、優先度が低いと考えた場合は1点と記入してください。記入できましたら事務局で回収しますので挙手をお願いします。
全委員
評価票に評価点を記入。
会長
長崎ならではの取り組みとして考えられることを、自由に話していただければと思います。ご意見はありませんか。
委員
私は小学校の時に、地球はいずれ温暖化になるということは授業も受けたし、環境学習とかそういうことは、もうしていることであって、教えることは必要なのですが、それよりも魅力があることがあれば、必然的に人間はそっちを選んでしまう生き物ですから。もっときれいごとではなくて、本当に必要なものは何かという話し合いをした方がいいと思います。本当に昔の生活が良かったら、ずっと昔の生活をしているはずです。それに満足していないから、今のようになっているということです。実際に1990年(平成2年)の方が生活レベルが良くて、今が悪くなっているにもかかわらずこういう問題が起こるということは、そういうところの基本をもう一回考えた方がいいのではないかと思います。
委員
我々がやっている取り組みで、皆さんに是非ご参加していただきたい取り組みがありますのでご紹介させていただきます。「長崎市における低炭素社会構築に向けた市民ワークショップ」についての紹介。(省略)
会長
今年度(平成21年)、市の方で温室効果ガス排出量算定システムを構築していますが、それと、ただいま紹介のあった将来を予測するモデルと、組み合わせをやっていかなければいけないと思っています。それができた段階で、次年度の実行計画協議会で計画作りに入り、これを企画していきたいと思っています。できましたら皆さんに参画していただいて、ワークショップができるようにご協力をお願いいたします。
委員
場所は長崎大学を予定しています。ご連絡をいただいた方には、正式な案内状をお送りしたいと思います。
会長
皆さん全員へ依頼状をお送りしたらどうですか。今、情報提供がありましたのは、長崎の市民たちの考え、計画づくり、長崎らしい計画づくりのプロセスに、貢献できる一つの提案だったと思います。
委員
エアコンの温度設定で、冬は20度、夏は28度と推奨されていますが、私は会社にいる時に20度に設定していて、ある晴れた日に外が23度であったので、冷房が入っていました。逆に夏に28度に設定していると、外が25度の時に冷房ではなく暖房が入って、すごく無駄なことだと思っています。これは、エアコンのコントローラーの問題だと思うのですが、電気製品メーカーはどう考えているのかなと思っています。皆さんは、そんな経験はありませんか。
会長
皆が数字だとか、マニュアルでしか判断できなくなってしまっていて、自分の体感だとか、五感で判断できたはずのことを、全てそういうものに任せてしまう社会になっているということに、おかしさを感じます。
委員
コントロールの制御される側に立って、冬は19度以上、夏場は28度以下だと思えばいいのでは。当社の場合は、システム的に空調がかからないようにしています。
会長
うまく使いこなせるところは、そういうこともできますが。
委員
心がけることが必要ですね。
委員
メーカーによって異なりますが、リモコンで冷房運転、暖房運転、児童運転とあります。冷房なら冷房運転としておくと、運転しないようになる。リモコンの方で、マニュアルで設定をちゃんとしておくことしかない。
会長
一人ひとりの心掛けが、やっぱり問題なのではないでしょうか。
委員
先ほどから自転車の利用の話が出ましたが、自転車が走り易い環境整備、道路環境整備をやった上での話だと思います。今でさえ結構、二輪車、バイクが多くて、これに自転車が走ることになると。安全を考えないで、環境だけで言えばいいことかもしれないが、ここに挙げてやれるのかなという気がします。
委員
商店街を抱えておりますと、一番悩んでいるのは自転車です。商店街、駅の場合、自転車を放置すると、この自転車は非常に危険な乗り物なのです。実際に自転車にはねられて、亡くなった人も結構おられます。そういう問題のある乗り物と私は思っています。
委員
駐輪場の問題もありますが、駅の近くは、人が歩くのに支障をきたすくらい自転車が置いてある。だから、駐輪場を確保したうえで、自転車の普及促進という取り組みをすべきでは。
会長
自転車で通勤してみると、段差、電信柱、標識などがあり走りづらい。自転車を普及するというのは、いまいただいたような議論を基にした上で、自転車道の整備、駐輪場の整備、それとバス関係をどうようにするのかということもすべて含めて考えてやっていかないといけない。安全という価値もありますし、そういうことも含めた上で、今後の交通システムをどうするのか、それによって交通の脱炭素というのが、確かに進むということを議論していかなければならない。
委員
ある程度体力のある者は自転車が可能ですが、これから高齢化が進んだら危ないので、乗合タクシーをもっと普及させたらいいいと思っています。
会長
これから計画を作る時に、そういった活発な議論ができるようにしたいと思います。お手元に評価の集計票がきましたが、この結果を基に重点事項、重点プロジェクトを決めていきたいと思います。点数の高いものから順に見ていただいて、重点事項として取り上げていくかどうかについて、皆さんの方で了解していただけたらと思います。そういう方法でよろしいでしょうか。
全委員
了承
会長
それでは点数の高いものの順にいきたいと思いますが、1番点数の高いのは「E3.エコドライブの実践」、2番目が「E1.ノーマイカー(デー)の推進(マイカー抑制)」、3番目が「C1.地球環境を守る市民運動の展開」と「H2.地産地消の推進」の2項目、5番目が「A1.活動を広げるネットワーク構築」、「B3.地域における環境教育の場づくり」、「E8.公共交通機関を利用しやすい環境整備」、「F1.太陽光発電の普及」、「G1.レジ袋削減」、「G2.ごみ排出量削減」の6項目、11番目が「B2.核となる人材の育成」、12番目が「B1.効果的なプログラムによる環境教育」という順番になっています。とりあえずそこまで順位を付けた上で、それを優先的な課題として推進していくかどうかということを、皆さんと確認していきたいと思います。「E3.エコドライブの実践」と「E1.ノーマイカー(デー)の推進(マイカー抑制)」、この2つは非常に関係が深いですが、この2つについてよろしいですか。
全委員
了承
会長
よろしいですね。優先的な取り組み事項とします。次に3番目の「C1.地球環境を守る市民運動の展開」ということで、行政と私たち市民が一体となって、市民運動の展開ということについて、これから力を入れていきましょうということです。これもよろしいですか。異議はありませんか。
全委員
了承
会長
3番目のもう1つは「H2.地産地消の推進」ですが、これもよろしいですか。
全委員
了承
会長
それでは、これも重点プロジェクトとして進めていきます。次が5番目となりますが、同着5位が6つあります。「A1.活動を広げるネットワーク構築」、これもよろしいですね。次に「B3.地域における環境教育の場づくり」、よろしいですか。よろしいですね。私たち市民と行政と協力しながら、こういうことを進めていきましょうということです。次に「E8.公共交通機関を利用しやすい環境整備」、よろしいでしょうか。これについても、検討して進めていきましょう。次に「F1.太陽光発電の普及」、よろしいですか。次に「G1.レジ袋削減」、「G2.ごみ排出量削減」で、ごみ関係についても進めていきましょう。よろしいですね。次は11番目の「B2.核となる人材の育成」、12番目の「B1.効果的なプログラムによる環境教育」ですが、これもよろしいですね。特に問題ないですね。
全委員
了承
会長
それでは今確認していただいた12位までを、今回の重点プロジェクトとして進めていく方向というのを、少し皆さんと担っていきたいと思います。どうもありがとうございました。これをどのように進めるかということについて、市の方から、市民と市の関係も含めて、どう考えておられるのか少し話を聞きたいと思いますが。よろしいですか。
事務局
今後の進め方ということですけど、少し今後のスケジュールについてお話をしたいと思います。まず、1、2点確認をさせていただいてから、お話させていただきたいと思います。今回、重点事項を選んでいただきましたが、第1回協議会の時に資料を渡していますが、この実行計画協議会というのは、市民、事業者、団体と行政が参画して、すべての主体の方々に入っていただいて、市民自ら実行計画を推進していただくための組織ということで、位置付けさせていただいたと思います。今後の長崎市の温暖化対策の中核となって、企画、調整、支援を図る組織ということで実行計画協議会自身、今後設置する予定の地域協議会を含めて、それぞれが今後行動していく項目についての優先度をつけていただいたと確認させていただきたいと思います。引き続き、実行計画協議会においては、今後の地域協議会と一体となって、長崎市の地球温暖化対策の計画の具現化、そこをリードしていく組織として、引き続き具体的な行動、重点プロジェクトの実施に向けてもご協力いただきたいと思います。一応、今回の重点プロジェクトの決定前からお話をさせていただき、前回の第2回協議会で委員から意見がありましたが、長崎市の温暖化対策を進める上で重点プロジェクトとして、まず早期に取組みやすいプロジェクトからきちんと行動を具現化して、そしてCO2(二酸化炭素)削減の結果を残して温暖化対策のサクセスストーリー、突破口としてのリーディングプロジェクトという位置付けで進めてまいりたいと思います。今後、事務局の方で、それぞれ12項目ありますが、どういった具体的な事業にできるかどうかというところを、もう一回調整、精査させていただきたいと思います。今日で決まったまま終わりという訳にはいかないのではないかと思っていますので、もう一回、事務局の方で事業化の検討、たたき台を作らせていただいて、ご提案させていただきたいと思っています。
会長
この計画協議会を今年度開催するということでよろしいのでしょうか。
事務局
開催時期は会長とご相談させていただき、事務局の方で整理がついたところで、調整させていただきたいと思います。
会長
この重点プロジェクトの進め方について、もう一度集まっていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。今日の議事はこれで終了したいと思いますが、何か皆さんの方から情報提供などありませんか。
委員
「グランドの芝生化」は今回選択されなかったのですが、日本サッカー協会がTOTOクジの収益の方で、無料で日本全国の中から選んでしています。これだと経費は長崎市にはかからず、日本サッカー協会が払ってくれた上に、学校を芝生化できるシステムなのです。それが可能かどうか調べていただければ温暖化対策にもなるし、お金はかからないし、いいと思いますので、調べておいてください。
会長
事務局、よろしいでしょうか。
事務局
学校芝生化の問題は、市議会の方でも一般質問が出ておりまして、所管の教育委員会と協議をして、ご返答させていただきたいと思います。
会長
その他にございませんか。事務局の方から何か連絡等がありましたらお願いします。
事務局
一応、予定では3回で終了と当初申し上げておりましたが、引き続き第4回を開催する必要がありますますので、開催に向けて事務処理をしていきたいと思います。できるだけ年内に開催できればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
会長
それでは以上をもちまして、本日の協議会を終了いたします。活発なご意見をいただきまして、どうも有難うございました。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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