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平成21年度第4回 長崎市地域福祉計画策定委員会

更新日:2013年3月1日 ページID:006423

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

福祉保健部福祉保健総務課

会議名

平成21年度第4回 長崎市地域福祉計画策定委員会

  • 日時:平成22年2月9日(火曜日)午前10時~
  • 場所:長崎市社会福祉会館 4階大会議室(長崎市上町1-33 NBC隣)

議題

  1. 地域福祉住民座談会の開催状況について
  2. 地域福祉計画策定スケジュールについて
  3. その他

審議結果

開催に先立ち、会議の成立について報告。

議題1 地域福祉住民座談会の開催状況について

(資料に基づき、事務局から説明)
質疑等は次のとおり。
委員長
委員の中で、座談会に参加した方の感想などをお聞きしたい。
委員
滑石地区に参加したが、若い人が参加していない。高校生か中学生が1回目に参加しただけで、それ以降は年配の方ばかり。出てくる意見が、来た人中心の意見になってしまうので、滑石のなかのことが伝わるかというのが気になる。社協の方の考えや、物事に対する対処の仕方に引きずられているような気がする。本当に細かい福祉の問題がすくい上げられるのか。自治会の意見が出てこないので、今後工夫して頂きたい。
委員
各年齢層から参加があった。同じ地域でも知らない人や、我々の年代からみると孫に当たる年代の方も参加していた。日頃接触のない人達と、ジャンケンをして雰囲気の良い中で知り合うのが良い。若い人たちの活発な意見が率直に出た。自分たちが生活する中で、ゴミ、道路が狭い、近所に店がないなど、生活に密着したいろいろな問題点が率直に出た。自分たちで出来ることや、行政にお願いしないといけないことが多いので、そのような問題をどう話し合って対処して解決していくかが今後の課題である。日頃接触しない方々とすばらしい雰囲気の中で交流ができるので非常に良かったと思う。
委員
西城山地区を見学した。地域の方、市の方々たくさん来られていて、座談会を盛り上げようという熱気を感じた。ゲームもあり、みんな笑顔でわきあいあいと良いところ、気になるところを話し合えていた。座談会を全て町で開催したいと思う。座談会を開催し、地域の生の声を聞く市の方々に感謝する。
委員長
座談会のグループワークの班には、市職員と社協職員が入っている。市では職員研修にも位置づけている。社協と市が協力してまちづくり行うことは、これまでになく、画期的である。
委員
西城山地区1回目に参加した。いろんな立場の方の参加があったので、子供から高齢者の方までの気になるところ、良いところ、たくさん意見があってよかった。明日の2回目も楽しみにしている。
委員長
ワークショップの目的は課題収集4割、意識啓発6割ではないかと思っている。すべての課題を補うのは難しいが、3回終わった後の参加者へのフォローが必要である。3回終わったあとどうするのか。
事務局
終わった地区は、地区で出た課題を各課に照会して意見を求めている。それを集約し、2月以降、随時報告書にして返す。地域の皆さんに報告書を見ていただき、何か出来るのではないか、という意見が出てくるのが最高の形。今後も地域と市のパイプ役となり、課題を担当する課へ責任を持ってつないでいく。解決策の中には良いものがあるが、進める中で慎重にならないといけないものが出てくる。各課と緊密に連携し、動きやすい形で提案していく。ある地域では、意識の高い方々で座談会が開催され、地域の希望で解決策の人気投票をした。日頃自治会活動に入っていない方にも呼びかけて座談会を開催しているので、何かひとつでも実践しようとなるように、無理強いせず、地域の意識を最重視してパイプをつなげていきたい。
委員
座談会は非常に効果があるということで、ホームページ開設も良いと思う。現在計画しているのが24地区、小学校で80~90あるので3割くらいである。市の計画としてほかの地区はどうするのか。
委員長
座談会を地域福祉計画にどう反映させていくのかということでもある。
事務局
地域福祉計画は平成22年度末に理念を持ってまず打ち出し、それまでに開かれる24箇所(モデル地区を入れると28箇所)の共通した課題を計画に盛り込む。対象は全地区であり、地道につなげていく。計画期間は5年であり、5年ごとに更新していく。各地区から出てきたそれぞれの課題は、ひとつひとつの地区のあり方として個別に考え、実施計画として地域の方が求めていること、どうあるべきかという理念を出し、座談会、市民アンケート、策定委員会の皆様から出る意見を盛り込んでいければ最高の形となると考えている。その後に行われる座談会についても、新たな発想を持って計画の中に溶け込ませ、計画への記載の有無に関わらず、市の政策として取り組んで行くべきと考えている。地域で座談会をすることにより、その地域での顔見知りができること自体が成果でもあるが、それも含めて、計画をきっかけに地域の方々が意識を変えていただけるように、長く継続してつなげていく形を考えている。
委員
座談会は今後新しい地区が増やす計画はあるのか。市民アンケートは40中学校区を基にしてやっていると思うが、中学校区の単位でやっているのか。商店街が多くある地区、アパート・マンションが多い地区、その他地域によって違いがある。
事務局
全地区小学校区を基本に開催している。社協支部のないところも地域を定め、全地区に広めていく。その中には街中の地区、周辺地区、今までに活動に入っていなかった地区などあるが、差はつけずに随時開く。地域ごとに特殊性があれば分析していく。
委員
全地区とはどのくらいか。
事務局
63ほどと思っている。
委員
座談会を開催していない地区に、報告がてら、こういうことをやっている、いずれはその地区でも開催するということを周知する方法はないのか。
事務局
一般的にはインターネットや広報誌などを使う。西浦上地区に関しては新聞社が来た。また、社協の支部の集まりのときに周知している。4班で1地区3回開催なので、計画的に進めて行く必要があるが、やってみたいと言っていただく地区が増えてほしいので、広報活動について、来年度の計画策定の周知も含め、努力したい。
委員長
市民からの意識をくみ上げていって形にしていくのが地域福祉計画である。座談会で出てきたものを吸い上げていく形で進んでいければと思う。個人的には、計画ができたときに「まち」ができていれば一番理想である。計画ができたときに「まち」が動いているという状況が長崎市では可能だと思う。

議題2 地域福祉計画策定スケジュール(予定)について

(資料に基づき、事務局から説明)
質疑等は次のとおり。
委員
市民アンケート調査結果を基に団体等意見、助言を伺うとあるが、座談会の内容をも含められないのか。
事務局
座談会の傾向を含めて、アンケートと一緒に提示しながら調査を行いたい。
委員
パブリックコメントを10月に実施と書いてあるが、計画がワークショップ方式なので、パブリックコメントは馴染まないのではないか。
事務局
行政が作る市民を規制する条例、規則、行政計画については原則としてパブリックコメントを行って、周知も含めて市民からの自由な意見を伺うことが長崎市の基本的な考え方である。意見を全て反映することはできないが、他の行政計画と共に資料を作成するので、広く一般的な方の意見を伺う予定である。中身の指摘には十分考えていく。
委員
パブリックコメントのやり方がわからない。どんなふうにするのか。
事務局
インターネットの長崎市のホームページを通じて、計画の原案を提示し、市民の意見を求めることになっている。また、広報誌等を通じても、意見を求めることとなっている。
委員
パブリックコメントのような形式にこだわる必要はないと思う。検討してほしい。

議題3 その他

委員長
時間があるので、今回までの資料も含めて自由に意見を伺いたい。計画に反映させる内容もでてくると思う。委員の皆さんは、それぞれの所属団体の代表でもあるので、まだ発言していない方からお願いする。
委員
先ほどの話で、座談会に若い人が最初に来ただけというのがあったが、その理由は何なのか。今まで開かれた座談会の年齢層が高いというが、若い方を参加させる方策をどうしていたのか。若い世代を含め、すべての方が安心して暮らせるまちづくりとある。各年齢層から出席していただくよう、ある程度強引にでも学校、クラブ、青年会など様々な団体に声をかけて、そこから1名でも出ていただけるような声かけをすべきではないか。また、障害者の方は参加できるのか。地域の中でどこが不便なのかなど、やさしいまちづくりは当事者でないとわからない部分があると思うので、障害者の方が意見を言える場を作ってほしい。地域の方々の意識のなかで、障害者の方がまだまだ蚊帳の外である。障害者、高齢者に対する施策をもっと計画盛り込んでほしい。
事務局
座談会を開く中で、社協も一緒に準備会をして打ち合わせしている。若い世代については、もともと数が少なかったり、開催時間的に無理であったりがあるが、準備会の段階で、年齢のバランスを考えている地域もある。今後も努力する。
委員長
若い人が少ないということだが、子どもでもいいのではないか。20年30年後のまちを担うことになるので、意見を吸い上げる必要がある。全国でも子どもにまちづくりを担わせる傾向にある。
委員
座談会をするときは「集まって下さい」だけでは集まらない。高齢者、団塊世代は集まるが、障害者は夜など出歩かない。自分の地区では、小・中学生に福祉作文で書かせている。福祉に関する考え方がよくわかるし、子どもの意識付けにもなるので、学校などに頼んで実施するべき。
事務局
あまり実績はないが、三重地区で中学生が参加し、地域にあるほこらを大事にしてほしいとかおもしろい意見が出ている。日見地区では大学生、戸石地区で障害者の方も参加している。今後もそういった方々を取り込んだ形で座談会を開催したい。
委員
小・中学校、高校で各地区のテーマで意見を出してもらったものを座談会へ持ってきてもらい、意見を集約する。座談会だけが中心ではなく、小学校などにこちらから出向いて、時間を割いてもらうなり、学童の保護者会で話してもらうなどした意見を集約して座談会にもっていくのはどうか。
委員
障害者の方も知的、身体、精神いろいろな方がいるので、本人が参加できない場合、親御さんにでも声をかけてほしい。
委員
母子家庭のお母さん方も出てこられないので、意見を聞いてほしい。
委員
自分の地区では、障害者施設の施設長、運営する方、保育園の園長、など日常接触している方に出席してもらった。当人の日常生活での気持ちをよく把握しており、幅広い意見が出ている。座談会に出席する人は誰がよいか、よく相談して出席してもらっている。
委員
座談会にせっかく社協の方が入るのなら、もう少しリードし、地域の中で福祉に関して、障害者はこの地区ではどうなのか、高齢者の方からみるとどんな町なのか、話して発展させていくと前向きに意見も出やすくなる。地域に事前に問い合わせて、老人福祉や通学路はどうなっているのかなどの情報を集約してから投げかけをしないと、意見は出てこないのではないか。方法として、事前に地域の方に投げかけをやってから、座談会を開くやり方もあるのではないか。
委員
アンケートをとるにあたって、小学生などは塾などに行くので集まるには無理がある。施設や学校に意見を求めても、時間の都合などで無理ではないのか。アンケートを5つ程だとすぐにできるが、いくつもあると見るのに時間がかかって難しいのではないか。
委員長
地域福祉の問題は、遠くからみるとわからないが、近所の方が気付いているというのがよくある。ごみ屋敷問題にしても、近所の方がボランティアで対応すればすぐ解決できる。
委員
自治会長をしている。地区の独居や子どもの問題は把握している。調子が悪い人などは、民生委員さんを通じて自治会長に連絡があるので、地域包括支援センターに連絡して協力をあおぐ。ごみの問題は市へ対応をお願いしている。日頃の食事会で、地域のコミュニケーションはとれているが、集まりに若い人たちがこない。夏祭りは子供たちがたくさん来てくれていたが、開催できなくなった。力仕事など高齢者ではできないが、若い人たちが協力してくれない。準備に何日かかかるため、協力をお願いしたがダメだった。何かをまた行って、町中で支えあう良い町にしたい。
委員
座談会の参加者について、年齢層の内訳を書いてほしい。
委員
市・社協のやり方がどうこうではなく、座談会の第1歩が出たのは良いと思う。良いことは話をして広めていきたいが、専門用語とか、カタカナ用語が出てくると難しい。地域でパソコンを使える自治会は情報が早いが、年配の方の自治会はホームページを閲覧などされていない。ホームページを開設して「周知しました」などと言われても、相手に通じなければ仕事ではないと思う。地域の方々が本当の意味で理解できるようなお知らせが必要ではないのか。また座談会のときに人の心をなごませるレクリエーションが必要。意見を言いたくなるような雰囲気にすべきである。
委員
地域福祉計画を作成するうえで、低所得者層の救済策を考えなければならないのではないか。生活保護を受ける方はまだよいが、ボーダーラインの方の救済策を行政はどうするのか。
委員長
高齢者、認知症の方、生活保護、ひとり親世帯など、援助が必要な方への政策は地域福祉計画においても盛り込まないといけない。それに加えて、地域住民でも解決できるという意識をもってもらいたい。
事務局
次回の開催は5月頃を予定しており、議題は市民アンケートの調査結果報告を予定している。会議の開催時間帯について、希望はないか。
(委員より意見なし。)
事務局
日程については委員長と調整のうえ、各委員に1ヶ月ほど前に連絡することとする。
(以上)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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