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更新日:2021年3月12日 ページID:035796
長崎市が行っている政策評価について、市民、学識経験者など43名で構成する「長崎市総合計画審議会規則(PDF形式 123キロバイト)」で、中立的・専門的観点から評価結果や評価の手法、その他評価全般に対する意見を述べることを目的としています。
第四次総合計画[後期基本計画]に掲げる43の基本施策(PDF形式:221KB)における外部評価対象施策については、概ね施策体系順に、観光、平和、環境、子育て、教育、経済などの合計16の基本施策を選定しました。
評価対象とした施策に対する市内部の評価結果と政策評価全般の手法などについて、次の項目をポイントとして評価を行いました。
評価対象が多岐に渡るため、全体会のほか、4つの部会(第1部会:交流と平和、第2部会:環境と快適な暮らし、第3部会:支え合いと豊かな心、第4部会:地域経済と地域経営)に分かれて、評価を行いました。
A2 評価結果(PDF形式 196キロバイト)
主な意見としては、「新型コロナウイルス感染拡大による影響は大きいが、まちなみ・景観づくりの施策は、この期間を準備期間と捉えて、粛々と取組みを進めていってほしい。」などがあげられました。
A3 評価結果(PDF形式 193キロバイト)
主な意見としては、「今後、1年半から2年間はインバウンドへの期待ができないといわれるなかで、良いシナリオと最悪のシナリオをどちらも考えて、リスクマネジメントをしていかなければならない。観光は長崎市の要であることから、ターゲットの設定など専門家の意見を踏まえながら、計画(戦略)を策定する必要がある。」などがあげられました。
B1 評価結果(PDF形式 183キロバイト)
主な意見としては、「現在の平和推進や被爆継承の取組みは専門的だというイメージがあるので、一般市民レベルで平和に関することを簡単に話題にできるようなきっかけづくりの部分を模索していくことも大事ではないか。」などがあげられました。
B2 評価結果(PDF形式 188キロバイト)
主な意見としては、「市の取組みの実態と成果指標のズレが大きい施策であるため、次期総合計画策定に向けて、他の動きに左右されない成果指標の検討が重要である。」などがあげられました。
D1 評価結果(PDF形式 209キロバイト)
主な意見としては、「サステナエナジーの設立といった大きな成果が目立っていない。連携する分野が多く、大変なことは承知しているが、低炭素な“社会”をつくるという大きな視点で、庁内の部署、庁外の事業者や市民との連携をさらに進めていく必要がある。」などがあげられました。
E1 評価結果(PDF形式 178キロバイト)
主な意見としては、「個別施策E1-1の施策の目的は、「都市の防災機能が整備され、有効に機能している」であるが、評価において、“有効に機能している”という視点がない。拠点避難所について、設備の整備だけでない視点が必要である。」などがあげられました。
E5 評価結果(PDF形式 215キロバイト)
主な意見としては、「「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の実現に向けて、容積率の緩和など、どうやって都市計画によってコンパクト化を誘導するのかということを、今後の取組方針としてもっと具体的にする必要があるのではないか。」などがあげられました。
E7 評価結果(PDF形式 182キロバイト)
主な意見としては、「ネットワーク型コンパクトシティの肝となるのは、歩行者道路の確保であると思う。車の交通と同じくらい歩行者の動線の整備を検討し、歩行者の利便性向上を図ってほしい。」などがあげられました。
F2 評価結果(PDF形式 198キロバイト)
主な意見としては、「コロナ禍の中、これまでとは同じような形で支援が行われないということで、指標の組み方や、あるいは市が取り組んでいる事業だけではなく、様々な主体によって行われているものをどのように評価していくのかについて問題になってくると考える。」などがあげられました。
F3 評価結果(PDF形式 216キロバイト)
主な意見としては、「成果指標について、数値目標に向けて達成しようというモチベーションが高まる一方、現場の疲弊につながるということはあってはならない。数値目標を達成するうえで、その裏づけとなるスタッフ数は十分であるかなど、そういったところまできちんと評価できる仕組みが必要ではないか。」などがあげられました。
F4 評価結果(PDF形式 171キロバイト)
主な意見としては、「ファミリー・サポートセンターについて、小学校の授業参観やPTA総会などに団体で利用できないか。また、小学校の保護者向けに説明会をして会員を増やす。「おねがい会員」から子どもが大きくなったら、今度は「まかせて会員」になってサポートするなどPTAと連携すると、地域で子どもを育てることにつながるのではないか。」などがあげられました。
G1 評価結果(PDF形式 201キロバイト)
主な意見としては、「教育については、すぐに成果がでるものではないので、成果指標が主観的なものが多くなってしまっている。それが結局は、全体の評価を下げることにつながっているので、次期総合計画では成果指標を見直す必要がある。また、個々の取組み内容等の記載に具体性がない。例えば、効果がないとは実際にどういうことなのかなど、逆に、指標はそういうところにつくるものだと思うので検討していただきたい。」などがあげられました。
C5 評価結果(PDF形式 205キロバイト)
主な意見としては、「50代、60代だけでなく、これからは40歳~50歳の団塊ジュニア世代の早期退職が加速してくると思う。若者だけでなく、40代から70代の一流企業で培ってきた様々なアイデアを持つ人たちを長崎に呼び込み、農業をしてもらうという大きな構想を考え、すぐに結果は出ないと思うが、基盤整備による農地面積の拡大、生産戸数を増やす取組みを地道に行う必要がある。」などがあげられました。
H1 評価結果(PDF形式 191キロバイト)
主な意見としては、「市民が主役のまちづくりには時間がかかる。しっかり腰を据えて取り組んでいただきたい。」などがあげられました。
C2 評価結果(PDF形式 204キロバイト)
主な意見としては、「ブランディングの取組みが重要である。観光分野では着地型観光の取組みが進んでおり、DMOの取組みも進んでいる。物産を戦略的に進める組織が必要である。現在は不確実な世の中であり何があたるか分からない。チャンスと捉えてスピード感を持ってトライアル・アンド・エラーのサイクルをとにかく早く回す必要がある。」などがあげられました。
C3 評価結果(PDF形式 224キロバイト)
主な意見としては、「ウイズコロナ、アフターコロナにおいては、リモートワークをはじめ、AI、RPA、クラウドの活用など業務プロセスをいかにデジタル化するかであり、デジタル化への取組みの巧拙で中小企業の生産性は大きく変わってくると思うので、経営の効率化や生産性の強化を図るうえでは、従来の支援だけではなく、デジタルトランスフォーメーションへの支援も検討していただきたい。」などがあげられました。
令和2年10月9日、長崎市総合計画審議会から、上記会議で検討を重ねた内容をまとめた「令和2年度長崎市政策評価に関する報告書(PDF形式 1,201キロバイト)」が市長に提出されました。審議会からは「成果指標については、補助指標を設けるなど毎年少しずつ改善しているものの、施策の評価が適切にできるものになっていないものがあることに加え、社会情勢の変化により実態とかい離しているものも見受けられた。」、「特に、新型コロナウイルス感染症が発生し、いまだ収束の見通しが立たず、長期に及ぶことが想定される現状においては、様々な社会の変化が想定されることから、今後の目標値の設定方法や成果指標について、検討が必要である。」などの意見が報告されました。
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