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さとうきび畑

更新日:2022年8月1日 ページID:038946

rogo

 ざわわ♪ざわわ♪ざわわ…
 森山良子さんの声が流れてくると、思わず耳を澄ませてしまいます。
 沖縄の地上戦で父親を失った少女が、会ったことのない父への思いを抱いてサトウキビ畑の中をさまよう情景を描いた『さとうきび畑』。初めて聴いた時はしっかり聴いていなかったので「ざわわ♪が印象的な長い曲だな」と思っただけだったのですが、その後改めてじっくり聴いてみたら、あまりにも切なくて、息が苦しくなりました。
 聴き終わった後、思わず「最強の反戦歌だな…」とつぶやいたことを覚えています。
 さだまさしさんが作った『フレディもしくは三教街』も、戦争で死んだ婚約者のことを思い続ける歌です。「戦争反対」という歌詞はないけれど、そう心に感じさせてくれる力を持つとても切ない曲です。

 長崎出身つながりで言えば、毎年、平和祈念式典の最後に純心女子高校の皆さんが合唱してくれる『千羽鶴』もそうです。
 大島ミチルさんが被爆50周年の記念歌として作ってくれた曲は、大事な式典の最後に、参列者の気持ちを一つにしてくれます。
 そして、福山雅治さんが山王神社の大クスをモチーフに作った『クスノキ』。戦争も含めて人の営みをずっと見てきたクスノキが、いのちの力強さを歌います。クスノキに「ありがとう」と声をかけたくなる曲です。
*  *  *
 ここに挙げたのは、私が好きな作品ばかりですが、もちろんこれ以外にもたくさんあります。音楽は心に直接働きかけるので、平和の大切さを自然な形で伝えるのにとても適しているなと思います。しかも国境や時間を越える力さえ持っています。
 ここ数年、長崎平和宣言では「平和の文化」を育むことの大切さを発信しています。音楽はその大事なツールの一つだなと思います。

gazou

純心女子高校合唱「千羽鶴」

gazou

山王神社「大クス」

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