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シュガーロード

更新日:2022年4月1日 ページID:038366

rogo

 江戸時代、長崎街道は北九州市の小倉と長崎を結ぶ重要な道でした。長崎での貿易によって国外から入って来たさまざまな文物が、この道を伝って日本の西の端長崎から東へと運ばれたのです。砂糖もその一つです。
 当時、砂糖はとても貴重でした。その砂糖が東に運ばれる間に、菓子作りの技法も一緒に伝わり、長崎街道沿いのまちには有名なお菓子や砂糖文化が生まれていきました。諫早おこし、大村寿司、小城ようかん、佐賀の丸ぼうろ、福岡の鶏卵そうめん、飯塚のひよ子、北九州の金平糖などです。
 これが、長崎街道が「シュガーロード」と呼ばれる理由です。
 シュガーロードは、令和2年度に「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」として日本遺産に認定されました。
 “遺産”とはいっても、長崎街道沿いの砂糖文化は今も多くが健在。シュガーロードの出発点である長崎では、カステラや有平糖、一口香などいろいろなお菓子が今も人気を博しています。
 いいえ、お菓子だけではありません。長崎は醤油をはじめいろんなものが甘めだとよくいわれます。歴史は、遠い昔ではなく、今も暮らしの中に生きているんですね。
 
 カステラは、ポルトガルのパン・デ・ローというお菓子から変化したものだという説があります。でも、パン・デ・ローからはかなり変化しているので、知らずにパン・デ・ローを食べた人はカステラの元祖だと気づかないかもしれません。つまり、カステラは江戸時代の職人たちが工夫に工夫を重ねて創作した“和菓子”なのです。
 何百年も続き長崎銘菓をつくってくれた江戸時代の職人さんたちに感謝です。そして、今も日々おいしいスイーツを考えてくれている長崎のパティシエたちにも感謝です。スイーツは、昔も今もたくさんの笑顔をまちの中につくってくれるからです。

gazou
パン・デ・ロー

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