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起業家たちの挑戦

更新日:2021年9月1日 ページID:037351

ホッとトーク

  経済誌を読んでいたら、こんなニュースが並んでいました。
 「日本の自動車メーカーが2040年までに世界での新車販売の全てを電気自動車と燃料電池車にするという計画を発表」「航空会社がロボットを使った仮想旅行ビジネスに力を入れている」「渋谷の地下街に『売らない店』がオープン。背景にあるのは実店舗のショールーム化」。時代が大きく変化していることを示すニュースばかりです。
 戦後すぐの1946年に東京通信工業(現・ソニー)を創業した井深大(いぶかまさる)さんは、設立趣意書の「会社設立の目的」の第一に「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」を掲げました。ソニーがこの理念の下、いかに多くの画期的な製品を社会に送り出し、目的を実現してきたかは改めてここに記すまでもありません。
 私は、今の社会の状況は、ソニーが創業した戦後すぐの時代に似ているところがあるような気がします。渋沢栄一を描いた大河ドラマ「青天を衝け」で取り上げられている幕末から明治にかけての時代とも似ています。
 古い価値観だけでは満たされないものに気づいた人たちが、新しい価値観を満たす社会を目指して挑戦を始める時代。崩れないと思っていた制度や仕組み、価値観が、思ったよりも短期間に新しくなっていく時代。ソニーをつくった井深さんのような若者たちが、さまざまな分野で新しい製品や仕組みをつくって、社会に新しい価値を生み出そうとしている時代です。

 HafH〈ハフ〉は、定額制の住居提供システムとして2019年1月に長崎で生まれました。「定額で安価に泊まれる」「長期滞在しやすく、出会いが生まれやすい」などのメリットがあり、新しい旅と働き方のスタイルとして全国的に注目されています。

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「コッコデショ!」でのグループワーク


 この新しいシステムを生み出したのは大瀬良亮さん、砂田憲治さんという2人の若者。彼らをメイン講師として、起業家を目指す人たちを支援する長崎スタートアップコンパス「コッコデショ!」という事業が7月にスタートしました。
 募集に応じて集まった17人の起業家の卵たちの目は真剣で輝いていました。起業が成功するのは簡単なことではありませんが、社会に新しい価値を生み出そうという志を持った若者たちのこれからが、とても楽しみです。

 今は転換期。もし五歩先までハッキリと見えなければ前に進まないとしたら、前に進むことはとても難しい」。私はよく職員にそんな話をします。一歩進んだ人だけに二歩目が見え、二歩進んだ人だけに三歩目が見える時代だと思うからです。方向が間違っていないと確信できたら、勇気を持って一歩前に進む。そんな姿勢が必要な時代です。
 長崎のまちづくりも、しっかりと未来を見て、勇気を持って前に進めていきたいと思っています。 

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