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ポストコロナ

更新日:2020年10月1日 ページID:035337

ホッとトーク

 冬に始まった新型コロナウイルス感染症が、今も世界中に混乱をもたらし続ける中、季節は秋になりました。いつ「収束」といえる状態になるのか、まだはっきりとは見えませんが、社会の変化については、少しずつ見えてきたものもあります。

 コロナ禍で起きているいろいろな動きの中には、コロナ収束後には消えてしまうものもあれば、その後に残るもの、あるいはその後にさらに本格的に動き出すものなど、いろいろなものがあります。それらを三つに分けて、それが長崎とどう関係するのか具体例を挙げてみたいと思います。
 一つ目は、コロナ禍によって「流れが加速するもの」です。
 例えば、一連の動きの中で日本のデジタル化が先進国の中で明らかに遅れていることが分かりました。この動きは早くから指摘されながら、なかなか進まなかったものですが、今後は明らかに加速して動いていくことになります。
 長崎市でも、市内にはまだ光ケーブルが引けず、さまざまなサービスが受けられない地域がありますが、再来年度からは全市域で引けるようになります。また、来年の春には、小中学校で一人一台パソコンを使えるようにして、小中高校のWi-Fi環境も強化します。
 二つ目は、コロナ禍によって「これまでと流れが変わるもの」です。
 例えば、大都市集中の流れが変わり、今後は地方分散の流れが強まるといわれます。リモートワークが広がったり、人が密集した環境から解放されたい気持ちが強くなったりすると、地方都市でより豊かに人間らしく暮らしたいという人たちが増えるからです。これは長崎のような地方の中核都市にとっては、人材を呼び込むチャンスになります。
 三つ目は、コロナ禍によって「新しい流れが生まれるもの」です。
 例えば、会議などでも実際にリアルに集まる良さを生かしつつ、どうしても参加できない人は遠くからリモートで参加するという、“リアルとリモートの融合”のようなことは今後増えてくると思われます。長崎駅隣に整備中の「出島メッセ長崎」でも、このようなニーズへの対応力を強化しています。
 こういうふうに見ていくと、長崎のような地方都市にとって、コロナ禍は決してピンチばかりではなく、チャンスにできる部分があります。社会の流れをきちんと読んで、それを引き寄せることができれば、より活気にあふれたまちになる可能性があるということです。

 新型コロナウイルスは、私たちの社会が持つ弱点や、社会を支える人たちの素晴らしさなどさまざまな“真実”を顕在化しました。それによって、私たちは多くのことを学んでいます。
 今後、この経験を生かせば、私たちの社会はこれまでより強くなることができるはずです。元に戻るのではなく、新型コロナウイルス感染症が広がる前よりももっと安全安心に暮らせる社会を目指すことが大切だと思います。

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