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平和マラソン

更新日:2020年3月1日 ページID:034169

ホッとトーク

 今年11月29日に、長崎市で初めてのフルマラソン大会「長崎平和マラソン」が開催されます。 
 長崎市はこれまで“フルマラソンができないまち”といわれてきました。それは道が狭くて坂が多く、長い時間の交通規制が難しかったり、そもそもコースが取りにくかったり、といろいろな理由からです。
 それでも、なんとか開催できないか、という声はこれまでもありました。それが実現することになったのは、警察やスポーツ団体、コース周辺の自治会など、多くの皆さんが実現に向けて力を合わせてくれたおかげです。心から感謝します。 
 
 狭い道を駆け抜ける、といえば、世界新三大夜景のモナコを訪れた時のことを思い出します。
 モナコは面積が約2平方キロ。長崎市の約200分の1です。散歩をしていると、いつの間にか隣のフランスに入ってしまうような小さな国で、坂も多く、道は当然狭いのですが、なんとその道を使ってF1グランプリを行っているのです。
 長崎によくあるようなくねくね曲がった細い坂道を通りながら、案内役の大使に「本当にここをレーシングカーが走るんですか?」と思わず聞きました。
 大使は「そう思うでしょう?だから人気があるんです。こんなに近くでF1を見られるのは世界中でモナコだけですから」と答えてくれました。「この狭さだと前の車を抜くことは無理なんじゃないですか?」という質問には「そのとおりです。F1はシリーズで戦っているのですが、モナコグランプリで順番が入れ替わることはほとんどありません」と笑いながら教えてくれました。
 「できないだろうとみんなが思う場所だからこそ、そこでやる価値がある」。モナコが小さくても、立派に国を運営できているのは、こういう知恵が随所に発揮されているからです。フルマラソンができないといわれて久しい長崎市で開く「長崎平和マラソン」も、だからこそユニークなマラソン大会にできる可能性がある、と思います。

 「長崎平和マラソン」のキャッチフレーズは「ピース・フロム・ナガサキ」。選手たちの背中のゼッケンには「ピース・フロム」の後に、それぞれの出身地を書いてもらいます。もちろん一人一人からの平和のメッセージも。
 みんなが平和のメッセージを発信しながら走る姿は、昨年ローマ教皇が爆心地で言われた「核兵器のない世界の実現にはすべての人の参加が必要」という言葉をかたちにすることでもあります。
 長崎平和マラソンは3月に参加者募集を始めます。世界中の人とともに、平和への思いを発信する機会にしたいと思います。

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