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フランシスコ法王

更新日:2019年11月1日 ページID:033649

ホッとトーク

  11月24日にフランシスコ法王が長崎にお見えになります。
 前回、ヨハネ・パウロ二世が長崎に来られたのは38年前のこと。昭和56年2月の大雪の日のミサの様子を覚えている人も多いと思います。
 さて、今回はどんな訪問になるのでしょうか。

写真

(c) Vatican Media Foto

昨年5月、バチカンを訪れて

法王の一般謁見に参列

 フランシスコ法王はアルゼンチン出身です。
 平成16年から12年半、長崎で二十六聖人記念館の館長を務められたレンゾ神父は、アルゼンチンの神学校時代の教え子。そのご縁で、レンゾ神父はこれまでに何度も法王に長崎訪問を勧めてくれました。今はイエズス会日本管区長を務めておられますが、法王と長崎の間にご縁をつくってくれたかたの一人です。
 長崎とのご縁といえば、被爆直後にジョー・オダネル氏によって撮影された「焼き場に立つ少年」の写真があります。フランシスコ法王がこの写真に「戦争がもたらすもの」というメッセージを添えたカードを作成され、広く配布されたことはよく知られています。
 これはフランシスコ法王の平和と核兵器廃絶への強い思いを表すもので、バチカンは核兵器禁止条約についてもいち早く批准を済ませています。
 こういうつながりを知るたびに、法王と長崎の間に何か通じるものがあるような気がして、親しみを感じます。
 そのフランシスコ法王と、昨年5月にバチカンでお会いすることができました。
 大勢の人々が巡礼に訪れるサンピエトロ広場で、集まった数千人の人々に丁寧に時間をかけて接しておられる姿が、とても印象的でした。
 私の前に立ってくださった時、長崎を訪問してくださるようお願いしました。私は、まるで存在をまるごと包み込んでくれるような、大きな包容力を感じました。ほんの数分間の出来事でしたが、必ず長崎においでくださるという確信を持ちました。

 キリスト教が厳しく弾圧されていた江戸時代初めから明治初めまでの250年ほどの間、命の危険と隣り合わせの中で信仰を守り続けた人たちが、長崎には大勢いました。そして、実際に命を落とした人たちも大勢いました。そのまちに法王が来られます。歴史的な一日になると思います。
 昨年、世界文化遺産に認定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の価値と意味について、広く知っていただく機会になるとともに、爆心地公園で述べられる平和のメッセージは世界に届くことでしょう。
 私たち長崎市民にとっては、長崎が世界につながっていることを強く感じる一日になります。
 フランシスコ法王と、法王の長崎訪問に力を尽くしてくださった皆さんに心から感謝します。

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