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アンシャンテ

更新日:2018年12月1日 ページID:032085

ホッとトーク

遠藤周作文学館は、遠藤周作先生の遺品や原稿などをご遺族から寄贈・寄託いただいて、平成12年に開館した文学館です。全国の候補地の中から、小説「沈黙」の舞台になった旧外海町が選ばれて、ここに建設されました。
今年の夏からは展示を一新。常設展示のコーナーは、遠藤先生の一生を、生誕から晩年まで分かりやすく紹介しています。
企画展示のコーナーも変わりました。新しいテーマは“愛”。遠藤文学の中に登場する人物を通して、遠藤先生が伝えたかった愛について紹介しています。ユニークなのは、遠藤先生が家族との間に交わした手紙も展示していることです。小説家としての遠藤周作と、一人の人間としての遠藤周作。その両面から、彼にとっての“愛”とは? を考える、とても興味深い企画展示になっています。

実は、今年の夏から変わったのはそれだけではありません。文学館の入り口にある、昨年の秋まで軽喫茶だった場所が、7月から「思索空間アンシャンテ」として生まれ変わりました。
「アンシャンテ」の名付け親は遠藤先生の妻の順子さん。フランス語で「はじめまして」という意味です。新しいアンシャンテの入り口には、順子さんの言葉が掲げられています。
『いつもは生活、生活と追われている人が、ちょっと生活から軸足を人生のほうにむけて、“人生とは何か”ということを考える場所になればと願っております』
この言葉を形にしたのが、「思索空間アンシャンテ」です。

アンシャンテ

外海の風景美を堪能しなが

ら、思い思いのひと時を過

ごしませんか。

長崎には素敵な風景がたくさんあります。文学館から見える角力灘の風景もその一つ。アンシャンテの大きな窓から見える海と、空と、外海の集落の風景が織り成す景観は、まるで日替わりの絵のようです。いいえ、日替わりどころか、雲の形は刻々と変わり、私たちを飽きさせません。時折、その切れ間から海に日が射します。神様の世界と人間の世界をつなぐ道のようです。晴れた日には五島列島が見えることもあります。
でもアンシャンテの魅力は、外側の風景だけではありません。ゆっくり外の風景を見ながら、自分の心と向き合う。自分の内側の風景とも出会う場所なのです。
落ち着いた色合いの木を基調にした空間。遠藤作品の中の言葉が書かれたプレートが、さりげなく窓際に組み込まれています。言葉は月替わりで変わります。何カ所かに違ったデザインの椅子が置かれていて、好きな場所に座ることができます。
昼間は気付かないくらいさりげなく、「沈黙の声」を表現する光が天井から降りています。もちろん遠藤作品が並んだ本棚もあって、好きな本を読むことができます。入り口の近くにはコーヒーの自動販売機も置かれています。
長崎にまた一つ素敵な空間が生まれたことを、とてもうれしく思います。ぜひ一度訪ねてみてください。

 



 

お問い合わせ先

秘書広報部 広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市桜町2-22(本館3階)

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