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出島表門橋

更新日:2017年12月1日 ページID:030520

ホッとトーク 長崎には自慢したくなるものがたくさんあります。でも、いろいろなものがありすぎて 一行のキャッチフレーズで表現できないのが長崎の悩みでした。「異国情緒のまち」「和華蘭のまち」などと言った途端に「夜景はどうなるの?」という声が聞こえてくるのです。
 そこで発想を転換、「一言で言い表せないなら、いっぱいあることをそのまま伝えてみよう」と考え出したのが、今月号の表紙・裏表紙・折り込みに掲載の「長崎○○ラバーズ」です。
 この○○に長崎のどこが好きか、何が好きかを自分で書き入れられるのがポイント。一人ひとり違う「長崎のここがスキ」が集まることで、いろいろな宝物がある長崎の魅力をありのまま表現できる、というわけです。あなたも「私の好きな長崎」を書いて、長崎ラバーズ仲間になってください。
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 この長崎ラバーズの記者発表の時、「市長は何を書きますか?」と聞かれました。
 こんなに難しい質問はありません。いろんな言葉が浮かびましたが、いま一番ホットな長崎自慢を書こうと思い、私は長崎「出島表門橋」ラバーズと書きました。出島表門橋LOVERS
 約130年ぶりに「橋を渡って出島に出入りする」ことができるようにしてくれたこの橋には、とても多くの人たちの“思い”が込められています。そのことを多くのみなさんに知ってほしかったからです。
 出島表門橋は、とても多くの条件をクリアしなければならない難しい橋でした。国指定史跡の出島を傷つけてはいけないので、出島側を掘って橋の基礎を造ることはできません。河川法の関係で「橋脚」といわれる橋を途中で支える部分も一本しか造れません。川幅が広くなったので当時と同じ形の橋は架けられません。
 こういった難題を見事にクリアしたデザインが橋の専門家から提案されました。でもそれで終わりではありません。設計通りに橋を造る施工段階でも多くの困難がありました。技術者のみなさんが持っている力を惜しみなく発揮してくれて、出島表門橋はようやく形になりました。橋の施工を担当した造船所の技術者のかたの言葉がとても印象に残っています。「私たちはずっと鉄で船を造ってきました。同じ鉄で、こんなに素晴らしい橋が造れることを世界のみなさんに見ていただきたい」。
 この橋を架けるための経費には、20年ほど前に経済界を中心に多くの人が寄せてくれた寄付が充てられています。市民のみなさん、文化財の専門家のみなさん、オランダのみなさん、地元のみなさん、県庁のみなさん、出島ベースなど応援してくれたみなさん…本当に多くのみなさんの“思い”がこの橋を実現させてくれたのです。
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 出島復元事業は66年前の昭和26年に始まりました。最終目標である「四方を水に囲まれた扇形の出島」の復元には、まだまだ時間が必要です。1世紀の時間をかけても実現しようとしているこの大プロジェクトの歴史の中で、出島表門橋の架橋は大きな一里塚。多くの人が“思い”を込めて実現してくれたこの橋を、声を大にして自慢したいと思います。

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