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市長記者会見(定例)【2024年3月28日】

更新日:2024年3月28日 ページID:041894

市長記者会見(定例)

1.日時

令和6年3月28日(木曜日) 午後1時00分~午後1時33分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら(新しいウィンドウで開きます)

2.市長発表・質疑応答

市長発表

口座振替新規申込キャンペーンの開催について
ゼロカーボンシティ長崎ポータルサイト開設について

市長発表への質疑応答

その他の質疑応答

3.会見録

市長発表

鈴木市長
 それでは、3月の定例記者会見を始めさせていただきます。私から報告、PR事項が2件ございます。
 1点目は、スマホ決済・コンビニ収納対応のお知らせ、そして口座振替新規申込みキャンペーンについてでございます。市民の利便性向上などを目的に、長崎市では納付書のキャッシュレス決済を推進しているところでございます。背景といたしまして、キャッシュレス決済を選択する市民のニーズが高まっているということの状況にもかかわらず、キャッシュレス決済に対応している納付書は、まだ市税など一部に限られている状況がございます。市税など以外のその他の納付書を見ますと、市の窓口あるいは銀行などでしか払うことができない状況でございましたが、2月から全ての納付書についてスマホ決済、そしてコンビニ収納が可能となっているところでございます。様々な支払い方法に対応しておりますので、皆様には期限内納付にご協力をお願いいたします。長崎市ではキャッシュレス決済の中でも、口座振替による納付を一番にお勧めしているところでございます。一度手続きをいたしますと、その後、窓口に行く必要もなく、自動引落としされるため、払い忘れもございません。ぜひ、口座振替をご利用いただければと思います。
 そこで長崎市では指定金融機関であります十八親和銀行や協賛会社のご協力のもと、口座振替新規申込みキャンペーンを実施いたします。期間中に十八親和銀行で税公金の口座振替を新規申込みいたしますと、抽選で現金5,000円あるいは、「ながさきうまかもん」という協賛会社からの商品などのプレゼントが当たります。手続は全てWEBでスムーズに行うことができます。対象の税交付金はご覧のとおりでございます。ぜひこの機会に口座振替の手続をどうぞよろしくお願いいたします。
 それから、2点目でございます。ゼロカーボンシティ長崎ポータルサイトの開設についてでございます。本市では、ゼロカーボンシティ長崎の実現に向けた取組を加速させるためにゼロカーボンシティ長崎ポータルサイトを開設いたしました。ポータルサイトでは、市民の取組、イベント、お知らせ、それから市民参加型アプリ「actcoin」の紹介、そしてPR動画などを掲載しているところでございます。この「actcoin」というものでございますけれども、環境アクションを独自のコインで可視化しまして可視化するサービスとなっております。利用の流れといたしましては、まずアプリをダウンロードしていただき、次にイベントへの参加や毎日の習慣などでコインを獲得できます。一定数以上コインをためたユーザーを対象に抽せんでエシカル商品、環境社会、人に配慮した商品が当たるキャンペーンですとか、あるいは市民の総獲得コイン数が10万コインたまりますと、市内の環境団体への寄附を行うキャンペーン、これらを実施予定としております。ゼロカーボンシティ長崎の実現のため、ポータルサイトへの訪問及び「actcoin」へのご登録、環境活動へのご参加をどうぞよろしくお願いいたします。
 私からの説明は以上でございます。

市長発表への質疑応答

口座振替新規申込キャンペーンの開催について

記者(NIB)
 まず1点目ですけれども、口座振替の件ですが、こちらはもう既に始まっているということでしょうか。

特別滞納整理室
 このキャンペーンは4月1日から7月31日までの期間となります。

記者(NIB)
 口座振替自体はもう既に始まっているということですかね。

特別滞納整理室
 口座振替自体はもう既に始まっておりますけれども、十八親和銀行さんで新たに口座振替の申込みと、あとキャンペーンの申込みをしていただくと、先ほど市長から説明がありました5,000円のプレゼントとか、あと「うまかもん」のプレゼントとかということがございます。

記者(NIB)
 スマホ決済とコンビニ決済が可能になったというのは、いつからですか。

特別滞納整理室
 これが、スマホ決済とコンビニ収納ができるようになったのが公金の種類によって少し違うのですけれども、まず税金につきましては、コロナ禍の令和2年度からスタートしてまいりまして、徐々に拡充をしてまいりました。税金など以外のその他の債券、公金があるのですけれども、例えば公共施設の使用料とか手数料、こういったものについては、今年の2月からスマホ決済とかコンビニ収納ができるようになりました。

その他の質疑応答

ガンディー像の設置場所について

記者(長崎新聞)
 まずはインドから寄贈されるマハトマ・ガンジーさんの胸像についてお尋ねいたします。一度設置場所について再検討されるということになっていると思いますけれども、現在の検討状況について教えてください。

鈴木市長
 ガンディー像についてですけれども、インドから寄贈したいというご提案がございまして、設置について2月に公表させていただいたところでございますけれども、その後市民の皆様から様々なご意見を頂戴いたしまして、改めて長崎市としても、その公表の過程で市民の皆様への周知の不足、あるいは調整の不足ということについて改めて認識したところでございます。そういった点について至らない点がございましたことを深くおわび申し上げたいと思います。そういうことでございますので、改めてインド側と再協議して、設置場所等を再検討するということで、現在検討しているところでございます。これはちょっとまだインド側と調整中でございますので、まだ引き続き調整中でございます。できるだけ早く市民の皆様方により歓迎される形での寄贈地蔵となるように、また調整を進めてまいりたいというふうに考えております。

記者(長崎新聞)
 その再検討をして設置場所を決める時期については、ある程度の目安としてお考えになっている時期はありますでしょうか、例えば4月のいつ頃までとか。

国際課
 まだ設置の期日については、これはもうインド側との調整がございまして、相手がありますので、特に外国政府ということもありますので、今慎重に調整を進めさせていただいているところでございまして、現時点ではいつ設置という時期をお示しすることはできない状況でございます。

新たな文化施設について1

記者(長崎新聞)
 もう一点、今回3月の定例市議会でも議論になりましたけれども、新たな文化施設についてお尋ねいたします。今回市長が市政方針の中でもPPP・PFIなどの官民連携の手法を取り入れる検討を進めるというふうな表明をされました。それによって議会側からも、また時期がさらに延びていくのではないかという懸念ですとか、あと文化団体からも先日の文化振興審議会でも時期について、また文化ホールのその機能に関する懸念、不安というのも出ておりました。市長はこれまで文化施設の整備についてスピード感を持って優先的に整備するというふうにおっしゃっていましたけれども、やはり時期がさらに延びる、当初の予定よりも延びるということになっておりまして、そのスピード感というところはあまり実現できていないのではないかと思うのですけれども、その辺についての市長のお考えをお聞かせください。

鈴木市長
 新たな文化施設につきましては、私が市長に就任しましてから改めて再検討ということで、まちづくりの観点も入れて文化振興審議会と、あと都心まちづくり構想の検討委員会と、その合同という形で議論をさせていただいたところでございます。改めて議論をする中で、まず市内の候補地を絞り込むという作業、そして絞り込んだ中でどこが適地かということについて検討させていただきました。そういう検討について、どうしても時間がかかったということでございます。引き続き場所については、これはもう市役所の跡地しかないだろうと、そういう結論に至ったわけでございます。あとは、この市役所跡地の持つ意味でございますけれども、これは今再開発でにぎわいが創出されつつあります長崎駅周辺、あるいはスタジアムシティ方面、そちらと浜町などのまちなかを結ぶ回路上にあるということ、そのためさらなるにぎわい創出を図るために極めて重要な地点であるということ、そういう観点、それからあと、長崎市の厳しい財政状況、そして建設費の高騰など、そういった環境の変化、それも踏まえながらできるだけ民間活力を導入するということも含めて、財政負担のかからないような形の整備、これを改めて検討する必要があるということですね。そういうことを決めさせていただいた次第でございます。ありがとうございます。

記者(長崎新聞)
 これまでも市長がスピード感を持って整備していくというふうなことにやはり市民の方も期待をされている部分もあると思うのですけれども、やはりもちろん今回のまちづくり、地域活性化とかに資する施設にもしたいというお考えは十分理解する方もいらっしゃると思うのですけれども、そのスピード感を持ってというところについては、やはりかなり疑問を持っていらっしゃる市民の方が多いかと思っております。なので市長がスピード感を持ってやっていくというところについて例えば、そのスピード感で具体的にもう少しどういうイメージで進めていきたいと思われているのかということについて、お聞かせいただければと思います。

鈴木市長
 いろいろと検討のプロセスがありますので、それぞれのプロセスを確実に行っていくということだというふうに思っております。そういうプロセスでいいますと、今後は先ほど申し上げましたPPP・PFIなどの官民連携の手法、仕組み、これをしっかりと検討していくというプロセスだと思います。そういった検討を今後スピード感を持って検討していきたいというふうに思っております。

大黒線・恵美須町線の拡幅整備工事に伴う中央郵便局の移転について

記者(NBC)
 大黒線・恵美須町線の拡幅整備工事に伴う中央郵便局の移転が決まったというところなのですけれども、まず事業開始から10年がたつと思うのですけれども、ここまでかかった理由というのを改めて教えていただきたいのと、移転先での期待というか、郵便局としてはまだ単体施設なのか複合施設なのかというのは、まだ全く未定だということなのですけれども、駅の北側に移転するというところで、そこでの市としての期待が何かあれば教えていただきたいと思います。

鈴木市長
 中央郵便局の移転に関する話ですけれども、これは長崎駅前の再開発にリンクした話ということで、どうしても再開発事業、その進捗に合わせてということになりますので、その関係でどうしてもすぐにというわけにはなかなかいかないという部分がありますので、これまでの時間がかかっているということだというふうに思っております。それから、移転先でございますけれども、これはもうご指摘のとおり、長崎駅前、近接したところでございます。駅前エリアの一角の重要な場所に占めるわけですので、うまく今既に進んでおります長崎駅前の再開発、駅ビルも新しくまたアミュプラザの新館も誕生しております。そういった既に開業しているような施設などとの連携も含めて一体として、またさらににぎわい創出につながるようなものになるということを期待しております。またこれは市としても、また日本郵便とも連携して取り組んでいきたいと思いますし、また開発計画も注視していきたいというふうに思っております。

被爆体験者訴訟について

記者(NBC)
 被爆体験者訴訟の判決が9月9日に決まりました。結論は分からないのですけれども、国からの受託事業と、あと原告の方を含めた被爆体験者の方々と一緒に救済を求めている市の立場として、判決をどのように受け止めるお考えなのか、もし原告が勝訴した場合の対応について、今のお考えをお願いいたします。

鈴木市長
 被爆体験者の問題でございますけれども、被爆体験者の高齢高齢化が進む中で、これはもう本当に待ったなしの問題だというふうに考えております。私も就任直後の5月に要望書をいただきまして、被爆体験者の皆様方と初めて面会をさせていただきまして、改めてその切実な思いもお聞かせていただきましたし、これは本当に一刻も早くという思いを共有しているところでございます。そういう被爆体験者の思いをしっかりと受け止めさせていただきながら国に強く働きかけてきたところでございますけれども、今回の訴訟の判決については、これは実際に判決が出てみないと、勝訴にしろ敗訴にしろ、その内容次第だと思いますので、そこはまた内容を見てからということになろうかと思います。

原爆資料館リニューアルについて

記者(朝日新聞)
 3月22日の長崎の原爆資料館のリニューアルの関係で、1点お伺いしたいのですけども、最終素案が出て、いろいろとパブコメの意見を反映して、いわゆる歴史認識に関する声が多かったということで、市の最終素案で公開の場において丁寧な議論を積み重ねていくというような考え方を多分素案に盛り込んでいるのですが、委員の方の中からでも、原爆資料館における歴史認識の在り方というのをもう少し市として立場を明確にしたほうがいいみたいな声もあったと記憶しているのですが、現時点で市として、そのあたりに関して資料館の中で明示するとか、そういう立場を明確にするとかというお考えがもしあるか、今後そういうことを検討していくかも含めてあれば聞かせていただければと思います。

鈴木市長
 これまで運営審議会でご議論いただきまして、そして小委員会でご議論いただいたということでございます。そういう中で今般、基本計画の最終案を作成して、そして3月の運営審議会でもご報告させていただいたところでございます。来年度も引き続き審議会などのご意見を伺いながら基本設計を進めていきたいと、そういう中で検討をしていきたいというふうに考えております。

記者(朝日新聞)
 だから歴史認識に関する部分を具体的に市として何か指針を出すとか、そういうのを今のところは検討されていないということですかね。

鈴木市長

 今後展示更新基本計画の最終案を作成しているところでございます。

平和推進課
 先日の審議会の中でもそういったご意見がございました。まずは、今年度審議会・小委員会を通じて議論してまいりましたが、その前提として既に市民団体等からそういったそれぞれの立場からのご意見というのはいただきつつ、それを踏まえて検討した結果として、今最終案をお出ししているということです。ですので市としては、この今お示ししている最終案の方針の中に考え方というのはお示しをしているというふうに考えています。具体的には方針の中で、戦争には被害と加害の両方があるので、一方からだけではなく、多角的な視点から考えることができるよう、客観的事実に基づいて展示をするというふうに書いておりますが、審議会の中で委員からもご発言があったように、ここの中には加害も当然含まれるという部分がございますが、また一方では、それが原爆の正当化とか、容認論になってはいけないというご意見もたくさんいただいておりまして、戦争という大きな時代の潮流を理解するということを前提に国際的なつながり、世界史的な中でそういった理解ができるように展示を工夫することで、そういったことにつながらないようにと、そういった配慮をしながらバランスを取りながら今後も検討を進めていきたいと考えております。

映画「オッペンハイマー」について

記者(長崎新聞)
 原爆を開発したオッペンハイマー氏に関する映画、「オッペンハイマー」がノーベル賞で7冠を達成して、あしたから長崎でも上映されることになりますけれども、市長はこの映画は見られましたでしょうか、また見られたならご感想とかをいただければと思います。

鈴木市長
 私は残念ながらまだ見ておりませんので、公開されてから映画館で見ようと思っております。

記者(長崎新聞)
 分かりました。特に何か今既に上映会とか試写会とかもあって、市民の方も見られたりとかいろいろな意見もありますけれども、市長としては現時点でまだ見られていないということなのですけれども、この映画に関して何かお考えとかがあれば教えていただければと思います。

鈴木市長
 ちょっと見てみないと分からない部分もありますけれども、前評判といたしましては、やはり原爆の開発者であるオッペンハイマーが開発して、それが実際に戦争に使われた、それに関する開発者としての苦悩ですね。これがまたかえって平和に関する我々の思いに通ずるところがあるのではないかなというふうに思っております。そういった違った見方での原爆について、改めて平和の尊さを感じられるような、そういう映画であることを期待しております。これはまたぜひ見てから、私としても受け止めていきたいというふうに思っております。

新たな文化施設について2

記者(NHK)
 旧市役所跡地の活用のことでお聞きしたいのですけれども、そこに建てる施設は文化施設の機能に限らず柔軟にというお話だったと思うのですが、文化施設機能以外の機能がどういったものになるのかということをお聞きしたく思います。現時点での市長のお考えですとか、あとどういったものにしたいかという市長のお考えと、あと今後民間の事業者から話を聞く中でどういったところから話を聞くことを想定されているのか、もし既に聞いていたらどういうところなのかというのをお聞きしたいです。

鈴木市長
 新たな文化施設に関して、実際に文化施設以外の機能ということでどういう機能があるのかということ、これは今後まずサウンディング調査ということで、サウンディング型市場調査を民間事業者との間で行っていくという中で、民間事業者からいろいろな意見でありますとか提案を聞く中で、どういうものが実際にあり得るのかということが見えてくるのかなというふうに思っております。必要な点としては、やはりいかにそれがさらなるにぎわい創出につながっていくかということですね。先ほど申し上げましたとおり、駅前地区などとまちなか等を結ぶ動線上にありますので、そこでどういう施設、どういう機能をつくっていけばにぎわい創出に寄与できるのか、そういう観点から考えていくということになろうかと思います。その具体的なものについては、ぜひ民間事業者の皆さんからいろいろなご提案をいただければと思います。
 そういったこれに関する民間事業者というのは、そういう建設関係のところ、建設会社なのかコンサルティングなのか、そういったところからのご提案をまた聞きながらということになろうかと思います。

お問い合わせ先

企画政策部 広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(8階)

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