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市長記者会見(定例)【2023年1月23日】

更新日:2023年1月23日 ページID:039828

市長記者会見(定例)

1.日時

令和5年1月23日(月曜日) 午後3時00分~午後3時46分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら(新しいウィンドウで開きます)。

2.市長発表

議案及び予算案についての市長発表

1月市議会臨時会の議案について

市長発表

よかまち見回りサポーターについて
SNSピリカと連携したごみ拾い「見える化」ページの開設について
新型コロナウイルス感染症について

議案及び予算案についての質疑応答

市長発表への質疑応答

その他の質疑応答

3.会見録

議案及び予算案についての市長発表

田上市長
 はい、本日もお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。1月市議会臨時会を1月26日に召集する旨、本日1月23日に告示をいたしましたので、まずご報告をさせていただきたいと思います。
 今回の議会に提案する議案は、予算が2件、報告が2件の合計4件となっています。付議に資する事件、議案の説明の前に臨時会の招集についてご説明をしたいと思います。
 今回の臨時会は、国の二次補正予算に伴う防災・減災また国土強靭化の推進、あるいは原油価格・物価高騰等による市民生活への影響を緩和するための支援など、特に緊急に対策を講じる必要のある補正予算を提案するために招集させていただくこととしたものです。
 それでは、令和5年1月市議会臨時会に提案する議案のうち主な内容をご説明したいと思います。資料2ページの「令和4年度各会計別予算額調」という資料をご覧ください。この補正予算については、一般会計及び企業会計が1会計、一般会計と企業会計1会計の合計2会計となっています。一般会計が、9億2,749万9,000円の増額補正、企業会計が、2億8,968万8,000円の増額補正、あわせて全会計の合計が、12億1,718万7,000円の増額補正となっています。
 次に、資料3ページの「令和4年度1月補正予算について」というページをご覧ください。上段に、今回の補正予算を内容ごとに分類した一覧表を掲載しています。さらに下段に補正予算の内容について説明がしてあります。
 まず、「1 原油価格・物価高騰対策に係るもの」として、医療機関電気料高騰緊急支援事業費など、2億8,475万円を計上しています。
 次に、「2 内示に係るもの」として、水産事業費負担金など、これも漁港の関係になりますけども、4億5,310万8,000円を計上しています。3つ目の「3 施策の推進に係るもの」として、民間保育所等施設型給付費など、1億8,964万1,000円を計上しています。
 次に資料4ページをご覧ください。
 続きまして、繰越明許費につきましては、先ほど申し上げました「水産業負担金」など14件を計上しています。企業会計の補正予算につきましては、下水道事業会計において、「公共下水道建設事業費」を計上するなど、1つの企業会計において補正予算を計上しています。
 それでは今回の補正予算に計上しています主な事業について、その概要をご説明します。
 最初に、予算の枠組みについてご説明します。こちらの画面も参考にご覧いただければと思います。これは、今回の1月臨時議会以降の予算計上のタイミングの考え方を示したものです。令和5年度当初予算は、今年の4月が市長及び市議会議員の改選期に当たりますので、これまで取り組んできた継続事業を中心とした骨格予算の考え方を基本とします。その後、令和5年度補正予算において、肉付け予算として取組みを拡充していくこととしています。これに加えまして、現在、コロナ禍における原油価格・物価高騰による市民生活への影響が続いています中で、国の第2次補正予算に伴う防災・減災、国土強靭化の推進や、市民生活の負担軽減のための事業を速やかに実施していく必要があります。その意味で令和5年度当初予算を待たずに、まず、今回の1月臨時議会において、早急に対応する必要があるものを予算計上させていくのが今回の補正予算ということになります。その後、令和5年度当初予算や補正予算において段階的に予算を計上し、順次、取組みを拡充していくこととしており、これらを合わせて15か月予算として令和5年度の取組みを実施していくこととしています。
 まず、原油価格・物価高騰対策のうち、生活者・事業者支援として「公共交通利用促進事業費」、2億7,510万円を計上しています。これは、原油価格・物価等の高騰による市民生活の負担軽減を図るとともに、公共交通利用者の新たな需要の掘り起こしと昼間の利用喚起を図るため、バス・路面電車事業者が行う運賃無料デーと昼間定期券の割引を支援するものです。
 1つ目は、バス・路面電車無料デー実施費補助金として、長崎市内を運航する路線を対象にしまして、運賃無料デーを実施する経費の相当額を支援するもので、令和5年度の日祝日、日曜日と祝日のうち8日間の実施を予定しています。
 2つ目は、バス・路面電車昼間定期券販売費補助金として、昼間の定期券を低価格で販売できるよう割引額を支援するもので、3,500円を上限に、通常販売額の2分の1を補助するものです。販売期間は、令和5年度中の3か月間を予定しています。
 次に、生活者支援としまして「長崎商業高等学校のPTAが負担するエアコンに係る経費の支援」、284万円を計上しています。これは、物価高騰の影響を受ける子育て世帯の負担を軽減するため、長崎商業高等学校のPTAが負担するエアコンに係る経費の全額を補助するものです。現在、エアコンリース料、保守点検費用、修繕料及びエアコン電気代をPTAが負担する形となっており、その負担額は生徒1人当たり4,000円となっており生徒710人分を補助するものです。
 次に、「国の第二次補正予算に伴う事業の前倒し実施」のため、7億4,279万6,000円を計上しています。これは、国の第二次補正予算に伴う交付金等を活用して、令和5年度に実施予定の国庫補助事業等について前倒しして実施することで、防災・減災や国土強靭化の推進を図ろうとするものです。内訳は、県施行の漁港岸壁改良等に係る県への負担金など、漁港関係で8,877万5,000円、市道における電線類の地中化など、道路関係で1億2,142万5,000円、通学路の安全対策工事の実施に関する測量設計の交通安全関係で3,020万円、河川の改修などに関する県への負担金など河川、海岸、港湾関係で1億6,730万円、長寿命化計画に基づく都市公園の老朽化施設の改築など公園関係で、2,820万円、片淵四丁目地区の調査の実施など、地籍調査で1,720万8,000円、中部茂里町流量調整池の改修など下水道関係で2億8,968万8,000円となっています。
 そのほかの補正予算の内容につきましては、お手元の資料5ページから6ページに事業の主な内容などを掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。また、そのほかの議案については、お手元の資料をご参照いただきたいと思います。
 私からの説明は以上です。

議案及び予算案についての質疑応答

公共交通利用促進事業費について

記者(NBC)
 公共交通利用促進事業費に関してなんですけれども、これは長崎市内で運行する全てのバスと全ての電車の路線の全部が対象なのかということと、それから昼間の定期券というのは具体的には昼間というのは大体、どれぐらいからどれぐらいまでの時間帯を指すのかということと、この割引額というのはあらかじめ定期券を購入する際に例えば、引かれて購入になるのか、また何か別途申請等が必要なのかということについて教えていただけますでしょうか。

田上市長
 はい、最初の質問のバス、路面電車無料デーですけれども、これは長崎市内を運行する路線全てということになります。そのほかの分は担当課より詳しくご説明をしたいと思います。

公共交通対策室長
 昼間の時間帯というのは、おおむね10時から16時を想定していますけども、最終的にはバス事業者さんのほうと話し合って、何時の時間帯にするかというのを決めるというふうな形になります。
 以上です。

記者(NBC)
 割引額については、どんなふうな、何か申請等が必要なのか、それともご利用のときに差し引かれるのかという点は。

公共交通対策室長
 割引ですけれども、定期券を買う際に一度窓口に行く必要がございます。そのときに長崎市民であるということを確認させていただきまして販売をする、というふうな形になります。
 割引額のほうは、現在長崎バスさんのほうが同様の昼間の定期券を販売しているんですけど、そちらのほうは7,000円で今販売をされていまして、それの半額で販売できるように考えています。それと県営バスさんと長崎電機自動車さんのほうはこれと同類といいますか、同種の定期券の発行を前提にインセンティブといいますか、補助金があるので一度売ってみるというふうな形での取組みになるのかなと思っています。その際も販売額を幾らにされるかというのはバス事業者さんのほうで最終的に決めないといけないんですけれども、仮に6,000円で売ると半額になりますから3,000円を補助するというような形で市民の皆さんには3,000円で販売するというふうなイメージといいますか、そういう形で考えています。
 以上です。

記者(NBC)
 その場で差し引かれた額をお支払いして購入するということですね。

公共交通対策室長
 はい、その場で購入して、ほかの申請は一切要らず、もうそのときに3,000円なり、3,500円とか、そういった半額の販売額でお売りするというふうな形になります。

記者(長崎新聞)
 今の公共交通の件なんですけれども、今回、昼間に限定というふうにしている目的というか理由と、あと想定としてはここでどれぐらいの人数が補助金、定期券のほうが購入ができるというふうに思ってらっしゃるのかというところと、あと市長のほうで、今回こういった事務をやる意義についてコメントいただければと思います。

田上市長
 公共交通の活用をどういうふうに活発にしていくかというのは、交通渋滞とかの面だけではなくて、その公共交通事業者、皆さんの事業者全体の採算がきっちり取れるようにしていくという意味でも非常に重要ですし、それからコロナの中では、通勤時間帯の混雑を緩和するという意味もあります。そういう意味では通勤時間帯だけにお客様が集中するのではなくて、できるだけ一日の間で平準化していくというのは公共交通の在り方として、目指すべき方向だと思っています。その中で、今回こういう昼間だけ使える定期券等の利用を促進していくことで昼間に使う、そういう生活様式といいますか、行動パターンといったものを広めていく契機にこれがなればというふうに思っています。

公共交通対策室長
 すみません、先ほどのご案内で一つ間違いがございまして、昼間の時間帯というのは10時から17時です。申し訳ありませんでした。訂正しておわびいたします。申し訳ありません。定額定期のほうの販売予定枚数は、1か月当たり1万3,000枚を予定しています。これを3か月実施いたします。
 以上です。

市長発表

よかまち見回りサポーターについて

田上市長
 それでは、私のほうから3点、お知らせをさせていただきます。
 1点目は、「よかまち見回りサポーター」についてです。長崎市内は警察や防犯協会などの各関係機関、団体の皆さんのおかげもあり、また市民の皆さんのご協力もあって、全国的に見ても犯罪が少ない地域、少ないまちとなっています。
 しかしながら、令和2年に912件まで減少した刑法犯認知件数が、令和3年には微増し、946件となっていること、さらには子供や女性に対する不適切な言動、いわゆる「声掛け事案」が年間約340件発生しており、引き続き安全・安心なまちづくりに取り組んでいく必要があると考えています。地域における自主防犯活動は、これまでも青色回転灯防犯パトロールですとか、子供を守るネットワークなどの組織的な活動を中心に行ってきていただいていますが、今回、これに加えまして、この「よかまち見回りサポーター」を県内初の事業としてスタートすることで、新たな担い手による自主防犯活動を推進し、より一層、地域での犯罪の抑止及び防止あるいは防犯意識の向上を図って安全・安心に暮らせるよかまちの実現につなげようというものです。
 具体的には、市民の方に「よかまち見回りサポーター」にお申込みをいただいて、長崎市でサポーターとして登録した後に防犯アイテム、こちらになりますけども、このLEDのアームバンドを長崎市から交付させていただきますので、この防犯アイテムを手につけて、例えば、ジョギングや買い物、また通勤・通学ですとか犬の散歩など、屋外で活動をしながらご自身のペースで好きな時間・場所で、防犯パトロールを行っていただき、事件、事故や何か異常を発見された場合は、まず自らの安全を確保した上で110番通報を行っていただこうという仕組みです。決して、事件の解決ですとか、積極的な不審者等の発見までをお願いするという内容のものではありません。
 今回、防犯アイテムの作成に当たりましては、皆さんになじみのある「ヴィヴィくん」と「ルカくん」を使用しています。この中にちょっと絵が描いてあるんですけど、こちらですね。日頃から地域密着活動をしていただいています、V・ファーレン長崎、長崎ヴェルカの皆さんに対し深く感謝をしたいと思っています。
 そしてまた、見回りサポーターの「サポーター」というネーミングにもありますように、皆さんで暮らしやすい町をつくるために、今日から長崎市のホームページや郵送でサポーターの登録受付を開始したいと思います。ぜひ、多くの皆さん、毎朝ジョギングをされたり、散歩をされたりされている皆さんからのお申込みをお願いしたいと思います。

SNSピリカと連携したごみ拾い「見える化」ページの開設について

田上市長
 
2点目は、SNSピリカと連携したごみ拾い「見える化」ページの開設についてです。長崎市では、本日1月23日からごみ拾いSNS「ピリカ」と連携して、ごみ拾い「見える化」ページ「みんなできれいながさき」を開設しました。このごみ拾いSNS「ピリカ」というのは、ごみを拾って、拾ったごみを撮影して投稿するという、ごみ拾い専用のアプリケーションで世界中で使用されています。また、投稿されたごみ拾い活動に「ありがとう」を送ったり、投稿に「コメント」をすることで交流することができるようになっています。
 今回導入したごみ拾い「見える化」ページは、SNSピリカに投稿された長崎市内のごみ拾い活動を集約して、WEBページ上にその投稿や延べ参加人数、拾われたごみの数などをリアルタイムで表示するもので、「ピリカ」をインストールしていなくても閲覧することができるようにしています
 多くの方が、この「見える化」ページを閲覧し、環境美化活動への関心が高まることによって、ごみ拾い活動を行っていない方にも「ピリカ」をインストールしてもらい、ごみ拾い活動を投稿してみようかなというふうに思っていただいたり、また、実際に長崎に行って、そういったごみ拾い活動をしている方の投稿に「ありがとう」や「コメント」を送るなどして活用していただきたいと考えています。
 ごみ拾い活動の投稿者が「ありがとう」や「コメント」を受け取ることで、活動へのモチベーションが高まったり、投稿者同士が「コメント」を送り合って交流したりすることによって連携した新たな活動が生まれたりすることもあるかと思います。そういった中で、長崎のまちの環境美化活動の輪が広がっていくことを目指している新しい事業ということになります。ぜひ皆さんに活用いただければと思います。

新型コロナウイルス感染症について

田上市長
 そしてもう1つ、3点目ですが「新型コロナウイルス感染症」についてです。この件は、去る1月18日にも動画でお願いした内容と重なりますが、改めてお伝えをさせていただきたいと思います。1月17日に、長崎県で「長崎県医療逼迫警報」が発令されました。この警報は現在も発令中であり、コロナ患者の対応などによって医療の現場は厳しい状況が続いています。
 はじめに、長崎医療圏におけるコロナ入院患者の現状です。こちらの表は第7波と第8波を比較したものです。表の一番右になりますが、コロナ入院患者数は、第7波のピークが427人であったのに対して、1月16日には511人となり、第7波のピークを越えました。1月22日には298人と、その後、減少傾向になってきていますが、表の赤枠部分ですがコロナ専用に確保している病床ですね。こちらがコロナ専用病床、コロナ専用病床以外でして、こちらがコロナ受入れ医療機以外の数ということになりますが、コロナ専用に確保している病床以外もいまだ多くのコロナ患者の皆さんが入院されていることが分かるかと思います。これによって一般医療への影響も続いており、加えてインフルエンザも同時流行をしていることから、予断を許さない状況となっています。
 こちらの表は、長崎市消防局管内での救急患者の搬送先がすぐに見つからない、いわゆる救急搬送困難事案の件数を比較したものになります。先月と今月の第1週を比較すると、約3倍に増えていることが分かるかと思います。ピーク時には即時対応できる救急車がないという時間帯も発生をしています。直近の1週間では、これも減っていっている状況にはありますが、それでも20件を超えているという状況で、本来生じないようにしなければならない救急搬送困難事案が発生しているということで厳しい状況が続いています。
 こういった状況から、新規陽性者数は減少傾向にあるものの、医療機関の逼迫は続いているということ、そのことによって長崎医療圏の医療提供体制は、予断を許さない状況が続いているということをぜひ、市民の皆さんにもご理解いただきたいと思います。
 医療現場では、逼迫した中でのコロナ対応や救急の受入れ、加えてインフルエンザも増加していることなどによって厳しい状況が続いており、医療従事者の皆さんの心身の疲労が深刻になってきています。離職される方もおられます。それによって現場の状況がさらに厳しくなっていく、という負の連鎖も発生しています。現場からは、スタッフの疲労が限界にある中で、患者やそのご家族から病院の状況をご理解いただけない場合があり、説明してもなかなかご理解いただけないという現場の状況などもあって精神的にも厳しいといったような悲痛な声も聞かれています。
 このような中にあっても、懸命に市民の命を守っていただいている医療従事者の皆さんに深く感謝申し上げますとともに、市民の皆さんには、現在、医療が置かれている現状についてご理解いただきたいと思っています。
 このような厳しい状況を踏まえた上で、皆様に改めてお願いをさせていただきます。まず、積極的なワクチン接種にご協力をください。また、発熱に備えて「コロナ抗原検査キット」と「解熱鎮痛剤」をご準備ください。発熱などの症状があるときは、症状をよく見た上で、ご自身での検査、また自宅療養等の対応にご協力をいただきたいと思います。また自宅療養の過ごし方については長崎市のホームページに掲載されていますので、ご確認いただければと思います。重い症状以外の方で、医療機関の受診が必要だという場合は、できる限り平日の診療時間内の受診をお願いしたいと思います。なお、発熱などの症状が出た場合の対応については、こちらの「フロー図」を参考にしていただければと思います。また、発熱した場合に備えて、かかりつけ医や相談窓口の電話番号もあらかじめご確認をお願いします。長崎の医療を守り、真に医療が必要な方を守るために市民の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
 最後に、昨日1月22日から3年ぶりに開催されている「2023長崎ランタンフェスティバル」について、イベントの開催と新型コロナウイルス感染症の拡大防止を両立させるために衛生管理や出演者等の体調管理などの基本的な対策のほかに実施している主なコロナ対策についてご説明をいたします。
 1点目に、密を避けるために今回はステージは設置しません。龍踊りなどのステージイベントは、ランタンフェスティバルの魅力の1つで楽しくてつい長居して観覧者が密になってしまうという状況を生じさせますので、今年はイベント用のステージは設置せず、会場のスペースで混雑などの状況を見ながら行うことにしています。
 2点目に、飲食用のイートスペースを設けます。肉まんや角煮まんなど、ランタン会場でのグルメは楽しみの1つですが、どうしても飲食時は、マスクを外してしまいます。そこで飲食用のイートスペースを設けますので、こちらを利用して食べ歩きなどは控えていただくようにお願いします。
 市民の皆様には、感染症対策にご理解・ご協力をいただきながら、またおいでになる皆さんにもご協力を呼びかけながらランタンフェスティバルを楽しんでいただきたいと考えています。私からは以上です。

市長発表への質疑応答

新型コロナウイルス感染症について

記者(NBC通信)
 質問というわけではないんですけど、今出ましたランタンフェスティバルに関して、市民の方にどれぐらいのところに気をつけながら3年振りのフェスティバルを楽しんでほしいかというのを一言、お願いします。

田上市長
 はい、今回のランタンフェスティバル、少し、特に主要会場などに行くといつもと様子が違った感じになっていると思いますけれども、密集しないような形での設定になっていますので、ぜひ回遊しながらランタンそのものをぜひ、ゆっくり楽しんでいただければというふうに思います。
 また、イートスペースなども設けたりしておりますので、その場所、場所に応じた楽しみ方、私も昨日、会場を回遊しましたけれどもオブジェの置き方などもいつも見られないような置き方が非常に魅力的だなというふうに思いましたし、またイートスペースなどでも皆さん、よくコロナ対策をご理解いただいて使っていただいていましたので、ぜひ、訪れた皆さんと一緒にランタンフェスティバルを楽しんでいただければと思います。

記者(NCC)
 先週の20日ですね。岸田首相が新型コロナの感染症法上の位置づけを現在の2類から5類に変えるということに関しての市長の受け止めをお伺いします。

田上市長
 新型コロナへの対応は、発生のときからずっと状況を見ながら対応を変えてきているという基本的な流れがあります。その中で、昨年からはWithコロナの形になって、少しいろんな行事やイベント等もできるだけ開催しながら感染防止と両立させていくという形になっていますが、今回、5類にという動きはまたもう一つ進化した形になります。そういう意味では、その進み方をあまり急激な形ではなくて、ぜひ、段階をとりながら。一気に5類に変わってインフルエンザと全く同じになるという形ではなくて、少し段階的な移行をぜひ工夫していただければというふうに思いますし。
 また、私たち、一般市民のほうもそういう意味では急に感染防止からインフルエンザと同じような感覚になるのではなくて、やはり注意しながら少しずつ新しい形になじんでいくということを気にかけることも大事だと思います。何よりも医療提供体制ですとか介護施設等での体制というのがやはり患者さんが発症、一定すると思われますのでそういった体制を急激に緩めないことも必要になってくると思いますので、ぜひ、そういう段階をとった形での移行を工夫していただければと思っています。

記者(NCC)
 それについては、一定評価するということでいいんでしょうか。

田上市長
 そうですね。そういった時期に来ているというのは専門家の皆さんもそういったご意見ですけども、社会全体としてもそういった移行する段階に来ているのではないかというふうに思っています。

その他の質疑応答

被爆体験者の救済について

記者(NBC)
 幹事社から4点ありまして、まず1点は被爆体験者の救済についてなんですけれども、任期中に救済の道筋をという声も上がっている中で今後の対応について、お考えをお聞かせください。

田上市長
 はい。先日被爆体験者の皆さんとお会いして、お話をさせていただきましたが、これまでの裁判を根拠にしている国の考え方に対して、それを前提とした上で専門家の皆さんに集まっていただいて、県専門家会議の報告書が作られました。それに対して、国から現時点での回答があったわけですけれども、寄り添った姿勢を示された回答ではなかったというふうに受け止めていますし、そのことについては遺憾に思っています。
 そういう中で、ただそれによって市の姿勢が変わるということではありませんので、引き続き広島と同等の対応を取っていただくように県とも連携しながら、国と協議を進めていきたいというふうに思っています。これについては、国としては基本的に裁判の行方を見ながらといったような考えをこれまでも示されてきていますけれども、そういう中でも市、県の考え方についてしっかりと伝えていくことが必要だと思いますし、対話を重ねながらその国の考え方を動かしていく必要があるというふうに思っていますので、今後もしっかりと協議を重ねていきたいというふうに思っています。

バイデン大統領の長崎訪問について

記者(NBC)
 バイデン大統領の長崎訪問に関してなんですけれども、日本政府が反撃能力の保有を決定したりですとか、防衛力の増強、日米連携の強化を打ち出すという中で、改めて長崎訪問を求める意義というものをお聞かせいただけますか。

田上市長
 安全保障環境が悪化していくという、世界の安全保障環境が悪化していくという中で、様々な動きが世界で出ているわけですけれども、その一つとして日米防衛力強化の動きも出ているというふうに考えています。
 そういう一方で、ウクライナの情勢の中で核による威嚇が繰り返されてきた。これはあってはならないことだと考えています。そして、具体的にまさに核兵器が使われるかもしれないという危機に直面しているという、そういう状況に今あるというふうに認識をしています。そういう意味では、状況が厳しくなっている状況、局面だからこそ広島サミットの機会を使って、核兵器を使用してはならないというメッセージを発することが重要であるというふうに思っています。広島サミット自体が核保有国参加国を含む主要国が集まるという機会ですので、それも広島に集まるという機会ですので、そこで核軍縮について、あるいは核兵器の使用等について議論がされることは大変重要だというふうに思っています。そして、その核軍縮をリードすべきアメリカの現職の大統領が広島のサミットの前後にもう一つの被爆地である長崎を訪れる、そして、ここを最後の被爆地にしようというメッセージを発信することは今後の核兵器の在り方、核兵器に対する対応の在り方を核軍縮の方向に進めていく大きな契機になるというふうに思っています。そういう意味では、こういうときだからこそ長崎に来て、そして3つ目の戦争被爆地をつくってはならないんだということを核超大国であるアメリカの現職大統領のメッセージとして発信をしていただきたいというふうに思っています。

保育料の負担軽減について

記者(NBC)
 次は、東京都や福岡市が所得の制限なしで第2子の保育料を免除という検討をされております。方針を打ち出していますけれども、長崎市としては今後どういった形で保育料のお考えがあるかどうかというのを教えてください。

田上市長
 こども・子育ての支援については、これまでもいろんな政策を組み合わせる形で取り組んできています。保育料の上限額についても国が定めているものよりも低い保育料を設定したりですとか、また、たくさん子供さんがいらっしゃる多子世帯の負担軽減の対象になる世帯の所得税額を緩和するといった、いろんな取組みをしていきているわけですけれども、その中で、今そういう新しい動きが少し出てきているという状況だと思います。
 これは非常に大きな財源を伴いますので、そういうほかの子育て施策等も関連をしてきますので、簡単にどこでも同じようにやりましょうという形にはならないというふうに思っています。それぞれの自治体の状況に合わせて何を優先すべきかといった形で子育て施策は組み立てられていくというふうに思っています。
 一方で、こういった形で1つの国の中で自治体の財政状況であったり、財政構造であったり、そういったものによって子育て施策が大きく違ってくるということはどうなのかということもあります。やはり今、国のほうでもこども家庭庁の設置に向けて準備が進んでいますけれども、本来は国全体でどこに住んでも同じような形の子育て支援が受けられる。基本的には、制度としてはそういうふうにあるべきだというふうに思っていますので、これは全国市長会などでも常に求め続けていることですけれども、ぜひ、そういった形をつくっていただきたい。それが日本の未来を描くことになっていくというふうに思っています。

市庁舎開庁後の課題について

記者(NBC)
 新庁舎についてなんですが、開庁から3週間ほどたちますけれども、どういった課題だったり、エレベーターが来るのが遅いなと思っているんですけど。そのあたりの何か課題があれば教えてください。

田上市長
 そうですね。1月4日に開庁して、その時点で一番心配していたのは窓口、それからコンピューターのシステムですね。トラブルなく動いてくれるかどうか、様々なシステムが窓口につながって動いていますのでそこが一番心配といいますか、別に不安要素があったという意味ではなくて、しっかり動いてくれるかどうかということは注目していたわけですけれども、おかげさまで順調に動いてトラブルなく動きましたので、そのことについては非常にほっとしています。
 そういった中で、先ほどお話のあったエレベーターの部分はやはり課題だというふうに思っています。特に出勤時間帯には少し行列ができたりとかするような状況もあって、そのこと自体は非常に職員の仕事のしやすさもそうですけど、市民の皆さんが同じ時間帯で来られた場合もやはり同じような状況になってしまいますので、これは課題だと思っています。
 当初、1台の一番効率よくその階に来る、ボタンを押したときにその階に来るエレベーターだけが動く。同じ階に複数のエレベーターが来ることはなくて、一番効率のいいエレベーターが来るという仕組みになっているので、そういう意味では、1階にも1台しか来ないという状況が生じる形になっていましたので、出勤時間帯は1階だけはそういったものが何台か来るという形にしていたんですけども、やはりまだそれでもうまくいかなくて、今複数を同時に動かすような形になって少し改善はされてきていますけれども、まだ、ただ1月中に、来週の土日も引っ越しがあって、まだ全員そろってない状況ですので。これについては職員にもいろいろな使い方についても呼びかけをして、例えば、低層階の5階ですとか、そういったところはエスカレーターを使って、ある程度上れますので、4階ですとか5階ですとかはそういった動きをしてもらうようにお願いしたり呼びかけをしています。これについてはさらに、そういう機械的な面ではなくて使い方といいますか、時間帯を少しずらしたりですとか、そういったことも含めた混雑にならないような形はさらに工夫していく必要があると思っています。
 そのほかには、今のところ大きなトラブルですとか、大きな問題点になっているということは出ていませんけれども、今の時点で小さい部分では多分、庁内でいろいろ出ていると思うんですね。ですから全部そろった時点でまたそういうのを各部局でもチェックをしてもらって、そしてそれをなるべく早く改善していくという形にしていきたいと思ってます。
 それからもう1つは、逆にいい使い方、各フロアの真ん中にコラボレーションスペースがあって、おいでになった皆さんと協議をしたりですとか、窓際にもいろいろ内部の協議をするようなスペース等も今回増やしていますので、そういったスペースの上手な使い方ですとか、そういうプラスの面も逆に広げていい使い方が全庁的にできるように、レベルアップできるようにしていきたいというふうに思っています。

お問い合わせ先

企画政策部 広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(8階)

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