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市長記者会見(定例)【2022年10月27日】

更新日:2022年11月1日 ページID:039489

市長記者会見(定例)

1.日時

令和4年10月27日(木曜日) 午後1時00分~午後1時35分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら(新しいウィンドウで開きます)。

2.市長発表

市長発表

「あぐりドーム」開館・あぐりの丘リニューアルオープンについて
令和4年度 小学生による「まちづくり」アイデアコンテスト発表会について

その他の質疑応答

3.会見録

市長発表

「あぐりドーム」開館・あぐりの丘リニューアルオープンについて

田上市長
 1点目は、「あぐりドーム開館・あぐりの丘リニューアルオープン」についてです。明日あぐりドームが開館し、あぐりの丘がリニューアルオープンします。明日午前11時から、あぐりドーム前で記念式典を開催した後、天気を気にせずに遊ぶことができる屋内の子供の遊び場「あぐりドーム」が正午に開館します。感染症対策のため、当面の間は事前予約制とし、1回90分、1日4回の完全入替制で運営をスタートします。予約はインターネットなどで行っていますので、詳しくは市のホームページなどをご覧いただければと思います。
 このあぐりドームには、屋内でも思いっきり体を動かして遊ぶことができる遊具がたくさんあります。いくつかその中からご紹介をしたいと思います。
 これは、九州最大級の直径14メートルの大型ネット遊具で、大きなハンモックのような形をしています。この大きな網が2層になっていまして、揺れ動く網の上を飛んだり跳ねたり、縦の網のトンネルをくぐって、ネットエレベーターで上の層に移動したり、横の網のトンネルを移動したり、体全体を使って遊べる遊具です。
 それから、「ふわふわドーム」、これも人気の遊具になると思いますけども、大小2つの山があるトランポリンです。このトランポリンの上で跳んだり跳ねたりすることができます。そして周囲にはクッションがありますので、安心して遊ぶことができ、思ったよりも弾むのでなかなか体力を使う遊具だと思います。
 「クライミングウォール」は、高さが6.5メートルある壁で、5歳以上のお子さんが対象の遊具になります。ハーネスとヘルメットを着用して、オートビレイという落下防止の道具にこのハーネスをつなげて、安全に登ります。手足をかけるところが固いので、室内履きを持参していただく必要があります。
 もう一つの「ボルダリングウォール」は、高さ3.5メートルの壁で、小さなお子さんでも挑戦ができます。「クライミングウォール」も「ボルダリングウォール」も自由に登っても楽しいのですが、グリップの色で難易度別のコースが設定されていますので、コースに従って登って、はじめは登れなかったコースに次に来たときには登れるようになろうというような楽しみ方がある設定になっています。
 ユニバーサルデザインの椅子型のブランコや滑り台などがある複合遊具は、いろいろな子供さんが楽しめることになると思います。
 また、小さいお子さんには、木のぬくもりを感じながら遊べる遊具も設置しています。ボールプールでは、小さなお子さんがいろいろな形のヒノキのボールを触ったり、転がしたり並べたり、それからその形の穴の中に入れて遊んだりすることができます。ちょうど歩き始めたばかりの小さなお子さんのために、木のおもちゃも用意をしています。
 人工芝がある中庭には、ベビーカーや車椅子でも出入りできるよう、スロープを用意しています。天気がいい日には、ここでハイハイしたり転げ回ったりして遊んでもいいかと思います。
 施設の中には、画面にあるようにベビーカー置き場であったり、授乳室、それから畳のスペースや多目的トイレも完備していますので、子育て家庭の皆さんも安心して利用できるようにしています。
 あぐりの丘は、これまでどおり屋外の遊び場で遊んだり、動物との触れ合いを楽しむことができます。これはあぐりドームの外ということですね。9月には双子の赤ちゃんが生まれたヤギや、羊へのえさやり体験も引き続き行うことにしています。また、今はコスモスの時期ですけども、四季折々の花を楽しんだり、天気がいい日には伊王島大橋が見える眺望のよさや、水平線に沈む夕日など、これまでどおり豊かな自然を楽しむことができるようになっています。
 このあぐりの丘は、10月28日からは指定管理者制度を導入します。指定管理者でありますグロウスピア共同事業体によって、今後は次々と新しい取組みが行われることになっており、土日祝日はゴーカートが復活をします。それから子供向けのコインカーや、園内を移動するカートの運行なども予定されています。
 ハンモックやバドミントンなどの遊具の有料貸出しや、11月にはクラシックカーが集まるイベントだったり、マルシェなどのイベントの開催もします。また、キッチンカーによって食べ物や飲み物の提供も行うことにしています。これまであぐりの丘では、食べるものがないというご意見も多かったということを踏まえて、軽食を提供するためのカフェも運営する予定になっています。
 今後ともどんどんパワーアップするあぐりの丘に、多くの皆さんにお越しいただきたいと思います。

令和4年度 小学生による「まちづくり」アイデアコンテスト発表会について

田上市長

 2点目は、令和4年度小学生による「まちづくり」アイデアコンテスト発表会についてです。この小学生によるまちづくりアイデアコンテストは、これから長崎のまちづくりを担ってくれる子供たちに、自分たちもまちづくりの主役だという意識を持ってもらい、長崎の輝く未来づくりにつなげていこうということで、平成28年から開催をしています。今回で7回目ということになります。
 開催日時は、11月5日土曜日の午後2時30分から4時45分までとなっています。参加者は長崎市内の全ての小学校5・6年生から133人を選抜し、さらにその中から優秀賞に選ばれた20人がこの日参加をしてくれます。発表会では私を含む委員に向けて優秀賞受賞者20名が長崎のまちづくりにつながるプレゼンテーションを行ってくれます。発表会の見どころとして、個性豊かなアイデアとプレゼンテーションがあります。子供たちは9つのジャンルに沿ってバラエティーあふれる様々なアイデアを発表してくれます。また、プレゼンテーションの方法も個性豊かで、写真を使ったり、模造紙を使ったり、またパワーポイントなどのスライドショーを使ったり、それから伝統芸能に関わるプレゼンテーションのためにその衣装を着て発表したりする子供さんも毎年います。今年は1人1台配付されたパソコンで培ったICTの技術を使ってグーグルスライドによるプレゼンテーションも初めて行うことになっています。
 これまで行ったコンテストの中では、実現したアイデアもいくつも出ています。令和2年度に優秀賞に選ばれたアイデアの1つ、平和のバスがありますが、これは翌年、令和3年の8月から11月にかけて、夢と平和への思いを乗せて、長崎市内を実際に走りました。
 それから同じく、令和2年度に優秀賞に選ばれた長崎の坂道ロードレース、長崎市出身の漫画家であります渡辺航先生の大人気漫画「弱虫ペダル」とコラボして、市内27か所にデザインマンホールを設置し、昨年の11月には、民間主催の「第9回ツール・ド・ちゃんぽんin長崎伊王島」と連携した自転車イベントも行われました。このように子供たちのアイデアが実現することで長崎のまちを未来につないでいこうという行事です。
 9月23日には西九州新幹線が開業し、長崎市は100年に一度の大きな変革の時期を迎えています。当日は、こういう進化していく長崎の未来を担っていく20名の優秀賞受賞者の子供たちの夢いっぱいのアイデアを聞いて、「活気あふれる未来の長崎」の姿について大人も一緒に考え、長崎の未来をつくり出すパワーを生み出す節目の1日になることを期待しています。

その他の質疑応答

市長選への出馬について

  記者(毎日新聞)
 来春の市長選への出馬については、先月末に、10月以降というお話をしましたけども、そろそろ落ち着いてきてまた考え始めたりとかはあるのでしょうか。

田上市長
 先日、議会の質問もあって、その際にお話させていただいたように、10月から11月初めあたりまでは非常に日程がタイトになっている状況が続いています。それを越えてから集中してしっかりと自分でもこれまでの歩みを検証して、今後に向けての思いも確認し、家族や後援会の皆さんと相談して決めたいというふうに思っています。時期については、それが11月中か12月に入るのか明確ではありませんけども、確定というかはっきりしているところで言えば、年内にはしっかりとお伝えすることができると思っています。

マイナンバーカードについて

記者(時事通信)
 マイナンバーカードについて1点お尋ねいたします。令和6年秋をめどに現行の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードと一体化するという政府の方針について市長の見解を聞かせていただいてもいいでしょうか。

田上市長
 この健康保険証とマイナンバーカードが一体化するということは、いろいろなメリットがあると思っています。例えば病院にかかったりするときに薬や、特定検診の情報がマイナポータルで閲覧できることになりますし、医療費の自己限度額も分かりますので、高額医療を受けるときの限度額を超える支払いが不要になったり、それからいろいろなこれまでのデータを共有する、診断いただくお医者さんたちと共有することで薬をもらい過ぎたり、処方し過ぎたり、そういったこともなくなってくると思いますし、いろいろなプラスがあるわけですね。引っ越したりしても保険証がきちんと継続できるとか、そういう大きなメリットがあるというふうに思っています。
 一方で、現段階で全ての医療機関、あるいは薬局などがそれに対応しているわけではありませんので、また再交付するときに時間がかかるといった課題があると思っています。そういう意味でメリットは非常に大きいけども、今すぐということになるといくつか越えないといけない課題があるというのが現状だと思いますけども、先日の国からの河野大臣からの発表については、まだ第一報が届いたと、いわばそういう段階でそれがいつするのか、再来年の秋という感じで大ざっぱに示されていますけども、いつ頃なのかとか、あるいは実際にまだカードを持たない方への対応をどうするのかとかといった情報については、まだ国から一切出されていないという状況です。そういう意味では、少し唐突な感じの提案ではあったわけですけども、今後一体化することの意味について、国民目線での丁寧な説明が必要になると思いますし、それから具体的なそこに持っていくまでのプロセス、課題への対応についても自治体であったり、現場が混乱しないように丁寧な対応を求めたいと思います。

核シェルターの整備について

記者(長崎新聞)
 今月岸田首相が衆議院の予算委員会で核攻撃を想定したシェルターの整備について検討するというふうな表明をされましたけれども、岸田首相は現実的な対策として必要性を認識しているようなのですけれども、市長としての受止めを教えていただければと思います。

田上市長
 まず、ロシアのウクライナ侵攻によって、いよいよ核兵器が使われるということを非常に実感を持って想定しなければならない状況が生じているということ、これは決して被爆地だけではなく、世界中の皆さんが感じておられることだと思います。そういう意味ではそういった自体が繰り返されない、また将来起きるかもしれないということを考えると、やはり核兵器を廃絶するしかないということを強く思います。実際にそれから逃れるためにシェルターの整備というのは具体的にどんな形で行われるのか、よく国内全体ということで考えると、特に都市の場合、都市が主ターゲットになる可能性は高いと思うのですけども、都市で具体的にそれがどんなふうに整備されていくのかというイメージはまだ明確に持つことができません。今の段階ではそういうことを具体的に考えないといけないような状況になってしまっているということについて、各国のリーダーの人たちには特にこういった状況にならないようにするということも併せてしっかりと考え、また取り組んでほしい、そのためのリーダーシップを取っていただきたいと思います。

西九州新幹線について

記者(NHK)
 西九州新幹線の開業から1か月がたちました。そのことについての受け止めと、未着工区間について、まだめどが立っていない状況かと思いますが、併せてその点についてもお伺いできればと思います。

田上市長
 先日JR九州から、開業から1か月間の利用者が19万8,000人ということで、コロナ前のかもめの利用者を若干上回ったという発表がありました。市内の観光施設の入場者数も昨年と比べるとやはりかなり増えていますので、数字の上での新幹線効果は出てきていると思っています。
 一方で、そういう直接的な効果だけでなく、東京や大阪の観光関係者、旅行業専門の皆さんとお話をするときには西新幹線のニュースであったり、あるいは長崎関連の情報がかなり出ていると、その効果は決して小さくないという報告も受けています。そういう意味では、長崎においでになった皆さんが増えているというメリットだけではなくて、情報が発信されているという意味でのメリット、効果が非常に大きいのではないかなと思っています。私たちが目指してきたのは開業効果だけではなく、これを定着させていくということ、あるいは拡大していくというのが私たちの目標ですので、これからが重要だと思っています。例えば、今DMOを中心にした新しい長崎、ブランドの取組も行っていますし、G7サミットなどを契機にしたMICE都市としての長崎の発信と、それから経験の蓄積もこれから重要になってきますし、それから会議などで訪れた皆さんをまち全体に回遊していただくまちMICEの動きであったり、あるいはナイトタウンエコノミーなど、新しいメニューの開発であったり、それからも一、二年たつと今度はスタジアムシティですとか、ハイクラスホテルの開業など、いろいろな動きが同時進行で進んでいると、まだ開業効果に今はどうしても目が行くけども、そういう交流都市としての取組というのはまだまだ現在進行形であると捉えています。
 先ほど2つ目にご質問のあった、今後まだつながっていない部分をどういうふうにということですけども、そういう意味でも将来的には必ずフル規格で、やはりつなげていかないとこの効果というのは、本当にまだ暫定的な効果だと、1回目の効果だと思っていますし、つながることで今度はまた次元の違う効果、新幹線効果が出てくるものと思っています。そこにつなげていくためにも、この開業効果をしっかりと出して、そしてやはり新幹線が来ることでメリットが様々あるんだということを多くの皆さんと共有する、実感することが大事だと思いますので、これからまだ引き続き、まだ1か月ちょっとですので、この開業効果が大きくなるように、長崎県とも、あるいは沿線市とも協力しながら努力をしていきたいと思っています。

新型コロナウイルス、新型コロナウイルスワクチンについて

記者(NHK)
 新型コロナで第7波の終息というのは今耳にすることが増えたかとは思うのですが、その一方で第8波について口にされる方もいらっしゃいます。この第8波についてのお考えですとか、あとワクチンの4回目接種について、もし呼びかけなどがあればお願いいたします。

田上市長
 第7波が下げ止まりの状況にある中で、第8波の可能性について専門家の皆さんからもかなり言及があっている状況で、8波が来るということを想定しなければならないという段階にあると思っています。その中で、これまでもそうだったのですけど、波が1つ来るたびにそこで起きたことの中で次の波に備える、改善しておく必要がある、準備しておく必要があるといったことについて、準備をしながら次の波を迎えるといったような形の取組をずっとしてきたわけですけども、今回についても7波の中で、例えば抗原検査キットによる検査を「みなとメディカル」で行ったり、そういった新しい取組みをしています。あるいは発熱外来を臨時に「みなとメディカル」のところに設けたり、そういった試みもしてきていますので、それはその7波に対応するということと同時に8波の準備の意味も持っているのですね。そういう意味ではしっかりとできるだけの対応をして8波に備えたいと思っています。
 それと2つ目の質問に今度はそれがつながってくるのですけど、ぜひ市民の皆さんにはワクチン、5回目の接種も始まっていますので、ぜひ接種をできるだけしていただいて8波に備えるということにご協力いただければというふうに思っています。BA5のワクチンの接種も月末から始まりますし、それから小さいお子さんのワクチンの接種等も始まってきますのでぜひワクチンを接種していただいて、もし専門家の森内先生もおっしゃっていますけど、少しこちらのワクチンがいいのだけど、こちらのワクチンは二、三週間待たないといけないというときには、もう待つよりもぜひ効果がそんなにすごく全然違うということではないので早めに打ってくださいということを言われていますけども、ぜひそういう形で期間が来たら、3か月に短縮されていますので、時期が来たら皆さんにはワクチンを積極的に接種していただければと思います。そのことはまた市民の皆さんにもお願いしていきたいと思っております。

被爆体験者問題について

記者(KTN)
 被爆体験者問題について1点お伺いします。今月長崎地裁が和解協議を進めないという判断がなされました。原告、被告相互の意見が合わなかったからという説明があったのですが、これについての市長の受け止めと、なぜ和解のほうに向かえなかったのかという部分について、言える範囲でお願いします。
 あと、この被爆体験者問題について、今後市としてどう向き合っていくのかということも併せてお願いいたします。

田上市長
 被爆体験者の問題については、ずっと続いている課題なわけですけども、和解は基本的な部分がやはりそろわないとなかなか難しい部分がありますので、基本的な部分で見解がずれているとなかなか難しいということで、今回も裁判所の判断でそういう結果になったということだと思います。長崎市としては、これは広島と対応が異ならないようにするということを、これを受け入れられないという方を厚労省にも国にも明確に伝えていますので、これを引き続き訴えていくということと同時に、先日8月9日に総理から話があった対象疾病を拡大するという分についても、あまり狭くならないように、できるだけそれを広げてもらうようにということも同時に働きかけを続けていく必要があると思っています。それによって実際にそういう病気にかかられている方が具体的に助かる部分がありますので、その対象を拡大していくということについても、引き続き働きかけを続けていきたいと思っています。

記者(KTN)
 1点だけ追加なのですけれども、今回和解する、しないの意見を裁判所から求められたと思うのですけども、その意見を出す上で国との協議とかがそこにあったのかという部分をもし言えるのであればお伺いしたいです。

原爆被爆対策部調査課
 国との協議については当然被告として、国と市が被告になっているという状態でございますので、当然国のほうには見解をお伺いし、協議をした結果でございます。

安倍元首相の国葬について  

記者(西日本新聞)
 安倍元首相の国葬に県市長会の代表として出席した平戸の黒田市長のツイッターに関することなのですけれども、ツイッターで安倍氏の実績を否定する人たちを念頭にして反日勢力というふうに投稿したことについて、県市長会の会長である田上市長の受け止めをお聞かせください。

田上市長
 国葬に関しては、長崎市長会の代表として、各県の市長会から1名ということで、長崎県からは平戸市長に出席をしていただきました。そのツイッターの件についてはすみません、私は詳しく存じ上げていない分がありますので、コメントを差し控えたいと思います。

記者(西日本新聞)
 報道でもあっているかと思うのですが、ツイッターの内容を把握されていないということですかね。

田上市長
 詳しくその発言であったり、周辺の状況についてをご本人ともお話をしたことはありませんし、把握していませんのでコメントを差し控えたいと思います。

G7サミット保健大臣会合について

記者(読売新聞)
 G7サミットの関係閣僚会合で、開催地は出島メッセ長崎ということで決まっていないかどうかというのと、あと原爆資料館や長崎大学への訪問等、厚労省との協議等で決まっていることがあれば教えてください。

田上市長
 G7サミットの保健大臣会合については、会場は出島メッセ長崎というふうに聞いています。ただそのほかの細かい動きについては、まだ決まっていることはないという段階です。もちろん長崎市、県も一緒になって原爆資料館等の施設の見学や、被爆の実相に触れる機会というのをぜひつくってほしいということは既にお願いはしていますし、これからもお願いをしていきたいと思っています。国のほうでもそういったことについては長崎で開催する意義として積極的に考えてくださっているという感触を持っていますので、実現するように引き続き努力していきたいと思います。

長崎「大くんち展」、長崎くんちの開催について

記者(日本経済新聞)
 観光に関連することで伺います。10月の初めに大くんち展がありまして私も見ましたけれども、何人かの方が行列が長くて断念したというようなこともあったりして、市内の方に伺うと、なかなか7年に一度にしか見られないのが全部見られて画期的だとかというお話がありました。このイベントについて、市長の評価というか、どう見ていらっしゃったかということが1つと、もう一つは来年のくんちの開催について、市としては何か後押しや対応することがあれば教えてください。

田上市長
 大くんち展に関しては、3万人の想定に6万人以上の方がお見えになるということで、おっしゃったように行列が毎日できるといったような状況でした。2日目の時点でそれぞれの説明を少しカットしたりして、あまりそこで立ち止まって読み続けると人の流れが悪くなるということで、そういったものを工夫したりしながらできるだけ多くの皆さんに楽しんでいただくということを運営者側も気をつけていただいて、多くの皆さんに楽しんでいただくことができました。実際に開催してみて、改めてああいった形で展示したのが初めてですので、踊り町の皆さんも含めてとにかく初めて見たというお声がすごく多かったのですけども、皆さんは改めてくんちのすばらしさを再認識する機会になったと思いますし、ああいった形で43か町が一同にと見れることで、改めてくんちの歴史的な、文化的な意義を感じましたし、多くの皆さんのくんち愛を高める機会には確実になったと思います。
 それから大くんち展は、非常に大きな意味の1つとして、私は新型コロナの中で非常にストレスを抱える日々が続いている中で、市民の皆さんに元気を持ってもらいたいということの意味は大きかったのですけども、まさしく多くの皆さんが笑顔になっておられて、いろいろと楽しく家族でお話をしておられる様子なんかを見て、本当にその目的を達成することができたのではないかなと思っています。
 同時に、やはり長崎はくんちなしでは長崎じゃないよねみたいな声もすごく多かったので、来年のくんちについては、踊り町の皆さんも必ずしたいということをおっしゃっていますし、来年のくんちは必ずこの奉納踊りを多くの皆さんに見ていただけるような形になってほしいと思っています。もちろんそこに向けて市でできることは、今回の大くんち展もそうですけども、様々な努力を行いたいと思いますし、既に踊り町の皆さんであったり伝統芸の振興会の皆さんであったり、いろいろな準備をされているところだと思いますので、市としても来年のくんちが盛り上がるようにしっかりと準備をしていきたいと思っています。

お問い合わせ先

企画政策部 広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(8階)

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