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市長記者会見(臨時)【2022年8月1日】

更新日:2022年8月7日 ページID:039081

市長記者会見(臨時)

1.日時

令和4年8月1日(月曜日) 午前11時30分~午前11時58分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら(新しいウィンドウで開きます)。

2.市長発表

市長発表

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ
長崎平和宣言文の骨子について

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせについての質疑応答

令和4年長崎平和宣言についての質疑応答

3.会見録

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせについての市長発表

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせについて

田上市長
 本来は平和宣言の骨子についての記者会見の時間でしたけども、急遽、新型コロナウイルス感染症に関しまして、市民の皆さんに呼びかけたいことがあります。そのことについて追加をさせていただきました。まず、そちらからお話をさせていただきます。
 新型コロナウイルス感染症の状況ですけども、7月に入ってから、新型コロナウイルス新規感染者数が、ご存じのように急激に増加をしています。7月29日には過去最多となる764人を記録しました。これは長崎市内の数字です。
 この感染者の急増によって、入院する方も増えてきています。病床使用率は50%を超えて、60%に近づいています。これはまだ半分近くは余裕があるということでは全くありません。医療機関では職員の方の感染も増えており、濃厚接触者になったりする場合もあって、マンパワーが不足しています。既に限界に近いところで対応をしていただいており、コロナだけではなく、一般医療を含めた医療危機の状況になりつつあります。既に迎えているというふうに言っても過言ではないと思います
 そういった状況の中で、コロナの軽症・無症状の方は、原則として自宅や施設など入院以外の形で療養していただくようにご協力をいただいていますが、陽性者の急激な増加に伴って、入院患者も急増している状況があります。
 また、医療スタッフの感染等によるコロナ病床の使用制限、あるいは一般医療でも通院外来の制限、入院制限などの影響が既に生じています。
 特に、医療機関の皆さんと情報を共有する中では、休日・夜間に発熱外来を受診する方が急増し、救急医療にも影響が出ている状況になっています。このままで真に医療が必要な方に医療が提供できないという事態が危惧されます。
 これが非常に重要なポイントで、今回のこの感染の波に対応するためには、真に医療が必要な方に医療を提供できる体制を、しっかりと保ち続けるということが重要であると考えています。
 そこで、医療危機を招かないために市民の皆さんへのお願いがあります。より緊急性が高い方が医療を受けられるよう、発熱患者やコロナの軽症・無症状の方で緊急を要しないと思われる症状の方は、休日・夜間の受診を極力お控えいただき、できる限り診療時間内の受診にご協力をお願いしたいと思います。
 長崎の医療を守るために、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いしたいと思います。
 これが一点目の皆さんへのお願いです。

新型コロナウイルス感染症に関するお知らせについての質疑応答

平和祈念式典について

記者(共同通信社)
 コロナの急拡大に関してなんですけれども、今年の8月9日の平和式典は昨年より拡大することを発表されていると思うんですけれども、この急拡大の現状を鑑みて、例えば規模の変更ですとか、感染対策についてどのようにお考えでしょうか。

田上市長
 8月9日の平和祈念式典につきましては、昨年、一昨年は一般席を設けない、500席という例年の10分の1に近い規模で実施いたしました。今年は1,700席ということで、例年から比べますと、やはりまだ半分以下という感じですけども、一昨年、昨年よりは座席数を増やしています。
 今回の開催に際しましても屋外開催の際の席数については十分な検討をさせていただいてきたところですけども、屋外でかつ会話をしない状況にあるという、ご存じのような状況にあるということ、また、しっかりと感染対策をとることで、祈念式典でのリスクを減らすことができるということを基本として、今回予定どおり開催させていただくこととしています。
 ただし、式典への参列に少しでも不安のある方については、参加、参列についてご遠慮いただくようにという呼びかけも周知させていただいております。
 毎年8月8日には参加される大使の皆さんとの夕食会、意見交換をする場を設けていましたけれども、今年は開催する予定で進めておりましたが、中止をすることにしています。

平和祈念式典及び新型コロナウイルス感染症について

記者(NBC)
 2点お願いします。今ご説明のあった意見交換会なんですけれども、何か国ぐらいの方が出席を予定されていたのか分かればお願いいたします。
 もう1点、休日・夜間の発熱外来が急増ということなんですけれども、具体的な数字がもしあれば教えてください。

原爆被爆対策部 調査課
 今のご質問は夕食会の意見交換会の件でよろしかったでしょうか。
 意見交換会については政府代表の方、それから外国の大使の方等含めまして、180人規模で予定をしておりました。
 今、市長からご説明ありましたとおり、この数日の急激なコロナの感染拡大を踏まえまして夕食会は中止という決定をさせていただいております。

記者(NBC)
 何か国というのは分かりますでしょうか。

原爆被爆対策部 調査課
 大使の部分で言いますと、先ほど代表者会議でご説明をいたしました94か国が参加予定でございました。

記者(NBC)
 休日・夜間の発熱外来の急増の何か具体的な数字があればお願いしたいのですが。

市民健康部 地域保健課
 休日・夜間の発熱外来の件は、日々医療機関と情報を共有する中で、大変厳しい状況であるというのはどの病院からもお話をいただいております。ただ、具体的な数字については、把握をしておりません。

新型コロナウイルス感染症について

記者(NHK)
 コロナの関連で県のほうでは施設の閉鎖ですとか、そういった対策は打ち出していませんけれども、市のほうで独自にそういった対策何か取られるご予定などあれば教えてください。

田上市長
 今のところ施設の閉鎖等の予定はありません。

令和4年長崎平和宣言についての市長発表

令和4年長崎平和宣言について

田上市長
 平和宣言文につきましては、起草委員会の委員の皆様からも、多くの貴重なご意見をいただきながら慎重に検討してまいりました。
 今年の平和宣言につきましては、ウクライナ侵攻が進む中、核兵器使用のリスクが高まっている今だからこそ、世界の人々とその危機感を共有し、このリスクから逃れるためには核兵器廃絶しかないという被爆地の強い思いを訴え、さらにその実現のため、核保有国に対し核軍縮への道筋を示すよう求めるとともに、市民社会に向けては平和の文化を根づかせるよう呼びかけるものにしたいと考え、宣言文を起草いたしております。
 それでは、宣言文の流れに沿って、その骨子をご説明します。
 まず冒頭で、被爆者のエピソードを通じて、「核兵器を使ってはならない」という強い訴えを発信します。
 次に、ロシアのウクライナ侵攻を発端に、核兵器使用のリスクが顕在化したことによって世界の人たちとその危機感を共有します。
 その上で、核抑止力に依存する考え方への警告と、「核兵器が使われないためには、なくすしかない」という被爆地からの強いメッセージを発信します。
 また、6月に開催された核兵器禁止条約発効後初めての締約国会議を経て、8月9日が会期中となります核不拡散条約(NPT)再検討会議において、核保有国に対し核軍縮への具体的なプロセスを示すことを要請します。
 日本政府と国会議員に対しては、平時からの平和外交を展開するリーダーシップの発揮と、「北東アジア非核兵器地帯」構想の議論の先導、そして核兵器禁止条約への署名・批准を要請します。
 さらに、ウクライナの戦況が報じられている中で市民社会に向けては声を上げることの重要性を訴えるとともに、暴力で解決しようとする戦争の文化ではなく、話し合いで解決しようとする平和の文化を根づかせるよう呼びかけます。
 そして日本政府には、被爆者の平均年齢が84歳を超える中で、改めて早急な被爆者援護の充実と被爆体験者救済を求めます。
 最後に、原爆犠牲者への追悼の意を表するとともに、世界の人々と連帯により、核兵器廃絶と恒久平和の実現に力を尽くしていくという決意を宣言して、結びの言葉とします。
 以上が、今年の長崎平和宣言の骨子です。
 8月9日の平和祈念式典は、昨年に比べ参列者数を増やしたものの例年よりは縮小した形で行うこととなります。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻などにより核兵器を巡る国際情勢が危機的状況にある中で、被爆地長崎の平和への思いを、世界の人々にしっかりと伝え、発信力の高いものとするよう考えております。
 私からの説明は以上です。

令和4年長崎平和宣言についての質疑応答

長崎平和宣言について1

記者(共同通信社)
 今、発表がありました平和宣言の骨子についてなんですけれども、市長として一番この内容の中で力を入れられたい部分ですとか、一番世界に発信されたい部分というのは、どういった部分になりますでしょうか。

田上市長
 一番というなかなか難しいんですけども、まず今年の特徴、今の現状を踏まえた中での強く発信しなければならない点は、やはり使ってはならないというのが、まず第一の緊急メッセージのような位置づけになると思います。
 それは、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえたものですけども、併せて、今年重要な会議が2つ開かれます。それに向けて核兵器は、こういった危機を繰り返さないためにはなくすしかないというメッセージと、核保有国が責任を持つNPT再検討会議の開催中でもありますので、核保有国に対し核軍縮への誠実な努力をするという責任を果たすように求めるとともに、やはり核軍縮への具体的な道筋を示すことを求めたいと思っています。
 一つだけというご質問の答えにはならないのかもしれないんですけど、今年がそれだけ重要な年であるということともに、そういう重要な動きの最中に行われる平和祈念式典であり、平和宣言であるという点を踏まえてしっかりと発信をしたいと思っています。

平和祈念式典について1

記者(共同通信社)
 今の質問に関連してもう一点お伺いしたいんですけれども、今ロシアのウクライナ侵攻ですとか、2つの重要な会議がある中で、今年の式典にはロシアとベラルーシの代表の駐日大使は招待されないことになっていますけれども、その平和の発信という場面において呼べないというところの受け止めについて、改めて考えをお聞かせください。

田上市長
 先日も記者会見でもお話したような理由で、今回は招待状を送っていないという状況ですけども、一方で、今年の大使参加国の数で言うと94か国、過去の一番多いときが75か国ですので、大幅に参加国が増えているという状況があります。
 これは、今の国際情勢の中で平和を願う気持ち、平和を私たちも願っている。長崎と一緒に平和を願いたい、そういう大使、あるいは国が多いのではないかと受け止めています。
 そういう意味では発信の機会、しかも、そういう国々と一緒に平和の大切さを発信するという意味では、非常に今年の平和祈念式典の意味が大きいと思っています。発信力もその分大きくなると思っています

平和祈念式典について2

記者(毎日新聞社)
 2点あるんですけども、まず、米国がまだ出席調整中になっているのですが、これは前向きな検討ということでよろしいのでしょうか。

田上市長
 アメリカの場合は、いつもぎりぎりに発表される形になりますので、今年もそういう意味では例年と同じだと思っています。

記者(毎日新聞社)
 参加国は、招待国の件でもう一件なんですけども、核禁条約の、その締約国会議では、オーストリアが欠席というところで、これ何か先方からの理由とかはあるのでしょうか。

原爆被爆対策部 調査課
 その点については特段伺っておりません。

記者(毎日新聞社)
 市長としてはちょっと残念な思いとか、そういったものはありますでしょうか。

田上市長
 いろいろな事情があるんだろうと思いますし、この時期、国内におられないのかもしれないですけども、ただオーストリアとは核兵器禁止条約も含めて、これまでもいろいろなやり取りをさせていただいていますし、締約国会議の議長だったクメント議長ともいろいろなやり取りをしてきていますので、決してそのことが平和祈念式典を軽視しているということでは全くないと思います。
 今年の状況であれば出席していただければ、非常にありがたかったということありますけれども、何らかの事情があるのだろうと思っています。

長崎平和宣言について2

記者(長崎新聞社)
 今年はウクライナ侵攻に加えて、一方で、被爆者の高齢化というところで、被爆者団体の解散などもありました。そういった被爆者の高齢化という観点から、今年の平和宣言を市長としてはどのように訴えていかれたいか、お考えをお聞かせください。

田上市長
 被爆者の高齢化は今に始まったことではなくて、時間とともにずっと進んできている状況にあって、今、被爆者のいない時代が始まろうとしているということを、ずっと私たちも発信し続けています。そして、そのために今しなければならないことを探し、組み立てながら市民の皆さん、被爆者の皆さんと一緒に様々な活動を始めているところですけども、そういう意味では、やはり重要なのは、これまで被爆者の皆さんにその発信を頼ってきたところもあると思っています。これから被爆者のいない時代が、もし核兵器がずっと使われないとすれば、被爆者のいない時代が長く続いていくわけで、その時代にどう体験を伝え、そして長崎、広島以外の市民社会の皆さんと連携をしていくのか、それが非常に重要になると思います。
 今回、市民社会への呼びかけの部分で、戦争の文化、平和の文化というキーワードを使って呼びかけをしていますけども、そういった世界中の市民社会から、これまで被爆者の皆さんが発信してきてくれたようなメッセージが発信されるように、主体的に発信されるような状況になっていくことが大事だと思いますし、そういう呼びかけを今回の平和宣言の中でも込めていると思っています。

長崎平和宣言について3

記者(KTN)
 まず、被爆者の渡辺千恵子さんのエピソード、今回お話しになるということで、被爆者の方の手記であるとか、エピソードというのは毎年、最近ご紹介になられていると思うのですが、改めて今回渡辺さんをお選びになった理由と、渡辺さんのこのエピソードを通じて世界にどういったことを発信したいかというのを、まずお聞かせてください。

田上市長
 今年で被爆者の皆さんのメッセージを直接使い続けるのは4年目になります。令和元年の山口カズ子さん、令和2年の木野普見雄さん、そして令和3年、昨年の小崎登明さんに続いてということになります。これは原点となる被爆者の皆さんの思いというのを伝えるのには最も強いメッセージが伝わる方法だと思いますし、もともとは起草委員の方からの提案がもとで始まったこの4年の動きですけども、今年もその意味で、渡辺千恵子さんのお話が、1回目の起草委員会の中でお話の紹介があって、そこが、次の2回目のときにあのエピソードを採用しようということで、この案になっていったわけですけども、この渡辺千恵子さんのメッセージを今回取り上げた一番の理由は、核兵器を使ってはならないというメッセージ、私を二度とつくらないでという、その心に伝わる言葉を通じて、今の状況の中で核兵器を使ってはならない、絶対に使ってはならないというメッセージを伝えるための力をお借りしたと思っています。

記者(KTN)
 今回の平和宣言も毎回そうだと思いますけど、市長のご意向もあって、あとその起草委員の皆さんのご意向というところもあって、そこをすり合わせていくところだと思うんですけども、特に先ほど市長の思いというのをお聞かせいただきましたけども、起草委員の方が、特にこういったものを入れたいということを言われて、こう反映されたところというのはどういったところになりますでしょうか。

田上市長
 起草委員会方式で進めていく中で重要なのは、これを発信するのはやはり長崎市長であって、その一人の人のメッセージとして平和宣言を作るという、私は非常に重要な点だと思っていて、そうでなければ箇条書きのような形になってしまう平和宣言というのは、やはりメッセージとして弱くなると思っています。
 そういう意味では、皆さんからいろんな材料を出していただく中で、そのストーリーに合うものを使っていくという意味で、今回、当初から核兵器を絶対に使ってはならないというメッセージは、当初から今回の非常に重要なメッセージになると思っていましたので、それと渡辺千恵子さんのエピソードが非常に合致するということで使わせていただきました。
 そういう意味では、ほかの部分でもいろいろなところに大きな塊という形じゃないですけども、起草委員会の皆さんのご意見が反映された平和宣言になっていると思っています。

記者(KTN)
 最後に、3回目の起草委員会が終わった後、毎年最後の調整とかをされると思うんですけども、今までに何回ぐらいお話があったか、何人ぐらいで今回お話をされたのかとか言える範囲でもしよろしければ。

田上市長
 今回私も入れて4人です。最後の詰めの作業を行いました。このところ毎年開いている形で、メンバーもそれほど変わっていませんので、そういう意味では起草委員会方式がいい形で平和宣言になっていくための一つのパーツになってきている感じはしていますけども、非常に重要なプロセスだと思っています。

長崎平和宣言について4

記者(NCC)
 先ほど市長も、今年は本当に重要な年だとおっしゃっておりました。市長が発せられるメッセージというのは、もちろん参列者の方だけではなく、世界にも発信されると思います。このメッセージというのを被爆者の方だったり、市民の方だったり、そういった方を代弁して市長がお話されると思います。
 やはりどういった思い。どういった思いを共有したいという気持ちで、このメッセージを発信されるかというのを教えてください。

田上市長
 今年のメッセージの重要なポイントについては先ほどお話したとおりです。
 私が平和宣言を作り上げていく中で、非常に大事な部分として考えているのは、長崎の平和宣言が、長崎のメッセージというだけではなくて、それを読まれた方、あるいは聞かれた方、見られた方が、私の平和宣言でもあると共感をもって受け止めていただけるような平和宣言にしたいということを強く意識しています。
 それはなぜかというと、先ほどお話したように、核兵器の問題というのが、広島、長崎の問題ではないんだということ、今と未来を生きる世界中の人々の共有の課題なんだということを伝えなければ、恐らく核兵器の問題というのは自分事になっていかないという思いが基本にあります。そういう意味では共感もってもらえる平和宣言にしたいと思いますし、今年も、そこに向けて起草委員会の皆さんと力を合わせて作り出あげた平和宣言になっているのではないかと思っています。

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