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市長記者会見(臨時)【2021年7月5日】

更新日:2021年7月6日 ページID:036970

市長記者会見(臨時)

1.日時

令和3年7月5日(月曜日) 午後4時40分~午後5時10分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら (新しいウィンドウで開きます)

2.市長発表・質疑応答

市長発表

新型コロナウイルスワクチン接種体制の見直しについて

市長発表への質疑応答

3.会見録

市長発表

新型コロナウイルスワクチン接種体制の見直しについて

田上市長
 大変お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。きょうは、ワクチンの接種計画に一部変更が生じますので、その点について皆様にご説明をさせていただきたいと思います。
 皆さんご存じのように、今、国からの、ワクチン接種の、ワクチンの供給ペースが少し落ちてきています。長崎市にも少し何回かに分けながらワクチンが配布されていますが、8回目の長崎に届いたワクチンと、9回目に届いたワクチンの数が約3分の1になっているという状況です。今後、第10回目、11回目というふうに配布がありますが、その供給量もさらに減少することが想定をされています。そういう中で、ワクチンの接種計画を一部変更する必要が生じました。その変更の内容について、皆さんに、簡単にお知らせをさせていただきたいというふうに思います。
 お手元に資料あるかと思いますけれども、これがこれまでお知らせをしていた長崎市のワクチン接種スケジュールです。左をごらんいただければ、この青い部分ですね、ここにいろいろな層の方が、年齢層も含めて書かれているんですけれども、まず、最初のこの赤で囲んだ部分ですね、65歳以上の皆さん、それから、60歳から64歳の皆さん、この皆さんについては、既に接種券が届いて、予約をしていただいている方がほとんどだと思います。既に1回目終えた、あるいは2回目終えたという方もいらっしゃるという層です。ほとんどの皆さんが少なくとも予約はされているという層になります。
 この層の皆さんに関しては、既に予約をして接種を進めている方については、予定どおり接種ができます。接種会場、あるいは接種の日、日時についても変更はありません。既に予約している方については、予定どおり接種ができます。まだ、もし60歳以上の方で、接種券は届いているけれども予約をしていないという方がいらっしゃったら、お早めにご予約をしていただきたいというふうに思います。まず、これが、60歳以上の皆さんに関してです。
 次は、この青で囲んだ部分ですね、59歳以下の皆さんということになります。59歳以下の皆さんに関しては2つのグループに分かれます。まず、1つ目のグループは、優先接種が受けられる皆さんです。こちらにありますように、基礎疾患がある方、高齢者、障害者施設等の従事者、小中学校の教職員、保育士など、それから、障害者施設の入所者がこの優先接種の対象になります。こういう皆さん、それから、それ以外の、優先接種以外の皆さんも含めて、59歳以下の皆さんには、今後、接種券が届くことになります。
 その中で、まず1つ目の変更点は、59歳以下の皆さんには、7月中旬ごろまでに、年代別に順次接種券を発送する予定となっています。現在の予定でもそうなっています。ただし、今、ご説明をしている、少し接種の計画に変更が生じますので、今、皆さんに送る予定で封筒詰めをしようとしているその内容が少し変更になります。それで、急遽、変更になった内容で印刷をし直して、封筒詰めをして送るという手続が必要になりますので、少し送らせていただく日数がかかるので、おくれます。ただし、今週の前半から送らせていただく、あしたから一番早い皆さん、50歳から59歳の皆さんには接種券を送ることになっていますが、そういう皆さんも、今週末には送れる予定です。数日間接種券が届くのがおくれるというふうに思っていただければと思います。年齢層が下がってきますと、予定どおり、少し印刷したり、折り込んだりする日数がありますので、予定どおりの日にちで接種券を送らせていただくことになります。
 それから、この優先接種の皆さんに関しては、予定どおりそうやって接種券が届いた場合には、すぐに、接種券が届き次第予約をしていただくことができます。これは変わりません。
 ただし、少し中身が変わります。すぐに予約を、着き次第していただけるんですけれども、一つは、新しい予約をする場合に、個別接種に予約しよう、クリニックなど、あるいは病院で接種を受けようという方に関しては、すぐに予約をしていただければ予約が入れられます。ただし、個別接種の場合は、今のところ7月20日までで一たん予約をとめることになっていますので、これまでに予約をしていただきたいと思います。特に、一番年齢層の若い16歳以上の方に関しては、接種券が着いてから7月20日までがそんなに時間はありませんので、着いたら、できるだけ早目に予約をしていただきたいと思います。
 それから、私は優先接種の対象者だけど、集団接種の会場で予約をしたいという場合は、集団接種の新たな予約の会場を、現在8カ所動かしていますけれども、2カ所に縮小をします。南部市民センターと長崎大学の会場で接種ができるということになります。
 個別接種を希望される場合は早目に接種の予約をしてください。集団接種会場を希望される場合は、接種会場が2カ所になりますのでご注意くださいというのが、優先接種の方の変更点としてのお知らせです。
 これが60歳以上の方、それから、優先接種の方へのお知らせですが、最後に、一般の皆さんといいますか、優先接種以外の、59歳以下の方についての変更点です。これについては、接種券については、先ほどお話ししたように、順次接種券が届くようになります。その上で、予約のスケジュールが、ここに書いてあるように、一定決めていたわけですけれども、この予定が今、少し立てにくくなっていますので、この予定については未定ということにさせていただきます。今後、どれぐらい、いつごろワクチンが入ってくるかによって計画をつくっていくことになりますので、計画ができ次第、その都度、皆さんにお知らせをしていくことになります。
 優先接種に該当しない方に関しては、今のところ接種券が着いて、7月21日になっても予約は一たん停止という形になりますので、しばらくお待ちいただいて、新しい情報が届くのを待って、行動をお願いしたいというふうに思います。
 以上が、今回の主な変更点ですが、その内容を大きく2点に整理するとこういうことになります。既に予約を終えている方については、接種日・接種会場とも変更はありません。予定どおり接種をしていただくことができます。今後予約する方については、予約の始まりの日や予約の終了日、それから、会場などについて変更がありますので、最新の情報を確認して、予約などの行動をしていただきたい、そのことに注意をお願いいたしますというのが、今回の主な接種計画の変更の要点ということになります。
 こういった、詳しい情報、変更の内容等、あるいはこれからどんなふうに変わっていくのか、新しい計画がどんなふうになっていくのかといったような点につきましては、長崎市のホームページはもちろんですけれども、ワクチン接種コールセンターでもお聞きいただくことができます。また、長崎市の公式LINEなどでもお知らせをいたします。いろいろな方法でそのときの最新情報をお伝えすることになりますので、情報を確認していただければというふうに思います。
 私からの、接種計画の変更のお知らせ、ご説明に関しては、以上です。

 市長発表への質疑応答

新型コロナウイルスワクチン接種体制の見直しについて

記者(共同通信)
 まず最初にお伺いしたいんですけれども、ワクチン接種に関して、体制を整えるように、国からも結構せかされていた部分があったかと思うんですけれども、ただ、現状、供給が足りないということになったこと自体についてどう思われるか、お聞かせください。

田上市長
 ワクチン接種については、これまでできるだけ速くということで、アクセルがずっと踏まれ続けてきた状況でしたけれども、ここに来てブレーキがかかって、スピードの調整が必要になっているという状況になっています。供給数とスケジュールがなかなか読めない中で、現場は混乱しているという状況にあります。混乱の影響ができるだけ市民に及ばないようにということで、各自治体ともさまざまな工夫をしているところです。今、お伝えさせていただきました接種計画の変更についても、その対応ということになります。自治体は、接種規模も、それから、医療機関の状況もさまざまです。国の方では、そういう現場の状況をぜひよく理解をしていただいて、安定した接種体制をつくっていただきたいというふうに思っています。

記者(共同通信)
 集団接種会場を8カ所から2カ所にされたということですが、これは、理由としてちょっと改めて伺えるところありますか。集団接種会場を8カ所から2カ所にした理由をお聞かせください。

市民健康部長
 先ほど市長の説明にもあったかと思うんですけれども、ワクチンの供給というところが少し見えにくくなってきたというところもあります。そういった中で、今、集団接種会場としては8カ所設けておるんですけれども、それを8カ所そのまま続けていくというふうな形になると、また在庫の心配というところと、あと一番大事なのは、2回目の方をしっかり打っていただくということがありますので、8会場のうち2会場を選ばせていただいた。2会場を選ぶに当たっては、中心部からも行けて、例えば、北部の奥の方からでも来られるというふうなところを一つ選んだのと、南部については、医療機関がもともと少ないというところもありましのたで、南部の市民センターということで選ばせていただいたというところでございます

記者(共同通信)
 確認ですけれども、8カ所から2カ所に減ったとしても、今、受けられる方って、高齢者の方とか多いと思うんですが、特にアクセスに問題のないようなところを選ばれたということでいいですよね。

田上市長
 先ほどお話ししましたように、既に予約されている方は、予約されている場所で接種することができますので、その混乱はないと思います。

記者(共同通信)
 確認ですけれども、今、国からどれぐらい供給量があるかというところは全く未定ということでよろしかったですか。

市民健康部長
 供給量につきましては、一応第9クール、先ほど説明したところぐらいまで話があっているというところでございます。ただ、報道とかでもあるように、第10クール以降も少し先細るというふうな状況もありますので、そういったことを考えると、少し縮小したような、説明したような計画で進めていく必要があるかと思っております。

記者(共同通信)
 改めて、今、国に求めていることがあったら、再度聞いてもいいでしょうか。現場の把握をしてくれとか、そういうことは何か個別に意見としておっしゃっていることはあったりするんでしょうか。

田上市長
 これは全国市長会でも国の方に要望している点ですけれども、自治体のあり様というのは非常にさまざまなんですね。特に、今回のワクチン接種に関しては、基礎自治体がまずベースになっている、国全体の計画になっています。その中では、ぜひ、市町村接種をまず基本にするというベース、これを動かさないでほしいという点ありますし、それから、人口割を基本としてきちんと配布する、その配布のペースであったり、配布の仕方については、自治体によっていろいろ状況が違いますので、それに合わせて使っていくことになりますので、基本は、人口割を基本とする、これは国の方でもそういう方針を今、示されていますけれども、そういうワクチン配布の基本、ワクチン接種の基本についてはぜひぶれないようにしていただきたいというのが、自治体としての要望したいことです。

記者(共同通信)
 最後1点、確認なんですけれども、今後、どれぐらい、いつごろ入ってくるかによって計画をつくっていかれるということですが、その周知は、この会見でも再度計画の変更は都度知らせていただけるということなんですかね。それとも、もし気になる点はコールセンターやLINEに尋ねてくださいということなのでしょうか。どういうふうに、今後、計画の変更を周知されるか、改めて聞いていいですか。

市民健康部長
 今後のワクチンの供給状況を見ながら、どういった形で再開していくのかというのをまず決めないといけないと思っています。その中身の組立をしてから、再度、皆さんにお知らせをさせていただきたいと思っております。

記者(KTN)
 1点だけご質問させてください。今回、集団接種を8会場から2会場に減らすということですけれども、そちらはいつから減らすのでしょうか。

 市民健康部長
 ちょっと説明が足りなくて申しわけなかったです。8会場については、今、1回目をずっと打っていただいて、1回目を7月11日まで打っていただくような形で考えております。2回目を8月1日までというふうな形になります。3週間後になりますので、そこが一応最後というふうな形になります。それ以降あいているところが、先ほどご説明した2会場というふうな形になります。

秘書広報部長
 これで間違いないですか。予約受付終了は7月7日、1回目接種は7月11日で終了、2回目接種は8月1日で終了。

市民健康部長
 はい。

記者(NHK)
 今回、この供給量が減らされて、会場が縮小されるなどということですが、ワクチンの接種計画自体がおくれていくということになるんでしょうか。

田上市長
 長崎市の接種の場合、スタートはややスロースタート気味に始まったんですけれども、その後加速度を上げていくというような形で進めてきました。順調に加速度がついてきていましたので、そのペースがきちんと維持できて、それに加えて職域接種が始まったこと、企業や大学での接種が始まったことですね、また、あわせて、県が主催している大規模接種も動いているという状況が続いていくことができれば、9月末時点ではかなりの皆さんに接種ができるんではないかというふうに見ていたわけですけれども、今回、少しスピードの調整が必要になってきたということで、少しおくれていくことになりますけれども、10月、11月には接種を終えられるように、そこを目標に接種を進めていきたいというふうに思っております。

記者(朝日新聞)
 スケジュールの表をもう一回出していただいてもいいですか。今の方を。ちょっと確認なんですけど、「障害者施設入所者」、今回、影響があるのは、それより下の方という理解で、まずよろしいんですよね。

市民健康部長
 はい、今回、この「注射器」で言うところの、この障害者施設入所者というところまで、優先接種の対象者ということでさせていただいて、お知らせをさせていただいたというところでございます。そういった人たちは予定どおりさせていただいて、それ以外の方については、少し停止をさせていただいて、再開のときにまたご連絡をさせていただくというところで考えております。

記者(朝日新聞)
 例えば、優先の方々、20日まで、全員、例えば予約をしたとしても特に影響はないということでよろしいんですかね。

市民健康部長
 今までも、予約が入っている方というところもありますし、7月まで高齢者の方が、予約が入っているということになりますので、実際に接種ができるというふうな形になると、8月以降で接種ができるというふうな形になります。予約として入っていただく、接種自体は8月以降になるというふうな形でイメージしていただければと思います。

記者(朝日新聞)
 じゃ予約できればということですかね。予約したけど接種してもらえないということにはならないということですかね。

田上市長
 予約をしたけれども、例えば、後で取り消しですよとか、1回目したけど、2回目がいつになるかわかりませんとか、そういったことがないようにということで計画の組み直しを今していますので、基本的に、その2つはないようにしています。

秘書広報部長
 ですから、あくまでも新規予約というふうに見てください。新規予約をした方に読んでくださいということです。

記者(長崎新聞)
 高齢者の接種終了を7月末までにという、国からの強い要請があっていて、一応県の発表によると、長崎県内21市町とも7月末までに終えられそうですというふうに、私ども聞いているんですが、今のお話を聞くと、7月中には難しいという認識でいいのか、そもそも取材を通じて、いろいろな市町で8月になりますけどというのは聞いたりもしているんですけれども、長崎市さんはどうなのかというのをお尋ねしたいと思います。

田上市長
 基本的に、65歳以上の皆さんは、希望される方はほとんど予約をされている状況ですけれども、そういう予約をされている方は予定どおりに接種ができますので、そこに大きな影響はないものと思います。もちろん、希望される方はということですので、特に個別接種の場合に、かかりつけの先生に打っていただきたいというような方はやはり一定おられまして、そういう皆さんは少し、最初が7月終わりごろになってもやっぱりかかりつけの先生に打っていただく方が安心だという方もおられます。そういう皆さんの場合は、無理やりにスケジュールを変更ということにはなかなかなりませんので、そういう皆さんが一定少しオーバーされるケースはもちろん出てくると思います。

記者(長崎新聞)
 もう1点なんですけれども、ホームページ拝見したら、長崎市の、先ほど第8クールと第9クールの話を多分、市長は冒頭なさったと思うんですが、第8クール、つまり6月21日から2週間の分は52箱届いていたのが、7月5日からの2週間、第9クールは17箱しか届かないというふうにたしか記されていたと思います。これは、やはりいろいろな自治体とか県とかに聞くと、2回目を確保しなければいけないということから、1回目だけだとそれなりに打てるんだけど、2回目、今後本当に入ってくるかわからないという不安の中で、そこ、1回打って3週間とか、モデルナだと4週間ですけれども、打たないと効果が非常に半減というか、薄くなってしまうということから、そういう2回目をきっちり、国に頼らずに、いただいたもので2回目も確保するということ、つまり、国に対しての信頼感があまりないからこそこういう混乱が生じるのかなという気もするんですが、そこら辺の現場の実態、混乱について何かあれば、国への注文というのも含めて、お願いいたします。

市民健康部長
 ありがとうございます。もともと、ファイザーの供給というのは少し細くなるというところを聞いておりまして、先ほどご紹介があったように、第8クール、それから、第9クールですね、それに比べてやっぱり3分の1ぐらいになってきたというところがございます。そういった中で、この先の部分もさらに細くなっていくというふうなことを考えると、どうしても、自治体側としては、2回目を打てなくなるというところがやっぱり一番心配だし、そこは市民の方に一番ご迷惑をおかけするわけにはいかないというところでしたので、今回、こういう形で、一回7月21日からの予約というのをとめさせていただく。集団の方も2会場に絞らせていただく。こうすることによって、一定、供給量を自治体の中で安定させながら、次の予約の受付に入っていきたいというところでございます。今回、大変市民の方にご迷惑をおかけする点が多いと思いますけれども、安定して接種をしていくというふうな形をご理解いただいて、このような体制で、一定期間進めていきたいと思っております。以上です。

記者(長崎新聞)
 一応、国への何かメッセージがあればということも申し上げたんですけれども、なければないでいいですが。

田上市長
 国へのメッセージというか、先ほどちょっと申し上げたんですけれども、とにかく国全体でといいますか、全国で、今、ワクチン接種が進んでいて、しかも市町村がその現場になって接種しているという中では、市町村というのは非常に規模も、医療の状況等も、あるいは医師会との関係等も含めて、それぞれの自治体によって違います。そういう意味では、それぞれの自治体に合わせて計画をつくって、できるだけ速くというふうな形で進めているわけですけれども、その中でもやっぱり状況に応じて少しずつ変更して、ブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだりということは当然あるかと思います。ただ、その基本ラインである、市町村接種を基本にするという点であったりですとか、あるいは、人口割できちんと配布をして、そして、あと、使い方、ペースについては自治体に応じてさまざまに工夫していくですとか、そういった基本ラインについてはぶれないで、しっかり確保していただきたい。その上で、できるだけ、いつごろ、どれぐらい配布できるという計画を早く示していただきたい。これは今の段階ではなくて、最初の段階からずっと国にもお願いしている点で、各自治体ともそのことを繰り返し、どの自治体からもそういう声が上がっていたと思うんですけれども、今後についても、ぜひ、いつごろ、どれぐらいという計画を早目に示していただきたいというのが、国に対して一番お願いしたいところです。

お問い合わせ先

企画政策部 広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(8階)

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