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核兵器禁止条約第1回締約国会議の再延期に関する市長コメント【2022年2月2日】

更新日:2022年2月2日 ページID:038060

 3月に予定されていた「核兵器禁止条約第1回締約国会議」が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、再延期することが発表されました。
 核軍縮の実質的な進展が停滞している中で、核不拡散条約(NPT)再検討会議に続き、核兵器禁止条約締約国会議までもが再延期となり、非常に残念に思います。
 しかし延期の理由として、この条約が被爆者や市民社会など幅広い参画のもと誕生したプロセスを踏まえ、締約国会議においてもその参加を確保するための決断であると述べられており、被爆地長崎としては延期後の締約国会議にできる限り参加する方向で調整を進めたいと思います。
 この延期となった期間を、核保有国や日本政府をはじめとした条約に背を向けている国においては、まずは締約国会議へのオブザーバー参加を前向きに検討し、対話の道を探る期間とするとともに、条約推進国においては、国際機関やNGOなどと連携を深めながら、締約国を増やし、条約の実効性を高める道を追求する期間として有効に活用されることを期待します。
 そして延期後の締約国会議が、市民社会をはじめ幅広い参画のもと、対面方式で早期に開催されることを切に望みます。

令和4年2月2日

       長崎市長
田上 富久

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