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越中哲也氏のご逝去に伴う市長コメント【2021年9月25日】

更新日:2021年9月25日 ページID:037501

 本日、越中哲也先生の突然の訃報に接し、驚きとともに深い悲しみと喪失の思いを感じています。
 越中先生は長崎学の泰斗である古賀十二郎先生をはじめとする多くの先達たちと交わる中で長崎の歴史文化を学ばれ、亡くなる直前までその研究と普及に邁進されました。
 長崎市立博物館の館長を退職された後、長崎史談会のお世話や、長崎純心女子短期大学の教壇に立たれ、特に長崎歴史文化協会の活動を主導され、多くの人々に「越中先生」と呼ばれ親しまれました。
 私が市長に就任後、長崎市史の編纂を開始する際には編纂委員をお引き受けいただき、念願だった通史四巻を無事に刊行することができました。
 印象的に覚えているのは、長崎市長崎学研究所の設立を大変喜んでいただいたことです。長崎学の研究と普及を長年にわたり牽引してこられた先生の目には、長崎学を未来につなぐバトンを渡したようなお気持ちだったのかもしれません。
 くんちや精霊流しのユーモア溢れる解説や長崎弁の軽妙で分かりやすい講演は、今も多くの人の心に残っていることでしょう。
 改めて哀悼の意を表しますとともに、越中先生が守り、育て、伝えてくださった長崎学を、未来に向けてさらに発展させていきたいと思います。

令和3年9月25日

       長崎市長
田上 富久

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