2番の歌詞のように“蔦のからんだオランダ坂”に“雨と落葉と石畳”が加わると、異国情緒たっぷりの風情は味わいをさらに深めます。
歌う瀬川瑛子は「長崎の夜はむらさき」(1970年)のヒットで長崎に縁をつないでから、「長崎霧情」「元町ブルース」「思案橋恋灯り」「祈りの港」「西有家音頭」「あなたのアベマリア」「潮騒の町」「長崎夢情」と、この「長崎セレナーデ」までの10曲で長崎を歌っており、「長崎セレナーデ」はカップリング曲ながら、長崎の風景や人情をしみじみと、温かく歌っています。
なお、瀬川の父、瀬川伸も「オランダ船の船長さん」(1950年)から「長崎のマドロスさん」(1955年)まで6曲を歌っています。 |

蔦の絡まる石垣や蘇鉄が多く見られる
東山手オランダ坂の活水大学前 |