表現活動とは、具体的にどういったことを行っているのですか?
伸子さん 「本園には現在、0歳から6歳まで102名の子どもたちがいますが、全員が週に一度は創作の時間を設けています。それは個人制作、共同制作、形に残らない屋外での活動と様々です。例えば、大きな遊具にビニールシートをかぶせて、そこに子どもたちが絵具で絵を描きます。その後、子どもたちにビニールシートの中に入ってもらい、外からホースでザーッと水をかけるんです。これは洗車している車の中にいる感じといえば分かりやすいでしょうか。私たちが大切にしているのは、常に日常の感覚に非日常性を取り入れていくような作業です。それは大人にとっても心を揺さぶられる何かになるし、子どもにとってもすごく面白い遊びなんです。」 |