TEL095(845)4111  大橋町4-5-3F

開館  8:30〜17:00
入館料  無料(要予約)
休館  日曜・祝日休、土曜不定休
駐車場  なし
公式HP http://www.naga-den.com


●JR長崎駅からのアクセス
路面電車/長崎駅前電停から赤迫行きに乗車し、浦上車庫前電停で下車。徒歩すぐ。
車/長崎駅前から浦上車庫前電停まで約8分。



長崎の街なかを縦横無尽に走る!
路面電車の魅力いっぱいの資料室


昭和50年、電車開通60周年を記念して市内デパートで開催された「長崎の電車60年展」で好評を得たのをきっかけに、翌年、もっと多くの人達に電車のことを知ってもらうべく開設された資料室。場所は浦上車庫前電停脇のビル3階。このビルは路面電車を動かしている長崎電気軌道株式会社なのだ。それでは、長崎の街のシンボル的存在の一つ、路面電車の魅力が詰まった路面電車資料室へ……探検隊いざ潜入!




おすすめチェックポイントベスト3



1.電車のパーツで子どもも大人も楽しもう!

〜 普段は見たり触ったりできない部分をじっくり観察してみよう 〜


運転台


電車模型


ハンドル


ランプ

まず目に飛び込んでくるのは、やはり入り口にある模型の運転台。ここでは車掌の帽子をかぶって写真を撮ることができる。そのほか実際の電車のハンドルや、昔の電車に設置されていたランプなど、興味深い数々の部品も展示。運転士さんが制作した模型電車もなかなか精巧に出来ていて、動かすこともできる。車掌さんになったり模型を動かしたり、小さな子どもに限らず時を忘れて楽しめること間違いない!


2.変遷する街の中にいつも路面電車

〜 今の風景と昔の風景。今の電車と昔の電車。見比べるといろんな発見がある!〜


電車道今昔

かつての思案橋電停

長崎に路面電車が開通したのは大正4年、築町〜大学病院下間の区間。翌年に千馬町〜大浦間、大浦〜出雲町(現在の石橋)へと次々に路線が拡大されていった。当時はまだ人力車が走っていた時代。路面電車は、新しい市民の足として急速に浸透していったのだそうだ。だが、昭和19年の大橋車庫の火災、翌年昭和20年の原子爆弾投下で路面電車は壊滅的な被害を受け、長期運休を余儀無くされてしまう。しかし、市民のためにも一刻も早い復旧をとわずか3ヶ月で運転を再開。驚異的なこの早期復旧によって長崎の復興に大いに貢献した。路面電車は時代と共に移り変わる長崎の街の中を走りまわり、いつの時代も子どもからお年寄りまで愛され続けているのだ。街の変遷と電車の変遷を数多くの写真に注目してみよう!


3.長崎土産に最適! 路面電車グッズ


〜 超レアものグッズはアイテムも豊富だ 〜



路面電車グッズ


車両シール

地元の人にもあまりこの資料室の存在はあまり知られていないのだが、さらに知られていないのが、「路面電車グッズ」というものの存在。シールに携帯ストラップ、Tシャツなどのグッズが資料室と蛍茶屋の電停奥にある営業所で購入できるのだ。車両シールは形式別(電車についている数字はこの形式)になっていて、乗車した電車を見つけることもできる。長崎の旅の記念に、この超レアものグッズはどうかな?


携帯ストラップ、Tシャツ



大通りをスイスイ走る路面電車は乗るだけでも十分楽しい。だけど、この資料室を訪れると、電車の構造がわかったり電車を通して違う長崎が見えてきたりと、乗るだけでは味わえない体験ができる。決してマニアだけでなく、大人から子どもまで楽しめる空間なのだ。

室内に路面電車を題材とした俳句が展示されていた。


「百円電車走るわが街自慢する」
「百円電車で孫と小さな旅に出る」
「初恋は電車と揺れた定期券」

微笑ましい光景が目に浮かぶ、長崎の人々の暮らしが伝わってくるようだ。
また浦上車庫前には、改装中や点検中の電車や、出番待ちの様々な電車が停車している。あらかじめ予約を入れておくと停車中の電車へも案内してもらえるので、たっぷり時間がある人はたっぷり見学することをおすすめしたい。


人々に親しまれている様子が
詠まれている

 


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