「生き生きけんこー講座・24」です。
なお、これはあくまでもナマの長崎弁を学ぶためのもので
ほんとうの健康講座ではありません。
従って、講座内容が正しいかどうかは
保証できませんので、あしからず。


皆さん、こんにちはー。
「生き生きけんこー講座」の時間です。
季節性インフルエンザの、とっぽ先が過ぎましたね。
新型インフルエンザについても
一時は心配しましたばってん、ニュースによると
ワクチンはどうやら余るごとある、と、いうことです。

ばってん、まだ安心しとったらいけません!
おいも先日、TVで見て知った、裏ワザ的な予防法ば
ここで、こっそいお教えいたしますけん
そいば参考に、ひきつづきご警戒ください。

《訳》
皆さん、こんにちはー。
「生き生きけんこー講座」の時間です。
季節性インフルエンザの、ピークが過ぎましたね。
新型インフルエンザについても
一時は心配しましたが、ニュースによると
ワクチンはどうやら余るみたいだ、と、いうことです。

しかし、まだ安心してはいけません!
わたしも先日、TVで見て知った、裏ワザ的な予防法を
ここで、こっそりお教えいたしますので
それを参考に、ひきつづきご警戒ください。



そいは、出かくっときに手袋かマスクば着くっことです。
感染経路のいっちょに、ドアノブや手すりんごたる
ウイルスの、ひっついとるもんばさわって
さらにそん手で、顔ばさわりつらかすけん
ウイルスの、口へと入るっちゅうもんがあります。

ばってん、手袋かマスクば着用しておったら
無意識に顔に手ばやったりすっことの少のうなるけん
ウイルスの、口に入りにっかっていうとです。

そいけんちゅうてもちろん、こいで完全に
ウイルスにやんぴ〜て、できるちゅうわけではありません。
とんこずいて、あちこち出てさらいたり
外出んあとの手洗いや、うがいば怠ったり
手袋やマスクば、よそわしかままほたっとったりすると
やっぱり、感染する可能性はあります。

《訳》
それは、出かけるときに手袋かマスクを着けることです。
感染経路のひとつに、ドアノブや手すりのような
ウイルスが、くっついているものをさわって
さらにその手で、よく顔にさわったりすることにより
ウイルスが、口へと入るというものがあります。

しかし、手袋かマスクを着用していると
無意識に顔に手をやったりすることが少なくなるため
ウイルスが、口へ入りにくいというのです。

だからといってもちろん、これで完全に
ウイルスをシャットアウトできるというわけではありません。
調子に乗ってはしゃいで、あちこち出歩いてみたり
外出のあとの手洗いや、うがいを怠ったり
手袋やマスクを、汚れたまま放っておいたりすると
やっぱり、感染する可能性はあります。



身のまわりば、きれいにしておくことは
健康の第一条件です。
そがんしてやっぱい、規則正しか生活ばし
栄養ばしっかり摂って、免疫力ば保つとが大事です。

お互いがんばって、病気にならんごとしましょう。
そしたら、また今度〜!

《訳》
身のまわりを、きれいにしておくことは
健康の第一条件です。
そうしてやっぱり、規則正しい生活をし
栄養をしっかり摂って、免疫力を保つのが大事です。

お互いがんばって、病気にならないようにしましょう。
それでは、また今度〜!



<ワンポイント>

【とっぽ先(とっぺ先)】
頂上。頂点。とがった物の先端。
今回ちょっとウソです。さすがに「ピーク」は「ピーク」と言います。
正しい使いかたは、以下のとおり。
例/「長崎半島んとっぽ先は、野母崎ですばい」
   (「長崎半島の先端は、野母崎ですよ」)

【〜ごとある(〜ごたる)】
〜するようだ。〜するみたいだ。
ちなみに「余らないようだ」は「余らんごとある」
「ないようだ」は「なかごとある」になるので
余るのか余らないのか、あるのかないのか、少しわかりにくい。

【〜つらかす】
よく〜する。〜しまくる。
例/「歩いて歩いて、歩きつらかしたけん、足の痛かー」
   (「歩いて歩いて、歩きまくったから、足が痛いわ」)

【〜にっか】
〜しにくい。
例/「あん人は話しにっかって、なんか言いにっか」
   (「あの人は話しにくいって、なんだか言いにくい」)

【やんぴ】
いわゆる「えんがちょ」。
道で犬のウンコなど踏んだら、必ず言われてしまう
汚いものを避けるための、はやし言葉のようなもの。
もちろん、ウイルスなどシャットアウト出来るはずありません。

【とんこずく】
調子に乗ってはしゃぐ。

【よそわしか】
きたないの意味。
例/「うわーウンコば踏んだ」「よそわーし、やんぴ、やんぴ!」
   (「うわーウンコを踏んだ」「きたなーい、えんがちょ!」)



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