「生き生きけんこー講座・22」です。
なお、これはあくまでもナマの長崎弁を学ぶためのもので
ほんとうの健康講座ではありません。
従って、講座内容が正しいかどうかは
保証できませんので、あしからず。


皆さん、こんにちはー。
「生き生きけんこー講座」の時間です。
今日は、いまぼっくい話題になっとらす
インフルエンザに関連した、お話ばしましょう。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに
感染して起こる疾患のことです。

では、ウイルスがどげんもんかていうたら
みなさん、よう知っとんならんとじゃなかでしょうか?
結晶化すっけん、生物(しぇいぶつ)ではありません。
ばってん、増えらすけん、無生物(むしぇいぶつ)でもなかです。
ウイルスは細胞ば持たん、殻に包まれた遺伝子なのです。

《訳》
皆さん、こんにちはー。
「生き生きけんこー講座」の時間です。
今日は、いまとても話題になっている
インフルエンザに関連した、お話をしましょう。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに
感染して起こる疾患のことです。

では、ウイルスがどういったものかというと
みなさん、あまりご存知ないのではないでしょうか?
結晶化するので、生物ではありません。
ですが、増殖するので、無生物でもありません。
ウイルスは細胞を持たない、殻に包まれた遺伝子なのです。



ウイルスは生きもんの細胞に入りこんで
そん内部で、わがが持っとる遺伝子ば出します。
そして、そん生きもんの遺伝子のある
細胞の核の部分ば、乗っとってしまうとです。

遺伝子ちゅうとは
生きもんば作る、設計図んごたっもんばってん
ウイルスは、そん設計図ば
わがんもんと差しかえてしまうわけです。

そんままうっちょいとったら、ウイルスは
細胞ん中で、次々とわがん子ば作って
最後には、細胞ばうっ壊して、外へと出ていきます。
そして、そんウイルスが
ぐるりの細胞にも、同じごと広がっていって
身体が「あいたーす」てなってしまうとです。

《訳》
ウイルスは生き物の細胞に入りこんで
その内部で、自分が持っている遺伝子を出します。
そして、その生き物の遺伝子がある
細胞の核の部分を、乗っとってしまいます。

遺伝子というのは
生き物を作る、設計図のようなものですが
ウイルスは、その設計図を
自分のものと差しかえてしまうわけです。

そのまま放っておいたら、ウイルスは
細胞の中で、次々と自分の子を作り
最後には、細胞を破壊して、外へと出ていきます。
そして、そのウイルスが
まわりの細胞にも、同じように広がっていって
身体が、ダメージを受けてしまうのです。



風邪や、インフルエンザにかかった場合
発熱や咳んごたる、つらか症状の出ます。
そいがぜんぶ、ウイルスのせいかちゅうたら
じつは、そうじゃなかとです。

生きもんにはわがば守る、免疫細胞ちゅうもんがあり
そん免疫細胞が、一丸となって
ウイルスばうってうっつらかすちゅうて、ほたぶれよっけん
そんせいで熱ん出たり、こずいたりすっとです。
いわば、わがばわがで守ろうてしよる、合図なのです。

《訳》
風邪や、インフルエンザにかかった場合
発熱や咳などの、つらい症状が出ます。
それがぜんぶ、ウイルスのせいかというと
じつは、そうではありません。

生き物には自分を守る、免疫細胞というものがあり
その免疫細胞が、一丸となって
ウイルスをボコボコにしようと、大暴れしているので
そのせいで熱が出たり、咳をしたりするのです。
いわば、自分を自分で守ろうとしている、合図なのです。



インフルエンザの予防は、ぼっくい大事かことばってん
ウイルスについて、ちいとでも知識ば深うして
いたずらに冷えかぶったり、あせがったりせんごと心がけましょう。
そしたら、また今度〜!

《訳》
インフルエンザの予防は、とても大事なことですが
ウイルスについて、少しでも知識を深めて
いたずらに怖がったり、焦ったりしないように心がけましょう。
それでは、また今度〜!



<ワンポイント>

【知っとんならん】
「ご存知ない」の意味。知っとんなる(知ってらっしゃる)の否定形。
同じ意味で、知っとらす、知っとらっさん、なども使う。
例/「ねえおうち、うちのメガネどこにあるか知っとんならん?」
   (「ねえあなた、わたしのメガネどこにあるかご存知ない?」)

【うっちょく】
放置する。置いていく。
例/「そがんとこに、メガネばうっちょいとっけん無くすったい」
   (「そんなとこに、メガネを置いておくから無くすのよ」)

【うっ壊す】
ぶち壊す。破壊する。「壊れる」は「うっくえる」

【ぐるり】
まわり。周囲。
例/「こんぐるりば、ようと探してみんね」
   (「このまわりを、よく探してみなさい」)

【あいたーす】
「あっ痛い」の意味。肉体的ダメージを受けた場合以外に
失敗したときなど、精神的ダメージにも使う。
例/「あいたーす! 財布と携帯とメガネば家に忘れた!」
   (「あっしまった! 財布と携帯とメガネを家に忘れた!」)

【うってうっつらかす】
殴ってボコボコにする。

【ほたぶれる】
大暴れする。大騒ぎする。

【こずく】
咳をする。

【冷えかぶる】
ぞっとする。怖がる。焦る。

【あせがる】
焦る。あわてる。急ぐ。
例/「そがんあせがらんちゃ、財布も携帯もメガネも逃げんて」
   (「そんなに慌てなくても、財布も携帯もメガネも逃げないよ」)




【もどる】