ひさびさに「生き生きけんこー講座・20」です。
なお、これはあくまでもナマの長崎弁を学ぶためのもので
ほんとうの健康講座ではありません。
従って、講座内容が正しいかどうかは
保証できませんので、 あしからず。


皆さん、おひさしぶりでーす。
「生き生きけんこー講座」の時間です。
今日は著者がいま、一週間以上も悩まされとる
「寝ちがえ」ちゅうもんについて、ちいとお話ばします。

「寝ちがえ」は、もちろん正式な病気やけがの名称じゃなかです。

そん人に強かストレスのあって
首んにきの筋肉が、固うなっとっところに
高すぎる枕んごたっとで、へんなか格好で寝てしもうて
首の部分に負担のかかって炎症の発生してしもうたりしたら
翌朝、起きて「あいたーす、首のまわらん!」と
思わずおめいてしまうことになるわけです。

こんストレスも、仕事や人間関係んごと人それぞれですし
枕ん高さについても、人によってよかていう高さのちがいますけん
寝ちがえの要因も、人さまざまちゅうてよかでしょう。

《訳》
皆さん、おひさしぶりでーす。
「生き生きけんこー講座」の時間です。
今日は私がいま、一週間以上も悩まされている
「寝ちがえ」というものについて、ちょっとお話をします。

「寝ちがえ」は、もちろん正式な病気やけがの名称ではありません。

その人に強いストレスがあって
首のあたりの筋肉が、固くなっているところに
高すぎる枕などで、おかしな姿勢で寝てしまい
首の部分に負担がかかって炎症が発生してしまったりすると
翌朝、起きて「ああ、痛たたた、首がまわらない!」と
思わず叫んでしまうことになるわけです。

このストレスも、仕事や人間関係など人それぞれですし
枕の高さについても、人によって快適な高さがちがいますから
寝ちがえの要因も、人さまざまといってよいでしょう。


もし、寝ちがえになったて思うても
痛みばこらえて、無理に自己流のマッサージばしたり
首ばぐるぐる回してストレッチばしたりとかはしゃっちが、
せんごとしましょう。

軽か痛みやったら温(ぬく)めたほうがよかごたるばってん
ひどか痛みんときは、まず冷(つ)んとうして炎症ば鎮めて
そいから、ゆたーっと温(ぬく)めた方がよかでしょう。
うっかり先に患部ば温(ぬく)めて症状ば、長引かせた人も
おるらしかけん注意せんばです。

ばってん、寝ちがえの予防としては
首や肩まわりば、冷やさんごとすっことは大切やっけん
ふだんから、身体ば冷やさんごと心がけておきましょう。

やいとや、鍼んごた専門家にかかるとも、よかですね。
いずれにしたっちゃ、痛みのひどうして気になっときは
お医者さんや専門家の人に、早めに診てもらうごとしましょう。

《訳》
もし、寝ちがえになったと思っても
痛みをこらえて、無理に自己流のマッサージをしたり
首をぐるぐる回してストレッチをしたりなどは
絶対に、しないようにしましょう。

かるい痛みだと温(あたた)めたほうがいいようですが
ひどい痛みのときは、まず冷めたくして炎症を鎮め
それから、ゆっくり温(あたた)めた方がよいでしょう。
うっかり先に患部を温めて症状を、長引かせた人も
いるらしいので注意しなければいけません。

ですが、寝ちがえの予防としては
首や肩まわりを、冷やさないようにすることは大切なので
ふだんから、身体を冷やさないように心がけておきましょう。

お灸や、鍼などの専門家にかかるのも、よいですね。
いずれにしても、痛みがひどくて気になるときは
お医者さんや専門家の人に、早めに診てもらうようにしましょう。


行楽日和ですばい。
友だちとつんのうで、雲仙まで紅葉ば見にいこうで、 とか
そいとも、ホテルで豪華なランチばすうで、とか
そがん楽しみな朝に限って、寝ちがえば起こして
せっかく、楽しか秋ん一日んはずとにいりいりして
なんもかんもが、せからしゅうしてたまらん
……ちゅうことは、ようあります。

こいから、寒か日の続きますばってん
そがん悲しかことにならんごと
睡眠ばよう摂り、バランスのよか食事ばして
ストレスばためんごたる生活ばしましょうね。
そしたら、また今度〜!(あ、あいたーす……)

《訳》
行楽日和ですね。
友だちと連れ立って、雲仙まで紅葉を見にいこうよ、とか
それとも、ホテルで豪華なランチをしようよ、とか
そういう楽しみな朝に限って、寝ちがえを起こして
せっかく、楽しい秋の一日のはずなのにいらいらして
何もかもが、うっとおしくてたまらない
……などということは、よくあります。

これから、寒い日が続きますが
そんな悲しいことにならないよう
睡眠をよく摂り、バランスのよい食事をして
ストレスをためないような生活をしましょうね。
それでは、また今度〜!(あ、痛たたた……)


<ワンポイント>

【あいたーす!】
「あっ痛い!」というときに、長崎の人間が思わず発する言葉。
「あっしまった!」という場合にも、使われることがある。
例/「あいたーす! ちり紙ば買うてくっとば忘れた!」
  (「あっしまった! ティッシュを買ってくるのを忘れた!」)

【おめく】
叫ぶの意。ちなみに、おめくの五段活用は以下のとおりです。
おめかん・おめきます・おめく・おめくとき・おめけば・おめけ

【しゃっちが】
ぜひとも。どうしても。どうあっても。絶対。

【温(ぬく)める】
コンビニなどで弁当を買ったときに、年配の店員さんだったら
ひょっとすると、聞かれることがあるかもしれません。
「お弁当は、温(ぬく)めますか?」と。

【いりいりする】
いらいらする。

【なんもかんも】
何もかも。

【せからしか】
わずらわしい。面倒くさい。「しゃあしか」「やぜか」ともいう。




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