「生き生きけんこー講座・14」です。
なお、これはあくまでもナマの長崎弁を学ぶためのもので
ほんとうの健康講座ではありません。
従って、講座内容が正しいかどうかは
保証できませんので、 あしからず。


皆さ〜ん、元気にしとりましたか〜?
「生き生きけんこー講座」の時間ですばい。
むかしから「春眠、暁を覚えず」と、いわれとります。

なして春は、こがんねぶ(眠)たかとか〜、て申しますと
ぽかぽかと、気持ちんよかともありますが
そがん気候の変化に、自律神経の対応できんごとなっとって
身体ん中のバランスの、うっこわれとるせいでもあっとですね。
そがんわけで
今回は「よか睡眠」について、お話してみようて思います。

《訳》
皆さ〜ん、元気にしてましたか〜?
「生き生きけんこー講座」の時間ですよ。
むかしから「春眠、暁を覚えず」と、いわれています。

どうして春は、こんなに眠いのか、と申しますと
ぽかぽかと、気持ちがいいのもありますが
そんな気候の変化に、自律神経が対応できなくなっていて
身体の中のバランスが、くずれているせいでもあるんですね。
そういうわけで
今回は「いい睡眠」について、お話してみようと思います。



睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の、2種類があります。

脳の休むとが「ノンレム睡眠」。
寝たばっかいんときに、深かノンレム睡眠になって
朝方になると、そん眠りはしだいにあそ(浅)うなっていきます。

「レム睡眠」は、身体は休んどっとに、脳は起きとるごたっ状態で
夢ば見よっとは、たいがいこがんときです。

寝るとまず、ノンレム睡眠。そんあとレム睡眠がきます。
こん1しぇットが、およそ90分ぐらいです。
こいが一晩に4〜6しぇット、くり返さるっとです。

最初のノンレム睡眠のときに、疲労回復や
しぇいちょう(成長)ホルモンの分泌の、うながさるっけん
眠りは、最初の90分が大切かとばい、ていわれとります。

《訳》
睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の、2種類があります。

脳が休むのが「ノンレム睡眠」。
寝たばかりのときに、深いノンレム睡眠になって
朝方になると、その眠りはしだいに浅くなっていきます。

「レム睡眠」は、身体は休んでいるのに、脳は起きているような状態で
夢を見ているのは、だいたいこんなときです。

寝るとまず、ノンレム睡眠。そのあとレム睡眠が訪れます。
この1セットが、およそ90分ぐらいです。
これが一晩に4〜6セット、くり返されるのです。

最初のノンレム睡眠のときに、疲労回復や
成長ホルモンの分泌が、うながされるので
眠りは、最初の90分が大切なのだ、といわれています。



さて「よか眠り」のコツは

・朝は、しっかり起きる。
 午前中に太陽ば浴びて、でくっしこ活動的になりましょう。
 適度の運動と、バランスよか食事ば心がけましょう。

・寝室ん環境ばととのえる。
 室温は、夏25℃、冬18℃ぐらいが快適です。
 布団やシーツも、きれかごとして
 照明も、まぶしすぎんごとしましょう。

・寝る前に、コーヒーやタバコんごたっとば摂らん。
 お酒も眠りば浅うして、夜中に目ん覚むっ原因になったりします。
 軽か読書や、ぬるめのお風呂、ストレッチ、アロマんごたっとで
 心身ともに、リラックスしましょう。

・無理に寝(ぬ)ってせん。
 「ああ眠れん、どげんしゅー」て、あせがればあせがるしこ
 なおさら、寝れんごとなってしまいます。

《訳》
さて「いい眠り」のコツは

・朝は、しっかり起きる。
 午前中に太陽を浴びて、できるだけ活動的になりましょう。
 適度な運動と、バランスよい食事を心がけましょう。

・寝室の環境をととのえる。
 室温は、夏25℃、冬18℃ぐらいが快適です。
 布団やシーツも、きれいにして
 照明も、まぶしすぎないようにしましょう。

・寝る前に、コーヒーやタバコなどを摂らない。
 お酒も眠りを浅くして、夜中に目が覚める原因になったりします。
 軽い読書や、ぬるめのお風呂、ストレッチ、アロマなどで
 心身ともに、リラックスしましょう。

・無理に寝ようとしない。
 「ああ眠れない、どうしよう」と、あせればあせるほど
 なおさら、寝られなくなってしまいます。



「睡眠は、一日8時間」と、いわれとりますが
実は、医学的な根拠はありましぇん。

眠りには、個人差のあって
たとえ眠りのすく(少)のうしたっちゃ、健康に害のなか人もおります。
もちろん、よけしこ寝たほうがよか人は、よけしこ寝て下さい。

いずれにしろ、眠りは元気の源です。
毎晩、ゆっくりぬ(寝)っごとしましょうで!

《訳》
「睡眠は、一日8時間」と、いわれていますが
実は、医学的な根拠はありません。

眠りには、個人差があって
たとえ眠りが少なくても、健康に害のない人もいます。
もちろん、たくさん寝たほうがいい人は、たくさん寝て下さい。

いずれにしろ、眠りは元気の源です。
毎晩、ゆっくり寝るようにしましょうね!



<ワンポイント>

【眠(ねぶ)たか】
眠い。古語の「眠(ねぶ)たい」が、現在でも残っているかたちである。
例/「(犬に)あらペロちゃんねぶたかと。ねぶたかとねぶたかと〜」
 (「(犬に)あらペロちゃん眠いの。眠いの眠いの〜」)

【寝(ぬ)っ】
寝る。これも古語かと思ったが、どうやらそうではないようす。
例/「もう寝(ぬ)っぞ」(「もう寝るぞ」)
  「もう寝(ぬ)ーでー」(「もう寝ようよー」)

【寝れん】
寝られない。
「ら抜き言葉」は、東海・中部・東北・西日本などでは
方言として、ひんぱんに使用されている。
例/「ああ、やかましゅうして寝れーーん!」
 (「ああ、やかましくって寝られなーーい!」)


次回へつづく…

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