世界の中心で、愛ばおめく
《訳》
世界の中心で、愛をさけぶ (本・映画のタイトル)
「どこば見よっとへ〜!」
《訳》
「どこ見てんのよ〜!」 (青木さやかのギャグ)
「うったたいたね、2度もうったたいた。
親父にさえ、うったたかれたことなかったとに」
《訳》
「ぶったね、2度もぶった。
親父にさえ、ぶたれたことなかったのに」 (マンガ「機動戦士ガンダム」より)
「おうちは、牡丹じゃのうしてぶたたい」
《訳》
「おまえは、牡丹じゃなくてぶたよ」 (ドラマ「牡丹と薔薇」より)
「ぼっくい気持ちんよかー!」
《訳》
「チョー気持ちいい!」 (2004流行語大賞より)
「はよう人間になりたか〜!」
《訳》
「はやく人間になりた〜い!」 (マンガ「妖怪人間ベム」より)
「あせがらん、あせがらん。一休み、一休み」
《訳》
「あわてない、あわてない。一休み、一休み」 (マンガ「一休さん」より)
「ポラリス、見つけゆっですか?
帰り道、迷わんで行きゆっですね、時んながれたっちゃ」
《訳》
「ポラリス、見つけられますか?
帰り道、迷わずたどり着けますね、時がながれても」 (韓国ドラマ「冬のソナタ」より)
いま会いにくっけん
《訳》
いま会いに行きます (映画のタイトル)
<ワンポイント>
【うったたく】
ぶつ。なぐる。「うったく」とも言う。
例/「よくもわたしをだましたわね。うったいてやる!」
(「よくもわたしをだましたわね。訴えてやる!」←まちがい)
【ぼっくい】
「ものすごく」という意味の方言は、世代別で微妙にちがう。
「超」というニュアンスからすれば、やはり「ぼっくい」より
若者がおもに使っている「ばり」「いじ」という表現の方が
ふさわしいかもしれないのだが
もはや、若年層ではない筆者(問い合わせ不可)にしてみれば
かなりの抵抗があって…使えない。
【あせがる】
あわてる。あせる。
例/「そがんあせがって食べんちゃよかたい」
(「そんなにあせって食べなくてもいいじゃない」)
【くる、きます】
一見、何がちがうのか、わからない方もおられるだろうが
長崎弁の場合「(そちらに)いきます」を「(そちらに)きます」
と、相手側の立場にたって表現することが多い。
「くっけん(くるけん)」は「く(来)る」に長崎弁の「けん」がついたもの。
他県の人はこれには相当とまどうらしい。
自分で、標準語だと思って、すましてしゃべっておっても
こんなところでポロリと出るので、要注意。
次回へつづく… |