皆さ〜ん、元気にしとりましたか〜?
「生き生きけんこー講座」ん時間ですばい。
今回は、現代人の悩み。あの、かいかかいか「水虫」について
お話ししていきたかて、思っとりま〜す。
《訳》
皆さ〜ん、元気にしてましたか〜?
「生き生きけんこー講座」の時間ですよ。
今回は、現代人の悩み。あの、かゆいかゆい「水虫」について
お話ししていきたいと、思っていま〜す。
水虫は、白癬菌(はくしぇんきん)という、かびの一種で
皮膚のいちばん外側の、角質層に寄生しとります。
水虫のでくっ場所は、足だけてはかぎりません。
頭や身体にも、でくっ可能性のあります。
白癬菌の、寄生すっ場所によって、俗称のあるとです。
頭にでくっとは「しらくも」。
身体にでくっとは「タムシ」。
そん形の、銭に似とるけんが「ゼニタムシ」ていわれよります。
陰股部や、臀部にでくっとは、ご存じ「インキンタムシ」。
そして、爪にでくる「爪水虫」。治療にぼっくい苦労する水虫です。
《訳》
水虫は、白癬菌(はくせんきん)という、かびの一種で
皮膚のいちばん外側の、角質層に寄生しています。
水虫ができる場所は、足だけとはかぎりません。
頭や身体にも、できる可能性があります。
白癬菌が、寄生する場所によって、俗称があります。
頭にできるのは「しらくも」。
身体にできるのは「タムシ」。
その形が、銭に似ているので「ゼニタムシ」といわれています。
陰股部や、臀部にできるのは、ご存じ「インキンタムシ」。
そして、爪にできる「爪水虫」。治療にたいへん苦労する水虫です。
白癬菌は、よそわしかもんば好み、また
温度15℃以上、湿度70%以上になると、ほたぶれるていわれとります。
冬場んごと、気温も低うして、乾燥しとる状態では
なりばひそめとりますが
春先から夏にかけて、高温で、ジメジメしてくると
どんどん、どんどん増殖して、患部ば悪化さすっとです。
角質層は、外部の刺激や雑菌から
身体ば守るために、ぼっくい強固にできとります。
いったんそこに、白癬菌の棲みつくと、薬のしょみにっかけん
いっちょん死滅せんとです。しかも、白癬菌の生命力はつようして
はがれ落ちた皮膚の、破片の中でん生きとらす、といわれるほどです。
おうじょうすっごたことに、水虫は感染します。
はがれ落ちた角質層には、白癬菌の生きたまま残っとります。
こいば、ほかん人のはだしで踏んつらかしたり
足ふきマットやスリッパばおもやいしたら、そいで、うつることがあります。
家族に、水虫の人のおらす場合は、要注意です。
《訳》
白癬菌は、きたないものを好み、また
温度15℃以上、湿度70%以上になると、暴れだすといわれています。
冬場のように、気温も低く、乾燥している状態では
なりをひそめていますが
春先から夏にかけて、高温で、ジメジメしてくると
どんどん、どんどん増殖して、患部を悪化させるのです。
角質層は、外部の刺激や雑菌から
身体を守るために、たいへん強固にできています。
いったんそこに、白癬菌が棲みつくと、薬が浸透しにくいため
なかなか死滅しないのです。しかも、白癬菌の生命力はつよく
はがれ落ちた皮膚の、破片の中でも生きている、といわれるほどです。
困ったことに、水虫は感染します。
はがれ落ちた角質層には、白癬菌が生きたまま残っています。
これを、ほかの人がはだしで踏みつけたり
足ふきマットやスリッパを共用すると、それで、うつることがあります。
家族に、水虫の人がいる場合は、要注意です。
では、日常生活で気ぃつけんばつまらんことば、まとめました。
・まずは、水虫患者本人の治療です。
効果の高っか薬ば、少なくとも2か月以上は続けましょう。
はじめは熱心に治療しよんなっとの、かいかとの消えたらサボりがちになりますが
そいは、つまらんです。大切かとは「根気」です。
・帰宅ばしたら、足ば洗う習慣ばつけましょう。
残った水分は、よう拭きとって
靴下や履きものも、すーすーすっ素材のもんば選びましょう。
・家にひそむ白癬菌ば、でくっしこ減らしましょう。
洗面所、脱衣所んごたっとこの水回りや、スリッパ、寝具などは
いつもきれかごとして、乾燥させておきましょう。
《訳》
では、日常生活で気をつけなくてはならないことを、まとめました。
・まずは、水虫患者本人の治療です。
効果の高い水虫薬を、少なくとも2か月以上は続けましょう。
はじめは熱心に治療しているのが、かゆみが消えるとサボりがちになりますが
それでは、ダメです。大切なのは「根気」です。
・帰宅したら、足を洗う習慣をつけましょう。
残った水分は、よく拭きとり
靴下や履きものも、通気性のよい素材のものを選びましょう。
・家にひそむ白癬菌を、できるだけ減らしましょう。
洗面所、脱衣所などの水回りや、スリッパ、寝具などは
いつもきれいにして、乾燥させておきましょう。
水虫は、しぶとうして、再発しやすか病気です。
こいつとのたたかいには、なによりも根気が重要かとです。
…わたしも、負けんごと、がんばろうて思いま〜す。
それでは、また来月。さようなら〜。 《訳》
水虫は、しぶとく、再発しやすい病気です。
こいつとのたたかいには、なによりも根気が重要なのです。
…わたしも、負けないように、がんばろうと思いま〜す。
それでは、また来月。さようなら〜。
< ワンポイント>
【かいか】
かゆい。
例/「あーもーかいか。蚊(かー)にかまれたとこんかいか」
(「ああもうかゆい。蚊にかまれたとこがかゆい」)
【ほたぶれる】
暴れる。さわぐ。「ほたえる」ともいう。
【〜せんばつまらん】
〜しなくてはならない。「〜したらつまらん」は「〜してはならない」。
例/「つまらん例ば、出したらつまらん」
(「つまらない例を、出してはならない」)
次回へつづく… |