町にあふれる音には、この町の歴史や、今に息づく祭り、人々の暮らしぶりなどの魅力がつまっている。初めて長崎を訪れた人は、さぞかし小さい町だと思うことだろう。駅前大通りでさえ、片側4車線が最大。その上、坂の町を縦横無尽に走り回るバスや、車道の中心を走る路面電車で道はうめ尽くされている。長崎駅前周辺に降り立った観光客が最初に感じる印象通り、確かに長崎は小さな町だ。だが、小さい=凝縮しているともいえる。今回は、目で見る小ささの中に潜む長崎の豊かな資源、大きな宝物を、音を頼りに巡ってみたい。
ズバリ!今回のテーマは 「長崎の“音”巡り」なのだ
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