道(どう)という字には精神、心という意味がある。
レリーフ裏の「長崎への道」はまさにクリスチャンの信仰のシンボル。
1957年1月4日、京都を発って2月5日に長崎に到着するまで歩き続けた二十六聖人の苦しい旅と英雄的精神とを表現したものだ(今井兼次作)。
入口の方右上に出発点である「きょうと」の文字、その下にある26個のぶどうの実は、聖書に示されたシンボルで、神様に命を捧げた二十六人の犠牲を表現しているのだとか。
ちなみに黒い線が道、左下にある十字架の上にはすり鉢があり、ぶどうをするとキリストの血を示す葡萄酒(ワイン)になる…ほかにもそれぞれに意味があり、とても興味深い作品となっている。
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