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寛永元年(1624)唐津の僧・誓誉が草庵を結んで開蒼庵としていたが、後に一寺を建て浄安寺の寺号を得た。
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藤島秀孝さん |
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寺町を巡っていると、お地蔵様にもいろんな顔があることに気付いてついつい「カワイイ」「コワッ」「ノーマル」などと分類してしまうようになる。
そんな中浄安寺で見つけた二体のお地蔵様の人懐っこさはピカイチ。
空を仰ぎ見る地蔵の隣によそ見する地蔵。
何を思ってらっしゃるのやら。
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●取材メモ1「7、8人であげた!?
巨大バラモン」 |
本堂の天井に巨大な婆羅門(バラモン)発見。
なんでも、長崎のハタの一種・婆羅門の言葉には、「梵天」つまりは寂静清浄の天界という意味があるらしいが、この婆羅門は昔(天明年間・1780年頃)無類のハタ好きだった13代住誉邦和尚によって作られたものの複製だとか(本物はさすがに200年以上の時を経て破損が激しいらしい)。 |
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高さ4m5B、幅2m36Bの巨大婆羅門は、風頭などの山で7、8人であげたと言われているが、この大きさ、遠くから観ても迫力満点に違いない。ひとこと声をかけると見せてもらえる。 |
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白塗りの怪し気な獅子と竜に目を奪われる。
シンプルな造りのお堂にこのハデな彫刻はミスマッチのようでもあり、長崎らしくもあり。 |
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浄安寺の山門は上に梵鐘がある珍しい造り。
もちろん寺町では唯一のもの。寺町を歩いていると、それぞれの山門にも個性が溢れていることに気づき、結構楽しめる。
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