長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2024年08月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市内における17:00から22:00の遮光カーテン及び各企業でのブラインドの使用自粛について】
長崎市内における17:00から22:00の遮光カーテン及び各企業でのブラインドの使用自粛について
久しぶりに稲佐山に登ったところ夜景が記憶よりもショボくてガッカリした。
人口や残業する企業が減ったことにより、物理的に灯の数が減っているという点もあるかとは思うが、市内に降りたところ各家庭から漏れる光というものが遮光カーテンによりほとんど無く、マンションの廊下の灯りくらいしかないように感じた。
必要以上の灯を灯すことは環境問題として難しいかもしれないが、長崎市として夜景を売りにするのであれば、生活に伴う光を外に漏らしてもらうようにお願いすることはできるのではないか。
住民が協力しない限り人口が減っている長崎で夜景の維持はできはできない。
そのため、罰則は設けなくても景観にかかる条例として光を外に漏らすように定め、住民に自分たちが夜景を作っているのだという自覚を持たせることで、自分たちが暮らす街の魅力を維持できるのではないか。

【2024年08月30日回答】

回答 【景観推進室】
 近年、斜面市街地に暮らす住民の高齢化や車が入らないことなど生活不便の改善を理由に、斜面地から平坦地への移住が増加傾向にあり、このことが空き家や空き地の原因ともなっています。
 また、稲佐山から見る夜景のうち斜面市街地においては、家屋等の生活の明りは勿論のこと、防犯灯や道路照明といった公共の街灯は特に重要な要素となっています。
 ご意見にもありますとおり、最近では防犯上やプライバシー保持を目的に遮光カーテンの使用が多く、屋外へ漏れる生活の明かりが少なくなってきています。
 長崎市では、以前は夜間照明に関する決まりがなく、ただ明るければ良いという整備が行われていました。しかし、平成29年に策定した「環長崎港夜間景観向上基本計画」では、夜でも「まちなか」などを楽しく散策できよう「中近景の夜間景観づくり」と、稲佐山などから見る「遠景の夜景みがき」をコンセプトに、素材を活かした落ち着いた夜景づくりを産学官連携で進めています。その成果としては世界新三大夜景の認定や都市景観大賞の受賞などでも知られ、広く世間に評価されております。
 ご提案いただきました「夜の時間帯にカーテンや企業のブラインドの使用自粛」につきましては、防犯上や個人のプライバシー侵害に関わることなどで罰則はなしとしても、条例化は非常に難しいと考えていますので、ご理解いただきますよう宜しくお願いいたします。 
関係所属 景観推進室  【直通番号】:095-829-1177】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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