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更新日:2020年10月1日 ページID:005812
ガンバ(有明海)、フク、マフグ(下関)、ゲンカイフグ(北九州)
延縄、定置網、底曳網
日本近海に生息するフグと名の付く魚は30種類ほどいる。その中でも代表的なのがこのトラフグ。フグ刺しは独特の歯ごたえと旨味があいまって美味。玉にキズなのは、毒を持つことで中毒が後をたたない。卵巣、肝臓に強毒、腸にも弱毒を持つ。皮膚と精巣、肉は無毒。卵に毒が多いのは、外敵からそれらを守り、種族を維持するためだろう。
全長70センチメートルに達する。沿岸から沖合の砂泥域に生息する。産卵期は春から初夏。寿命は10年程と推測される。昭和30年代から人工種苗生産が始まり、昭和60年代に西日本を中心に養殖が盛んに行われるようになった。
室蘭以南の太平洋、日本海、東シナ海、朝鮮半島西岸、黄海
冬が旬。肉は白身で美味。必ずフグ調理師免許をもっている者がさばかなければならない。フグ刺しは、薄づくりにし、十分かみきれるほどの適度な歯ごたえとあっさりした旨味とがあいまって、大変おいしくいただける。鍋物、唐揚げ、ひれ酒によい。
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