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気をつけましょう!【話題になっている感染症】

更新日:2019年10月7日 ページID:026081

百日咳について

2019年1月から9月29日までの県内における百日咳の患者数は、2019年10月3日現在41名となっており、そのうち長崎市では7名発生しています。
百日咳は、風邪のような症状から始まり、乳児(特に新生児や乳児早期)では重篤化する恐れがあるため、早期に受診して治療を開始することが大切です。

百日咳とは

百日咳は、特有の激しいけいれん性の咳が頻発する急性呼吸器感染症です。

感染経路

咳やくしゃみの飛沫に含まれる百日咳菌が気道に感染して発病します。

潜伏期間

5~10日間とされています。

症状について

鼻汁、乾いた咳、眼の結膜充血、微熱など、風邪のような症状が現れて発病します。典型的な症状は顔を真っ赤にしてコンコンと激しく発作性に咳込み、最後にヒューと音を立てて息を吸う発作とされています。

予防策

発症初期の感染力が最大とされていますので、マスクの着用やせっけんと流水による正しい手洗いなどの予防行動を徹底しましょう。また、定期接種の対象は生後3ヶ月から90ヶ月までとなっています。予防接種が済んでいない乳幼児は、人の集まる場所を避け、早めの接種をお勧めします。

ekao-ng.jp/know/yobou/teiki-yobou/ (新しいウィンドウで開きます:長崎市子育て応援情報サイト「イーカオ」定期予防接種のページへ)

手足口病について

手足口病とは

手足口病については、第23週(令和元年6月3日~6月9日)時点において、全国の小児科定点からの患者の届出数が、過去20年間で最も多く、今後の動向に注意が必要な状況となっています。手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる病気です。子どもを中心に夏に流行します。例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。

感染経路

感染した患者の病原体を含んだ唾液が、咳やくしゃみによって飛び散り、そのしぶきを吸い込むことでの感染(飛沫感染)、病原体を直接手で触ることでの感染(接触感染)、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)があります。

潜伏期間

3日から5日程度です。

症状について

口の中、手のひら、足底や足背などに2~3ミリメートルの水疱性発疹が出ます。発熱は約1/3にみられますが、あまり高くないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。

予防策

一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。特におむつを交換する時には、しっかりと手洗いをしてください。手洗いは、流水と石けんで十分に行ってください。また、タオルの共用はしないようにしましょう。

症状が出たときは

手足口病は基本的には軽い症状の病気であり、経過観察を含め症状に応じた治療となります。まれに、髄膜炎や脳炎などの合併症などが起こる場合があるため、高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速く息苦しそう、水分が取れずおしっこがでない、ぐったりしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

その他詳しい内容(関連リンク)
手足口病に関するQ&A(厚生労働省)

腸管出血性大腸菌感染症について

腸管出血性大腸菌感染症とは

長崎市では、令和元年5月22日に今年初めての腸管出血性大腸菌感染症が発生しました。大腸菌は生活環境にありふれた細菌ですが、大腸菌の中でも毒素を産生して、出血を伴う腸炎や血便、下痢等を引き起こす細菌が腸管出血性大腸菌です。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では発症リスクが高い感染症です。

〈長崎市における近年の腸管出血性大腸菌感染症患者発生状況〉 ※令和元年5月23日時点

菌 型

O157

O26

O111他

合 計

年 別

件 数

患者数

件 数

患者数

件 数

患者数

件 数

患者数

平成29年

2

2

1

1

0

0

3

3

平成30年

2

2

0

0

0

0

2

2

平成31年・令和元年

2

2

0

0

0

0

2

2

感染源

加熱不十分な肉類、未消毒の井戸水、漬物、不衛生な生野菜等があります。

感染経路

菌に汚染された飲食物を食べることや、保菌者の便で汚染された場所に触れた手指を介して、口から菌が入ることで感染します。

潜伏期間

2日から7日程度です。

症状について

下痢、血便、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、腹痛があります。便は水様性下痢から粘血便、鮮血に近い便が見られることもあります。合併症として溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症すると、腎臓や脳などに後遺症を残す恐れがあります。

予防策

調理や食事の前、トイレ・オムツ交換のあとは石鹸で手洗いしましょう。
肉、魚、野菜などの食品は十分に加熱しましょう。(75度、1分以上が目安です。)
生肉を扱った箸で、他の食品を扱わないようにしましょう。焼肉はトングで加熱し、焼けた肉は箸でつかみましょう。
サラダ等の生野菜や調理品はすぐに食べましょう。保管する場合は冷蔵にし、再加熱して食べましょう。
台所、まな板、包丁などは熱湯消毒をしましょう。

症状が出たときは

血便に気づいたらすぐに受診し、自己判断で下痢止めは飲まないようにしましょう。
下痢症状があるときは、入浴を控えるか、シャワー浴または最後に入浴するようにしましょう。また、プールや共同浴場の利用は避けましょう。
家族内であってもタオルの共有は避けましょう。

その他詳しい内容(関連リンク)
腸管出血性大腸菌の予防(長崎県医療政策課)(新しいウィンドウで開きます)
腸管出血性大腸菌とは(国立感染症研究所)(新しいウィンドウで開きます)
腸管出血性大腸菌Q&A(厚生労働省)(新しいウィンドウで開きます)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

SFTSとは

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、最近になってその存在が知られるようになった、ダニが媒介する新しいウイルス感染症です。長崎市内においても症例が確認されています。SFTSは春~秋にかけて患者数が増加しますので、適切な予防策をとるようにしましょう。

<本市における重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生状況>R元年7月31日時点

H27 H28 H29 H30 H31/R元
長崎市 1 2 1 2 1
長崎県 2 2 11 4 7
全国 60 60 90 77 60

感染経路

人にはウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。

潜伏期間

潜伏期間は、マダニに咬まれてから6日~2週間程度です。

症状

主に発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。

予防方法

マダニに咬まれないように気をつけることが重要です。

1 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくしましょう。

2 屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。

3 マダニに吸血された場合には、皮膚科などを受診してマダニを除去してもらいましょう。

4 動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝ることなど)は控えましょう。

5 動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。

6 動物のマダニは適切に駆除しましょう。飼育している動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診しましょう。

7 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けましょう。

8 体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態、また動物との接触状況についても医師に伝えましょう。

※ なお、マダニによる感染症は、日本紅斑熱などもありますので、マダニに咬まれないように注意しましょう。

その他詳しい内容(関連リンク)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省)
重症熱性血小板減少症候群に関するQ&A(厚生労働省)
マダニ対策、今できること(国立感染症研究所)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(国立感染症研究所)
ダニ媒介性感染症(長崎県医療政策課)

ジカウイルス感染症について

ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
海外の流行地において、蚊に刺されてから数日後に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。
海外の流行地へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。

妊婦と妊娠の可能性のある女性の方へ

妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症との関連が示唆されていることから、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地への渡航を控えてください。
※世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。

流行地から帰国された方へ

性行為により、男性から女性パートナーへ、女性から男性パートナーへの感染事例が少数ながら報告されています。
世界保健機関(WHO)は、 流行地から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、帰国後少なくとも6か月間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えることを推奨しています。

その他詳しい内容(関連リンク)

デング熱・チクングニア熱について

デング熱は東南アジア等において流行が報告されています。チクングニア熱については、これまで国内感染症例は報告されていませんが、2019年6月以降ミャンマーが感染地域と推定される輸入症例が3年ぶりに複数例報告されています。

デング熱・チクングニア熱とは

デング熱・チクングニア熱は、蚊(主にネッタイシマカとヒトスジシマカ)が媒介するウイルス感染症です。ヒトからヒトへ感染することはありません。

感染経路

患者の血液を吸った蚊を媒介して他の人に感染します。

潜伏期間

デング熱の潜伏期間は、2日から14日(通常3日から7日)程度です。また、チクングニア熱の潜伏期間は3日から12日(通常3日から7日)です。

症状

デング熱については、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感が主症状であり、上気道症状、消火器症状を呈することもあります。発熱は、2日から7日間続くことが多く、皮膚の発疹を伴うことも多いです。ごく稀に重症化し、発熱後、ショックと出血傾向等の症状が出現することもあります。

チクングニア熱については、発熱、関節炎、発疹がみられます。関節の痛みは、手首、足首、指、膝、肘、肩などに現れます。結膜炎や神経系の症状もみられます。出血しやすくなることもあります。死に至ることは稀ですが、関節の痛みが月単位、年単位で続くことがあります。

その他詳しい内容(関連リンク)
デング熱について(厚生労働省)
デング熱とは(国立感染症研究所)
デング熱の発生状況-西太平洋地域(FORTH)
チクングニア熱について(厚生労働省)
チクングニア熱とは(国立感染症研究所)
ミャンマーからの輸入例として報告されたチクングニア熱の増加に関する情報(FORTH)

2019蚊マダニポスター

麻しんについて

H30年3月沖縄県で麻しん患者が発生し、接触者と思わる方から、麻しんの発症事例がみられています。麻しん予防のためにはワクチン接種が有効ですので、未接種の方は、予防接種をお早めにご検討ください。

麻しん(はしか)とは

感染経路

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。

潜伏期間

感染から10~12日間

症状

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。

予防策

麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんワクチンが有効な予防法です。最近は成人の麻しん患者の割合が増加しています。定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴や接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。

麻しんについて(厚生労働省ホームページ)

予防接種医療機関一覧(乳幼児むけ 長崎市ホームページ)

乳児ボツリヌス症にご注意ください(1歳未満のお子様と接する方へ)

1歳未満の乳児がハチミツを含む離乳食を原因とした乳児ボツリヌス症により死亡する例が

東京都で起きました。1歳未満のお子様と接する方は、以下にご注意ください。

乳児ボツリヌス症とは

乳児ボツリヌス症は、ボツリヌス毒素を産生する菌の芽胞が混入した食品を摂取した乳児の腸内で、菌が発芽増殖し、毒素を産生することによって発症する。 症状としては、便秘、哺乳力不良、筋力低下、呼吸困難などが出現し、重症患者では死亡する場合がある。

予防法

1歳未満の乳児では、腸内環境が不安定なため、ボツリヌス菌感染に対する抵抗力が低いことから、ハチミツを含む食品を与えないようにすること。

ハチミツを与えるのは1歳すぎてから(新しいウィンドウで開きます)(厚生労働省)

妊娠期は鳥との接触にご注意ください(オウム病への注意喚起)

オウム病は毎年数十人の感染報告がある病気ですが、高齢者や妊婦等、免疫力が低下している方に重症例もみられています。国内でも初めて妊婦の死亡例が報告されました。妊娠中は鳥を含むペットとの密接な接触は避けるとともに、以下の点にご留意ください。 (参考:動物由来感染症ハンドブック2017より)

病気の特徴

突然の発熱(38度以上)で発症し、咳や痰を伴う。全身倦怠感・食欲不振・筋肉痛・関節痛・頭痛等のほか、呼吸困難・意識障害等をおこすなど、重症例では死亡する場合もあり。

感染経路・感染状況

インコ、オウム、ハト等の糞に含まれる菌を吸い込んだり、口移しでエサを与えることによっても感染する。2005年には、国内の動物展示施設で従業員や来場者の間で集団感染が起きている。

予防法

・妊娠期は鳥などペットとの密接な接触をさける。

・鳥の世話をした後は、手洗い、うがいをする。

・口移しでエサを与えない等、節度ある接し方を心がける。

・鳥を飼っている人が長引く咳や息苦しさ等の症状を感じたら、受診の際に、鳥を飼っていることを医師に伝える。

脳脊髄液減少症とは

「脳脊髄液減少症」とは、交通事故やスポーツ外傷など、身体への衝撃が原因で脊髄の硬膜が破れ、脳脊髄液が漏れ出し、減少することにより頭痛、めまいなどさまざまな症状がでる疾患と考えられていますが、現時点では、診断・治療法が確立されていないため、国において研究が進められています。
なお、「脳脊髄液減少症」のうち「脳脊髄液漏出症」については、「硬膜外自家血注入療法(いわゆるブラッドパッチ療法)」が先進医療として認められました。

主な症状

頭痛、頸部痛、めまい、吐き気、倦怠感、不眠、記憶障害など

「脳脊髄液減少症」診療可能医療機関

診療が可能な医療機関について、長崎県のホームページに掲載されています。診療可能医療機関一覧(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。

お問い合わせ・ご相談

長崎市地域保健課
電話番号(直通) 095-829-1153

お問い合わせ先

市民健康部 地域保健課 

電話番号:095-829-1153

ファックス番号:095-829-1221

住所:長崎市桜町6-3(別館3階)

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