ここから本文です。
更新日:2018年8月31日 ページID:031632
長崎市内で、長年使用されているコンデンサ(低圧進相コンデンサ)から発火する火災が発生しました。
コンデンサから出火する火災は6月から8月にかけて多く発生しています。
この季節は、梅雨による湿度の上昇や気温の上昇などによって、コンデンサの絶縁劣化が進み、火災が多く発生していると推測されます。
また、経年劣化しても動かなくなる等の症状が起きず、通電状態であれば夜間などでも発生し延焼拡大の恐れがあります。
多くは、まち工場や店舗の配電盤に設置されているものです。 他県の消防本部では、コンデンサから火災になり死者も発生しています。
電圧200V~600Vで受電している工場や飲食店等でモーターを稼働する設備や店舗の業務用冷蔵庫等の消費電力を抑える機器として、1940年(昭和15年) 頃から配電盤に設置され「低圧進相コンデンサ」と呼ばれています。
(1)機器を使用しない時はメインブレーカーを切り、「低圧進相コンデンサ」に電圧がかからないようにしましょう。
(2)特に、昭和50年(1975年)以前に製造された製品には『保安装置』が内蔵されていないため被害が拡大する危険があるので使用の停止や交換することが必要です。
(3)設置から概ね10年以上経過したものは、専門業者による点検を受け、計画的に交換することが推奨されます。
より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く